やあ、昨日の試合はいいものだったな! シーズン最初のエミレーツはお祭り騒ぎ。
試合が始まる直前には、ホームサポーターで埋まったスタジアムでエベレ・エゼの異例の新加入発表があり。
ついにヴィクター・ヨクレスの待望のゴールがあり。しかもふたつ。
マックス・ダウマン(15才)のシニアデビューがあり。
ノニ・マドゥエケがLWでスタートなんてのもあったし、モスケラもデビュー。
試合も5-0で大勝。これは云うことなし。

ただし、ケガを除いてはだ。なんとオーデガードとサカという、チームのキープレイヤーふたりがケガで交代を余儀なくされるという重大事故が発生。ハヴァーツもすでに離脱中だから、MW2にしてチームの攻撃のコアを3人も欠くという、まるで突然に昨シーズンの再現みたいになってきた。来週はアンフィールドのLIVなのに。
しかし去年と違うのは、厚いスクワッドデプス。彼らのような選手たちがしばらく離脱する可能性があるというのに、それでもファンのあいだでは楽観的な空気がただよっている。なんとかなりそうな。どうだろう。
この試合を振り返ろう!
アルテタの試合後コメント「今日は特別なことが起きた」
試合直後のアルテタのインタヴュー。AFC公式サイトより。
アルテタ:(VGがゴール)スタートすることはとても重要なことだ。ヴィクターも同様で、彼の最初のゴールの奪い方は非常に印象的だった。彼のワークレイトがあり、フルマッチをプレイすることもできた。彼にとってはそれもさらなるレベルアップだった。
ジュリアンが2ゴール決めたことも普通ではなかった。ケガを乗り越えてここまで来たのだから、彼にとってもうれしいこと。あのレベルに到達できるよう、彼もメディカルスタッフといっしょに努力してきた。モスケラもデビューし、マックスもそう。今日は特別なことが起きたという気がする。
(エミレーツの雰囲気)とても特別。これはホームでのシーズン初戦で、いいスタートをしたかった。われわれはサポーターとシナジーやつながりを得はじめ、ホームでプレイしてあらためて自信を感じはじめている。
素晴らしい結果だ。クリンシートで、重要なデビューもあり、クラブ初ゴールもある。美しい日だ。そうした瞬間があった。思うに、これはそうした経験を生きることであり、ともに過ごすということ。今日はそういうことがいくつかあったので、ファンも楽しめたと思う。
これをとても違う体験にしてくれたのはファンだと思う。今シーズンはレベルが上がっていくと感じる。彼らはとても興奮していた。新加入の選手たちがクラブに違うものをもたらしている。
だから、われわれもこれを楽しみ、これからの素晴らしい日々をともに過ごそう。
試合後の記者会見。AFC公式サイトより。
(ホーム初戦で勝利……)
- これこそほしかった初戦の始め方。じつに納得いくかたちで勝った
- 試合前の空気も感じられたことだろう
- われわれは自分たちのプレイをとても誇らしく思う。試合の支配、ほとんどシュートも打たれず、クリンシート。いい時間がたくさんあった
- ヴィクターの初ゴールが2つ。ジュリアンの復活。とても特別
- モスケラもデビューした
- そしてハイライトのひとつは間違いなくマックス。15才でデビューしペナルティを勝ち取った。とても誇らしい
(チームがヨクレスのスタイルに適応している……)
- それがチームの進化に役立つ
- チームが違う攻撃のやり方を見出し、お互いにつながりあう
- ヴィクターが危険なのは明らかで、彼をできるだけそうしたシナリオに置くこと。そうすればいいことは起きるから
(サポーターのエナジー……)
- それこそチームに必要なもの。自分たちが望んでいるプライズに挑戦するためにつぎのレベルへ行く。そこで必要なものがある
- 今日わたしはそれをステディアムに観た
- さらなる熱意、ポジティヴィティ、ゲイムと生きること
- わたしはそれらを愛している。彼らにそれをつづけてもらえるような理由をわれわれもつくっていきたい
(オーデガードとサカのケガについて……)
- そこが今日のネガティヴな部分
- マーティンは肩に違和感があった。着地したときのものだ。程度はわからない。明日検査を行う
- ブカヨはボールを運んでいるときに相手DFと競り合って、ハムストリングに違和感があった。それもどうなるか。以前のケガと同じ場所ではない
- この二週間でわれわれはすでにカイを失い、そしてマーティンとブカヨ
- これが物語るのは、このリーグで必要なレベルを維持するためには、いかに準備ができてなければいけないかということ
(サカのケガはシリアス?……)
- わからない。スプリントしたときの違和感だ。これはまったくいい兆候ではない。明日にはドクターを話をする
- 彼は以前にもそのケガをしたことがあるし、どういうフィーリングかも知っているはず。だから、待とう
(チームにあるデプスの重要性……)
- それこそがチームに必要なものだ。そうでなければ、このレベルで10ヶ月は生き残れない。リーグのトップチームはすべてそれを持っている
- だからわれわれも変わっていく
- それでも相手は、われわれよりもさらに大きなスクワッドを持っている。だから競うにはこれが最低限
(エゼをクラブに連れてきた……)
- 最速の移籍のひとつだと思う。そしてもっとも予想できなかったひとつ
- だが、彼は素晴らしい覚悟を見せていた
- オーナーシップ、ジョッシュ、ボードの全員が動かねばと認識していた。それがわれわれの選択
- しかし、状況は深刻だった。それが示すのは覚悟のレベルであり、われわれがクラブをつぎのレベルにするために、いかに彼を必要としていたか
