いまだにソーシャルミディアでは、ぽつぽつとアトレチコのトマス・パーテイの噂(彼はアーセナルに来たくて来たくて震えているとか)が見られ、そのたびになんだか苦笑いするような気分になる。
先日もサンレヒのことばが伝えられたように、アーセナルはこの夏の移籍ウィンドウでここ数年のような大きな予算を使うことはないと考えられている。
ただでさえヨーロッパを逃し続けていることでの財政難に加えて、COVID-19によるPL中断やTV事業者へ払い戻しなどで生じる巨額の損失をどう補填するか。そんなことに頭を悩ませているのが現状であるらしいので、ふつうに考えればそんな高価な選手(€50M)は選択肢にも入らない。ラカゼットとのスワップなんていうウルトラCは、もし実現したら驚くべきことだろう。びっくりして腰が抜けちゃう。
そんなこんなで、いまアーセナルとリンクされる選手がことごとく残り契約期間の短い選手であることからもわかるように、夏にわれらが目を向けるのはとにかく安価なオプション。ただひたすら安いこと。例年以上にそれがプライオリティになるはずである。間違いない。
われらがそんな安価な選手を追い求めるなか、ひとつ注目はPLから降格するチームの選手で、すでにアーセナルとリンクされている選手も何人もいる。彼らが降格の余波で売却を余儀なくされるため比較的安価になるからという理由もあるだろう。
今回は、今シーズンをもってPLから降格が見込まれるクラブに在籍中で、かつアーセナルのターゲットになりうる選手について、ざっとまとめてみようと思う。
19-20シーズン、チャンピオンシップに降格しそうなクラブ
降格チームはもちろんまだ決まっていない。
現時点でその可能性があるチームについて、まずは現状のPL19/20シーズンの中断時点でのリーグテーブルをあらためて確認してみよう。
降格圏にいるのは、ボーンマス、アストン・ヴィラ、ノリッチの3クラブ。ただし、最下位のノリッチを除き比較的ポインツが拮抗している。
16位のウェスト・ハム、17位のワトフォード、18位のボーンマスは27ポインツで並んでおりGDも3点差しかない。これだけ見れば、どこが降格してもおかしくはない状況だ。
今後のシーズン予想においては興味深い予想がある。つい先日の『Sky Sports』。
Premier League clubs’ best and worst possible final positions in table
残り試合で対戦する相手の強さ、ホーム・アウェイのアドヴァンテッジなどを考慮し、降格しそうなチームをシミュレイションした結果がこれである。※今回のテーマと外れるので触れないがこの記事はトップ4の可能性についても検証しており、そのシミュレイションではアーセナルのトップ4フィニッシュの可能性は「0.2%」となっている。ウケるw
これによれば。今シーズンで降格する確率は以下のとおり。
- ノリッチ 95.0%
- ヴィラ 69.9%
- ボーンマス 63.4%
- ワトフォード 32.3%
- ハム 20.4%
- ブライトン 16.4%
- セインツ 1.1%
- ニューカッスル 1.5%
ノリッチの降格はほぼ確定、ヴィラとボーンマスが有力候補で、ワトフォードも可能性を残し、ウェスト・ハムより上あたりはまあ大丈夫そうという確率となっている(なんというおれの適当なことば選びよ)。
ウェスト・ハムからボーンマスはポインツで並んでいるとはいえ、いまの順位が入れ替わる可能性は低いと見られているわけだ。
したがって、今回のブログエントリで対象とするクラブは、ノリッチ、アストン・ヴィラ、ボーンマスの3クラブに限定しよう。