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【マッチレビュー】24/25 EPL レスター・シティ vs アーセナル(15/Feb/2025)救世主あらわる

なんという試合か。

アーセナルは(ワニエリ以外は)終始煮えきらないパフォーマンスで、ドロウも覚悟しはじめた残り10分。サブからストライカー起用されたミケル・メリーノが驚きの2ゴール。完全に浮かれムードで試合終了となった。レスターのお客さんはみんなさっさと帰っちゃったもんな。

先日は、延期されていたマージーサイドダービーがようやく消化されリヴァプールがポインツを落としていたため、アーセナルは絶対に勝ちたい試合だった。これで、テーブルでは暫定的に彼らと4ポインツまで差を縮めることに。一時は9ポインツまであった差が。

まだまだPLタイトルをあきらめない。そのためにも、どでかい勝利だった。

Leicester 0-2 Arsenal: Mikel Merino experiment pays off for Mikel Arteta as Gunners secure late win at the King Power



アルテタの試合後コメント「ストライカーはシェアすることになる」

試合直後のアルテタのインタヴュー。AFC公式サイトより。

アルテタ:(サブのインパクト)まさにそうだった。とくに前半最初の20分はわれわれはベストではなく、多くのボールを相手に渡してしまっていたし、とても多くのシンプルなことで要求される基準を満たしていなかった。

後半は、それがかなり違った。リズム、意図、クオリティがあり、そのあとサブがとても大きなインパクトをもたらした。とくに、ミケルだ。彼には、彼がかつてプレイしたこともないポジションでのプレイを要求し、あんなふうに2ゴールを決めてくれた。

(ケガ人たちのために必要だったステップアップ)選手たちも彼にとても興奮していたよ。カイのためにもとてもよかった。みんなが彼のことでとても落ち込んでいたので、われわれは彼とも話していたんだ。

そして、チームは違うやりかた、違うリソース、違う道具で試合に勝ち、いまだ競争力を保っている。今日はこの勝利が必要だった。とくにああいうやりかただったことは、今後とても役に立つと思う。

(オーデガードの貢献)彼はすごかった。全員が後半はレヴェルを上げた。前半のプレイでは試合に勝つには十分じゃなかったから。レヴェルをステップアップする必要があるのはわかっていた。われわれが試合に勝つにふさわしかったと思う。

われわれはこれを継続していく必要がある。自分たちがいまチームとして個人としてやっているすべてのことを活かしていく。だが、同時に前半の20-30分のプレイのレヴェルでは十分じゃないことも認識する。このレヴェルを維持するのだ。

試合後の記者会見。AFC公式サイトより。

(今日のパフォーマンスについて……)

アルテタ:とてもタフな試合だった。前半のとくに20-25分、われわれは勢いを得るのに苦しんだ。なぜならチームは多くのシンプルなことをうまくやれていなかったから。相手にボールをわたしてしまい、相手が脅威になり、勢いづかせてしまった。

だが、後半はそれが変わった。チームはより切迫するようになり、より意図を持ち、うまく実行するようになった。そうなれば、試合があるべき方向に向かうことになると感じられるものだ。

そうは云っても、ピッチの中央でボールを渡してしまいオープンなスペイスからカウンターもされた。あれはマイルズがマジックタッチでゴールを防がねばならず。そして、そのあとすぐにわれわれがサブからゴールを決めた。

チームは素晴らしかった。ミケルが2ゴール決めるとても大きなインパクトをもたらした。

(ミケル・メリーノがアプフロントへの回答になる?……)

われわれは、そこは共有されなければならなくなることはわかっている。今後もいろいろな状況があるはずだから。選手がパフォームしていないとか、相手がなにかべつのことをしてくるとかで、サブを使わねばならなくなることもある。イエローカードや疲労も。人選に関してやることは、制限されることになる。

われわれは異なるシナリオに準備をしているし、それをうまくいかせなければならない。ありがたいことに、今日はミケルがとても効いた。

(メリーノはかつてのあなたのチームメイトであるMarouane Fellainiにとても似ている。彼のゴール脅威について……)

正直、その比較はどうかと思うが、ミケルにそういうところはある。

彼にゴール脅威があるのは、それは彼が危険を察知できるからだ。行動を予測でき、とてもよいタイミングで特定のエリアに入っていける。そして、彼の身体を使ってそれを実行するキャパシティがある。

彼はそうしたことをもたらすことが必要だ。彼にはそれがあるし、ボールをネットにいれることができる。

(フロント3に異なるプロファイルがある……)

途中から試合は、彼に合う感じになり始めたと思う。なぜなら相手はかなり深く守り始めたから。その時間帯でわれわれは勢い、連続性、セットピースも得るようになり、彼が試合にインパクトをもたらせると信じるようになっていった。彼があれをやってくれたのはラッキーだ。

(ポインツを落としたリヴァプールにプレッシャーをかける……)

イエス。そして、自分たちにもだ。この数日で起きたすべてのこと、それは自分たちがどれだけ欲しているかを示すには、とても雑音になった。なぜなら、何が起きたかに関わらず、われわれはそれに向かっていくからだ。自分たちの持てるリソース、選手たちのクオリティを信じ、そしてそれに適応し、競争力を持ち、多くの試合に勝っていく。

