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Amazon Primeで『All or Nothing: Arsenal』の公開が始まる!

ついに、日本のアマゾンでも『All or Nothing: Arsenal』が始まった。

最初に公開されたEP1から3。ぼくも、夢中で観てしまった。。

一般公開の前、すでに現地では試写会も行われており、EP1-3について内容は伝え聞いている部分もあったが、それにしてもこんなに濃い内容とは思わなかった。これは、All or Nothingシリーズを観たことがないぼくにとっては(勧められたこともあったけど、シティとかToTのドキュメンタリをどうしても観る気になれなかった)、期待以上におもしろい作品だった。

アマゾンプライムの会員は、無料で視聴できる。もしアーセナルのファンでアマゾンプライムの会員でなければ、そのためだけに会員になる価値はあるんじゃないか。いやほんと。



アーセナルの21-22シーズン舞台裏を描いたドキュメンタリフィルム

シーズン1として全8つのEPを予定しているなかで、今回公開されたのが最初の3つ。

それがAll or Nothingシリーズのひながたと思われるが、基本的には、シーズンを通して時系列で試合の様子とその舞台裏が描かれ、その合間にマネジャー、スタッフ、オーナーシップらのマネジメント、またそれぞれの選手たちのエピソードが挟まるシナリオとなっている。

予告によれば、このあと公開されるEP4ではオバメヤンのキャプテン剥奪(※2021年12月のできごと)が含まれており、全8つのEPはそのような時間の配分になっている。このペイスで話がつづくと、8話までに途中でシーズンが終わってしまうため、このあとはもっと重要なトピックを掘り下げることに時間が使われるのだろう。

ここで、この3つのEPについて内容を振り返って、あれやこれやと書きたい誘惑にかられる。が、未見のかたのネタバレはしたくないので、それは控えたい。

いまは、この作品の魅力のポインツだけ伝えたい。

  • 生々しいドレッシングルームの雰囲気
  • ミケルのマネジャーっぷり
  • 選手とコーチの関係
  • 選手のキャラクタ
  • オーナーシップ(ジョッシュ・クロンキ)
  • メディアでも報道されたことのないもろもろの新事実

などなど、ファンがけして知ることのなかった、興味深い舞台裏が描かれている。

ミケル・アルテタのストーリーでもあるAON: Arsenal

日本のAmazonだと、メインタイトルに加えて「~アーセナルの再起~」というオリジナルのサブタイトルがくっついているが、ここまでの内容を観て、同じくらいふさわしいと思えるサブタイトルがあるとすれば、「ミケル・アルテタの挑戦」だろうか。それくらい、カメラはミケルの仕事にもフォーカスしている。

PLでもっとも若いマネジャーである彼のコーチングやマネジメントのやりかた、考え方。それが選手に与える影響。選手との付き合い方。

ぼくは、ほとんどアーセナルにしか興味ない人間で、ほかのクラブのことはよくしらないが、評判によればミケルのやりかたはやはりユニークなものらしい。ジャカは「(いい意味で)こんなフリークなマネジャーに出会ったのは初めて」と評しているほど。話題になっていた例のリヴァプール戦前のトレイニングシーンは、なにが起きるか知っていても観ていて笑ってしまった。あんなことまでやるコーチは珍しいのだろう。

また、ミケルのドレッシングルームでのチームトークが何度も出てくるが、彼のモティヴェイタとしてのセンスを疑っているひとは、あれを観て考えを変えるかもしれない。

このドキュメンタリフィルムは、世界のフットボールクラブの多くのコーチたちも観るだろうし、彼のやりかたに刺激を受ける若いコーチも少なくないんじゃないだろうか。

新しい発見がいくつも

ぼくのブログでは、「Behind the scene(舞台裏)」のカテゴリもつくっているくらいで、ふだんからわりと意識的にそうしたオフザピッチの話題も取り上げるようにしている。

それでも今回初めて知るようなエピソードも多数で、これをネタにいくつもエントリが書けてしまいそう。それくらい「おお」と感心するようなシーンがたびたびあった。

先日の試写会の段階でそれなりに話題になっていて知っているひとも多いだろうから、一個だけネタバレさせてもらうと、アルテタがホームでのNLDの試合まえに、AFCの常駐カメラマンであるStuことスチュワート・マクファーレンにドレッシングルームでのチームトークをやらせた件。彼は、カメラマンとして30年もアーセナルの舞台裏を観てきた生き字引のような存在であり、熱烈なアーセナルファンでもある。

あの試合後は、勝利を決めたピッチでアルテタがマクファーレンに抱きついてふたりで喜びをわかちあっていたシーンが印象的だったが、アレにはそういった背景があったのだなと、今回あらためてなるほどと思ったのだった。

弊ブログの2021-22NLD(H)勝利のエントリより

この試合後のドレッシングルームでも、選手たちに盛大に祝われているカメラマンの姿が映されている。

今回観た内容だけでも、そういう、表で起きていたことがより深く理解できるような、あるいはこれまでの観方を変えさせるようなエピソードに事欠かない。つまりおもしろい。このあとも楽しみすぎる。

おすすめです。

 

おわり

 

PS

3連敗で始まった21-22のタフな時期にミケルも観て励まされたという、サッカーコーチを描いた米ドラマ『Ted Lasso』。もしかしてこれを観ていたら、AONをもっと楽しめるんだろうか。わし未見。残念。



※コメントくださるかたにお願い
プレヴューエントリでは、試合の結果がわかるようなコメントはお控えください
お互いリスペクトしあって楽しく使いましょう

2 Comments on “Amazon Primeで『All or Nothing: Arsenal』の公開が始まる!

  1. 最終話のハッピーエンド(CL獲得)までを早く見たいです!!!!^^

  2. 熱心なグーナーであることは先に断っておきますが、ToT篇もなかなかに興味深いですよ
    モウ凄いな!もあるし、全然こころ揺さぶられないな(笑)もあるし
    エピ4待つついでに、激暇だったら観ても良さそうです 笑

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