日本時間の今朝、イングランドの移籍ウィンドウが終了した。デッドラインデイには、F5で疲労困憊のグーナー諸兄姉におかれてはいかがでしたかね。
想像以上に選手が売れなかったとか、ジャカが契約延長したとか、オーデガードが戻ってきたとか、トミヤスがほんとうに来たとか、予想外なこともたくさんあったが、最終的には、(全員フィットすれば)なかなかフレッシュな11人が揃ったというところもあるっちゃある。
ただ、個人的にはやはり大満足というには遠いような気がしている。もっとも残念なのは売れ残り諸君だけど、そこではなく補強のことで。
とくに、2年連続8位フィニッシュで、シーズンスタートから3連敗&無得点をやっている状況からすれば、ディフェンスの補強がメインでチームは進歩できるのか、あるいはリーグワーストのポジションにいる選手たちの気持ちにブーストになるのかどうか。
IN/OUTなど、個々の移籍のまとめエントリはあとでちゃんと書くとして、今回は移籍ウィンドウが終わった直後のぼくの雑感をざっくり書いておきたい。
若いスクワッドにシフトするアーセナルの中期・長期プラン
まず、今回アーセナルが獲得したファーストチームの選手6人の年齢レンジは、21~23才。アルテタらが語っていたこの夏の計画通りの補強となった。
- Ben White 23
- Martin Ødegaard 22
- Aaron Ramsdale 23
- Takehiro Tomiyasu 22
- Albert Sambi Lokonga 21
- Nuno Tavares 21
これでわかることは、アーセナルはいま未来のためのチームをつくろうとしているということ。とてもわかりやすい「リビルディング」の動きだと思う。少なくとも、妥協して、ピークを過ぎたヴェテランを取るなど、その場しのぎの契約をすることはなかった。そこは非常に納得できると思う。
ほんの去年くらいまではチームにまだ高齢選手も多く、将来このクラブがどうなっていくかは不透明だった。全体的な若返りの方向性は、チームの進むべき道として、ファンなら誰しもが歓迎できるところなのではなかろうか。給与総額が減ってチーム運営も健全になり、なにより優秀な若い選手たちを揃えて、ファンがクラブの将来に夢や希望を持てるというのは重要なことだろう。
今回は結局ラカゼットもオバメヤンもレノも退団することはなかったが、いずれにせよ彼らシニアメンのアーセナルでの将来は長くない。それでまた一気に平均年齢は下がるはず。
ただし、このままだと若返りがやや性急すぎるきらいはあるかもしれない。この夏はPLでも若い選手にフォーカスするクラブが多い傾向があったようだが、ここまで極端に若い選手ばかりを集めているクラブもないだろう。アーセナルはPLだけでなく、ヨーロッパのトップ5リーグスでももっとも若いチームになりかねない(実際は?)。とくにクラブ資産価値でトップ10に入るようなビッグクラブとしては、極めて野心的な戦略と思われる。
これだけ若いスクワッドだと、この先何か問題があれば、またぞろリーダーシップ不在や、経験不足が糾弾されるに違いないのだから、もはや「冒険」と云ってもよいくらいだ。場合によっては、今後「無謀」なんて云われ方もされるときもあるかもしれない。
だが、アーセナルはより長いスパンでチームの進歩を見据えて、そうすると決めたのだから、中途半端になるよりはよほどいいとぼくは思う。短期的な成功を犠牲にしても、この先2-3年で必ず自分たちがなりたいチームになる/成功すると誓った。覚悟を決めた。外野がなんと云おうが関係ねえ。黙って見ておれと。
いんじゃないかな。
問題は、短期的な成功を求める/失敗を許さない世論とどう付き合っていくか。そのプロセスを受け入れてもらうために、いかに最低限の結果を出し、いかにプロセスの正しさを伝えるかだろう。アルテタやエドゥが去って、またプランやプロセスがリセットされるような事態になれば最悪だ(今年もしれっとリセットしてるっちゃしてる)。これはアーセナルFCのクラブとしてのプラン/プロセスであり、もし彼らが入れ替わるようなことがあったとしても、変わることがないと信じたい。
そして、そのようなアーセナルの中長期プランと、今回補強したような選手の年齢プロファイルを支持したうえで、今回の補強が適切だったかどうか。
この夏のアーセナルの補強プライオリティは正しかったのか?
