ブカヨ・サカの試合前コメント「(エドゥ辞任)過剰反応はしないこと」
最近すっかりキャプテンも板についてきたブカちゃんの会見。AFC公式サイトより。
(エドゥについて……)
サカ:そうだね、ぼくらは知らなかったけど、エドゥがクラブにしてくれたことはみんなが知っているし、彼はトップ、トップパーソンだった。いまはただ彼のこれからの幸運を祈りたい。
彼はこの変革のなかにいて、ぼくらを最高のステイジでパフォームできるよう戻してくれた。だから、ぼくらは彼に感謝しているし、彼の活躍を祈りたい。
(サン・シーロでのプレイについて……)
ぼくにとってはビッグゲイムであり、いつもビッグアトモスフィアがある。プレッシャーもインテンシティもあるよ。ぼくは自分のベストが引き出されると感じているし、楽しみ。
(信念を維持することの重要性……)
ぼくは「何を観ているかではなく、何を信じるか」という言葉に従って生きている。でも同時に、盲目的にならないことも重要だ。
この場合、それは盲目的に信じるということではなく、自分たちのスクワッドのクオリティ、選手たちを観るんだ。それにまだ11月だし。だから、自分がなにか信念を失ったとかは思わないし、更衣室にもそんなものどこにもいない。
(キャプテンでいること……)
キャプテンのアームバンドをつけているのはすごく光栄だ。毎回、それを当たり前のことだとは思わないようにしている。もちろん、あなたの云うように、チームのなかでのぼくの役割はすごく大きくなっている。
ぼくはチームのためにステップアップしなきゃいけないし、もっとリーダーにならないと。でもぼくはそれを喜んでやるし、ベストを尽くす。できることはなんでもやるよ。
(リーダーとしてチームに話すこともある?……)
ノー。必要ならやると思うけど、もしぼくがそれが必要だと感じたらだ。しかし、ぼくが思うのはあまり過剰に反応しないことだ。もちろん、クラブの周辺にはたくさんの雑音もあるし、ぼくらは2試合敗けて1試合引き分けた。でも同時に、落ち着いていることがだいじなんだ。とかくパニックやケイオスを生み出そうとされるけど、落ち着くこと。
いまそれが必要になっているとは思わないけど。ぼくはただ自分のできるやりかたでチームを助けるだけ。そし、もしその必要があるのなら、ぼくは間違いなくやる。
(どの選手に影響を受けた? キミはどんなタイプのキャプテン?……)
まず云っておくけど、ぼくはキャプテンじゃないから。マーティンがいまもキャプテン。ぼくはリーダーシップグループのひとりというだけで、ぼくがアームバンドを着けるのは彼がいないとき。彼はもう戻ったから、チームにはビッグブーストになるだろう。
でも、ぼくはアームバンドを着けるときは、ぼくも模範になってリードするようにしている。チームトークのなかでなにか話さなきゃいけないときは、ぼくもしゃべる。自分の役割を果たすということ。
(CLとPLとのパフォーマンスの違い……)
今シーズンはCLでとてもうまくやっていると感じている。まだ無敗というとてもいい記録もあるし、明日の夜もそれをつづけるつもり。ぼくらにできるのはそれだから。
(ミケルにはいつもプレイしたいと伝えている?……)
そうだね。すごく話している! ぼくはただフットボールを愛してるから。フットボールに生きて、家に帰ってもフットボールをたくさん観るし。いつも頭のなかにそれがある。
ぼくは、どの試合でも使ってもらえるように、いつでも自分の身体のことは気をつけている。だから、ぼくが遠征に行くときは、プレイできるし、プレイしたい。それがぼくのマインドセット。
(あこがれのイタリア人選手はいる? インテルの選手について?……)
イタリアの選手? たぶんジョルジーニョかな。彼はぼくのチームメイトだし大好きだね。いまインテル・ミランから選手を連れてくるとしたら、たくさんいるね。たくさんクオリティある選手がいるから。Barellaは好きだね。彼はトップMFで、ThuramとMartinezのふたりのストライカーも。
彼らはすごくいいよ、でもぼくは自分のチームメイツに満足。誰も取り替えたりしない。
(キャプテンとしてほかの選手たちにどう見られている?……)
マーティンから始めると、ぼくは彼がまだキャプテンじゃなかったときからずっと観ていて、彼のキャプテンとしての進歩と進化も観てきたし、すごいと思った。ときどきは学ぼうとして観ている。彼はキャプテンでビッグステップを踏んでいる。
それとHarry Kaneもトップキャプテンだ。彼はピッチ上でもとても模範的にリードしている。彼はいつもプレイできるし、いつもトレイニングし、トレイニング中もいつもベストのひとり。だから、ぼくはこのふたりから学ぼうとしている。
みんながぼくをどう観ているかについては、正直ほかのひとに訊いてもらったほうがいいかな。でも、チームメイトの多くはぼくがあまりしゃべらないことを知っているし、ぼくが話すときはなにかいいことを云うから、聞いてくれている。
(3年前のイタリア戦でのペナルティミスからどう成長した?……)
まずは、たくさんお褒めいただきありがとう。あれはとても難しいときだった。どうやってそこから抜け出せばいいのかわからなかったし、一日づつ過ごすしかなかった。そして、家族や友人、クラブとNTのみんなからのサポートもあった。
それでかなり助けられたし、そのあとは自分自身との対話があった。殻に閉じこもってもうこれからは自分を出さないこともできたし、あるいはその逆をやるか。つまり、もっとハードワークして、あらゆる面でいい選手になること。
もしまたペナルティの機会があったら、ぼくはボールをつかむ最初の選手になるつもり。それをやってきた。みんなが、ぼくが最初のペナルティを決めるところを観ている。
あれ以来、ぼくはたくさんペナルティをやってきたし、ほとんどを決めた。だから、それはぼくの人生における選択の時期だったんだ。自分は正しい選択をしたと思っている。
(インテルについて調べていることはある?……)
もちろん。ぼくらはインテルを研究しているよ。彼らにはたくさんのクオリティがあり、多くの脅威があり、ビルドアップから始めてくる。バックからのプレイもとても上手で、さっき云ったふたりのストライカーがとても危険だ。
フルバックとウィングバックが高くワイドで、とても攻撃的。だから、ぼくらはそれに気をつけなきゃいけないし、ベストの守備をやってクリンシートをキープする必要がある。そうすれば、ぼくらが試合に勝つチャンスを得られる。
サカのEuroでのあのペナルティ失敗は、イタリア戦だったか。今回もしペナルティの機会があったら、因縁めいているな。