(メリーノをストライカーとしてプレイさせることにしたのはいつ?……)

わたしは、すべてのオプションを出してみたが、それは多すぎた。だから、それを感じなければならなかった。ピッチ上でのフィーリングがあり、実際に何が起きているのかを観察する。試合が何を要求しているのかを観て、それが彼の時間だと信じた。彼がもたらさねばならなかったものは、フットボールではもっとも難しいものだ。

(シーズンの最後まで選手たちがステップアップしていく……)

間違いない。そして、もしそれがこの試合でもっと早かったら。なぜなら、イーサンはボールをクロスバーに当て、つぎにポストに当てた。前半にはデクランに大きなチャンスがあった。

それはセットピースでもいいし、いろいろなやりかたでもありうる。チームがオープンスペイスでやれることがたくさんある。

今日は、われわれが走れるときはとても危険だった。そして、それこそが必要なのだ。どんな状況でも脅威になれる。

(ラヒーム・スターリングの件……)

みんながリズムを必要としている。前半、とくに最初の20-25分、われわれは自分たちの基準になく、そういうときはフロントの選手たちに目が行くものだ。

(マイルズ・ルイス・スケリーのギリギリのクリアランス……)

正直、ベンチからでは彼がボールに触ったのかどうかはわからなかった。クロスのディフレクションか。ドレッシングルームでそれを観たとき、わたしは驚いたよ。なぜなら、あれは試合を変える可能性ある瞬間のひとつだったんだから。結果にも影響しかねなかった。

(イーサン・ワニエリの才能……)

彼が示しているもの。あれが彼だ。もちろん、彼の年齢を考えれば、われわれはそれにどう対処すべきかは疑問符がつく。しかし、彼がチームにもたらすときはつねに、「ぼくにやらせて、ぼくにやらせて、ぼくにやらせて」となる。

選手からそういうサインを受けるとき、それは止めるべきじゃない。そして自由に、創造性、自信をもってプレイしなければならない。彼がプレイしているあいだ、周囲の選手たちも彼を信じている。

だから、彼にやらせよう。彼はとても大きな脅威であり、とても大きな才能。彼はプレイするにふさわしい。

(ワニエリの貢献を定義……)

わたしは、前半のなかにもいくらかそういうことがあったと思う。彼がボールを持ったときはいつでも、彼はことを起こしていた。彼にはさらなるレヴェルの脅威があり、残りのチームも彼も後半にそれをつづけた。

その後には彼は、ミケルがヘッダーでゴールするためにボールを献上した。

こちらは、TNT Sportsの試合後インタビュー。

ミケル・メリーノの試合後コメント「このゴールは妻へのバレンタインギフトにする」

サブから2ゴールというビッグインパクト。キャリアで初めて9でプレイして勝利の立役者に。試合後インタビュー。AFC公式サイトより。

MM:ぼくにとってあのポジションでピッチに入るのはクレイジーだったね。こんなタフな試合でチームを助けたかった。相手はとてもいいチームだったし、とてもとても難しい試合だったから、ぼくらにはプレッシャーもかかっていた。

でも、こういう小さなディーテイルで決まることもあるのが試合だ。最後の数メーターで誰がどれだけ正確になれるか。

ぼくらは最後の20分でクリニカルだった。ぼくはボックスでインパクトを出そうとしていて、チームメイトたちがいくつかすごいボールを送ってくれた。試合に勝てたことがとてもとてもうれしい。

(No.9起用)正直いうと、その可能性があると聞いたのは今朝だったんだ。そのことはメディアでもちょっと読んだりしたけど、信じられなかった。でも今日の朝に伝えられたんだ。

ぼくは、チームが必要としているならなんでもやる準備はできていますと云った。それは示せたかなと思う。つまり、準備ができているということ。正しいマインドセットで、レヴェルを上げるための毎日のトレイニングがあり、機会があるのなら、それをやる。

(イーサンとレオのアシスト)お互いに過ごした時間があるとき、ああいうことが起きる。たくさんトレインし、彼らがどんなクロスボールが好きか、楽になれるタイミングはいつかを観ている。もっともっとトレインすれば、そうした関係性を築くことができ、すべてがやりやすくなっていく。

彼らがオープンにボールを持っているのを観て、彼らがどんなタッチが好きかも知っている。そして、ぼくはスペイスに入っていく。ボールは完璧で、ぼくはゴールを決めなきゃいけなかった。

(アウェイファン)すごかった。信じられないフィーリング。サポーターはぼくにもとても愛情を示してくれる。そのことにはとても感謝している。ぼくはハードワークでしか応えられないし、そのすべての愛情を彼らにも与えたい。できれば、今後はぼくが彼らを誇らしくできればと思う。

ぼくは、コーチが望む仕事やチームがぼくに頼ることをやる準備はできている。毎回みたいに2ゴールできるといいな!

TNT Sportsの試合後インタビュー。アウェイサポの大合唱も。今回も試合中アーセナルサポーターの声はすごくでかかったな。

今後もストライカーとしてあなたを試合で観られる?との質問には、「正直、そうは思わない」とコメント。どうだろう?

※コメントくださるかたにお願い
プレヴューエントリでは、試合の結果がわかるようなコメントはお控えください
お互いリスペクトしあって楽しく使いましょう

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