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信頼度No.1ジャーナリスト、ファブリツィオ・ロマーノがアーセナルの2020夏移籍ウィンドウ進捗を語る

こんにちは。残暑って暑いすね。沖縄や九州・中国・四国あたりは台風たいへんなことになっているようで心配ですが、グーナーブラザー&シスターの無事をお祈りします。

さて。ここ数日はちょいと忙しく、ガブリエルの発表についてのエントリのあと彼についてもっと突っ込んだエントリを書く予定だったのだけど、セ・バーヨスの復帰が決まったりと、世間の興味はとっくにつぎに移っており。それについてはもう旬のタイミングを逸してしまったので、後回しにして、今回は昨日のAFTV特番についてフォロウしよう。

ゲストは、いまやフットボールニュースの世界においてはもっとも注目されているといっても過言ではないジャーナリスト、ファブリツィオ・ロマーノ(Fabrizio Romano)。移籍に関するニュースでは、「Here we go!」のtweetですっかりおなじみになっていて、現時点でのr/Soccerのtransfer guideでも情報の確からしさはトップクラスのTier1評価。AFTVは、このクソ忙しいだろう時期に30分程度でもよく彼を捕まえたものである。

ところでこのひと、ぼくはここ数年でいきなり出てきたなあという印象で、2018年の夏にこのブログで移籍情報ソースのエントリを書くために調べたときには、r/Soccer、r/Gunnersの両方のtransfer guideどちらのリストにも載っていなかったくらい。それがいま多くのフットボールファンがいち早くマイチームの移籍ニュースを知ろうと、彼の動向を毎日フォロウしているという状況がある。twitterのフォロワーは162万人。

あまりにも若く(去年の時点でたしか26才)、ほかの熟練のジャーナリストに先んじて彼がスクープを連発できるのはいったいなぜなのか。ずっととても興味深く思っていたが、ドン・ロビーはちゃんとそのあたりも突っ込んでいてさすがである。個人的には、彼はこっそり悪魔に魂を売ったのではないかと疑っているよ。そうでもしてなきゃおかしいっしょ。世界中のフットボールファンからの注目に引き換えた代償はなんなのか。こわいですねー。

ではHere we go。



Tier1ジャーナリスト、ファブリツィオ・ロマーノがアーセナルの移籍状況を語る@AFTV

AFTVのロビーが送るデイリーの移籍ニュースプログラム「Transfer Daily」。今回はロビーが聞き手のインタヴュー形式で、ロマーノがさまざまな質問に答えている。

現在のアーセナルの移籍の話題がかなり網羅されていて、アーセナルのファンならいま知りたい情報がまとまっているので、ウィンドウクローズまであと一ヶ月程度となり、このブログでも移籍の進捗をまとめようと思っていたので、非常にちょうどよかった。

話題がアーセナルのニュースに入る前、冒頭で「どうやって情報を得ている?」と訊かれロマーノは「場合に依る」と回答。情報ソースといい関係を築くことなど、当たり障りのない内容を答えている(当たり前か)。ロビーには、彼に「なぜほかのジャーナリストができないことをやれているのか」について訊いてほしかったな。彼だけが特権的に多くの正確な情報を誰よりも早く得られるのはなぜなのか。気になるよね。

インタヴューの全文訳すのはかなりキツいので、ここからはr/Gunners有志がつくったサマリからまとめよう。

オバメヤンについて

5月にはほかのクラブから接触もあった。彼は退団を検討していたんだ。でも状況が変わった。彼は契約延長の交渉をしているところだ。彼はアーセナルにはファンタスティックなマネージャーといいプロジェクトがあることを理解している。

この件は自信があるよ。アーセナルもアルテタも彼のエイジェントもそう思ってるはず。彼はサインする。

アルテタはファンタスティックなマネージャーだ。フットボールの世界で誰かと話していると、彼らはみなアルテタを高く評価する。アーセナルにはパーフェクトだね。だからオーバは残ろうとしている。

ベレリンについて

(退団の)可能性がある。PSGが彼のエイジェント、アーセナルとも交渉している。正式なオファーはないが、近日中にオファーが来る可能性はある。

PSGはRBを求めていて、彼らは変化、新しいチャプターが必要だと考えている。PSGが支払うか見てみよう。彼はPSGのNo.1ターゲットだよ。

ダニ・セバーヨスについて

彼は来る。心配ない。合意はできてる。アーセナルファンはほんとに喜ぶべきだよ。彼にはたくさんの提案があったのだが、セバーヨスはいつだってアーセナルに戻りたがっていた。アルテタが重要だったね。時間の問題だ。

※このインタヴューがアップされたあと、セバーヨスのさらなる1年ローンが発表されている。買取オプションがないらしいので、来年夏を考えれば手放しでは喜べないが。

ゲンドゥージについて

この夏に、彼に€40Mを払うクラブはない。グレイトな選手だが。

トレイラについて

彼はイタリーに戻りたがっている。100%。ちょっと悲しいけどね。彼はすばらしい選手だよ。彼がイタリーにいたころ、みんなが彼について「Wow wow」と云っていた。トップトッププレイヤーさ。トゥルーパーだ。彼がアーセナルに入ったときわたしはすごくうれしかったなあ。

