19/20シーズン、冬の移籍ウィンドウがオープンしてもう5日。アーセナルではまだ大きな動きは見られない。最近の移籍ゴシップとニュースをまとめてお伝えしよう。
1月補強はない? by SSN
のっけから不景気な話ながら、アーセナルは冬の補強をしないかもしれないという話題を。
.@skysports_sheth explains why incomings could be unlikely at Arsenal in Mikel Arteta’s first transfer window in charge.#TheTransferShow
— Sky Sports News (@SkySportsNews) January 3, 2020
こちらは昨日(1/4)のSky Sports『The Transfer Show』の一幕で、リポーターのDharmesh Shethが興味深いことを話している。
Sheth(SSNリポーター):ミケル・アルテタは「カラム・チェンバースのケガによってプランの変更を余儀なくされるかも」と話しているし、Sky Germanyによればアーセナルはジェローム・ボアテングに興味を持っているという。
だが、わたしが今朝聞いたところによれば、現時点でアーセナルの1月の補強はなさそうだということ。もちろんまだ20日以上時間があるので変わる可能性はあるが。これにはいくつかの理由がある。
まずアーセナルは夏に£150M近くかけて補強をした。そのうちのひとつは£30Mで取ったASSEのウィリアム・サリバで、いまはローン中だがこの夏には戻ってくる。今月呼び戻すことはできないらしいが。アーセナルはサリバをとても高く評価しているので、つまり半年だけのオプションに大金は使わないということ。
またファンがみんなツイートしているダヨ・ウパメカーノについては夏にはあるかもしれないが、アーセナルが1月に彼に大金を投じることはないと聞いている。それにライプツィグはリーグでトップでCLもあり彼をいま手放すことはできない。ラスト16でトトナムとも戦うしね。
それとジャカについてはアルテタが残留希望の意志を明確にしている。ジャカのエイジェントはヘルタ・ベルリンに行くと示唆しているがクラブ間では合意していない。
オバメヤンについてアルテタは彼の退団は考えたくもないと話している。残り18ヶ月で退団の噂も根強いが。
云々。
わりとありそうな「補強なし」
このツイートには、彼は憶測だけでしゃべっているとリプライもついているが、個人的にはじつはこれはわりとありそうだと思っている。
というのは、そもそも、クラブの方針として冬の補強に消極的であること。
サンレヒは以前のインタヴューで、夏の移籍ウィンドウは長期のプランで動いているが、冬のそれは緊急事態への対処のようなより補助的なものだと語っている。
けが人のカヴァーについてはもちろんチェンバースの重症でアルテタも補強について示唆しているが、ちょうどいいタイミング?でホールディングが復帰間近だ。またコラシナツも戻ったし、ベレリンもセバーヨスも復帰する。
リーズ戦前のプレス会見でアルテタは補強よりもケガから復帰する選手のほうにフォーカスしたいと話していたのは、つまりこういう状況があるからだろう。
手前味噌ながら、12月末にこのブログで冬の移籍について、補強が必要な3つのエリアについて指摘した。
アーセナル2020冬の移籍ウィンドウについて。キーエリアと補強ゴシップ | ARSENAL CHANGE EVERYTHING
- 負傷者がいるエリア
- 退団する選手がいるエリア
- レヴェルアップしたいエリア
このうちの負傷者は以上に述べたとおりで、この時点ではチェンバースは戦力として計算に入っていたから現状はより厳しくなったのはたしかだが、まもなく何人もの選手たちが戻ってくる。
またたとえば、ブカヨ・サカのように新しいポジションを任されてパフォーマンスしている選手もいる。彼はもういまでは当然のようにLBで起用されているが、少し前なら考えられなかったことだ。
それと退団するかもしれない選手としてジャカ、オバメヤン、トレイラなどを挙げたが、いまのところ彼らが1月に移籍する可能性は限りなく低くなっている。少なくともレギュラープレイヤーを売却するようなことはなさそうだ。
そしてレヴェルアップしたいエリアについて、まっさきに挙がるのは当然CBだったが、ご存知のようにアルテタの下でルイスもパパもまた生まれ変わったようになってしまった。マンUではこのふたりともがMOTMに選ばれるほどの活躍だったのだから、驚きを禁じえない。
このエントリを書いた時期からまだ10日ほどしかたっていないというのに、選手をめぐる状況は劇的に変化していると云っていいい。
以上のような状況で、なお補強に動くとすれば、それでも補強したほうがいいというほどの好物件が見つかったときに限られるはず。そしてそんな物件はなかなかない。。
つまり冬の補強はないかも。そんなふうに推測できるわけだ。
まあ、さすがにひとりも取らないとも思えないが、ひとりも取らなくても驚かない。そんな状況だと思われる。
……というとっても味気ない話から移籍ゴシップニュースをスタートしよう(笑い)。
ここで本気でレマルを取りに行くのが、アーセナルだと思ってます。
何が起きても驚かない、驚かない…
PS CBだけはアカデミーから出てこないですね。
FFPに抵触する可能性があるって話はどうなったんでしょう?