結論から云うと、冒頭に書いたように、ぼくはこの夏のアーセナルの補強には非常に満足しているとは云い難いところがある。
それはやはり補強ポイントのプライオリティに疑問を感じているからだ。ひとつひとつの選手・案件に文句はなくても、俯瞰的にみれば、どうしてそうなの?という印象がぬぐえない。
一般的にも、守備よりも攻撃に問題のあるいまのアーセナルが、なぜこのようなディフェンスに偏った補強をしているのか?という見られ方もある。今回の6人のなかで攻撃的と云える選手はオーデガードひとりのみである。ヌーノ・タヴァーレスはKTのバックアップなので、攻撃的選手としてもいいかもだが。
フェアに云えば、期待通りではなかったのは、おそらくはこのCovid世界で、選手の売却がうまくいかなかったことがすべての元凶でもあるので、完全にエドゥやアルテタのせいだとも思ってはいない。仮に不要な選手が順調に売れていれば、まったく違う移籍ウィンドウになっていた可能性はある。
※この前のディスカッションエントリにもらった多くの読者さまコメンツを読んでいて、あまりにもアルテタとエドゥの評価が低いので、いつもは批判の急先鋒みたいなぼくなのに、逆に冷静になってしまった(笑い)。
ぼくにとってこの夏の大きな不満/疑問はふたつ。ジャカ残留でCM補強をあきらめた件と、CBへのバランスを欠いたヘヴィな投資。
ジャカの残留とCM補強をしなかったこと
まず、ジャカが売れずに契約延長+レギュラーCMを補強しなかったということ。(なにもかもジャカのせいにするブログですから……)
これまでにもこのブログで何度も同じことを書いてきたので繰り返しになるが、ジャカが売れなかったのは最悪しょうがないとして、このタイミングで長期で契約延長をしてほしくはなかった。
はっきり云ってこの夏はアーセナルがジャカを卒業するゴールデンチャンスだったのだ。ちなみにこれはぼくのことばではなく、クリス・ウィートリーが彼の記事で書いたことば。ところが、ここで放出するどころか逆に4年という長期の契約を結んでしまった。この混沌とした世の中で、この先のことなんて何がどうなるか誰にもまったくわからないのに。
上に書いたように、若すぎるスクワッドのなかで、ジャカのような経験豊富でリーダーシップのある選手の重要性というのはたしかにある。だからジャカをキープしようとした決断自体は間違えていなかったかもしれない。
でも、この夏はちゃんとアーセナル/アルテタのやりたいプレイにとって理想のCM、中長期でパーティのパートナーを務められる選手を求めねばならなかった。それはCBの補強よりも、このチームの進歩にとってずっとずっと重要だったとぼくはいまだに思っている。だってどんなチームだってピッチの中央にいる選手が重要だし、ましてやアーセナルのようなボールを持って主導権を握りたいチームがおろそかにしていいポジションじゃない。そこは文句のつけどころのない最高の選手がいなければならない。
アーセナルにとって理想のCMというのは、たぶん云うまでもないけれど、ハイプレスのなかボールを失わずビルドアップできるプレス耐性があって、ボールを前進させられるパスセンスがあって、タックルやプレスなどアグレッシヴ守備ができる選手でしょう。アルテタにとっての理想という意味では4-3-3(4-1-4-1)のアンカーで試合を読むプレイができることも重要なはず。
アーセナルがここで「彼でいい」あるいは「彼がいい」と判断したことは、今後数年のアーセナルに小さくない影響を与えるのではないかと心配している。彼を去年同様レギュラーでプレイさせるなら。
いま少しだけ望みを感じているのは、ジャカがこのあとPLで3試合バンのあいだに、パーティとサンビ・ロコンガがかなりいいコンビネイションを見せて、チームのフォームが上向くこと。
ロコンガは、シーズンスタートからのひどすぎるアーセナルのなかでも、数少ないポジティヴ要素のひとつで、もし彼がレギュラーでプレイしてアーセナルのミドフィールドが進歩を見せるなら、そしてジャカが復帰しても、彼がポジションをキープするようなことがあれば、チームとして希望が見えると思う。
まあアルテタならそうはしなさそうだが。あのレッドカードの直後だって、激怒するどころかピッチを去る彼のおしりを叩いて慰めていたくらいだ。
RCBに£50Mの巨額を投資したこと
それとベン・ホワイト。彼はいい選手なのかもしれないので(まだそれはほとんど観てない)彼自身にはとくに不満はない。「さすがベン・ホワイト、彼のようなCBを取ってほんとによかった」と思う日がやってくればいい。
が、やはりこの夏の補強でRCBが最優先エリアだったというのは、正直いまだに納得しづらい。
もしホワイトを獲得してから、資金的な理由でほかのエリアの補強を躊躇したのだとしたら、それはまったくバランスを欠いている。少なくとも順番を間違えていると思う。いまのこのチームの進歩にダイレクトに好影響を与えるのは、ほんとうにCBなのか。
