あけましておめでとう。
さて、遅ればせながら元日に行われたアーセナルのMD19。つまりシーズン前半の最終戦。ブレントフォードとのタフなアウェイ試合で苦しみながらも、われらは見事な逆転勝利で3ポインツを獲得。素晴らしい2025年のスタートになった。Yahoo!
それと、この日の大きなサプライズは、イーサン・ワニエリ(17)のスタート。PLでは初めて。彼が史上最年少の15才でPLデビューしたのも、ブレントフォードのこの場所だったということで、ミケルもなにか感じるものがあったのかもしれない。そして、その直感は大いに報われたのだった。
試合を振り返ろう。
アルテタの試合後コメント「イーサンはとても素晴らしかった」
試合直後のアルテタのインタヴュー。AFC公式サイトより。
アルテタ:今年最初にプレイするにはタフな場所だった。とくに1点リードされれば。
しかし、チームはとても冷静なところを見せたと思う。たくさんの渇望があり、ことを起こして試合をひっくり返すという意気込みがあった。主導権を握るのだという。われわれが試合に勝つにふさわしかったと思う。
もう昨日から難しくなっていた。なぜなら、われわれは何人かの選手を失っていて、チームのなかには問題が発生していたから。それに対処せねばならず、変更もおこなった。
イーサンはPL(フル)デビューとなった。あそこに誰かを入れるのなら、それは正しい姿勢があり、パフォーマンスレヴェルがあり、チームのレヴェルを維持できるものだ。
イーサンはかつてはそこでもプレイしていたし、だから彼をここで使えたことはナイスなストーリーだ。彼はとても落ち着いていたと思うし、決意があった。リスクを取り、主導権を握った。とても素晴らしかった。
(シーズン前半について)イエス。よかった。チームはたくさんの困難を乗り越えたり、状況に対処せねばならなかったし、それは想像もしていなかったことだった。そして、それでもなおチームは最高レヴェルでパフォームしている。とても安定している。
われわれはもっとよくなりたいし、もっとよくなれたはず。とくにこんなにも差は小さい。でも、わたしはチームは正しい道にいると思う。
試合後の記者会見。AFC公式サイトより。
(パフォーマンスについて……)
アルテタ:とても難しい場所だ。彼らのホーム記録、プレイのやりかた、相手への問題の起こし方を見れば、それは素晴らしいものだ。そのうえ、われわれは1点リードされた。
だから、そのあとには登るには大きな山になった。だが、わたしが思うに、チームはとても落ち着いていたし、感情的にも冷静だった。なぜなら、われわれには今日の試合にそれが必要だったから。この主張をつづけていこうという正しい渇望があり、問題の起こし方があり、それは難しいものだが、全体的にはこちらが勝利にふさわしかったと思う。
(ラヤのエラーの直後はなにを考えた?……)
腕時計が震えないように願ったよ!(※訳注:ゴールが決まった合図?) もちろんあれはダヴィドにしてはとてもめずらしいものだったし、あれが入らなかったのは幸運だった。試合を変えていたかもしれないから。
だからいいんだ。チームは適応し、選手も失っていたし、問題もあった。それでもチームはパフォームし、役割をまっとうした。17才がスターティングラインナップに含まれるのが観られたこともよかった。それが勇気や決意にもなった。
(スクワッドに病気が蔓延している……)
イエス。ピッチの内外で。
(どうして今晩がワニエリのスタートにふさわしいと思ったので?……)
そのポジションは病気とは関係ない。われわれがその決断をしたのは、わたしが彼はそのポジションでスタートするにベストな選手だと考えたから。ここにはストーリーもあり、彼のデビューもあった場所だから。
彼はPLデビューし、ときどきそういうフィーリングがやってくる。それが正しいことだと感じる。それは誰にもわからないものだ。
(2022年のデビュー以来のワニエリの成長について……)
その成長の一部は忍耐。フラストレイションをマネジし、期待をマネジする。あるいは、すべてが早く動くことを予想しておく。まるで、前に起きたこととはもう違うのだというように。
われわれは、彼を育成(building)している。彼はすでにあの年齢にしてはたくさんの試合でプレイしているし、プレイ時間も得ている。だから、彼はそれに完全にふさわしかったのだ。
(チームのなかで病気でどれほど困っている?……)
だが、そうしたことも起きるものだ。つまり、この期間にはつねにこういうことがある。喉の感染症、ウイルス、だから、わたしはラインアップを決めるのをできるだけ遅らせようとした。朝起きたらサプライズがあるかもしれなかったから。
(ブライトンで選手たちはフィットする?……)
イエス。そう願う。まあそこまで深刻なものではないので。だが、今日の彼らはプレイするには理想的な体調ではなかった。
(クラブでの病気に関する決め事について……)
わたしはそれはドクターにまかせている。もちろん、彼らの症状にもよる。カイははっきりしていて、彼はまったく体調がすぐれなかったし、とてもはっきりした症状もあったので、隔離されている。彼を車に乗せて家に帰らせた。
(ほかにも隔離されたものがいる?……)
いないと思う。
(1月には9試合あるので選手が消耗する……)
わたしが選手たち個人のやる気、彼らのヴァーサティリティを見れば、その答えはノーになる。だが、わからない。もしなにかほかのことが起きれば、さらに問題を抱えることになる。そうじゃないことを願うよ。
今日のリッキーのように選手が戻って来ることを願う。ほかにもトップフォームの選手もいる。われわれには全員が必要だ。
(リードされたあとのチームの反応……)
