PL is back! ファイナリー。今回のブレイクは長かった。
今日から4月とか信じられない。もうPL終わっちゃう。残り9試合。
さて、今シーズン最後のIBがあけて迎えるPLのGW30。アーセナルはホームでロンドンのライバル、フラムと対戦する。
フラムといえば、今シーズンは、イウォビ、レノ、ESR、ネルソン、そしてウィリアンと元ガナーたちがプレイしており、なんだかアーセナルのBチームじみたところがある。ここまでの成績も好調で、現時点では、ヴィラやボーンマスよりも上の8位にいる。CLスポットの4位まではたった4ポインツと、残りシーズンもまだまだ野心的になる理由がある。
そして、アーセナルは彼らにもう2年近く勝っていないという事実。ミッドブロック/ロウブロックなど、彼らはアーセナルが嫌いな戦いかたを知っているチームだ。
そういう意味でも、この試合はアーセナルにとっては前回のチェルシーなどよりよほどビッグテストだろう。
ブカヨ・サカの3ヶ月ぶりの復帰が濃厚なアーセナルは、今シーズンはとくにさんざん悩まされているこのアーセナル対策にどう対抗するか。
アルテタの試合前コメント「ブカヨはいける」
昨日行われたミケル・アルテタの試合前記者会見。AFC公式サイトより。
(IBから戻りました……)
アルテタ:素晴らしい。IBはシーズン最大のワクワクする期間に向けて、とてもよい反省とリセットの時間になった。
(ブカヨ・サカはプレイできる?……)
ブカヨはいける。(Bukayo is ready to go)
(彼のプレイ時間にはどれくらい慎重にならねばならない?……)
そういう注意深くしなきゃならないことは、全部済んだよ。ここからは、正しいときに彼を芝のなかに入れることだ。彼もそれをとても望んでいるからプッシュしている。
われわれもタイムフレイムを尊重しているし、できることはすべてやり、彼をおさえなければならなかったくらい。だから、彼は準備できている。
(彼はスタートもできる?……)
イエス。
(彼がもたらすインパクト……)
さらなるでかい武器だ。彼がチームにもたらすインパクトはわかっているし、彼の役割の重要性、成功のための貢献もわかっている。だから、彼が戻って来るのは素晴らしい。
(カラフィオーリとティンバーについて……)
残念ながら、リカルドはNTでまたケガしてしまった。あれはすごく不運だったが、もっと悪い可能性だってあった。(何ヶ月かでなく)何週間かくらいであることを願う。まずはケガの具合を観てからだ。
ジュリアンについては、しばらくかなり悪い病気だった。ここ数日はよくなっているから、彼は起用できる。
(アンドレア・ベルタをSDに指名した件……)
クラブとチームに大きな補強になったと思う。もうすでにたくさんの素晴らしい人材に囲まれているがね。リチャード(ガーリック)がリーダーだが、ジェイムズ(キング)もいるし、ジェイソン(アイト)もいるし、ほかにも素晴らしい仕事をしているたくさんの人材がクラブにいる。
だから、これはケミストリを築くということなのだ。そして、ジョッシュ(クロンキ)がこのプロセスには全面的に関与している。彼が来てくれて、みんなワクワクしているよ。
(ベルタは移籍ウィンドウでどう役立ちそう?……)
彼についてすぐに思いついたことばは、つねに勝ち、進歩し、要求すること。そして、彼は自分がやりたいことについてはとてもはっきりとしたヴィジョンを持っている。とても正直で率直なひとだ。
彼はわれわれの仲間になることに非常に前向きだったし、それもとてもポジティヴなこと。なぜなら、彼にもほかの進路がたくさんあったのに、われわれを選んでくれたのだから。
ここからは、われわれは彼をサポートし、すぐに状況を理解してもらい、そして彼には彼がこれまで最高レヴェルで何年も何年もやってきた素晴らしいことを始めてもらう。
(残りシーズンでできること……)
明日勝つことができる。準備に関してはフラムよりいいものがある。もしわれわれがそうするなら、またふたつのコンペティションでやっていくためのいい勢いを生むことができるだろう。
(カラフィオーリのケガについて……)
NTでふたつのケガがあった。ひとつは、蹴られて悪いターンになった。芝の表面でスリップしひねってしまった。
そしてもうひとつは、筋肉だった。だが、このふたつのケガについては、彼にできることはほとんどなかったので、とても不運だった。
(フラムはFAカップ敗退のあとで危険?……)
わからない。つねにタフな相手で、とてもよくコーチされている。彼らは何年もいっしょにプレイしているし、素晴らしい組織があり、たくさんの個人クオリティがある。どうプレイするか、どう試合にアプローチしたいか、はっきりとしてアイデンティティがある。とくにわれわれに対しては。
だから、彼らを倒すためには、われわれはとてもよいチームでなくてはならない。
(エミール・スミス・ロウはどこまで行けそう?……)
どこまでも。彼はトップトップフットボーラーになれるすべての能力を備えている。そして一貫性に関しては、ここにいたときはそれを維持できなかった。とくにケガをしている期間。だが、彼にはとんでもないクオリティがあるよ。
(12月のフラムとの1-1ドロウの試合から何を学んでいる?……)
