こんにちは。
勝ちましたね。ちゃんと順当に。3-0クリンシート。これから2週間のIBに入るまえに、理想的な結果を得た。
試合内容としても終わってみれば、アウェイのアーセナルがホームのブレントフォードをほぼ圧倒。去年のPL初戦でのパフォーマンスとの違いは鮮明で、あのほろ苦な記憶を一掃した。
試合後は、アイヴァン・トーニーの例のtweetへの意趣返しも忘れない。サンキュー、ビッグガビ!
Nice kick about with the boys. ⚽️❤️🤍 @Arsenal
— Gabriel Magalhaes (@biel_m04) September 18, 2022
そして、この試合はキャプテンのマーティン・オーデガードが急遽ケガで不在のため、ファビオ・ヴィエラがPLでフルデビュー(初スタート)。なかなかのプレイを観せただけでなくゴールまで奪って、出来過ぎなデビューマッチに。
またトマス・パーティがひさしぶりにチームに復帰し、アームバンドをつけたジャカ、ジェズース、サリーバが際立つパフォーマンスを披露するなど、アーセナルのファンとしてこの試合の語りどころは多い。
が、世間一般的にこの日のいちばんの話題は、やはりEthan Nwaneriだろうか。
PLのようなトップオブトップのプロスポーツの舞台で、まさかの15才がデビュー。しかも、いきなりだった。この日のスクワッドが発表されるまで、彼の名前すら知らないファンも多かったはず。ベンチ入りした時点でかなり驚いたが、アルテタがほんとに使うとは……。
この試合を振り返ろう。
Brentford 0-3 Arsenal: Fabio Vieira scores first Gunners goal as Mikel Arteta’s side go top again
アルテタの試合後コメント「(Nwaneriの起用)直感で決めた。そんな気がした」
試合直後のボスインタヴュー。AFCオフィシャルサイトのトランスクリプトより。
アルテタ:(勝利について)ここで自分たちのやりたいプレイをするという理想的な試合だった。
現実としては、実際にことを起こすのはとても難しかった。とてもいいチーム、自分たちのやりかたがとても得意なチーム相手に対して、よくやってくれた選手たちを大いに称賛する。
彼らにはつねにチームにプレッシャーをかけられて、すばらしい観客もいた。しかし、われわれはなんとか試合を支配することができ、このポインツに完全にふさわしかった。
(Nwaneriのデビュー)昨日なんだか思うところがあったんだ。なぜだかはわからない。
彼に会った最初の日、彼を自分の目で観た。みんなが彼についてわたしに知らせてくれていたから。ペア(メルテザッカー)も彼について話していた。それと昨日のケガで、シニアの選手は12-13人しかいなかったから。そして彼を入れようと決めた。そういうこと。
ひとつのステップ。ひとつの経験。楽しんでほしいね。おめでとうだ!
(輝かしい未来が待っている?)ただそれはワンステップに過ぎないし、キャリアのなかのすべてのステップスはまだない。それは理解しておくべき。前進することができれば、それはうしろへ行き、こんどは前がある。失敗して後退することもある。残念ながら、それがこの世界であり、それがどんな選手にとってもキャリアというものだ。
試合後のプレスコンファレンス。AFCオフィシャルサイトのトランスクリプト。
ブレントフォード戦について
(これは「nice kickabout with the boys」だったので?……)
アルテタ:チームのプレイとパフォーマンスにとても満足している。試合のなかで特定のエリアをいかにコントロールしたか。ブレントフォード相手で試合を支配したいなら、ぜったいに必要なことだった。相手のチャンスを最小にしたことにもとても満足だ。
(グラニト・ジャカはなぜに進歩している?……)
彼の一貫性、そして彼が毎日をどう過ごしているか。ここやナショナルチームで、彼がキャリアのいろいろな場面で学んできたものがある。それに彼の意志はつねに謙虚であり、まえを観て、もっとよくなろうとトライする。それをやるなら、ふつうはいいことが起きるものだ。
(今日は彼が主導していた?……)
そのとおり。そして彼のほうでも要求していた。わたしが思うに、いま彼は愛情もリスペクトも感じている。われわれのサポーターたちを観れば、彼に対して彼らがうたうところを観れば、それが感情的に彼にもっとトライさせようとしている。わたしもとてもうれしい。彼にはそれがふさわしいと思うから。
(マルティネーリのパフォーマンスについて……)
この一年間、もしここで一年前の試合と今日の試合を見比べたら、彼の成長の早さに驚くだろう。成熟し、状況を理解し、実行のレヴェル、理解があり、フィジカリーにはべつの選手にすら観える。今日の彼はまたとてもよかったと思う。
(今日と昨シーズンのここでの敗戦との比較……)
選手を入れ替えたというのは事実だ。そこは正直にならなければ。たくさんのひとが悪い日だと、恥ずべき日だと述べたこと。わたしはそれを、キャラクター構築の日として観ていたし、もし違うチームになりたいのなら、そうしたときから学ぶ必要がある。そうしたときを経験する必要がある。そうして、今日のような日が起きる。
ドレッシングルームでは、みんながとても喜んでいて、自分たちのフットボールを楽しんでプレイしていると感じる。それもまたべつのステップだ。