そのオプションについても話はしていた。それは起きうることだから。そしてそのあとは彼らの望むように試合をつかんだ。だが、われわれはそれを苦労してひっくり返したのだ。タイミングがとてもよくて、それは幸運だった。後半の早くにその有利を活かした。そこからは違う試合になった。
(スクワッドのなかで病気が蔓延していることがメディアにリークされた?……)
リークされたなんて知らないな。だったら、それはKate(※プレス担当)のせいだね。(笑い)
Mikel Arteta on the Arsenal bug leaks before Brentford:
“It’s Kate’s [press officer] fault!” 😂
🔗 https://t.co/ghKpHNNfKx pic.twitter.com/CJ5eYy3XgO
— Hayters TV (@HaytersTV) January 1, 2025
(メリーノのパフォーマンスについて……)
とてもよかった。彼がプレイしたのは、彼がふさわしかったから。相手はかなり深く守るから、そうした試合のためにボックスで脅威になれる選手が必要だった。彼はそのマスターだから。
それと、左のユニットでほしかったダイナミクスが得られると考えた。だから、とてもよかったよ。彼はとてもとても重要なゴールを決めてくれた。彼はつねにあそこにいて、大きな脅威になっていた。だから、ああしたオプションがあることは素晴らしい。
(この試合でなぜ冷静であることが必要だった?……)
それは一般的な話になるが、そこにはある特定のことや、とても上手にやれることがあり、それをどの試合でもマネジする必要があるから。
(ハヴァーツはブライトンでフィットしそう?……)
わたしはそう思う。すぐに回復してくれることを期待している。
(マルティネリとジェズースのゴールスコアリングフォーム……)
ふたりともとてもよいタイミング。とても重要なことだ。われわれのチームの大きなクオリティは、チーム全体でゴールを共有できること。今日、われわれはまたそれをやった。3つのとても違うやりかたで。素晴らしい。それこそが必要なものだ。アプフロントの選手たちが爆発し、そのフィーリングを持たねばならない。そして、いまはそれがある。
彼らはとても安定している。彼らはトレインし、それを望み、ゴールはいまの彼らのフィーリングやエナジーである。彼らはいまいいムードにある。
メディアへのリークについては、以前アルテタは試合前にパーティのケガ情報が内部から漏れたことにたいへんに腹を立てていたということで、今回こういう質問があったようだ。
冗談めかしたやりとりをしているが、じつは内心怒ってたらこわい。
ガブリエル・ジェズースの試合後コメント「自分たちのやるべきことをやるだけ」
またゴール。これで4試合で6ゴール。復調している9の試合後インタビュー。AFC公式サイトより。
GJ:それが、ぼくのナインということだ。もちろん、ぼくは深く落ちたいし、プレイもしたい。そこにいるというのは、ぼくのゲイムじゃないこともある。でも、もしゴールしなければならないのなら、そこにいなければならない。タップインするために、そこでボールを待つか、あるいは今日のようにリバウンドを待つか。だから、あのゴールには満足している。
ぼくのポジションならつねにそこにいて、正しいとき、正しい場所でゴールしようとしなければならない。だから、正しい場所でゴールができたら、それはとてもうれしいことなんだ。
(フィジカルな試合だった)それがPLだ。競わなくちゃいけない。ぼくにはロングボールを競うのは難しいときもあるけど、それは必要なことだから。周りがのっぽだらけでもトライする。
しかし、そういうことがときにフットボールだったりする。それが起きて、ぼくがゴールして、ぼくらが試合に勝てるなら、それが3日ごとに起きる!
(ゴールした60試合で敗けなし)それは記録であり、ぼくは気にしないようにしてる。ぼくはただ勝ちつづけたいだけで、ゴールしてチームとクラブを助けたいだけ。つねにタイトルのために戦えるように。
これは長い道のりだということはわかっているし、ぼくらは自分たちのことを気にして、あとはトップにはポインツを落としてもらう必要がある。ぼくらは、今日のように自分たちのやることをやるだけ。
PLのMOTMにも選ばれた。
🏆 Our Premier League POTM: Gabriel Jesus 🇧🇷 pic.twitter.com/TK06kCTSLc
— Arsenal (@Arsenal) January 1, 2025
Thomas Frankの試合後コメント「アーセナル相手には完璧にプレイしなければならない」
勝ったので。
TF:アーセナルと戦うならパーフェクトなプレイをする必要がある。彼らはリーグでもベスト1か2のチーム。もしかしたら世界でも。
わたしは、前半のわれわれは完璧に近かったと思っている。わたしはチームのプレイがとても気に入った。
パフォーマンスには満足しているんだ。とくに前半。そして後半もそこまで悪くなかった。ふたつ失点をしたというだけ。
全体的なパフォーマンスはよかった、あるいはとてもよかった。だが、重要なところで十分ではなかった。とくに、3つの守備局面で。
このひとが、自分たちのビルドアップを自画自賛していたのが印象的だった。たしかにアーセナルのプレスが効かず、あまりにもイージーにビルドアップされすぎな時間はあった。あれはいけない。
毎回毎回素敵なエントリーありがとうございます。今年もよろしくお願いします
あけましておめでとうございます。
マルティネッリのゴール後の、スキッパーとイーサンのハイタッチが最高でした…!