抵触するしないに関わらず、完全移籍での獲得はないと思います。ウパメカノやアケは夏のターゲットの可能性が高いと思います。
逆にボアテングのレンタルとかはあり得そうな気がします。私もボアテング反対派なのですが、短期的に見ると彼は悪くない選択肢だと思います。
サリバが来季加わるとは言え、チェンバースが離脱、ムスタフィが移籍志願、ホールディングとマヴロパノスが怪我明けで、スタメンはベテラン2人と、圧倒的に層が薄いように思えます。
同様に両サイドバックも不安ですね。アルテタマジックでカバーされているとはいえ、ベジェリン・ティアニーという主力格を怪我で欠き、本来はサイドバックでないコラシナツ・ナイルズ・サカに頼っています。
ボラやメドリーの昇格で凌ぐか、右にアーロンズのような本職を獲得し、左にナイルズを担当してもらうか(デルフ、ジンチェンコロール)、両サイドバックを務められる人材(ダニーロロール)を獲得するかのいずれかでしょうか?
トリッピアーの穴を埋められないスパーズのほうが、アーロンズ獲得に本気だと思うので、二つ目の選択肢は無いかもしれませんが、三つ目の選択肢はモナコで停滞しているヘンリヒスなどを買い取りオプション付きレンタルで獲得してみたら面白いかもしれません。
エドゥが仕切る初めての移籍市場はどうなるでしょうか?
資金がない時点で受け身の移籍市場であるのは仕方ないと思う。オーバに大きなオファーがあって、しかも1月に補強できるDFを見つけて、となると可能性は高くはなさそう。
またオーバが動かないんなら左SBは(オーバが中に絞るためには)ウインガーのほうがいいだろうし、すでに3人ウインガーがいる左SBを補強する意味は薄い。まあそれこそケガ人の復帰次第だろうけど。。。
いつの時期も補強はファンにとってワクワクするものですが、あまり拙速に動いて欲しくないですね。
特にアルテタの意向に沿わない補強をクラブが勝手にやるのは、このタイミングでは是が非でもやめていただきたい。
今は新しい選手云々より、クラブの結束力を優先すべきだと思います。
アーロンズはめちゃくちゃ良い選手なんで冬でも夏でもとってほしいと思ってます。普通にベジェリンからスタメン奪いますよ。個人的にプレミアではアーノルド、カイルウォーカーの次に良い右SBだと思います。
CBですけど夏に何が何でもウパメカノをとる前提ならボアテング要らないですよね。次のシーズンはサリバが戻ってきて仮にウパメカノとるとホームグロウンのチェンバースとホールディングに加えてボアテング、ルイス、パパ、ムスタフィ、マヴロパノスと編成がヤバイ。しかもマヴロパノス以外は簡単に売れそうにないメンバー。
次のシーズンはサリバ、ウパメカノ(願望)、ホールディング、ルイスの4人体制がベストだと思うんでやっぱりボアテングは要らないですよね。
アラバはグーナーなのにチェルシーが狙ってて草