さすがに試合の間隔が短い。水曜の試合から中二日。ブログ書くだけでこんなに忙しく感じるんだから、アルテタとか選手とか、休んでる暇がない。これが英国の年末年始なのか。
アウェイ2連戦となる今回、MD20のアーセナルの対戦相手はブライトン。ロンドンとブライトンの距離を調べたら、直線距離で73kmらしい。東京駅から大磯ロングビーチくらい。車で一時間。移動の負担があまりないのが救い。
ワニエリが輝いたブレントフォードとの試合から、チームはどのように変わっていくのか。シーズン後半のスタートだ。
アルテタの試合前コメント「ストライカーを取るだけではタイトルには十分じゃない」
昨日行われたミケル・アルテタの試合前記者会見。AFC公式サイトより。
(ハヴァーツはスクワッドに戻れる?……)
アルテタ:イエス。そう考えている。
(病気の影響を受けているのはほかに誰かいる?……)
ノー。ケガ人はいるが、大丈夫だと思う。彼らは今日トレインし、全員が大丈夫なら彼らも起用できる。
(ラヒーム・スターリングについて……)
彼もピッチでいくらか始めていると思う。それは素晴らしいニュース。彼にはできるだけ早く戻ってほしい。今週彼がどうなるか観てみよう。そして来週どうなるか。
(ベン・ホワイトとトミヤスは?……)
ベンはまだ数週間かかる。トミもピッチでいくらかやり始めているが、彼も長期のケガだから彼がどれくらい早く回復するか、彼の反応を見ていく必要がある。
(ライスのプレイ時間がマネジされている……)
彼の場合、とくにかなり長くプレイをしてきたから。今月のわれわれは9試合あり、彼はここ数試合でnigglesがあったので、彼は交代せねばならなかった。われわれは、どの選手についてもマネジする必要があり、そこに例外はない。
(1月に誰か取りそう?……)
わからない。繰り返すが、われわれはいまいる選手たちに集中している。市場のなかでわれわれが何かできることがあれば、そしてそれがチームにマジなインパクトをもたらすと信じられるなら、われわれはその可能性にオープンにならねばならない。
われわれは、ウィンドウでスクワッドを変えることができる。だが、現時点では自分たちのチームに集中している。
(ティアニーは1月に去るので?……)
ここにいるすべての選手がパフォームし、チームにインパクトを与えることに集中したがっている。もし何かが起きるようなら、それを検討するだろう。
(イーサン・ワニエリは、サカのもっとも自然な代替?……)
彼はいろいろなポジションでプレイできる選手。あそこは、彼がアカデミーにいたころたくさんプレイしていたポジションではないが、彼は、われわれが要求する2つか3つのポジションに適応できる。彼はあそこでかなりうまくやっていたと思う。
(ミケル・メリーノのここまで……)
彼には、チームにとても早く溶け込んでくれることを期待していた。なぜなら、彼はこのリーグでプレイしていたし、知性と経験があるから。彼はとてもよくフィットしている。
彼はケガをしてしまって、あとはちょっとしたniggleもあった。彼はスペイン代表でプレイしていたからプリシーズンもなかった。そのおかげで、彼はスタートするまでに時間がかかってしまった。
しかし、いま彼はチームにインパクトをもたらしている。彼の知性とゴール脅威は彼がチームにもたらすものだ。そして、このあとはもっともっとあるはずだ。なぜなら、彼はリーダーの素質もあるから。彼はその役割をますます身につけて、これからもっとチームに貢献してくれると思う。
(ガブリエル・ジェズースのフォーム……)
それはつまり選手たちを支援するということ。彼らが、思い通りにならない期間を過ごさねばならないこともあるから。それもフットボールの一部なのだ。
しかし、同時に彼らは自分たち自身を信じる必要もある。そして、われわれはそれを促す必要がある。もし、ある日彼らが疑いを持つなら、そのときはわれわれが彼らにどれだけ愛されているか、どれだけチームにいてもらいたがっているかを認識させる。
(ブライトンについて……)
