昨日あたりにはリーク情報もあったが、こんなにすぐうれしいニュースが聞けるとは思っていなかった。
ブカヨ・サカの契約延長から48時間後、19/20アーセナルの超新星、ガブリエル・マルティネリがアーセナルとの新契約にサインした。
Martinelli signs new long-term contract
ブラジル4部リーグからやってきた無名のティーンが、世界一タフと云われるイングランドのファーストシーズンで26試合で10ゴール。まったくのセンセイショナルとしか云えないデビューシーズンであった。
アルテタのコメント「彼の成長を期待」
ボスコメント。
アルテタ:ガビがわれわれとの新契約にサインしてくれたことがとてもうれしいね。彼はとても才能ある若い選手で、パフォーマンス、アティチュード、ワークレイトには驚かされたものだ。
彼がフルフィットネスを取り戻し、このクラブでの成長が見られることを期待している。
エドゥのコメント「アカデミーからより多くの選手を輩出しようと、このプロセスに熱心に取り組んでいる」
マルティネリの獲得にも貢献したテクニカル・ダイレクターのエドゥは、サカのサインと合わせてコメントしている。オフィシャルサイトのインタヴューより。
(サカとマルティネリのふたりの将来を長期で確保できたことはこのクラブにとりどんな意味がある?……)
エドゥ:ふたりの若い選手だが、それぞれ違うケイスになる。ブカヨはアカデミーから出てきて、思うに彼のプロセスについてわれわれは正しいことをやってきたのだと思う。100%だ。だから、彼はファーストチームとトレイニングを始め、そこからより多く関与するようになり、ベンチに入り、15分プレイ、20分プレイし、スクワッドのとても重要な選手になった。だから、彼のプロセスは素晴らしかった。
このプロセスは、クラブのなかでもっと多くの選手を輩出しようと、われわれがとてもハードに取り組んでいるもののひとつだ。みんなにとりとても重要なことだし、われわれの取り組みについてみんなへのメッセイジになる。
マルティネリはまた違ったプロセスがある。これもまたとてもナイスなものだがね。われわれは彼を17才のときに買った。彼はアカデミーから来たわけではないが、U-23からスタートさせようと計画をしていた。そこからだ。彼はプリシーズンでファーストチームのなかで、いかに才能ある選手かを証明した。ブカヨとともにね。ベンチに入り、ファーストチームとトレインし、スクワッドに入った。そして重要な選手になれることを自ら証明した。
だから、このふたつのケイスは違うものなのだが、われわれは彼らとより長期間一緒にいられることがとてもとてもハッピーだ。
(ピッチの外でのブカヨのキャラクターについて教えてください……)
彼はわたしがほんとうに誇りに思っているひとりだよ。わたしがクラブに来てから選手たちのことを知り始め、付き合い始め、そしてブカヨのことは最初から見ていた。彼の振る舞い、キミたちに話す話し方、わたしとの話し方。コーチや選手たちとも。彼のみんなとの話し方はとてもナイスだ。
それと彼の家族とも会う機会があったんだ。彼の父親、母親、兄弟と会った。彼がちゃんとしたところから来たということがわかったよ。家族も彼と似ているんだ。われわれはポルトガル語でこう云っているんだ「彼はしっかり地に足をつけている」と。みんながナイスで誇らしい。振る舞いと可能性、成功するメンタリティを持っている選手を見ることが、わたしはほんとうに好きなんだ。美しいよ。
(ガビの適応があまりに早いので驚いたのでは?……)
イエス。100%。ブラジルに住んでいて、そこからここにやってきて適応することが、どれだけ難しいことか知っているからなおさら驚いた。さっき話したように、彼はU-23から始めるつもりだったんだ。プリシーズンはファーストチームと過ごし、そこからU-23に戻ると。だが、プリシーズンでチームにとりどれだけ重要かを示してしまった。まったくブカヨと同じだよ。ある意味とても似ている。
振る舞い・アティチュード・メンタリティ・家族のことを語れるのはとてもナイスだ。わたしは彼の家族にも会っているし、ナイスだったよ。マルティネリがどんなふうに教育されてきたのかわかったね。
(ブラジルはいつでもエキサイティンな若い選手を生みます。もうずっとそうです。マルティネリのプレイスタイルで誰か思い出すブラジリアンの選手はいますか?)
難しいな。だって彼はブラジリアンだが、彼の振る舞いやフィールドでの取り組み方は、典型的ブラジリアンじゃないのだもの。彼はとてもとてもハードにワークしている。たくさんの意図を持って。彼を誰かと比べるのはとても難しい。彼にもアンフェアになるしね。
(ブカヨはまだ18、ガビは19になったばかりです。ふたりのティーネイジャーがPLでプレイできることを見せています。これからあともこういう選手がつづくと思いますか? 若くステップアップの準備ができている……)
そう思う。いま世界を見渡せば、17、18、19才の選手たちがハイレヴェルのファーストチームでプレイしている。アカデミーにおける、いまのわたしとペア(メルテザッカー)の考えは、18~23才の選手ともっとつながりを持ち、ファーストチームに送り込むこと。ときには不確定なこともあるし、ボーイズたちにはファーストチームに近づけるチャンスを与えなきゃならない。彼らに自分たちがどれだけ準備できているか、どれだけ十分か、わからせるためにもね。
われわれはその仕事をとてもよくやっていると思うよ。若年でもみんながハイレヴェルでプレイしたがっているし、16才でビッグクラブでプレイする選手もいる。そういった選手にはとても注意深くいなければならない。
(最後に、これはふたりだけの話でありません。今シーズンはウィロック、エンケティア、ネルソンを観てきました。そしてスミス・ロウもいる。近年のアカデミーの取り組みにはとても満足しているのでは?……)
イエスだ。そういった類の選手、コンセプトについて話すのなら。アカデミーはいましっかりとした仕事を進めているし、アカデミーのコーチもそうだし、パフォーマンスに携わるスタッフも。彼らが選手たちをファーストチームに送り込むための準備をしているのだから。
そしてもちろん、ファーストチームにいる選手たちのクオリティだ。選手たちを観て、正しいプロセスを実施すること。なぜならときに選手を追い込みすぎることはよくないからね。トレイニングを始める適切なときを理解せねばならないし、ベンチに入り始めるタイミングやファーストチームでプレイするタイミングも。
プロセスは誰にとってもとても大きいものなんだ。アカデミーからより多くの選手を輩出するために、それは適切に行われなければならないし、その部分についてわれわれはかなり注意を払っている。
アカデミーは成功のカギでしょうなあ。彼らがチャンスを得てbig upしていくことにクラブは何の損もない。財政はもちろんクラブのアイデンティティまで、受ける恩恵は計り知れない。
よかった。アーセナルはほぼ毎年アカデミーからトップチームに定着する選手が1人は出てくる。
5年後が楽しみに感じます。
未来を約束すること。すばらしいですね。
マテオもそうなってほしいなぁ。
バロガンを何とか残して二人のようになってもらいたいです。