あれは、オープンプレイでもセットピースでも、われわれがかなり支配し、たくさんのチャンスをつくった試合だった。しかし、彼らはやることが非常にクリニカルで、ファーストチャンスでゴールした。しかも、あれはとくにわれわれが優勢な時間だった。
そのあと彼らはシットバックし、スペイスを消した。とても組織されたチームだった。
(マイルズ・ルイス・スケリーのイングランドでのゴールについて……)
素晴らしかった。みんなが喜んだ。フルバックのデビューであんなゴールが観られることはあまりない。しかもそれが国の代表。彼にはとても特別な一週間になっただろう。
(ブカヨは明日スタートするので?……)
明日わかるよ。
(アンドレア・ベルタはアーセナルの前進をアンロックできる?……)
われわれは、彼がクラブにインパクトを与えられるひとだということは、間違いなく信じている。彼には経験があり、パーソナリティがある。カリスマがあり勝利への意志がある。
それはとても伝染するものだ。クラブのなかでじわじわと浸透していく。とくにトップから。それが、われわれが成し遂げたいこと。
しかし、クラブにはいろいろな職能、経験を持つひとたちがいて、彼らはそれをもうやっている。とてもとても役に立つものだ。
(彼の能力であなたの好むものは?……)
わたしがすぐにもっとも好きだと思ったものは、彼がどれほどこのクラブに来たがっていたかということ。彼はここでの可能性にとても惹きつけられていて、興奮していた。そして彼の信念は、われわれが望むものを成し遂げることを助けられる。
(独自の考えを持つ人間が入ってくること……)
それがわたしが述べたことだよ。強いチームはすでにあるし、リクルートメントに関するすべてのワークは、ジェイソン、ジェイムズら全員がやっていて、すべて準備されている。それはいいことだ。
そのあとに、計画の調整がある。なぜなら、計画したものと実際に実行することでは、ちょっと変わってくるから。だが、方向性、ヴィジョン、自分たちのやりたいことははっきりしている。
彼はそこに飛び乗って、調整し、よりよくしていく。彼はそのためにここにいるんだから。
(代表選手を休ませることと、あなたとThomas Tuchelの関係……)※Thomas Tuchelは選手起用はクラブチームの都合は考えないと発言
コミュニケイションがあるほど、いつ選手がプレイするかの理解もある。つまりプレイをさせたいのか、プレイをさせなければならないのか。それはかなり違う。
もし代替がいるのに、それでもプレイさせなければならないとしたら。それもひとつの決断だ。もしプレイをしなければならないのなら、それは代替のせいであり、スクワッドのなかの状況のせいだろう。
最善のことは、意図やプロセスにさきがけてつねにコミュニケイトすること。ある決定の背後にはどんなプロセスがあったか。ふたつの似たような状況があっても、ふたつの違う状況があるなら、それらを比べたところで意味はないから。
(ブカヨのマインドセット……)
それは彼が伝達できるエナジーだ。彼が人生でもっとも愛すものを失っていたこと。それはチームの周辺にあるもので、プレイし、トレインし、最高レヴェルで競うこと。
彼が、このシーズンで最重要のときに戻ってこられるという事実は、彼にもチームにも大きなブーストだ。
(彼は全力で走れる?……)
(サビつきがあるとは)考えないことだ。3ヶ月のあいだプレイしていなくても、48ヶ月はプレイしてきた。だから3/48となれば、それは非常に小さな%だ。
わたしは一週間家事をやっていないが、わたしはそれを10年もやってきた。だから、やるべきことはわかっている。どう維持するかも十分すぎるほどわかっている。そこには間違いなく習慣があるのだから、そんなふうには考えないのだ。
(オーデガードがチームにもたらすもの……)
それを話すには時間が足りない! 彼は素晴らしい。彼はキャプテンであり、もっとも重要な選手のひとりだ。彼の安定レヴェルは素晴らしい。彼がわれわれのプレイのやりかたを決める選手。わたしならそう云うね。
(なぜ彼は2年もキャプテンなので?……)
なぜなら、われわれが彼はクラブとチームの模範だと信じているから。
(マイルズはイングランドでゴールしたことでパーソナリティに変化がある?……)
そうならないと思いたい。彼にはNTでのゴールくらいで変わってほしくないから。
彼のスピリット、自信レヴェル、それは高い。それはどんなフットボーラーにとってもとてもよいものだと思うし、この短期間に美しい経験を積み始めて、彼もそれをうまく咀嚼していると思う。それは変化ではない。
これはプロセスの一部だと知る必要がある。歩き始めた道筋であり、すべてがうまくいく瞬間であり、そうなるようにものごとに取り組まねばならない。
会見の後半。
サマリー。
- Exciting summer ahead?: The way we planned the first five summers, they were going to be big. Now when you go again, we need to increase the depth and certain qualities. It’s going to be big.