彼らはとてもタフな相手。彼らのホームでの記録を見れば、彼らのプレイ、違うシェイプに適応するキャパシティ、非常に素晴らしい。
わたしが思うに、彼は以前やっていたことと多少変更しているが、わたしはとても彼らが好きだよ。彼らがやっていることをとても楽しんでいる。
(若い選手たちをもっとPLデビューさせる……)
まずわれわれがやりたいのは、アカデミーを見ていくことだ。アカデミーでほしいものを得られているか。それがオプションのナンバー1。
もしそれがそこにないのなら、われわれはどこかほかを見なければならない。われわれは選手について、違うポジションやもっとヴァーサタイルになるように育てていかねばならないし、そうでないなら、市場へ行きリクルートしなければならない。
ふたりの選手(MLSとワニエリ)がプレイしているのは、彼らがそれにふさわしいからだ。ケガのせいだけでなく、彼らはオプションだから。彼らがプレイしているのは、彼らがよい選手だからなのだ。
(La Masiaアカデミーにインスパイヤされる部分がある?……)
それはされたい。だが、ここでの昇格は残念ながらまったく違う。わたしの意見では、あそこではとても影響力がある多くのことがある。われわれは、ここでそれはできない。
(今後のアカデミーの発展をどのように観ている?……)
より多くの選手が上がってくるだろう。とくにそこにいる彼らがチャンスを感じている。いつでも、誰でも入っていくことができると。それはアカデミーの選手やスタッフには大きな意味がある。
まず最初に、われわれはそれをスタッフとやる。まったく同じだ。全員が野心があり、目的や意図があり、いついかなるときでもチャンスのために準備する。チームの一員だと示す。
(アカデミーの未来は明るい?……)
そう思う。われわれは大いに注力している。ペアとチームが素晴らしい仕事をしているし、われわれもそれに同調している。
われわれはレヴェルのこともわかっている。いまのシステムにのっとり、彼らがどこでプレイし、彼らがどこから来なければいけないか。ギャップはとても大きいが、われわれはそのギャップを埋めることは可能だということ認識しようとしている。
(アカデミーに注力しているのはPSRのおかげでもある?……)
PSRに関わらず、それはわれわれがつねにもっている第一の意図だ。アカデミーのこのレヴェルで必要なもの。時間設定もまた必要になる。
多くのタレントを持つことはできる。しかし、そのタレントのための余地がスクワッドにないかもしれない。それが、われわれがここ何年にもわたり築いてきたものだ。これから上がってくる選手たちとつくっていくこと。とくにスクワッドのなかのスペイス。だから、われわれは自分たちの選手を使うことができるのだ。
(ルイス・スケリーにとり2025年はアーセナルとイングランドで大きな年になる?……)
わからない。彼もファーストチームの選手として、まずは自分が成長することに集中しなければならないと思うし、最高レヴェルでプレイし、そうなれば人々がイングランド招集のことも語りだすだろう。
(ルイス・スケリーはイングランドでプレイするに十分優秀?……)
わからない。そのレヴェルでプレイしてみなければ、それを云うことはできない。それは、まさに彼が毎日証明しなければならないものだ。毎回のここでのトレイニングセッションで、そのレヴェルを安定して維持できるほど優秀かどうか。そこが目標だ。
(PLのタイトル争いについて……)
われわれは、これまでと同じかそれ以上の安定のレヴェルを見せなければならない。なぜなら、去年はわれわれがリーグのベストチームだったから。様々な記録を破り、それでも大きなトロフィを取れなかった。欠いていたものがある。
それは、非常に微妙なものになるだろう。小さなディーテイルで、特定の試合や状況をピックアップすることもできる。しかし、最後には、われわれはとても惜しかったし、あとはただことを起こしてコインを裏がえせばいいだけだった。