「ホワイト+ジャカ」 vs 「ロブホ/サリバ+サウール・ニゲス」でどちらがチームプレイに影響を与えるか、チームを進歩させるか想像してみてもらいたい。ちなみにアトレチコのニゲスにかかるチェルシーのコストは1年ローン+買取OPで€40M以下だと伝えられている。
Throwback to when Saul Niguez scored one of the best Champions League goals ever against Bayern Munich 🤯
(via @ChampionsLeague)pic.twitter.com/3992GeJxwW
— ESPN FC (@ESPNFC) August 31, 2021
RCBがアーセナルのプライオリティだというのはウィンドウがオープンする前から云われていたことで、それはつまりアルテタにとってダヴィド・ルイスがいかに重要だったかということなんだろう。去年は彼が中心選手だったというのは否定しない。
だが、ぼくはアルテタが、ルイスやジャカがいなければ成立しないようなフットボールをやってしまっていることのほうにフラストレイションを感じている。
彼らの正確なパス(ロングパス)はチームにとって強力な武器であることは間違いないが、昨シーズンはそこにかなり依存してしまっていた。ミドフィールドのドーナツ化や平坦な攻撃をチームとして改善しようとしているようには見えなかった。ESRやオーデガードが来てから劇的に改善したところもあるが、それが選手が変わってからようやく起きたということに問題の根深さを思う。
アルテタはそれでいいのだろうか?
彼がやっていることや実際のチームのプレイを観ていると、それがアーセナルの理想とはまったく思えないのだが、この夏の補強戦略も含めて、求めている理想像がどんどんわからなくなってきている。
と、せっかく若い選手がたくさん加わっていいチームになるかもしれないのに、気づいたら文句ばかり書いていた(笑い)。まあいつものことか! 失敬失敬。
ちょっと急いで書いたので、ふだんよりもっと雑文になってしまったかも。
移籍についてはもっと書くべきことがあるように思えるので、それは移籍まとめエントリのときに書こう。
ではCOYG! トミヤス最高!
おまけ
こんなならよかったなあという夢想。
冨安は日本人としてワクワクしますな。
いい選手はたくさん来たと思います。
あとはどんなフットボールをするか。
エメリやアルテタが来たときは、チームが整備されていく様子がよくわかってワクワクしたものです。
でもそれはいわゆる解任ブーストとゆうヤツだったんですね。今は末期。
ここはやはり監督をなんとかしてほしいですね。
ジャカ延長でラカそのまま。これもどうかと思います。パスを受けるCF はやっぱ重要ですよね。
ジャカは数年後にフリーで出て行くいつものパターンでしょう。
ジャカみたいな伸びしろが疑問で市場価値が上がらない、
その上、他クラブからほとんどオファーがない選手は、
数少ないオファーが来た時が売り時なんだよね。
例えばそれが金額的に損切りだとしても。
いつものパターン過ぎて諦めたけど。
お疲れ様です。。
ジャカの延長とホワイトの価格に関しては仰る通り議論の余地しかないですね。。
私はジャカは好きなプレーヤーということもありキープという意味で契約延長はアリなのですが
昨季のジャカ依存みたいな戦術は止めて欲しいし、特性を考えると正直使い方にすごく悩みます。笑
なので延長した理由としては、鉄人ぶりを評価しての保険なのかなぁとか思います。もしかしたらLCBの控えとしても考えてるんじゃないかなぁ。。あらゆる意味で左利きのDルイス誕生の予感しかしませんが。笑
ホワイトにはもちろん期待していますが、このコロナ禍で要望な若手CBに払う価格ではないかなぁと思います。
ホームグロウンとはいえDFの歴代移籍金でもTOP10ぐらいに入る価格ですよね?(未調査)
ただまぁ財政に関しては破綻やFFP違反がないのであれば気にしませんが。
何はともあれ、全ての元凶は結果ですので、逆に結果が出始めれば一気に好転すると期待しましょう!
・・・これまでも何度かありましたが。笑
#いつもアーセナルネタを吐き出す場所として使わせてもらっててすみません。。
中盤にファブレガス、カソルラ、(ウィルシャー)がいた時が本当に懐かしい。
中盤の展開や突破のクオリティに関してはは他のどのチームともやり合えるという自信というか、誇りがあった。
(ディフェンスにめっちゃ不安があった時代でもあったけど… それは今もか…)
今のメンバーならサンビに期待をしたいです。 それか、オーデガードを下げた位置で使えるなら、使ってもらいたいくらい。
ジャカが控えとしての立ち位置に落ち着くくらいのチームになって欲しいです。
若いチームなので長い目で見ますが、とりあえずはシーズン一勝目はよ!!
