こんにちは。元気ですか。東京は秋晴れです。
さて、チャンピオンズ。
リーグフェイズ、アーセナルの4試合めはスラヴィア・プラーグ(Slavia Prague)ことスラヴィア・プラハ。ここでは英語でプラーグとカタカナ表記するよ。
今回のアーセナルのリーグフェイズのアウェイ試合では、チェコはもっとも遠い場所だろうか。中央アジアとか行かずにすんでほんとによかった。
彼らは対戦相手としては、あまり恐れるようなチームではないものの、われらのいまの問題はスクワッド。なんと、先日のPLバーンリーでHTに下がったヨクレスまでアウトで、アタッカーが軒並みいなくなってしまった。そしてサスペンションでズビメンディまでいない。
これが去年までならとっくに終わってたのだから、今年もデプスが超試されている。
CLでも連勝できるか。試合をプレビューしてゆこう。
 
 
アルテタの試合前コメント「フロントラインにこれだけのケガはめずらしい」
昨日プラハで行われたミケル・アルテタの試合前記者会見。AFC公式サイトより。
(ヴィクター・ヨクレスのフィットネス……)
- 彼はまったく起用できない
 - 今日もトレインしておらず、このあともケガの程度を把握するためのいくつかの検査が必要になる
 - この試合は彼は無理
 (さらなる大きな試合でスクワッドのロテイションが試される……)
- イエス。この数週間はそういう状況
 - チームのフレッシュネスと正しいまとまりをつくろうとしている
 - チームはいろいろなコンペティションでもとてもよく競えている
 - 明日は今シーズン、ホームでまったく敗けていないチームとのとてもタフな試合がある
 - 彼らはいっしょにプレイすることにとても慣れていて、はっきりしたフィロソフィのあるチーム。すごい雰囲気もつくるはず
 - だから、われわれもこの試合がとてもタフになるとわかっている
 (パレスとのカラバオカップQFのスケジュールの件……)
- われわれのPL試合をずらしてくれるとありがたいのだが
 - なぜなら、(前の試合から)2日後の試合になるから。これはまったく意味がわからない
 - われわれが(カラバオカップの)日程を決めて、彼ら(PL)もPLの日程を変更するはずだ
 (ヴィクターのケガが心配?……)
- 心配なのは、彼が筋肉の問題をあまり起こしたことがないから
 - 彼は違和感があってピッチを去った。それはあきらかによい兆候ではない。とくにとてもとても爆発的な選手だ
 - ケガの程度についてはもうちょっと探っていくので、それがわかり次第おしらせしよう
 (アーセナルの守備のメンタリティ……)
- 間違いなく、いまとてもよい
 - 集団の組織がとてもとても力強いと思う
 - 選手個人のふるまいもある。どのボールに対しても、守備へのエナジー、インテリジェンスとアグレッションがあり、そこがわれわれの成功へのカギになっている
 (ガブリエル・ハインツェのインパクトについて……)
- それはチーム全体のおかげ。スタッフ、選手の全員がテーブルにもたらしているもの、それが極めて集団的なのだ
 - 数字や彼ら全員がもたらしているもの、ガビーがやっていること、それはすべてのコーチも同じで、とくにわれわれが望むことを実行してくれている選手はそう
 (アーセナルはカラバオカップのパレス戦のためにエヴァトン戦の日程を移動することをPLに要請している?……)
- それはクラブにまかせている
 - われわれの考えはとてもはっきりしていると思う。プレイするに、ベストでもっとも理にかなう日がある
 - われわれはそれに合わせる必要があるはずだ
 (3日間に2試合プレイすることは不利になる?……)
- 先ほども述べたように、まずはプレイヤーファーストで原則を適用することだと思う
 - そしてサポーター、そして時間
 - いまわれわれが必要としているのは、公平性。どのクラブにも同じチャンスが与えられること。フェアにしてくれることを祈る
 (いまヴィクター自身はどのようなフィーリング?……)
- 彼は試合後、とてもがっかりしていた。だが、それもフットボールの一部