もしわれわれが自分たちのやるべきことをやり、われわれがコントロールできるのなら、そのようにしかならないはずだ。あとのことはわれわれにはどうにもできない。
(ブカヨ・サカを代替する右サイドのオプションについて……)
ブカヨがケガをした最初の日にも云ったように、それはたくさんの異なるオプションになるとわたしは考えている。とくに、われわれの今後の試合数からすれば。
そのポジションで9試合連続でひとりの選手がプレイすることはない。それは不可能だ。だから、全体とそのポジションを観て、とくにどうやって守るか、どうやってスペイスを占領するか、またある日は利き足か逆足か、それらがより役立つか。
われわれは、さらなる脅威が必要で、さらなる選手がフィットし、ユニットとしてロテイトすることが必要。そのことを考慮して、われわれは判断する。選手のパフォーマンスもある。シンプルだ。
(マルティネリが右でプレイした前の試合はどのように分析した?……)
多くのことを観た。最近のはパレスとの試合。相手はバック5でプレイし、かなり深かった。そこで彼はあのポジションからアシストとゴールを記録した。
オプションは素晴らしい。ガビーもそこでプレイできるし、ライスも起用できるし、彼はとてもチームにフィットしている。ほかのオプションもある。
(最近のチームはより高いレヴェルでパフォームしている?……)
高いレヴェルに向かっているということなら、イエス。とくに、この様々な状況と挑戦があるなかで。その意味でも、われわれは大きな進歩があったと思う。
(リヴァプールとの差はやる気につながる?……)
わからない。一週間のなかでもちょくちょく変わる。それが退屈に聞こえるのは、問題は自分たちのパフォーマンスだから。自分たちのことを観て、自分たちがコントロールできることを見る。そして、成長と進化をつづけること。
もしわれわれが、いまやっているレヴェルでパフォームするなら、われわれはたくさんの試合に勝てる。しかし、現実としてはどのチームも、毎試合が大きな挑戦である。
(ベン・ホワイトは今月中に戻れる?……)
それは可能性はあるかもしれない。しかし、彼はまだチームと何も始めていない。ヒザはよさそうに見えるし、彼の反応もとてもいい。最初の数週間は、すべてがスムースにいっている。
ここから彼に必要なことは、負荷を与え始めることだ。つまり、彼はいまはまだできていないことをやるために、たくさん行っていく必要がある。うまくいくことを願っている。
彼のワークエシックは信じがたいほどで、彼はほんとうに素質のある選手だから、わたしは彼が早く戻って来ることに楽観的である。でも、それがいつかはまだわからないがね。
(ジョルジーニョとパーティは海外のクラブと交渉ができるようになった……)
契約上の状況としてはその可能性はある。彼らの考えや、彼らがどうしたいかを理解する親密なコミュニケイションだ。われわれの意図も示していく。そのうえで、全員にとりベストなオプションを決めましょうと。
しかし、そのふたりはわたしがとてもとても満足している選手。彼らがスクワッドに与える価値はなんというものか。わたしは、正しい気持ちとして彼らをキープしたい。なぜなら、これからシーズンでもっとも重要な時期がやってくるから。
(彼らに残ってほしい……)
わたしが云えることは、わたしの希望ではない。そうした選手たちの考えと状況だ。わたしは、いまその話を始めたいとは思っていない。もっとあとがいい。なぜなら、いまの集中はシーズンで自分たちがやるべきことにあるべきだから。
彼らも意図はわかっているので、あとはわれわれになにができるかだ。
(リーグを勝つためには今月ストライカーを取らなければならないというのは、短絡的すぎる?……)
わからない。それは気づきかもしれないし、現実かもしれない。誰かを取るだけでは十分ではないのは間違いない。その選手がどれだけたくさんのゴールを決めればいい? 多くのことを起こさせねばならない。契約しました、じゃあここからシーズン終了まで20ゴール決めます、それでよりよいチャンスとなるか? そうかもしれない。わたしにはわからないけど!