オナナは人間性的な面でAjax方面から非難轟々だそうな。アルテタはそこに難色示したのかもしれませんな。
ヨーロッパトップクラス、イングランドいちのカネを使ったアルテタ・アーセナル。個人的にはコロナ禍を鑑みても、うまく補強がいかなかったなって言ってちゃダメだろう。
個人的には、エドゥなり誰かが、アルテタのいなくなったときにも使える選手をとってほしかった。そういう意味では、僕もジャカの延長は最悪だし、誰か止めろよ!!って今でも思う。
ま、こっからですね。今んとこクソみたいなスタートで怒り心頭ですが。
冨安、来たとなったら応援する。この苦境のなか株を上げて、レジェンドになってほしい。彼は今までのジャパニーズと違い即戦力の補強。ここでアーセナル・レジェンズに日本人が入るかもとか考えたらワクワクだ。
ジャカが退団しなくても、将来的な事を考えたらアワールは必要だったのでは、、、
しかも、ローンでお試し出来る可能性もあったし。
それよりも、ビスマは取って欲しかった。
オフェンスの美しいチームには、必ずディフェンシブで汗かき役で尚且つトランジションに敏感な選手がいる感じ。
しかも、ビスマはグーナーという😭
今のスカッドを見て分かる通り、ここ数年の選手の循環に失敗しているツケがきているので、
今回で、獲得した選手含め、ある程度メンバーを維持したまま成熟させていくるのが、
チームのミッションだと思ってます。
年齢的にみても3年くらいはかかるんじゃないかと覚悟してます。
こんばんは。
何気にAMNが吐露していましたが、使う気ないなら出してよかったんじゃないかと思ってます。
使わない限り市場価値は下がる一方だし、次の移籍市場で今夏よりいいオファーが来るとは考えにくいのは常識があれば誰でもわかるはず。
干すっていう行為は選手もチームも誰も得しないくだらない行為だと思ってます。
時間と金だけが浪費される無駄の極み。
いい加減売るという行為を成長してほしい。
冨安は日本人としてはやはりうれしいですね。今の守備陣ならチャンスも多そうですし、見どころが増えました。
補強プライオリティの部分ですが、自分は納得のいくものだと思っています。現状はアタッカーがどうこうというより、後ろ(GK含め)がまずすぎて前にボールが届いていないことが問題だと思うので、ラムズデール、ホワイト、冨安には特に期待してます。
おっしゃる通り、監督ありきではなく、クラブとして進んでほしいものですね。
何度も拝見させて頂いてましたが、サウールを引き合いに出して批判するなんてあまりに幼稚でがっかりです。欲しい選手が来るなら苦労しませんよ
ジャカに関しても今年は可変で最終ラインに落ちるシステムも辞めましたし
それに攻撃の選手これ以上獲得してどうするんでしょう?
いつも拝見しております。
個人的には今回の移籍市場はよかったと思ってます。
ジャカの契約延長もクラブとしては最初から望んでいたもので、本人が移籍しないという意思を見せたのなら延長というのも理にかなってると思います。
ホワイトの値段もマグワイアやストーンズなどの現代表CBと比べても高掴みというわけではないでしょう。
問題があるとすれば、サリバのローンについては疑問符が残るのは間違いないでしょう。
売ることに関してはもっと積極的にやってほしいですが、アーセナルのここ5年の補強自体がうまくいっておらず、週給ばかりが高い選手が多すぎて契約解除でもしないと取り手がいないのかなと思っています。
ほんとに個人的ですが、アーセナルのバックラインはチャンピオンシップかと思うくらいひどいのでもう1枚くらい買ってほしかったりしています。
ちょっと誤解があると思うので補足すると、ぼくがここで云ってる守備よりも(攻撃に貢献するために)重視すべきだった補強エリアは、ずばりCMです。
CAMはESRもいてさらにオーデガードを取ったし、ウィンガーもちゃんと足りてる。同じポジションにサカとぺぺがいて豪華すぎるほど。ストライカーに至っては何人もリンクされてたけど意味がわからんかった。結局ラカもエンケティアも売れずにバロガンがフォースチョイスになるみたいな惨状。
このチームが攻撃で進歩するには、CMは重要すぎるポジションだとずっと思ってる。GKが50/50のロングボールを蹴るのではなく、バックから確実にボールをつなぐボールプログレッション/ビルドアップの要だから。優秀なアタッカーは揃っているが、そこまでボールが届かない。