 - 結局のところ、直線を想像していても、つねに上がったり、いつも起きるわけではない
 - もし彼になにか起きるなら、彼はそれに対処せねばならない。われわれは彼を助けるだけ
 - あなたの云うように、彼はとてもいい時間を過ごしていたし、とてもいいフォームだった。それはチームにとってはとても重要なこと
 - だが、明日彼はいない
 (今シーズンCLでのクリンシート記録がすばらしい……)
- イエス。当然。それは試合に勝つためのとても大きなプラットフォームであり、このコンペティションでそれをやる難しさがある。アウェイならなおさら
 - 明日われわれはここでとてもいい挑戦、いいチームに直面する
 - 彼らはとてもインテンスで、とてもダイレクトで、とても縦にプレイする
 - われわれは自分たちが望むものをかなえるためには、とてもうまくやらねばならない
 (現在のケガ人があるなかで3日間で2試合プレイすることが心配……)
- いま7人が離脱しているので、いまわれわれが話しているデプスというのがなんなのかわからない
 - われわれは多くの選手を失い、多くのフロントの選手を失っている
 - だから、3日ごとにプレイをつづけるなら、先ほども話していたことについて、われわれはリスペクトされないだろう
 - われわれの意見としては、そこがもっとも重要なのだ
 (ヴィクターはどこの筋肉のケガ?……)
- それはドクターにまかせよう。彼らが説明するだろう。わたしはこれ以上は話したくない
 - われわれは、明日の試合や起用できる選手について話すためにここにいる
 - だから、それについては来週かそれくらいにわかるだろう
 (アレックス・オックスレイド・チェンバレンが戻って、アカデミーといっしょにトレイニングしている。彼のキャラクターが……)
- トップ!(質問をさえぎって) トップキャラクター。彼は、わたしがフットボールで出会ったなかでベストなキャラクターのひとり
 - もしわれわれが彼の助けになれるというなら、もしわれわれが彼にスピードを取り戻せる場所を与えて、彼がクラブをみつけられるなら、それは喜びだ。選手たちもそこから学べる
 - わたしも彼といっしょにプレイするのは特権だった
 - 彼がいてくれたら、チームの周辺でとてもいい模範になるはず
 (ライスがあと一枚のカードでサスペンション。それが明日のチームセレクションに影響を与える?……)
- ズビもそういう状況だった。彼も二枚もらっているのはわかっていた
 - それがこのコンペティション。どこかの時点で選手を失うし、それが決定的な試合かもしれない
 - 当然それはわれわれもできるだけ防ごうとしているが、それもこのコンペティションの一部
 (ノーガードの役割について……)
- 素晴らしい(Exceptional.)
 - 彼が得ることになるであろう役割について、わたしはかなりはっきりわかっていた。必ず彼がやるだろうことを
 - 彼はケガをする前はとてもいい調子だったと思うが、ケガでしばらくそれがなかった
 - そして、それがふつうのことだが、彼はあらためてスピードを取り戻し、いくらか時間を得るようになった
 - 彼は明日起用できる
 (フロントラインのケガにパターンがある?……)
- われわれも全体を観ている
 - ジェズース、ハヴァーツ、マドゥエケ、オーデガードの4人がヒザをケガしているのは、とてもとてもめずらしいこと。しかも長期
 - そして、何人かの筋肉のケガ。これはほかの選手にも起きうることで、どのクラブにもある
 - フロントラインにこれほどの問題を抱えているのは、かなりめずらしいと思う
 - しかし、われわれはそれに向き合う必要があり、これまでもすばらしいやりかたでそうしてきた
 - こういうことは今後もつづくだろう
 (トマシュ・ロシツキとはいまも連絡を取り合っている?……)
- われわれは彼とは会うつもり。いっしょにすばらしいときを過ごしたから
 - わたしがいつも云っているように、トーマスはともにプレイしたなかでわたしの気に入りの選手のひとり
 - もし明日会うチャンスがあるなら、会うだろう
 - ハグして、フットボールについてもちょっと話したいね
 