- だから、彼が来てくれたのは喜ばしい
- 彼の実績からも才能は疑いない。パーソナリティも信じがたいものがある。驚きはない。わたしが彼や彼の家族について観たものはとてもいいものだった
- このクラブにとり、彼らには正しいフィーリングがあり、ピッチでの彼に何が起きるかが彼のすべてだとわかるだろう
(試合前にステディアムでエゼを紹介した件……)
- わたしは賛成した
- だがわたしも今日まで知らなかった。だからそれはやらないと思っていた
- だから、これはこの取り引きに関わった全員の功績。ステディアムには炎があがり、観ていて素晴らしかった
(ダウマンがPLにステップアップ……)
- あれが、われわれが毎日のトレイニングで観ているものだ
- われわれは情報を集めていた。彼がいろいろな状況にどう対処するか。トレイニング、スクワッドに入ること、マンチェスターではスクワッドには入ったが選ばれなかったこと、ベンチから出ていくときに準備ができているか
- 繰り返すように、これは彼の家族の大きな功績でもある。わたしが思うに、あの子の成熟レベル、安定、渇望はとてもめずらしい
- そしてもちろんアカデミーではペアやすべてのコーチたちがそれに関わっている。ここには、まったく躊躇しない子たちがいる
- 彼は15才でも行けるし、もたらすことができるととても確信がある。そんなのわたしの人生でも観たことがない
- そして、われわれにとっては、それが喜びや感情をもたらす。自分たちの仕事をこんなにも素晴らしいものにしてくれる
(特定の選手に頼らない……)
- チームの進化とプレイのやりかたを観てもらう必要がある。23/24ではどうプレイしていたか。2011年のスターティングチームを思い出せるか
- 去年ちょっと違ったのは、ケガ人の多さもあったから。そういう意味ではスタートは芳しくなかった
- だが、いまは間違いなくより準備ができている
- このレベルで競いたい、支配的にプレイしたいなら必要なことで、ほかのオプションはない
(リーズをどう思った?……)
- わたしは彼らをとても称賛する
- わたしも彼らに話したが、わたしが愛するのは彼らがあのフィロソフィを維持していること。月曜(エヴァトン)に見せたプレイ。彼らは超よい
- 彼らのステディアムもファンも彼らの力になるとわかっている
(エゼのどこがチームにとってエキサイティング?……)
- 彼にはマジックモウメンツを生み出せるキャパシティがある
- 彼はそれをいろいろなポジション、状況からできる
- 彼にはそのフレアがあり、カリスマがあり、とても影響力がある。それを正しく使うことだ
- 彼はいろいろなポジションでもプレイできる。AM、右、左、彼には関係ない。左からシフトしていくプレイもできる。彼はそのポジションが快適なのだ
- われわれも彼のピッチでの情報を集め、チームとのリンクやつながりを模索していく
- われわれは彼にとり最適の場所を見つけられるはず
以上
ヴィクター・ヨクレスの試合後コメント「90分プレイできたのはナイス」
アーセナルで初ゴール。そして2ゴール。無慈悲なストライカーの試合後インタビュー。AFC公式サイトより。
VG:ぼくらのスタートはよかったと思う。いくつかのチャンスもあった。前半で2ゴール決めて、ぼくにも前半いいチャンスがあったので、あれは決めるべきだった。
後半もそれをつづけていった。そうだね。もちろん後半の早くにゴールを決めることができたのは素晴らしいフィーリングだった。
初っ端から最後まで応援されている感じは素晴らしかった。それが前へ向かいつづけるためのさらなるエナジーをもたらす。そして5-0で勝ち、クリンシート。素晴らしい。
(初めて90分プレイ)気持ちよかった。90分プレイできたのはナイス。みんなといっしょにプレイしてもっとリズムが得られる。全体的にいい試合だった。
今日は自分が2ゴールして、チームで5ゴール。気持ちよかった。これが示すのはぼくらが攻撃でとても大きな脅威があるということ。素晴らしいアタッカーがたくさんいるから。でも、もちろん守備もとても重要。
今日はプレスもよかったし、相手がボールを持ったときに時間を与えなかった。今日はぼくらが勝ちにふさわしいと思う。
試合後は、彼のゴールセレブレイションがマンUファンの挑発に反応したものだったという件が非常に盛り上がっていた。
わたしは知らなかったんだが、先週の試合後「ボールより髪に触れる回数のほうが多い」とオンラインでからかわれていたのだとか。Sky Sportsのインタビュー。
(あのゴールセレブレイションはマンUサポーターに反応?……)
そうだね。そうかもね。関係はあるかもしれない。
ばっちりカメラ目線がウケる。最高のアンサー。
Daniel Farkeの試合後コメント「一貫性ではアーセナルはヨーロッパでベストのチーム」
リーズボス。勝ったので。
DF:今日はアーセナルが試合の勝者にふさわしいと云わねばならないと思う。彼らのほうがいいチームだった。まっとうなGDで試合に勝つにふさわしかった。
ほんとに5-0だったとは信じがたいが。だってSoTが5で、それを全部決めたんだから。
要するにそれがアーセナルのようなチームがやることなんだろう。この3年間では、彼らはおそらく一貫性に関してはヨーロッパ全体でベストチームであり、タイトルがないのは議論はできるが、あの一貫性を見せているチームはほかにない。そうなれば彼らと対戦するのはつねに難しい。
これでわれわれのシーズンが決まるわけではない。相手がわれわれより強かったと受け入れることだ。
気持ちいいほど褒めるね。ミケルと友だちだからか。