今朝は、リカルド・カラフィオーリ発表のうれしいニュースとこれを同時に知ることになるとは。なんという複雑な。
昨日Sky SportsのDharmesh Shethがブレイキング。いや、ブレイキン(あれなんでブレイキン?)。
BREAKING: Fulham have agreement in principle with Arsenal for signing of Emile Smith Rowe. Deal worth club record £34m. (£27m+£7m in add-ons). Medical this week. Personal terms agreed. Plan for him to join up on pre-season training camp in Portugal at some stage. #FFC #AFC
— Dharmesh Sheth (@skysports_sheth) July 29, 2024
Oh my god…
フラムとアーセナルがESRの移籍で原則合意。総額£34m。個人条件では合意済み。今週メディカル。彼はフラムのポルトガルでのプリシーズンに参加することになるという。
これは悲しみ。
さよならエミール・スミス・ロウ
冒頭のニュースにはロマーノはじめ、ほかのジャーナリストたちも追随している。こんなに悲しいHere we goがかつてあったろうか?
🚨⚪️⚫️ Emile Smith Rowe to Fulham, here we go! Arsenal accept £34m package offered.
Club record signing for Fulham as ESR will travel for medical tests and sign the contract.
£27m fixed fee, £7m add-ons as @skysports_sheth has reported. pic.twitter.com/6pDFZheC1a
— Fabrizio Romano (@FabrizioRomano) July 29, 2024
£34mといわれる移籍金の内訳は、£27m保証に、7mのアドオンということ。アドオンの割合がやや多いように感じるが、そこはESRのようなキャリアでフィットネスにたいへんに問題を抱えてきた選手なのでいたしかたあるまい。
それでも、フラムのこのようなクラブレコードになるという大きな金額は、彼がいかに期待されているか/社運を賭けているかということの証拠でもあり。それだけ、高く評価してくれた。わたしたちが育てた息子を。彼のようなケガの不安が絶えなかった選手にそれだけの投資をしようというのは彼らの並々ならぬ覚悟を感じるじゃないか。
チャールズ・ワッツのコメントは、関係者、ファンの総意だろうと思われる。
£34m (£27+7m) is pretty good business for Smith Rowe, given how the last two seasons have gone. Could equal Arsenal’s club record sale and beats Fulham’s record ever purchase. It honestly feels like a good deal for everyone involved.
Really hope he smashes it there. pic.twitter.com/kJ6YwrLs6J
— Charles Watts (@charles_watts) July 29, 2024
ワッツ:スミスロウが£34m(27+7m)は、彼のこの2シーズンがどうだったかを考慮すれば、かなりよいビジネスだろう。これはアーセナルのクラブ記録に匹敵する売却だし、フラムにはクラブ記録の購入になった。率直にいって、関係者全員にとりいい取り引きだったと感じる。
彼がフラムで活躍することを祈る。
その他のリポートによれば、彼はすでにアーセナルのスクワッドを離れているそうで、ちょうどフィラデルフィアにやってきたカラフィオーリと入れ違いのタイミングだったかもしれない。
かたや、アーセナルでのこれからに期待で胸を膨らませるもの。かたや、アーセナルでブレイクならず旅を終え傷心で去っていくもの。悲喜こもごも。人間模様といおうか群像劇といおうか。
まあ、もちろんESRが落胆しているなんてこっちで勝手にそう思い込んでいるだけだけどね! きっと彼だって新しい旅にワクワクしているに違いないよ。うん、きっとそうだ。イウォビもいるしな!
さて、ESRが去ることによって、アーセナルはファーストチームでMFの席がひとつ空いた。イーサン・ワニエリがそのまま入るのか、あるいはソシエダのMikel Merinoは、カラフィオーリの件が済んだあとに本格的に動くと云われていて、この動きもまたここから加速することになりそうである。
ESR豆知識
こうなってしまった以上、ものすごいタイミングを逸しているが(笑)、ESRについていつか書こうと思っていたことを思い出した。それはちょっと前に伝えられた彼のルーツについて。
もちろん彼自身は英国人で、“Croydon de Bruine”の愛称のように、サウスロンドンのCroydon出身というのは有名な話だが、彼の意外なルーツがあきらかになったという。
じつは彼の父方の祖父がジャマイカ人で、母方の祖母がマレーシア人だった。彼はどこかわれわれ日本人にも親しみやすい顔をしていると思っていたが、アジアのルーツがあったのだった。この情報はWikipediaにも小さく載っていたので、知っているひとは知っていたのかもしれない。
この夏、彼はネルソンらとともに休暇中にジャマイカを訪れているというのは知っていたのだが、ESRもまたジャマイカのルーツを持っていたとは知らなかったし、ジャメイカン音楽が好きなぼくは、また親近感をもったのだった。
Leon Bailey. Reiss Nelson and Emile Smith Rowe partying in Jamaica last night 🇯🇲🔥 pic.twitter.com/zy5W0MVObh
— Jerome 🇯🇲 (@Jerome9x) May 29, 2024
ということで、ESRには今後もぜひ元気でやってほしい。活躍を願ってやまない。ほんとうに。ぼくはたぶんこれからも彼のファンなので、今シーズンは、アーセナルだけじゃなくフラムもチェックせねばならなくなった。
フラムがアーセナルのライバルチームからどんどんポインツを奪っていくようなことになれば、痛快このうえなし。
おわり
心の底から悲しい、寂しい、本当に。まさかこんな日がくるなんて。。。ESRは自分の中でもスペシャルだったし。昨年はこれでもかというくらいゴールに嫌われてたが、プレシーズンマッチでゴールして、ようやく流れ持ってきたー、と思っていたのに。見ます、見ますとも、フラム戦。この寂しい気持ちは、いつしか癒えていくのか。。。
アルテタ体制を引き上げてくれた低迷期の功労者。彼がいなかったら今頃アルテタじゃなかったし、昨年からの優勝争いもなかったと思う。
ここ2シーズンの停滞は残念だけど、正直スタメンで出られなくなるほどチームの競争力が上がってしまった。その中でクラブも選手も満足の行くオファーしてくれたフラムには感謝しかない。
幸運を祈る。アーセナル戦以外で活躍する姿を見せてほしい!
あの頃のアルテタ低迷期を救ってもらっただけに、4231から433になるにつれて、チームの成熟につれて、この結果になってしまったのは本当に、つらい。
これを機に、アルテタはターンオーバーをしっかりとしてほしいですね。
胸のバッジは変われど、彼の成功を祈ります!!!
最後に、Here we go, oh! Saka and Emile Smith Rowe!❤️🤍