- Saka hamstring surgery: It’s becoming more common but we needed to weigh the risk and reward of the surgery. It was an easy decision.
- Map out the summers?: We had players with 3/4/5 year contracts, the way you start to evolve. The margins are thinner and smaller.
- Seen this summer for a while?: It’s not only about investing. There are certain positions where we expected Ethan and Myles.
- Lewis-Skelly’s ball protection?: That’s something natural on him, when he plays in defence he needs coaching on space but he does it natural.
- Saka to adapt his game: When you look at the consistency levels, sometimes these things happen to the best players. Everything is increasing.
- Nervous about first game after hamstring injury?: He’s done everything so many times. All the boxes he ticked. Saka’s been good in the process.
- Lewis-Skelly England goal: Him and Nwaneri, they’ve come from a process without professional football. It’s like going from karting to formula 1.
- Confident getting the centre forward you want?: What I’m confident about is how he’s going to make everyone better. How passionate he is about what he does, I want to add value.
- Target 2nd place or anywhere in top four?: I appreciate the question but the focus is winning against Fulham.
- First and everything else: The target is one, the rest let’s see.
- Nwaneri role?: He proved he was ready. It’s about the impact he has.
- Bukayo around the team?: He’s been great, with Nwaneri and others and the support he’s given others. It’s good to see a side of the players.
- Number of players you need?: every summer is big, it’s a big summer for many things, maintaining the good foundations.
- Saliba and Saka new deals: Very good, but I’m leaving these questions for Berta.
- How many behind closed doors games for Saka?: One, but he had six complete seasons on with us.
- What have you missed from him?: We talked about it before, there’s no player in the squad who has produced his numbers. We’ve remained competitive without him, a credit to the team.
以上
今回はさすがにサカの件についてのやりとりが多い。彼のケガが発覚した当初8週間(2ヶ月)と聞いただけで真っ青になっていたのが、実際は復帰までに3ヶ月かかった。まったくひどい話である。
そして今回ようやく帰って来るようだ。彼がいるだけでエミレーツは盛り上がりそう。
あとはベルタが来たので、夏ウィンドウについて。“It’s going to be big.” 当然期待させてもらおう。
IB中の代表選手たちのことも。
IB中は油断してブログをしばらく放置してたので、このブログではすっかりスルーしてしまっていたが、MLSがイングランドのシニアチームのデビュー戦でゴールを決めて、アーセナルだけでなくイングランドでも時の人になったことくらいは書くべきだった。このひとは、時の人になってばかりである。さすがにシティのあいつも名前おぼえただろ。
それとオーデガードがノルウェイで3アシストと活躍。それをアーセナルでもやってほしいんだがのう。このこともあって、オーデガードに関するやりとりがいくつかあるのだと思う。
ちなみに、IB中は今シーズンの彼の不調についてreddit等でアツい議論がかわされていて、それについて書こうと思って結局書かなかった。サカが戻ることで、彼のフォームも上向きになることを祈るばかり。
以前から噂になっているサカやサリバを含めた選手たちの契約更新については、ベルタがSDに就任したことで今後進展がありそうだ。
アーセナル成分が渇望してたここ最近。
勝ちたいっすねぇ!!