アルテタの会見コメントのポインツ
今回は注目すべきポイントがたくさんあるので、まとめよう。
ハヴァーツのケガしたときの状況
具体的に語られている。
一部には、もともと過負荷のところへ、トレイニングでさらに負荷をかけた結果ケガをしてしまったなどという憶測もあったが、実際はそうではなかったようだ。考えてみれば、そりゃそうだよね。ここはそういうキャンプではなかったし、ハヴァーツのコンディションだって把握はしていただろう。
まあ、もっと注意深くすべきだったというのは正論だが、そんなことを云ったら試合でプレイもできない。
「インテンシティとケガは関係がある」
これはミケルも確信しているようだ。
最近は、アーセナルだけでなく多くのPLクラブがケガに悩まされている状況があり、この件は一向におさまる気配がない。どんどん悪くなっている。
ToTはPLでもっともインテンスにプレイするチームで、もっともケガ人が多い。こんな記事まで読んでしまったよ。
🤕 High numbers of hamstring injuries
💨Top of the PL for sprints
🫸 Top of the PL for pressures in the final third
🏃 Top of the PL for off-ball runsHow avoidable was Spurs’ injury crisis, and is this really the end of it?
✍️ @alitweedale
— Opta Analyst (@OptaAnalyst) February 13, 2025
今回のコメントで興味深かったのは、ミケルが「筋肉とテンドン(足首の腱)」について、かなり具体的に言及していること。それをそんなふうに理解しているのなら、なぜ繰り返しこのケガが起きている?と疑問にも思ってしまうが、おもにナショナルチームを想定した過密スケジュールに対する言及といい、自分たちだけでは解決できないと考えているのかもしれない。
ハヴァーツの代替は?
ハヴァーツ不在で誰が9でプレイするかは、当然今回の会見でみんなが知りたかったこと。これについては明言を避けているが、いくつかのヒントがあるようにも思う。
- いまあるオプションでクリエイティヴにならなくてよい(残った3人のアタッカーのひとり?)
- ワニエリはRWでいい
- 予想できない起用もありうる
- シニアより若い選手をスタートさせたほうが簡単になる(これをいい質問だと云った)
- サリバが自分が9でプレイすると提案(笑)
のあたり。
ひとつひとつは矛盾もあるし、正解は試合が始まらないとわからないが。結局どうなるか注目。
冬にストライカーを獲得しなかった後悔?
会見後半のコメントには、「それでも3人の9がいた」という説明がある。ハヴァーツのほかに、マルティネリとトロサールを入れて3人のストライカーという想定だったらしい。うーん。
まあ、たしかにネリもハヴァーツも離脱は想定してなかっただろうが、それでもギリギリではあったので、リスキーなのは間違いなかった。
フリーエイジェント獲得を否定せず
フリーエイジェントは獲得する期限はないみたいだ。
いまやTVパンディットも板についてきたアンリとウォルコットがアップを始めたという説もあるなか(笑い)、どうも元ガナーのカルロス・ヴェラ(35)がフリーエイジェントになっているらしい。調べたらたしかに。ウェルベックが34才、ヴァーディが38才。35才なら年齢的にはアリかもしれない。
アーセナルを去ったのは、2012年。その後はソシエダで6年プレイ。MLSのLAFCをこの冬に退団し、現在フリーエイジェントに。彼のクラブ履歴を見るに、LAFCを一度やめてまた戻ったりしているようで若干不安はあるが、クラブを知っているのは大きい。ミケルともアーセナルでいっしょにいた期間もある。犯罪はしてないよね?(笑)
あとは彼がアーセナルを去ったとき、あまり執着ない感じでやめていったような記憶があるので、アーセナルに悪い感情を持っていないといいんだが。
そういえば、アーセナルが登録しているPLスクワッドはあとふたり非ホームグロウン選手(外国人)の枠があるということ。今日日ビッグクラブで、HG枠をふたつも余らせているほうもどうかしていると思う。
マックス・ダウマン(16)のためにPLに年齢制限ルール変更を求めた?
先日こういうニュースもあり、今回それに関してのやりとりもあるが、実際にはアーセナルがPLにルール変更を求めるような動きはなかったようだ。
ということは、もしルールで問題なければ彼はスクワッドに入っていたのか。
リーグ最年少のような若い選手がデビューするには理想的な状況ではないものの、これは観たかった。