(アーセナルはタイトルレイスをしている……)
毎日訊いてくれてもいいよ。今日われわれはリーグのトップにいる。わたしもすごくうれしい。昨日は不満だった。なぜなら、(一時的に)そこを失ったから。そして、われわれは今日をそこへ戻るために使った。どれほどそこにいたいかを示した。自分たちがやることを示した。
ベストになるためにプッシュし、それが目標だった。38試合のあとのテーブルはウソは云わない。
(昨シーズンの敗戦から、ここまで戻ってきた……)
もちろんそのことが、より気分をよくさせてくれる。わたしも自分たちのやりたいようにプレイするチームを観た。毎日欠かさずトレインしているやりかたで。
それは、たくさんのキャラクターとクオリティを観せたということでもある。とてもつよいブレントフォード相手にあのピッチでやったのだから。毎週を見ていれば、彼らがどれほど相手を苦しめているか。
(IB期間中のプランは?……)
個人的な計画? モルディヴに行くつもり! 違うか。わからない。まだ計画は立てていない。わたしも何日かは子どもたちや家族と過ごしたい。ロンドンにいるか、どこかへ行くか、選手たちといっしょにいるか。たくさん残っているしね。
われわれは、彼らのことも観ていなければならない。何人かはケガをしていて、その準備もある。すぐにうつくしい試合も戻ってくるから。
ファビオ・ヴィエラについて
(今後ヴィエラはスターティングを得られる?……)
彼はよくなってきていると思う。もちろん彼はケガのおかげでプリシーズン全体を逃した。とてもアンラッキーだった。だが、われわれは彼のタレントを知っているし、なぜ彼とサインしたかの理由もある。彼がチームにもたらすものをわかっている。
それをブレントフォードのような相手に対して、このグラウンドで、デビュー戦でやれるかどうかは、また別の話だ。彼はまたしても、キャラクターとクオリティーズを観せてくれた。
(彼のベストな役割は?……)
そこはこれから決めていく必要があるものだ。ふたつのアタッキングMFポジションズがある。彼はサイドでもプレイしている。だから、それはよりユニットが関係してくることだろう。彼がどこならより快適にプレイできるか。今日彼がプレイしたポジションは彼にとても合っているけどね。
(彼はリスクを取るタイプ……)
彼はあんなふうだ。彼はクリエイティヴな選手。直感と本能でプレイする必要がある。それが彼に必要なことなので、われわれも彼がチームにサーヴィスできるよう、できるだけ多くのシナリオを用意する必要がある。
もうひとつわたしが気に入っているのは、彼の競いかただ。彼が試合の醜い部分にも向かって行くこと。それにはとても感心した。
Ethan Nwaneriについて
(Ethan Nwaneriはわれわれの最年少選手……)
それは純粋に直感(gut feeling)だった。あの子に会って、自分が観たものをとても気に入った。もちろん、ペアもアカデミーのスタッフも、いい情報を教えてくれていたよ。彼と会ってから、何度かファーストチームのトレインにも参加させた。
昨日彼が来なければならなかったのは、けが人が出ていたから。とくにマーティン。そして昨日、もしチャンスがあったらそうするだろう、という気がしていた。そして、やったんだ。
(彼にはリウォードになった?……)
それはつぎのステップだ。つぎの経験。キャリアのなかで、すべてのステップスが前進するわけではない。1歩前進するために、3歩下がらねばならないかもしれない。だが、いっぽうでこれは、われわれがどのようなクラブであるのか、とても力強いメッセージになったとも思う。
(試合前にはNwaneriになんと伝えた?……)
最近は、なにも云わないほうがいいみたいだよ! 彼を投入し、そこでなにが起きるのかを観ただけさ。
(彼が自分がスクワッドに入るとわかったのはいつだった?……)
昨日には、彼にチームに入るだろうと伝えた。彼に経験をつんでもらいたかった。ホテルに泊まり、試合の準備、ほかの選手たちとどう付き合うか、準備ができているか観たかった。もしベンチに入るのなら、プレイする準備ができてなきゃいけないから。
(彼がピッチに入る直前になにか話した?……)
そうだね。おめでとう、楽しんでこいって云ったよ。
(彼の出場はPLの歴史をつくった……)
われわれが下すすべての決断、わたしはそれをクラブのために下す。わたしのためでも、選手のためでもない。われわれが、彼はこの2-3年でかならず成長する、才能があると信じたからだし、われわれがどう彼をマネジしていくかは観ていくことになる。
本人が決めていくんだ。ふつうはそれはわれわれではない。ふつうは選手から伝えられる。どこまで行けるか選手が要求する。
(Ethanと最初にあったときの印象?……)
さあ。彼に会ったとき、彼を観たとき、思うところはあった。
(Ethanの出場はクラブとしてのメッセージ……)
才能ある選手がいるなら、機会を与えたいということ。そこにパーソナリティがあり、自分たちのやっていることを愛していて、恐れもない選手がそこにいるなら。彼らに門戸は開かれている。
以上。Nwaneriの質問がかなり多い。
マルティネーリ&ヴィエラの試合後コメント「あれはラッキーだった」
AFCオフィシャルサイトより。
FV:(ゴールについて)あれはラッキーだった!
