こんにちは。
今日のPLウェストハム。昨日、アルテタの試合前プレス会見のつづきが、各メディアから伝えられていたのでそれをフォロウしておこう。
ところで、この現象は前から気になっていたが、なんなんだろう。同じ日の会見のはずなのに、時間差で情報がメディアから出てくる。ただでさえ多忙のアルテタが二度会見を行っているとは思えず、以前から不思議だなあと。
プレス会見の前後半に区切って、メディアがそれを公開するタイミングをクラブがコントロールしているということなんだろうか。
そして興味深いのは、AFC公式サイトが会見後半の内容を伝えないこと。AFC公式サイトで会見のライヴ中継があるときも、まだ会見途中と思われるようなタイミングでストリーミングがぶった切られる。メディアとの紳士協定的な?
以前からこうだった気がしないので、いまのAFCのメディアリレイションみたいなやつなのか。わしのような記者会見もチェックしているブログ者としては、とても気になる。
毎回YouTubeで会見の様子を伝えている『HaytersTV』などは、「Part 2」というタイトルでこれをアップしている。
チャールズ・ワッツが公開Q&Aをやるときがあったら訊いてみよう。
アルテタのWHU試合前プレス会見後半より「われわれがストライカーを買えることは保証できる」
会見後半のフルトランスクリプトがほしかったが見当たらず(動画から起こすのはめんどい)。各メディアがおもに伝えている部分だけ。『football.london』より。
アルテタ:(冬ウィンドウは夏ウィンドウの再現を狙う)われわれは、夏に早めに選手を獲得したことの重要性を理解している。1月にやりたいことも同じだ。
それが理想。それに現実味がないこともある。だが当然、わたしが意見を求められれば、選手が慣れるようできるだけ早く選手がほしい。
このリーグの競争力の基準は、この4-5年でかつてPLが経験したこともないようなものになっている。したがって、どのポイントも非常に重要になることはわかっている。
(タイトルを狙うためのリスクをかけた補強をする?)われわれにはほしい選手を買うことができないと? それはわたしの疑問だ。われわれは、間違いなくストライカーを買うことはできる。もしほしい選手がいれば。それがリーグ2なのか、リーグ5なのか、スペイン、ポルトガル、アフリカなのかはわからないが。
われわれがストライカーを獲得できることは、保証しよう。だが、われわれにできないことは、われわれのではない(not for us)選手を獲得すること。それがわれわれが買えないものだ。間違いない。
われわれは人数が必要なのではない。われわれに必要なのは、チームをよくすることができる選手。勝ちたいというメンタリティを持つパーソナリティ。そしてわれわれはそれに集中しなければならない。われわれは、自分たちがやってきたことについて非常に厳格でいなければならないし、チームを成功させなければならない。
(1月に選手を連れてくるのは難しい?)それはエドゥへの質問だろう。わたしにとってはたやすいね。取引に関わらないから!
だから、それはエドゥやボードへの質問だ。われわれは探している選手については、歩調をあわせている。獲得できるとか、買う金があるとか、タイミング、たくさんのコントロールできないことに依存する。一般的に、とてもトリッキーなウィンドウと云われているように。
以上
「ストライカーを買える」。なにか非常に重要な発言をしているような……
一瞬喜びそうになるのだが、アルテタが云いたいのはストライカーを買いますということではなく、「アーセナルが(適切な選手がいれば)選手を買う能力はある」ということなんでしょうな。買えると云ったが、買うとは云ってないみたいな。すくなくとも、以前のある時期のように「まず売らないと……」みたいな歯切れの悪い立場ではもうないと。
いずれにせよ、ファンにとってはポジティヴな発言ではある。
このエントリはこれだけだとちとさびしいので、最近の移籍関連のニュースをざっくり。
アーセナルの冬のメインターゲットは、ムドリクとフェリックス?
まず、ずっと騒がれているシャフタール・ドネツクのミハイル・ムドリク。最新のニュースとしては、昨日のこれ。
Arsenal now ‘number one choice’ for £53m star at the Emirates
CBS SportsのBen Jacobsが、「アーセナルのNo.1ターゲットはムドリク」と語ったというもの。
それ自体は、このメディアだけが報じているわけではなく、目新しいものでもないが。しばらく前には、シャフタールのスポーティングディレクター氏が「アーセナルからの興味は否定しない」とも述べて、アーセナルとムドリクのリンクはなかば公然になっている。
この記事でちょっと興味深かったのは、移籍金が「£53m」とされているところ。以前、このブログでディ・マルツィオのコメントを紹介したときに「シャフタールは35mを要求する」みたいな発言をしていたが、やっぱり53mのタイポだったみたいだ。証明された(笑)。ちなみに中途半端な£53mという数字は、ユーロをポンドで表記しているからだろう。£53m=約€60m。
ムドリクは、もしかしたらびっくりするくらい早く決まるかもしれんね。アーセナルはすぐにでも彼がほしいし、噂がたしかならわりと早くから動いている。本人もアーセナルへ移籍希望。ジンチェンコも裏でハードワーク。障害はクラブ間の取引条件だけ。みたいな。
そして最近のアーセナルファンのあいだでのもっとも議論は話題は、やっぱりジョアン・フェリックス。ロマーノまで、「交渉中(だが難しい)」と言及していた。
彼についてはなんと、半年ローンの可能性が浮上してきたという。買取義務アリとか、買取関連は一切なしとか、さまざまな説がある。
単純なローンは、ジェズースの離脱期間を埋めたいアーセナルに都合がいいのはたしかながら、問題はその金額。アトレチコの要求はローンフィ£8m(現在アトレチコが彼に支払っている移籍金の分割払いの負担分らしい)と、その期間内のサラリー負担。合計で£16m程度になるとかなんとか。
ローンにしてはもちろん巨額ながら、それが市場価格で100m以上の値打ちがある選手となれば…… これは悩むでしょう。とくにタイトルを争っているいま。
なんなら、買取オプションなしでもフェリックスがアーセナルと相思相愛になれば、移籍の道が開かれる。かつてオーデガードに起きたように。。
ロナウドを失ったマンUも彼を狙っているということで、オファーされるであろう破格の好条件に対し、彼がアーセナルに来る(選ぶ)可能性はいまも低いと思われるが、もし実現したらと思うとけっこうすごい。
まあ、以前にもすこし書いたように、ぼくは彼のような選手がほんとに来るかどうかは懐疑的だけれど。あとさきのことを考えずに、今年のタイトルに死にものぐるいになるかどうかの問題に思われる。
以上。今日の試合楽しみですね。