サウール・二ゲスのことはともかく、CMに理想の選手を補強することに貪欲にならないという点で、その補強戦略にあまり納得はできない。誰だってほしい選手を取れれば苦労しないけど、取引が成立した金額からして、仮に本気ならニゲスもカマヴィンガも取れたかもしれない。まあ同じ条件のオファーでもヨーロッパのないアーセナルは圧倒的不利で現実味は薄いけど。
CMの補強にRCBほどの野心を見せてほしかった。
とブログ主は思っております。
同感です。
2016年にジャカが加入し、そして、カソルラが負傷したことは、アーセナルが凋落の一途を辿っていくことになったターニングポイントであったように感じています。
これ以降、中盤の流動性が失われ、ボールキープが難しくなり、2列目、3列目からペナルティエリア内への飛び込みも見られなくなり、アーセナルは単調で退屈で中途半端な、端的に言って弱いチームに堕してしまいました。
あのとき、カソルラに取って代わるべき存在として必要だったのは、運動量豊富で攻守においてクレバーに走ることができ、機動性にあふれ、ボールコントロールが上手く、ワンタッチで相手を一人二人かわすことができ、前方にダイレクトで速いパスを送れるような中盤の選手でしたね。
2016年に、そういう選手がジャカよりもリーズナブルな売値で市場に出ていましたね。そう、カンテです。
それにもかかわらず、同年、優勝を果たしたレスターからの引き抜きを狙ってアーセナルが力を入れた相手は、ヴァーディーとマフレズでした(ためいき)。
コクランに気を使ってまで見逃して良い相手だったでしょうか(ためいき×2)。
攻守いずれの局面でも常に棒立ちでスプリント力に欠け、ボールキープの局面では少しプレッシャーをかけられるだけで動揺してボールを失い、咄嗟の判断もできず、パスを出した後は自らの役目が終わったかのような涼しい表情を浮かべてその場に留まり、ワンツーを狙って前に走ることもなく、前評判では評価されていた筈のミドルシュートは宇宙開発に貢献するばかり、守備の技術も一向に上がる気配すらなく、感情的になっては無理なタックルを繰り返す…そんなジャカをアーセナルファンはあと何年も生温かく見守らなければいけないのでしょうかね。
なんとも頼りないMF陣ですが、サンビが大きく成長し、トーマスが健康にシーズンを過ごし、ナイルズが大化けすることを願うばかりです。エルネニーは、サッカーでは縦パスをすることが禁止されているという勘違いから逃れられないようですので、論外ですが。
チェンバースや冨安が中盤で起用されるなんて事態も起こり得るのでしょうかね。
ある意味、ますます目が離せないチームになりましたね。COYG!
考えが同じすぎて、読んでて笑っちゃいました。
是非飲みに行きたいです(お酒飲めませんが)
パーティーの隣を、カソルラみたいなテクいやつにするか、ジウベルトみたいに守れるやつにするか、相手に使い分けて、ジャカを安値でもいいから売りつつアワールとビスマ両取りできてたらなとか贅沢な希望をしていました(ガマヴァンガは見たことないもので)
あとやはりCFはラカかなと思ってますが、今後も是非外野の意見気にせずに思ったこと書いて欲しいです!!
全く同感です
MF2枚は入れ替えて欲しかった所、具体的にはジャカとエルネニー
これじゃスカッド的上積みが去年と大して変わりません
トレイラがやる気だったのなら使ってあげてもいいのに…
ただこれだけお金使って結果出ないと流石にオーナー動くと思います。サンレヒの時そうだったので
今年ダメだったらファンはともかく金出したオーナーは黙ってないでしょうね。
お遊びで200億も出した訳じゃ無いでしょうし、何年、いや何十年か時間が経てば強くなりますじゃ論外ですし。
具体的かつ明瞭なプランと結果を示さない限り
今のフロントは今シーズン限りだと思います。
少なくとも今の状態では…ですね。
マンチェスターの2チームやチェルシーには資金面で勝てないし(最近のアーセナルは金を使っていますが……)、リヴァプールのような完成度の高いチームとはピークをずらしたい(ずらせるのか?)と思うので、若手に的を絞ることでことには賛成です。
しかし、一気に若手だけ獲ることになったのはこれまで中長期的な戦略でのスカッド形成に失敗したせいじゃないですか……
成功のために若手比率を高めて、時間をかけるのは良いのですが、若手「だけ」では不安です。リーダーシップのある中堅・ベテランはどこにいるのか……
ジャカ?オーバ?ベジェリン?来年はラカゼットもいなくなるでしょうし、去年の時点でベテランのウィリアンを買ったのは何だったのか…… (3年でCL獲る計画でしたっけ?)
