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【マッチレビュー】24/25 EPL ブレントフォード vs アーセナル(1/Jan/2025)ワニエリがPLフルデビューで輝く。逆境を乗り越え逆転勝利

試合について

アーセナルのファースト11

SofaScoreより。

4-3-3

マルティネリ、ジェズース、ワニエリ

メリーノ、パーティ、オーデガード

カラフィオーリ、ガブリエル、サリバ、ティンバー

ラヤ

サブは、MLS(78 カラフィオーリ)、ライス(78 メリーノ)、トロサール(78 ワニエリ)、ジョルジーニョ(88 オーデガード)、ジンチェンコ(90 ジェズース)

 

スクワッドのなかに病気が蔓延しているということで、ハヴァーツがアウト。日本でも大流行中のインフルエンザとかかな? ハヴァーツがアーセナルに来てから、ケガ/病気で試合を欠場するのはこれが初めてらしい。

そのおかげもあり、またしてもベンチに攻撃の選手がほぼトロサールひとりしかいない事態になってしまい(※Ismeal Kabia(19)というアカデミーのウィンガーもいた)、いま攻撃オプションの不足は深刻になっている。今回は勝てたからよかったが、もし遅い時間まで追いかけているような試合なら、けっこうまずかった。

そして、イーサン・ワニエリがRWでスタート。彼はこれが記念すべきPL初スタート。前回のマルティネリにつづいてRWのオーディションを受けることになった。これはうれしいサプライズ。

あとは、ライスもいまだ100%ではない様子で、ベンチスタートになった。プレイ時間をマネジされている。

LBに関しては、MLSはベンチにいたので、カラフィオーリのスタートは純粋にロテイションだろう。彼は、ケガから復帰後もしばらくMLSにポジションを譲っていて、ひさびさのスタートで若干サビつきはあるように見えた。失点にも直接からんでしまった。

3人サブを入れた78分の段階では、すでに3-1でアーセナルとしてはあのまま試合を終わらせる気マンマンな状況で、めずらしく早い時間からボールを持ってコーナーで時間稼ぎをするみたいなことまでやった。

マッチスタッツ

Sky Sportsより。

ポゼッションは90分では50/50だが、前半がアーセナルの61%、後半がブレントフォードが63%という具合。これは、1-1で始まった後半直後にアーセナルが2点をぶっこんで試合を殺してしまったため、アーセナルがギアを下げたことが大きく影響しているだろう。

3-1になって以降は、アーセナルはほとんど攻撃の熱意を失ってしまった。2点めが決まった53分以降のおよそ40分間でアーセナルのショッツは2である。その時間帯、ブレントフォードのショッツも1だけなので、勝負としてはやや退屈なものになってしまった。アーセナルのカウンターなどみどころはあったけども。

Opta AnalystによるxGは、0.29 v 1.95。奇しくも前回のイプスウィッチの試合に似たチャンス量になっている。

今回のアーセナルのゴールは、みっつともボックス内でのごっちゃん状況に近いものがあったが、それぞれのチャンス量は大きい。決めなきゃいけないやつをきっちり決めた。そうすれば勝てる。

いっぽうで問題は、今回もばっちり失点しているということ。アーセナルはアウェイで失点をつづけていて、PLのアウェイ試合で最後のクリンシートは去年9月のNLDまでさかのぼるという。ホームで4試合連続クリンシートをやっているのと大違い。

そして、失点に関して試合後にちょっと注目されていたデータがある。

Arsenal’s last 4 goals conceded in the Premier League:

Mbeumo ~ 0.06 xg
Sarr ~ 0.04 xg
Jimenez ~ 0.06 xg
Emerson ~ 0.09 xg

Add that to…

Neto ~ 0.02 xg
Christie ~ 0.10 xg
Archer 0.06 xg
Justin x2 0.08 xg combined

9/17 goals less than 0.1 xg

今回のMbeumoの13分のゴールのxGが0.06。あんなのふつう入る?というショット&ゴールだった。

じつはアーセナルは、以前の試合でも軒並みかなり小さいチャンス量からゴールを決められていて、なんとアーセナルのここまでのPL17失点のうち9が、0.1xG未満のショッツということ。10%未満のチャンス。毎回、われらはあっさり失点するなあと感じてはいたが、これはひどい。

しかし、この不思議な現象はどうして起きるのだろう。チャンス量が少ないのにゴールを奪われるのは、単純に守備クオリティが低いことを示していると思うが、アーセナルのチームとしての守備はほとんどリーグベストである(失点17がトップタイでxGAは2位)。これだけの数を失っていれば、それを不運のひとことで片付けることもできない。逆に、シュートを打たれることに慣れてないからみたいな?

アーセナルはもともと被ショッツは少ないが、そんなふうに簡単に決められてしまうなら、もうシュート自体を限りなくゼロに近づけるしかないかも。

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2 Comments on “【マッチレビュー】24/25 EPL ブレントフォード vs アーセナル(1/Jan/2025)ワニエリがPLフルデビューで輝く。逆境を乗り越え逆転勝利

  1. 毎回毎回素敵なエントリーありがとうございます。今年もよろしくお願いします

  2. あけましておめでとうございます。

    マルティネッリのゴール後の、スキッパーとイーサンのハイタッチが最高でした…!

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