こんにちは。
昨日は、ジャック・ウィルシャーのルートン・タウン マネジャー就任発表があった。AFC U-18、ノリッチ暫定コーチを経て、彼にとり初めての本格的なマネジャー職。就任会見では、アルテタからの触発などについても語っていた。
Jack Wilshere is our new manager 🧡
— Luton Town FC (@LutonTown) October 13, 2025
ルートン・タウンは現在リーグワン(※英三部リーグ)11位と、残念ながらやや低迷している。クラブの当面の目標はチャンピオンシップ昇格。がんばってほしいものだ。
さて、そんななかで昨日BBC Sportのサミ・モクベルがアーセナルキャプテンのオーデガードについて、ケガからの復帰時期について伝えていた。
Arsenal captain Martin Odegaard not expected to return to action until after the November international break due to MCL injury. Set to miss a minimum of nine key games for club and country. https://t.co/CYgkZHfIt3
— Sami Mokbel (@SamiMokbel_BBC) October 13, 2025
11月中旬予想。ここからほぼ一ヶ月とちょっと。これはOMG.
マーティン・オーデガードは11月なかばの復帰予定とサミ・モクベル
Martin Odegaard injury: Arsenal midfielder out until mid-November with knee problem
以下BBC Sportの記事より。
アーセナルのキャプテン、マーティン・オーデガードは、ヒザのケガにより11月のインターナショナルブレイク後までは復帰しない見通しだ。
彼は10月4日に4-0で勝利したWHU戦でMCLを負傷(medial collateral ligament injury)、前半のうちに交代を余儀なくされた。
アーセナルはその翌日にオーデガードが代表試合を欠場することを認めたが、復帰までの期間は明かさなかった。
しかしながら、彼は11月なかばのIB以降までは起用できない見込みである。
つまり、オーデガードは以下のPL試合を欠場するだろう。フラム、クリスタル・パレス、バーンリー、そしてサンダランド。またCLではアトレチコ・マドリッドとスラヴィア・プラーグも。
このニュースは、彼のチームへの重要性を考えると、マネジャーのミケル・アルテタには大きな打撃になる。
オーデガードは、PLでプレイした3試合連続で前半に退くというケガの問題を抱えながら、彼のシーズンを始めた。
つぎのIBの直後には、11月23日のNLDが待っているが、彼がそれまでに復帰できるかどうかは定かではない。
意外に重症だった。IB後の復帰なら、だいたい6-7週間。Grade 2-3くらい。
彼は先日の5-0勝利したイスラエル戦でノルウェーチームのもとを訪れていて、ドレッシングルームで勝利を祝福する姿も観られたため、さほどシリアスなケガではないのかと思っていた。
肩のケガといい、膝のケガといい、まったくの偶然であり事故。せっかく調子も取り戻してここからというときだったのに、試練を与えられているキャプテンである。
この期間オーデガードの代替は? エゼ、ワネーリ
キャプテン不在となれば気になるのが、誰が彼のかわりを務めるのか。
今シーズン序盤にまずアルテタが選んだオーデガードの代替はメリーノ。ライス、ズビメンディ、メリーノと守備マインドなMFを3人同時起用し、そしてハンドブレーキと批判を浴びた(笑い)。
そうした雑音がアルテタの心境を変えたのかどうかはわからないが、試合を経るごとにチームセレクションも変わっていったフシはある。
メリーノはPLではマンシティ(H)でスタートし前半だけで退いたのを最後に、ニューカッスル(A)、ウェストハム(H)ではベンチスタート。その2試合でMFとしてスタートしたのはエゼ。ニューカッスルでは4-2-3-1のNo.10、より興味深いのはウェストハムでオーデガードとともに<ダブル10>としてMFでスタートしたこと。アーセナルで初めての試みだった。もうプラグマティストなどと云わせない。
したがって、この流れでここからライス、ズビメンディ、メリーノの3MFに戻るように思えず。ライスとズビメンディの前でエゼがNo.10としてプレイする可能性が高いと思われる。ましてやここからのミッドテーブルチームとの連戦では、自分たちがボールを持つ時間も長くなりそうなので、攻撃寄りのセレクションにシフトするのは当然だろう。
もうひとりの代替案であるワネーリについては、まだ我慢が必要かもしれない。今シーズンここまで、まだ彼がPLとCLでスタートした試合はない。スタートしたのはリーグカップのポート・ヴェイルのみ。エゼの加入によって、みごとに機会が失われている状況がある(もっとも、もしエゼのAFC加入が実現せず、ハヴァーツがフィットしていれば彼が8で優先されていた可能性のほうが高かったとは思う)。
彼が、PLで唯一長い時間ピッチにいたのはノッティンガム・フォレスト(H)で、オーデガードが早々に交代を余儀なくされたとき。その試合ではエゼがLWでスタートしていた。
なので、ワネーリにとり現実味があるのは、試合終盤にエゼとの交代でピッチに入ること。あるいはエゼがLWなどにポジションを移して、ワネーリが8に入る。試合のなかで相手にリードされるなど、どうしてもゴールが必要なスクランブル状況では、エゼとワネーリのMFでの共存もあるか。
しかし、ワネーリにとりもっと心配しなければならないのはベンチ入りかもしれない。PLニューカッスルでは(おそらくは人数のため)彼はベンチにも入れず。IB後にはヒンカピエがケガから戻って来る見込みであり、彼がベンチに入るとマックス・ダウマンとワネーリが最後の1枠を競うことになりかねない。
PLでのベンチあらそい
たとえば、このようなベンチの9人。
- Kepa Arrizabalaga
- Cristhian Mosquera
- Piero Hincapie
- Myles Lewis-Skelly
- Ben White
- Christian Nørgaard
- Mikel Merino
- Gabriel Martinelli
- Ethan Nwaneri / Max Dowman
もっとも、ニューカッスルでダウマン(WG)がワネーリ(MF)より優先されたのは、オーデガード(MF)がベンチにいたためという説もあるので、オーデガード不在ならワネーリが優先されるかもしれないが。
イーサンをもっとアーセナルで観たいよう。
しかし、こうベンチの顔ぶれを眺めるとバック4にひとりづつサブがいて、彼らがバックの複数ポジションでプレイできるということは、ホワイト、モスケラ、ヒンカピエ、MLSの4人をベンチに入れておくのは、やや過剰な気がしないでもない。
オーデガード、マドゥエケ、ハヴァーツ、ジェズース。冬に売却の噂もあるジェズースはわからないが、彼らが戻ってくれば当然スクワッドに入るだろうし、これ以上選手が戻ってきたらベンチにも入れないシニア選手が続出しそうである。ここからさらに3人。
こんな心配をする日がやってくるとはなあ。
まあ、いずれにせよこのスクワッドデプスのなかで、オーデガード不在でもチームが危機に陥るようなことがないのはありがたいことだ。
キャプテンの早い復帰を祈りたい。
おわり