資金面で勝てないなら、アーセナルには残り契約が短かったり、資金面に苦しむクラブに所属したりする「お買い得選手」を積極的に買って欲しかったと思います。例えばマラガからカソルラを獲得した時みたいな。
今期ならカマヴィンガやオナナ、アワー(+放出を強いられるバルサの選手たち?)がお買い得 and/or 若手選手として思い浮かびました。しかし(例えばドルトムントのように)CL出場権も無いので移籍してくるには魅力が足りないかもしれませんね。若手起用に積極的!どころかむしろ干し力・飼い殺し力を発揮してきた監督だし(ESRはあそこまで追いつめられる前に使って欲しかった)。
これまでのアルテタ・エドゥ体制もそうですが、それ以前からの獲得・放出の計画性の無さが今のアーセナルの駄目さを招いた大きな一因だと思います。
若手を使う以上、結果を出すには時間が必要かもしれませんが、将来への希望・喜びがあれば、結果(勝敗)には我慢ができます(そういう意味では日本人(冨安)の獲得は嬉しいけど)。
これからも「(視ていて)面白いサッカー」ができないならアルテタ・エドゥには早めに辞めて欲しいです。それが無理なら、これ以上無駄な時間を使わないでほしい。
開幕のジャカは主が言うほど飛び抜けて悪かったとも思わないし、退場シーンも別にボールに先に行ってたから運が悪かったという程度にしか思ってないですけどね。擁護はできないけどさ。
オーバが何をしましたか?チェンバース、セドリック含め、バックスも簡単に失点して何かしましたか?ペペも孤軍奮闘でボール運んでましたがリンクアッププレーは向上してるんですか?
個別の選手の粗を探せばいくらでもでるでしょう?選手選択や選手を活かせてないんだったら批判はコーチや首脳陣だけでいいんじゃないんですかね。
ジャカがいるだけでチームの希望が見えないんだったら一旦アーセナルから離れたほうがいいんじゃないですか?
え、やです。
最後の一文以外は同意です。
anonymous氏、あなたこういうスポーツのブログとか読み物に向いてないと思いますよ。指摘のお門違いにもほどがある。
ずっとひとりごとでも楽しんでは?
ファン同士で衝突するのも嫌だねえ
マヴロパノスとサリバ(それとガブリエル)にロマンを感じていた自分にとっては虚しい夏になりました
加入した二人のDFはいい選手だと思いますが多くの人が言うようにそこじゃないだろと
辛いシーズンになりそうですがむりくりポジ要素みつけて一喜一憂していきたいと思います
アメリカンスポーツと違って、降格のある欧州サッカーであからさまな再建をするのは危険だと思うけどなあ
次のノリッジに負けるようなことがあればほんとに降格するよ?
せっかく集めた若手も草狩り場になるだろう
育てた選手がタイトルを求めて出ていくのを何度も経験してるじゃない、アーセナルは
このまま8位が続くなら、アカデミー出身者以外、次は契約更新してくれないよ
主さんのおっしゃる通り、プレミア1の補強金額といいつつ今年の結果というよりはこれから数年後のための補強なんだと考えています。実際CL争いが現実的な上位層がこのメンバー獲得してても主に控え要因としてでしょうし。ウーデゴーアでもマンCマンUチェルシーじゃスタメンにはなれないでしょう。もはやそのくらいかけ離れたスカッド力になってると。本来は未来への投資なのに今のチームでは即戦力になってしまっていると。
そういう意味で今シーズンはEL出場権にようやく手がかかるくらいで十分満足すべきシーズンなんでは(今の順位ではこれでもポジりすぎ?)という中で、「プレミアトップの補強」が一人歩きして長期プランがおじゃんになるような選択をクラブもサポーターもとって欲しくないなと思います。アルテタの采配にはチェルシー戦シティ戦ともにこれでいいのかよというのは感じましたが、目先の結果欲しさにチームの方向性がガラッと変わってしまうような監督や首脳陣にはなって欲しくないです。
ジャカについては何かとスケープゴート的に叩かれてしまいますが個人的にはユーロを見るに輝かせられる方法はあると信じてます。とはいえそれはシティ戦のような中盤底では間違いなくないですが。ジャカは将来的にビッグ6に相応しいチームとなった時を考えるとそこに相応しくない選手だとは私も思いますけど、今は「本来の」アーセナルに相応しい選手も来てくれない状況であることは間違いないわけで、手持ちの駒でどうにかするしかないんでしょうね・・・。