GM:そう云うなよ。彼は毎日ずっとあのショットを練習してるんだから。だからラックじゃない。
FV:ぼくはクラブで最初のゴールを決められたから、もちろんすごくうれしいよ。ぼくらは今シーズンとてもよいスタートをしていて、これをつづける必要がある。みんながプレイし、みんながピッチでやるべきことを理解している。これをつづけないと。
GM:(ふたりはなかよし)ぼくらはずっといっしょさ! 彼はすごくいいやつで、みんなからも愛されてる。ぼくができるのは彼を助けること。彼だけじゃなく、スクワッドのみんなも。助けるためにベストを尽くすよ。
彼とやりやすいのは、ポルトギースで話せるから。彼はナイスガイでとてもいい友だちだ。
👉 Fusion 👈 pic.twitter.com/jk1QXEsKn0
— Arsenal (@Arsenal) September 18, 2022
チームのなかに、とくに仲が良い誰かがいるってのはいいな。
ガビは試合後アウェイサポーターのまえでシャイなNwaneriを立てていて、いつのまにかアニキに。ついこないだまでは、アニキにお世話をされる側だったのに。流暢な英語といい、成長っぷりがヤバい。
Gabi knows 🤝 pic.twitter.com/KkfYMPxott
— Arsenal Academy (@ArsenalAcademy) September 18, 2022
トーマス・フランクの試合後コメント「アーセナルはタイトルを競える」
ブレントフォードのボスコメント。『Sky Sports』より。
フランク:われわれもいいパフォームをしていたと思う。だが、ノッてるチームに勝ちたいのなら、セットピースから失点してはいけない。2点めもあんなふうに失点していはいけない。
事前にオーデガードが不在という話はしていた。しかし、彼らは£35mの選手(ヴィエラ)をかわりに入れてきた。それが彼らのクオリティを示しているし、そこは尊重する。彼らにふさわしい勝利だったよ。ジェズースは足をつっていた。彼らがどれだけハードワークしていたか、観られただろう。
選手が折り重なって、彼らが最初のゴールをどれだけ祝っていたか。彼らははっきりと、ここがどれほど難しい場所か話していた。そして彼らはわれわれに大きなリスペクトを示した。それについてはわたしもうれしく思う。つまりそれは、われわれがいいことをやってきているということだから。
彼らはこれからもとてもうまくやると思う。いまやタイトルを競っている。
このひとアーセナルがかなり好きそうである。
今回も違いを観せたビッグウィリーについてのコメントも話題に。
Thomas Frank post-match presser:
“And then I must say Saliba: OOOOOOFFFT” 😂🤩 pic.twitter.com/SaUbSM6YkK
— Gilles 🇳🇬🏴 (@_Grimanditweets) September 18, 2022
わたしが観た7試合のなかでは、アーセナルはとてもいい。順当に勝っている。マンUだって、違う結果になりえた。
ジェズースはなんて選手だ。シティではそうでもなかったことも知っているが、環境が変わればクリックすることもある。サカとオーデガードも。オーデガードもなんて選手だろう。
サリーバについても言及しないと。ウーフ! 彼はフランスのフル代表になるんだよね。彼がチームでスタートからプレイするとは、それは強いナショナルチームだ。
トーマス・フランクはデンマーク人(トリヴィア)。
ホワイトはサイドに流れてもプレーできるトニーを警戒してチームとして意図的に自重していたような。3点目はホワイトの走りがきっかけになっているし、サカの惜しかったシーンもホワイトが起点。
完敗&乾杯。ここにくるひとはだいたいそうでしょうね。
ビッグガビも途中やばそうだったし、サリバにもそうゆうのがあるならちょっと心配ですね。
なにがなんでも次の試合だけはベストメンバーで粉砕してほしい。
しかし、ブレントフォードに勝ちましたね、なんかあっけなく。開始2分くらいでジャカに先制のチャンスもあったし。
このままひとつひとつ勝ってほしい。
わたしはやはりパーテイの安定感というか、捌きがこのチームにはやはり不可欠だな、と感じました。体の使い方がうまいっつーか。サリバも詰められたときにきちんと冷静に対処するの、うまいですよね。逆に目立たなかったのはティアニー。中に絞るんだけど、ちょっと消極的というか。一時はチームのベストプレイヤーだったのに。ジンチェンコのほうがブラジルメンバーと入れ替えするジャカと、相性がいい気がします。ジャカも前目のNo.8は代表と同じ躍動感があるし。あと我らのブカヨに早く点取らせてあげたいですね。アシストは多いのですが。さあ、10月1日、3-0で完勝したい!COYG
マンU戦は残念でしたが、IBまでは上出来だったのではないでしょうか。
前半戦の山場の10月に向けて、負傷者だけが心配です。
ガブリエウは異変のあった時点で、すっぱりと変えて欲しかった。
結果的に無事最後までプレイしましたが、リスクを冒すのは今では無いと思います。
パーテイらの替えの利かない選手は、大事に使って欲しいです。