フィオレンティーナがトライしているね。2年ローンで話している。トリノもトライしている。フィオレンティーナとトリノの戦いになっている。

ガブリエルについて

アーセナルのファンたちがガブリエルについて訊いてきてたのが懐かしいよ。毎日100万のメッセイジが来ていたからね(笑い)

ソクラティスについて

ナポリ行きのいいチャンスがある。すべてはクリバリ次第。もし彼が出て行くなら、ナポリはソクラティスへ向かうだろう。ガットゥーソはミランでチームメイトだったソクラティスが大好きだから。個人条件では合意している。クリバリが売れたらナポリは準備できている。

フェリペ・アンデルソンについて

彼はアーセナルにオファーをされている。が、何も進んでいない。これは簡単じゃないね。ウィリアンのケイスと似ているよ。彼はとても速く、スキルがある。いい選手だ。アルテタのプレイにも合うだろう。少し待つ必要がある。

トマス・パーテイについて

正直にならないと。6月には、わたしは「イエス」だと思った。そしていま、アトレチコ・マドリッドはポジションを変えていない。もし彼のリリースクロウスの€50Mが支払われるなら、彼は去る。この夏にはかなり難しいだろう。彼を買うにはまず売らなきゃならない。

アトレチコにはフィロソフィがある。もしリリースクロウスが支払われるなら手放す。トマスはトッププレイヤーで、わたしなら彼のサインに€50M払うよ。

アーセナルが彼を獲得できるといいのだが。彼のことを必要としているし。アトレチコは彼に残るよう説得をしている。

ウーセム・アワーについて

アーセナルが興味を持っているのは間違いない。状況を見ている。だが何も進んでいない。彼はトッププレイヤーだ。彼らは彼のエイジェントと話している。

ここでもまた、買うためには売る必要がある。€60M以下にはならない。

彼はこのウィンドウでベストのサインのひとつになる可能性があるひとりだ。

以上。このひとアーセナルが好きなんかな。。

 

※コメントくださるかたにお願い
プレヴューエントリでは、試合の結果がわかるようなコメントはお控えください
お互いリスペクトしあって楽しく使いましょう

7 Comments on “信頼度No.1ジャーナリスト、ファブリツィオ・ロマーノがアーセナルの2020夏移籍ウィンドウ進捗を語る

  1. いつもありがとうございます!
    ベレリンを手放すことについてはいろんな意見が出てくると思いますが、資金が欲しいところなので難しい問題ですね。

  2. おもしろい記事、ありがとうございます。
    ベレリンはホント悩ましいとこですね、いろいろ賛否ありましたが、最近ではあのころのベレリンに戻りつつある感じに見えてたので。ただパリからのオファーは彼にとってもチームにとっても魅力的だと思います。われわれにはナショナルチームのナイルズもいますし。
    放出候補者イレブン、充分に戦えるメンバーですね、ここにエジルやチェンバーズも入るとゆう。
    来週の開幕が待ち遠しいですが、スカッドの整理は早くしてほしいですね。

  3. しかしセバージョスが決まって良かった!
    この極端に短いプレシーズンで、昨シーズンの土台の上にチームを構築できるメリットは巨大だと思う。

    これである程度のチームができたので、この先は急がずじっくり交渉すればいいんじゃないかと。

    個人的には、ベジェリンはこの数年一度もスピードが戻ってないので、復活の可能性とリスクを込み込みでPSGに買い取ってもらったほうがいいと思う。あれほどのテクニックと経験を手放すのは痛いけど、WB起用できる今こそAMNに大きなチャンスを与えたい気がする。

  4. セバージョスおめ!
    自分もベレリンは売却容認派ですねー

    そんなことよりもGoogleでアーセナルのニュースを検索した時、名だたるニュースサイトに交じってこのページが表示されていてびっくりしましたわ

  5. なんか別の記事が盛り上がっているのですが、こっちにもひっそりコメント(遅)

    ベジュリンの件については難しいと思いますが、
    個人的にはベジュリンを放出することによってパーティとアワーのような選手を2人両方取れる状況になるのなら許せる気がします。

    どちらか片方だと、確かにAMNをRBで十分やってくれるとも思いますがローテもあるし、前シーズンの土台を壊すことになりかねないかと。
    (それによってローテ要因としてコラシナツを残さないといけないとかなるならデメリットが大きいとも)

    理想としては前シーズンの土台を残してそこに上積みしたいかと。
    確かにケガによるパフォーマンスの回復状況が厳しく現状のパフォーマンスを考えると放出も分からないでもないです。資金調達にいい選択とも。
    ただ前シーズンの「モンレアルがいれば。。。」みたいになりかねないというか、アーセナルの選手としての柱というかキャラというかが抜けるのは少し寂しさとリスクかな。
    ひとつ穴埋めたけど別のところに穴空いたにならないかなと。

    ベジュリンを出さずにパーティやアワーのような選手を1人は取ることを求めたいです。

    ちなみに放出候補リストの中で絶対に出すべきでないと思うのは個人的にはAMNです。

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