主さんもおっしゃるとおり、チェルシーとか一時期良かったレアルの人材の取り回しと比較すると、
バルサもガナーズも売りどきを逃しすぎますよね。。
レアルがエジルやディ・マリアを売った時、今回のウーデゴールやハキミやテオを売った時にアフォなの?と思うけど、
後になるとたしかに居場所ないしそこそこの値段で売れたのは良いのか、、と思います。
チェルシーはエイブラハムやトモリのような、もしガナに居たらウィロックやネルソン、ロブホ達のような扱いになりそうな奴らをある程度使って市場価値を付けてから、きちんと売っている。この市場での立ち回りは本当にすごい。
シティもユナイテッドもリヴァプールも、チェルシーの売る上手さには敵わないっすね。。プレミアの競争環境でトップレベルを維持しつつそれができる上層部はマジすごい。
ラカは昨年売るべきだったし、ベジェリンは2,3年前に売るべきだった。若手はもっとレンタルに出していいのに。2部とか。
一方でESRやKTは5年契約で残り3年になったら次の延長、としてほしいですね。
後ろからビルドアップしてゲームを創りたい、展開したいという意図と若返りを目的に投資したのであれば、悪くないと思いました。
但し、相変わらずの商売下手が露呈した夏でした。売り手にやりたいように高い教材【ホワイト】や教育費を買わされている印象を受けました。
息子や娘を100人位、医者のあととりにするために国家資格もとれるかわからいないのに大学に何十億円も納付して報われない世界線です。
ジャカの件ですが、Cmf のローテーションや出席率【稼働率】の高さという点と経験値や展開力という観点では賛成です。
一方でキャプテンシーという意味ではリスクが高い点【良い時は一年に2回位はキャノン砲が見れますが悪いとジャイアンになって退場】でギャンブル要素が強すぎる点、出席率は高いけど給食食べて気分が良ければ体育は頑張るけど、悪ければ授業は出るけど寝てるか、勉強について行けず先生【審判やファン】に反抗するジャイアンに見えてしまうのが悪い点であると思います。
Cmf がアフリカネーションズでパーティーやエルネニー【トルコから勧誘。9月7日が移籍期限】がいない時期に果たしてどうやりくりするのかは確かに不安です。
リヨンのギマラインスやネベズをとらなかった代償を払うハメにならなければ良いですが。
個人的には右サイドバックもできるユーティリティなカリアリのナンデスやヴォルフスブルクのシュラガー【かつて移籍したてでがアーセナルに移籍したいと平然と述べた彼】あたりが移籍金も抑えて若返りもはかれたので狙って頂きかったです。
富安選手の獲得は日本人のグーナーとして率直に嬉しいです。
長文、失礼致しました。
最後までアーロンズ+アワールに期待してたので残念。あ、トミヤスはもちろんメチャ嬉しいっす!
アルテタはもう少し様子見ですかね、運がなさ過ぎて。
サリバはエジルくらい謎(いやエジルが干されたのはアレか)ですが、他の冷遇はまぁ分からんくもない、とも思います。
ジャカはスイス代表のジャカなら良いのに。
PLって、何で、アーセナルには露骨に厳しいんでしょう。
是非レフェリングにフォーカスしたエントリを!
(前に書かれてたらすみません)
うーむ、グェンドゥージが仏の正代表に追加で呼ばれましたね。トレイラもわたしは悪くなかったのですが(少なくともエルネニーよりは上)。サリバとホワイト(またはロブホとホワイト)の差も私にはよくわからないですし。あ、いや、その前にコラシをDFにする時点でもう終わっているような。マリと口論しているところをカメラに抜かれていたから、やっぱり好き嫌いでこの辺、結構判断しちゃうんですかね・・・エルネニーよりもAMNなんでださないんだろ。右に右利き、左に左利き、へのこだわりも、この現状では全く支持できない。いろいろあるけど、ToTの背中も見えなくなっていることが、ただただ悲しい・・・。でも辞めませんけどね。見続けますけどね。はあ。
ジャカの新契約は2024年までプラス1年延長のオプションだったはずなので、来季売ることも考えてはいると思います。
ビルドアップについてはおっしゃる通り個人への依存度が高すぎると思うので、もう少し個人に依存しない形が見たいですね。
皆さん、まだまだ語り足りないんですね
楽しく拝見させて貰ってます!
まさかのトミヤス!