最後の質問はポーランドの記者かな。Tomasの発音がそれっぽい。とましゅ。
このミケル会見にはつづきはないようだ。このあとアップされるのかも。
Oxがトレイニング参加。OBが頼るクラブ
32才になった彼は、いま所属クラブなしの状況に陥っているそうで、来たるべくオファーに向けてアーセナルでフィットネス調整をしているという。
こういうとき頼る相手が、アーセナルと同じくらいの時間を過ごしたリヴァプールではないというのが、なんとも。彼らとPLとCLを勝ったのに。われらとしてはこういうのはちょっと誇らしいと思う。OBが帰ってこられるオープンさ。
つい先月にはマドゥエケのマブダチ、元ガナーのTJJことタイリース・ジョン・ジュールス(24)も所属クラブなしでアーセナルにトレイニング参加し、その後キルマーノックとの契約を勝ち取っている。かつてはジャック・ウィルシャーもそのようなことがあった。
しかし、アルテタがOxについてそんなに高評価だとは知らなかったな。彼は、トップキャラクターとかそういう称賛のされかたをされる選手だったっけ?
よくみるとキーラン・ギブスじゃないやつ。
レアンドロ・トロサールの試合前コメント「(カラフィオーリのようなFB)これまでいなかった」
選手側からはトロサールが会見に応じた。
- Everything is going well so far I hope I can continue my form
 - We have the same mindset to challenge for the title as the last few seasons. We are on the right track. We want to win every game.
 - I am always vocal on the pitch, always try to help my teammates.
 - I always like the long sleeved shirts, I wore them when I was younger too. I like the fit.
 - I like that he trusts me, I always try to give back to the team.
 - My role hasn’t changed since last season. Us senior players try to help the younger lads. We have a good culture in the team.
 - It is a big change playing centrally. My position depends on the game state or what the manager wants to do
 - We have a tough schedule already, if you play two games in three days, it is not easy to travel for players and fans. We just have to deal with it.
 - With a lot of players mentioning the number of games they should take that into account.
 - I hope the game is still entertaining. We still want to win that game.
 - I want to win everything. I don’t like losing.
 - I think everyone needs to be on their toes especially at Arsenal.
 - I prefer playing on the left wing, I have consistency there. I am always available to play any kind of position across the front.
 - I have a good relationship with Califiori, sometimes I can pass to him blind.
 - Lewis-Skelly goes into midfield, he’s so strong and good on the ball, no one can get it off him. He has a great future.
 - I think I want to stay beyond 2027. We will see what the club wants. I am loving life at Arsenal. Such a great club.
 
このひとはほんとうにチームに貢献しているよな。あまりに過小評価という声もある。今年でっかいトロフィを勝ち取ったあかつきには、きっと彼の貢献もわれらファンにいつまでも記憶されることだろう。
カラフィオーリとの左サイドの連携についての質問だけ訳そう。先日のPLバーンリーでもかなり印象的だった。
(ときにストライカーのようにプレイするリッキー・カラフィオーリについて。ウィンガーとしてどのような影響が? これまであなたのチームにあんなフルバックいたことある?)
LT:(笑)いないね。
リッキーはそうだな、あれは彼の強みのひとつだと思う。彼はどこにでも出没するし、ストライカーとしてポケットにも入っていく。すでにもういくつかのすごいゴールも決めているしね。
だから、彼の予測できないところは相手チームを苦しめることができる。
いまのぼくと彼にはいい連携がある。ぼくは彼のできることがわかるし、あらわれるポジションもわかる。だから、彼を観ないでもボールを出せる。彼ならそこにいるだろうと。
(マイルズとの違いは?……)
彼らはタイプが違うというだけだろう。
マイルズについては、誰も彼からボールを奪えないね。それにいま彼はより成長している。彼はまだあんなにも若いけど、これからすばらしい将来が待っている。
トロサールの顔を観ていて、なんか誰かを思い出すなあと思ったら『おそ松くん』だった。どうだろう。すくなくともいまの髪型は似てる。『おそ松さん』のキャラデザよりこっちのほうが似てる。

ウィリアム・サリバのインタビュー「ワールズベストのDFになりたい」
チェコに発つ前のインタビューのようだ。Telefoot via Daily Mail
WS:(レアル・マドリッドとのリンク)もちろんあんなクラブから関心を持たれれば、いつだって魅力的なものだ。でもぼくには、アーセナルに残ること(が望み)だった。
まず、トロフィを勝つこと。ほかのことを考える前にね。
(RMにはKylian Mbappe、Eduardo Camavinga、Aurelien Tchouameniといったフランスの仲間がいる)ノーノー。いまのところBondyコネクションは、ナショナルチームでのものさ。
(9月にアーセナルと契約更新)ぼくはここでハッピー。それだけ。ぼくはアーセナルで大きなものを勝ち取りたい。もしなにも勝ち取らずにクラブを去ったら、ファンに忘れられてしまう。ここで大きなものを勝ち取りたいんだ。
そしていつの日か、世界でベストなディフェンダーになりたい。トロフィを勝ち取るにはたくさんのワークが必要なことはわかっている。でも、それがぼくの夢なんだ。
ビッグウィリーのインタビューは読んでいても、あの声としゃべりかたが簡単に脳内再生される。






 