しかし、わたしはいまいる選手たちに非常に満足している。チームが決めてきたゴールの数を見れば、PLを勝つには十分なものだ。ほかの数字も同様。しかし現実としては、ほかの誰かがもっとやれば。それが人生であり、われわれはもっとよくならなければならない。
(1月のウィンドウで起きることについて、みんなもっと現実的にならなきゃいけない?……)
この市場は夏よりももっと限定されたものになる。だが、わからない。みんなの期待と夢というのは、いいものだよ。
今回はワニエリの件もあって、アカデミーに関する質問がかなり多くなっている。夏にはエディやESRを高値で売却、それからMLSやワニエリの台頭もあって、アーセナルアカデミーはますます成功を収めている印象はある。ミカ・ビエレスとフロ・バロガンが海外でチームメイトになるという噂も、ヘイルエンドの成功感ある。
RWのマルティネリの分析については、もうちょっと詳しく話を聞きたかった。GAはもちろん重要だが、パフォーマンス全般はどうだったのか。彼が要求に応えていたのかどうか。1 v 1や周囲との連携など。まあ、ワニエリを試そうと思ったくらいには改善の余地ありとミケルも感じたということなんだろうが。
そして会見後半。今回はこの前半と後半の会見で動画の尺が30分弱ある。忙しいはずなのに、長過ぎないか。
サマリー。
- What did you do differently at Barca academy?: We lived at La masia. To do here it’s impossible. It was the most inspiring and professional environment.
- Your roommates: I shared rooms with legends of football. They’ve done it for decades.
- What does Nwaneri need to learn?: The thing is, can you cope with the demands you throw yourself? Ethan now is different to four, eight weeks ago.
- Edu-less window: It’s different. I’m used to doing things with him. I have great communication with Jason
- Can you still convince players: players come here for Arsenal.
- No transfer panic?: If we panic then we’re not prepared. If you are prepared your processes will be better.
- Taking academy players from abroad?: Yes. We need to be good with the regulation. It’s different in Europe and not fair.
- Liverpool front three, mindset change?: They have five amazing players in that area. I’m happy with what I have.
- Having a club in Europe to give youngster to?: That’s what loads of clubs have. Looking in the future it’s something to explore.
- Jorginho in coaching here?: with Jorginho it’s the player we have right now. He gives so much. His role is incredibly important. He still looks good.
- Managing players: We had certain limitations in certain positions. We have to try manage them. We are looking at the best possibilities.
- Jesus: When you are in that moment you want to continue to play. We need to monitor him.
- Multi club network: Every club is very different. The vision from our owners is what is the best thing for the club.
- Would you be involved in the process?/ My involvement is in the team. If they want my opinion then more than happy to.
会見後半のやりとりのなかにある、マルチクラブについての質問が話題になっていた。マルチクラブというのは、シティグループとかレッドブルとかのアレ。
ご存知のように、英国では18才未満の外国人選手とは契約ができないことで、海外のクラブとはギャップが生まれていて、ユース選手のリクルートでは遅れを取っている現状がある。それをマルチクラブなら解消できるとして、アルテタはアーセナルも将来的には検討をすべきみたいなことを云っている。
マルチクラブモデルというと、いかにもビジネスの匂いがして、アルテタがそれを支持するのは意外なような、そうでもないような。マンシティ出身者としては意外でもないか。
「家族を人質にとられているみたいなオーデガード」言い得て妙ですね。オーデガードはお子さんが生まれてから大人しくなったような、たまたまかもしれませんし、私の気のせいかも知れません。
過密スケジュールをライヴで観るのもたいへんですが、ブログは更に忙しないこととお察しします。でも毎回とても楽しみにしているので今年もよろしくお願いします。
>> ブライトンはアーセナル戦の成績は悪くはないが、ホームでは意外に勝てておらず、彼らが最後にホームでアーセナルに勝ったのは、2020年6月。
モペイめ‼️