フラムについて
PLでここまで29試合消化して、45ポインツの8位。CLのポジションまであと4ポインツ。ヨーロッパを確保できるポジションまでなら、あと2ポインツ。
もっとも、ヨーロッパを夢見る彼らの上にはまだチェルシー、シティ、ニューカッスル、BHAがいるので、さすがにこれらを上回るのは厳しいタスクではある。
今シーズンのフラムの特徴としては、攻撃は並かそれ以下のチームだが、守備がいいようだ。リーグ9位の失点はともかく、xGA(被xG)はアーセナル、リヴァプールに次ぐリーグ3位。これは立派な数字。相手にチャンスをつくらせない。
ただし、xGAと実際の失点の乖離はリーグワースト2位で、チームとしてせっかく相手にチャンスをつくらせていないのに、少ないチャンス量からより多く失点してしまっている。守備ストラクチャはあるが、肝心のDFのクオリティが低いみたいなことだろうか。
また、ポゼッションは、リーグ5位のアーセナル(55.8%)に対し、6位タイ(52.7%)と大きな差はない。PLチームのなかでは、比較的ボールを持つチームといえる。だが、エミレーツでの彼らはおそらくポゼッションにはこだわらない。
彼らが怖いのは、それを意図的にやることだろう。アルテタも会見のなかで彼らを評して「われわれ相手には、はっきりしたアプローチがある」と述べている。
今シーズン、より傾向がはっきりしたアーセナルの苦手とするアプローチ。それをやってくるのがフラムであり、Marco Silvaである。
彼らは先週末にFAカップでパレスと対戦して敗退。土曜からの火曜で試合間が中二日しかない。アルテタも云うように、フィットネス的にはアーセナルがだいぶ有利となっている。
フラムでプレイする元ガナーたち
アレックス・イウォビ、ベルント・レノ、ESR、リース・ネルソン、そしてウィリアン。
このなかで、アーセナルからローンのネルソンはもともとこの試合でプレイする資格はないが、そうでなくとも彼は2月に手術をともなう大怪我をしてしまい、ほぼシーズン終了しているようだ。かわいそうに。彼もまたケガでキャリアがだいぶ阻まれている。
オリンピアコスを1月に退団し、一時的にフリーエイジェントになっていた36才のウィリアンは、今年2月にフラムに加入した。
今回も5人の元ガナーのうち、4人のスタートが予想されている。
こんなゆかりの深いチームだから、アーセナルのためにほかのライバルチームからどしどしポインツを奪ってほしかったのに、蓋を開けてみれば、われらもいっしょになってポインツを奪われているという。とほほである。
フォーム
PLでは直近6試合でW4 D0 L2。
アウェイの直近6試合もこれと同じ成績でまったく悪くない。なんならアーセナルの直近6試合よりいい。
今シーズンの彼らのトップチーム相手の目立った結果は、ニューカッスル(H・A)、フォレスト(A・H)、ブライトン(H)、チェルシー(A)、ToT(H)で勝利。われらが苦しんだニューカッスルとフォレストにダブルはすごい。
また、ToT(A)、アーセナル(H)、リヴァプール(A)でドロウ。これも立派な結果。
チームニュース
Reiss Nelson、Kenny Tete、Harry Wilsonがアウト。
Head to head
アーセナルは、フラムとのPL直近6試合でW2 D3 L1。なんと6試合もプレイして、たったの2試合しか勝っていない。ぎゃぼん。
アーセナルが彼らに勝った最後の試合は、2023年3月。それ以降の3試合で勝ちなし(D2 L1)。
これはひどい。
ただし、アーセナルのホーム試合に限ると、彼らとの31試合で敗けしらず(W24 D7)。
前回の対戦について
【マッチレビュー】24/25 EPL フラム vs アーセナル(8/Dec/2024)痛恨のドロウ。トップに近づくチャンス活かせず | ARSENAL CHANGE EVERYTHING
Marco Silvaの試合前コメント「スミス・ロウの浮き沈みがあるのはしかたない」
YTで、彼の試合前会見をちょっと観ていたらESRについて言及していた。
MS:(ESRについて)やや浮き沈みはあるが、それはしかたないとも思う。彼は2シーズンもまともにプレイしていなかったから。
もちろんプリシーズンや最初の数ヶ月はとてもいいインパクトがあったし、とてもいいレヴェルにあった。そして2回めのIB以降はちょっと落ちて、12月は彼にはタフな月になった。いい試合もあり、よくない試合もあった。
だから、彼はここでは正しい一貫性を見出す必要がある。安定してとてもいいレヴェルでパフォームできるように。それが重要なことだ。
わたしは、彼の才能やクオリティはまったく疑っていない。だが、PLは優秀であることをかなり要求される。そのためには、フィジカル面でもつねにとてもよいフィットネスでなければならず、そうでなければ毎週PLでプレイすることは許されない。だから、フィジカル面についてはわれわれもエミールとずっと取り組んでいる。
もちろん、毎試合で安定した彼が観たいが、ひとりの選手だけではなくチームでだ。チームがそうならないなら、ひとりの選手が違いになることはない。
彼はトップタレントでトッププレイヤーだから、わたしは彼がそのステップを踏むことをとても望んでいる。わたしは彼のことが大好きだし、とても信頼している。すでにチームにインパクトも与えている。これからそれがもっともっとあるとも信じている。
まだ24。そろそろ本領を発揮してくれえ。
フラムの戦術について by エイドリアン・クラーク
AFC公式サイトより。
AC:Silvaは4-2-3-1で成功をおさめ、きっちり整頓されたポゼッションフットボールをやることで知られる。これは彼らの支配的なフォーメイションだが、最近、とくにアウェイ試合ではバック3を選ぶことがある。しかし、直近のPLであっさり勝ったToT戦では信頼できるバック4に戻した。
彼らはたいていは攻撃的にプレイし、パスで攻撃を築いていこうとする。彼らはボックスに危険なクロスボールを入れる前、とくにボールをワイドにちらしたがるチームだ。彼らのオーヴァーラッピングFBは、彼らの攻撃のカギになっている。
とはいえ、12月の前回対戦のように、この日の彼らはよりプラグマティックなアプローチをやるかもしれない。前回Silvaはとても深くシットディープして、カウンターでプレイした。
また、彼らはバックからフロントへの1本のロングボールでもアーセナルにトラブルを起こせるし、彼らがブレイクしたときはつねにスピードの脅威がある。
フラムは両サイドがスーパーブだ。PLでもはるかに多いオープンプレイからのクロスがあり、それはおもにLBのAntonee Robinson、Adama Traore、それに元ガナーのアレックス・イウォビによるところが大きい。
副産物として、彼らのチームにはRaul JimenezとRodrigo Munizのような空中での脅威もある。アーセナルファンの人気者だったスミス・ロウのレイトランには注意が必要だ。彼はヘッダーから2ゴールしている。
コアな強み以外では、フラムはデュエルで強く、ボールを動かすのも得意で、ファイナルサードではクリエイティヴにもなれる。彼らは、また相手チームをとてもうまくおさえており、xGAの33.43はリヴァプールとアーセナルに次ぐリーグ3位。
しかし、フラムはやらかしてしまうチームでもある。彼らは、先にゴールした18試合のうち9試合にしか勝てていない。
アーセナル成分が渇望してたここ最近。
勝ちたいっすねぇ!!