正直ホワイト獲得が上手くいかなかったときの2ndプランだと思ってましたが、いやはや。
ベジェリンがかなり難航してたっぽいので
(ミランじゃなくてもセビリアもいい都市じゃないか。買取がついてないっぽいけど。。)
右サイドがなにはともあれ補強できたのは良かったことですね。
ただ、、スタッツとか実際にプレー見てると
トミヤスのフィジカル面での適応次第だけど、
冨安→CB ホワイト→右サイド じゃね?
もしかしてもしかして3バック? それならサリバかマブロ片方残したか、、ただでさえ右サイドいないのに3バックにしたらソアレスorナイルズだし(個人的にはナイルズもっと起用して欲しいな。。中央はスターティングで使うレベルじゃないけど、サイドならかなり良いと思うんだけどな)
自分もセントラルは補強して欲しかったです。
アフリカネーションズどうなるかわからんけど、パーティがアーセナル来てからは負傷増えまくりだし、、脱ジャカ推進派だし、、
ただ右サイドが大外を担わず、ティアニー(左)を押し上げる形を今後も視野にはいれてくんだなー、つまりジャカはある程度優先されて起用されるんだろうなーと
そしたら今の守備のやり方だとジャカじゃ対応しきれずヤラれるんだろうなー、、、
悲観的になりかけましたが、自分は相変わらずエドゥ頑張ってる派です!
富安は是非ともいいプレー見してね!
的をいすぎた意見に同意致します。
とにかく、中盤でタクトをふるえる人がジャカしかいない。シティ戦では中盤の唯一の指揮者であるジャカが何故か守備に奔走しないといけないシステム且つ、その他のメンツ。
中盤がウーデゴーとジャカ先生では、さすがに先生のご負担が大きすぎてテンパってしまった結果が先生の御乱心に繋がったと勝手に結果論を申し上げます。
どなたがおっしゃったように、あのメンツならエルネニーを置いて先生のご負担を減らして頂きたかった。
やはり、なおさら今夏にジャカ先生のご負担を減らせる門番【ビスマさんが理想】または、先生に変わるゲームを創れる即戦力を1人は獲得して頂きたかったと思います。
それ以外のポジションはコロナ禍の中でフロントが動いて粘り強く交渉できたので獲得は及第点ではないかと思います。
売る方は正直に申し上げると、今の運営陣では限界だと悟ったので諦めております。
失礼致します。
個人的には、3421を試して欲しいなぁと思っている。
3 ガブリエル、冨安、ホワイト
4 ティアニー、パーティー、ウーデゴーア、セドリック?
2 ESR、サカ
1ラカゼット
どうでしょうか?ウーデゴーアに勝手にカソルラを重ねています。
今夏の補強は穴埋め補強でしたね。
クロエンの大金もなんかって感じで
正直エドゥもヨーロッパで別に実績?ないからというか、やっぱりチェルシーみたいに手際良くやっていただきたかったっす。
小粒で揃えるなら大粒を2、3粒でチーム激変するかと思います。他のプレミアチームもそうです、マンユーのポルトガルのナンチャらさんとか多分、それに該当しますしね
サンチェス一本!ナスリ一本!カソルラ一本!で激変するのかと
個人的にはビスマいってほしかったです。
富安のRBは「変則3バックにして相手のハイプレスを右タッチライン際に引っ張る→パスコースを広げる」手なんじゃないかと思う。現状ではそのエリアから安定したパスが出せてないので。言えばホワイトも同じ方向性だから、そこだけに7500万ポンド!だいぶ振り切った補強だと思う。そこのパスが安定して通ればジャカのままでもやれる?そうであって欲しいけど。。。
ここ3試合を見る限り、ジャカと契約延長した価値はなかったと思う。
僕はジャカのキャプテンシーをあまり評価してないので、やっぱりプレーで稼がなきゃいけない選手だと思う。それにしてはこの3試合は内容が悪すぎた。元来が機能しにくい尖った選手だし、調整の時間も短かったとはいえ。
この3試合だけならむしろサンビのほうが良いプレーをしてる。お買い得で嬉しいやら、悲しいやら。
ビルドアップを重視するスタイル、前線は若い選手中心ながらも人は揃っていることから守備陣を補強したのは良かったと思いますが、ボランチは1枚補強して欲しかったです。今更エルネニーの去就が話題になっていますが、ここに早めに着手していればもっとクリアな結論を出せたと思いますしロコンガも「当たり」どうかは長期的に見ないとわからないです。
他のBIG6(経済的にはアーセナルもBIGなはずなので)と比べて、負傷者などでクオリティがガクッと落ちてしまうのは大きな弱点だと思いますし、トーマスも頻繁に離脱するのでボランチの層が薄いのは心配です。