お疲れさまです。
アタランタ。もうご覧になった。早朝4時はキツいよなあ。わしは申し訳ないけど、試合を観ながらちょっと寝そうになってしまった。
アタランタはさすがにオーガナイズされていて強かった。しかし彼らはいかんせん華がないというか、攻守に総合力はあるが一定レヴェルは超えていないみたいな、いかにもELウィナーという感じ。
そして、いっぽうアーセナルもいつまでも攻撃のリズムをつかめず、勢いに乗れず、なんだか終始0-0でOKみたいに観えたな。それで90分が終わってしまった。ハイライトは、ラヤのペナルティストップくらい。
われわれとしては、アウェイのアタランタで敗けなかったこと、それとクリンシートは十分な成果なんだろう。実際そうではある。CLのリーグフェイズ(旧グループステージ)はこのあとも長い戦いが待っている。今週のメインターゲットは、あくまで週末のPLシティ。
試合を振り返ろう。
アルテタの試合後コメント「勝てないなら敗けないこと」
試合直後のアルテタのインタヴュー。AFC公式サイトより。
アルテタ:(試合について)われわれは、とてもいいスタートだった。最初の20-25分は、非常に特徴的で対応するのが難しいマントゥマンディフェンスを相手に、われわれはとても支配的だった。チームはよく試合を読み、優勢に試合を進めたと思う。
だがわれわれは、ボールを持ったときに突然とてもとても不安定になり始めた。とてもシンプルにボールを渡しだし、試合のコントロールを失った。
われわれは、守備的にはまったく苦しまなかったが、ひとつのアクションでペナルティを取られ、ふたつのセイヴで止めなければならなかった。あれは、わたしのキャリアでも観たことがないようなダヴィドのベストセイヴだった。
GKコーチであるイニャキとの取り組みで、彼はどちらに行けばいいかわかっていた。彼らのした仕事と実行、とくに最初のひとつは信じられないものだ。だが、ふたつめについては、わたしはボールは入ったと思った。ヴィラでのセイヴととても似たものだった。
われわれが彼と契約したときも彼はすでに際立っていたが、このレヴェルでそれを行うことや、とくに彼が来たときの状況からしても、まったく簡単ではなかった。しかし、彼は彼がどういう人間であるか、彼のチームのなかでのリーダーとしての役割を示している。あれは、非常に重要だった。
(チームのパフォーマンスに不満)もし勝てないのなら、敗けないことだ。そこは間違いない。ヨーロッパのアウェイで勝つのは、極めて難しいものだ。とくに今回の相手だ。とても難しい。
しかし、いっぽうでわれわれが鏡を見れば、ボールのないところではたくさんのよいことをやった。だが、もしヨーロッパで真に支配的なチームになりたいのなら、ボールを持ったときにより安定することだ。
ここからは回復に努め、つぎのページへ行く。シティ戦では、自分たちのポジティヴな面を観て、もっとうまくやらねばならない部分をたくさん進歩させていく。明日は、よく休んでよく食べて、またやっていく。
試合後の記者会見。AFC公式サイトより。
(結果について……)
アルテタ:わたしは最初の20-25分ではとてもうまくやっていたと思う。正しいエリアでボールをプレイしていたし、大いに意図があり、効果的だった。しかし、はっきりとしたチャンスをあまりつくれなかった。
そのあと、われわれは試合のコントロールを失った。なぜなら、ボールを持ったときにとても不安定だったからだ。たくさんシンプルなボールを渡してしまった。相手はマントゥマンで、それがトランジションで高くつく。なぜなら、自分たちが相手をつかまえなければ、そこにはスペイスがあり、バックラインと同数になってしまうか、あるいはオーヴァロードされるからだ。
守備では、われわれが苦しまなかったのは事実だ。しかし、後半にペナルティを与え、わたしはふたつのベストセイヴを目撃した。あれは、おそらくわたしのキャリアでも観たことがないものだった。
そしてそのあと試合は、最初の25分間のあとと似たように進んでいった。われわれはボールを持ったときに不安定。こちらの時間もあったが、それが支配的になったり脅威になったりすることはなかった。そして、ガビ・マルティネリには試合に勝てるビッグチャンスもあったものの、残念ながらそれは入らなかった。
全体的に、進歩すべきところがたくさんある。
(ラヤのダブルセイヴについて。今シーズンの彼は解き放たれた?……)
それは彼にする質問だろう。しかし、去年もすでにとても素晴らしくよかった。それが違う状況であっても。今シーズン彼は素晴らしいスタートをしている。ヴィラでのセイヴがあり、今日は試合を救った。それが現実だ。
このレヴェルでは、味方のキーパーからそれが必要になる。わたしは、いま彼が好調なことがとてもうれしい。
(ラヤは現在世界一のGK?……)
わからない。わたしもすべてのGKを観ているわけじゃないから。しかし、現時点で彼はチームでもとても際立っている。そこは間違いない。
(試合終盤のマネジメントについて……)
これは、感情的にもとてもトリッキーな試合だった。なぜなら、全員が選手についていたから。感情的に、どの行動もカウントされてしまう。
われわれの時間だったときに、それが思い通りにいかなかったとき、わたしはチームが要求に対する規律を少し失ったと感じられた。
今夜のチームは、去年よりも成熟を示したとは思う。勝つ道が観えないのなら、少なくとも敗けないことだ。だが、それはわたしがチームに送りたいメッセージではない。
ダヴィド・ラヤの試合後コメント「キャリアでトップ3に入るセイヴだった」
試合後のアタランタコーチが「彼は猫だ!」と絶賛。ペナルティを止めてチームにポイントをもたらした漢。ラヤの試合後インタビュー。AFC公式サイトより。
ラヤ:ペナルティが決まるまですごく長い時間がかかっていて、だからぼくはベンチに行って、彼(GKコーチのイニャキ・カーナ)と考えをすり合わせようと話すことにしたんだ。セイヴの可能性を高めるために何ができるか。そしてそれはうまくいった。
ぼくがそれを止めたあと、ラッキーだったのはすぐに立ち上がってリバウンドに行けたこと。そして、またラッキーだったのはデクランがボールを外に出してコーナーに逃れたこと。もちろん、ぼくもダブルセイヴはとてもうれしいよ。
思うに、今回のセイヴはぼくのキャリアのトップ3に入る。もちろん、アストン・ヴィラでは試合に勝ったからもうちょっと特別だけど、CLでそれをやるのは夢だから。
ぼくらも試合には勝ちたかったが、この試合がどれだけタフになるかもわかっていたから。彼らがマントゥマンでたくさんハイプレッシング状況をつくってくることはわかっていた。だから、こういう試合になって、結果にもちょっとがっかりしている。
しかし結局、自分たちがベストでなかったのなら、試合に勝てなくても敗けちゃいけない。1ポイントとクリンシート。またやっていくよ。
これからホームに帰り、できるだけ早く回復する必要がある。ここからは日曜に集中だ。ぼくらにはとても大きな挑戦があり、エティハドで3ポインツ取りたい。だから、それを起こすためにたくさんやることがある。
ラヤのパフォーマンスがやばいですね。ラムズデールには酷ですが、彼の影を完全に消し去って自分こそトップゴールキーパーであることを体現してる。
あと、敵将ガスペリーニのコメントが、アルテタ&アーセナル、双方にリスペクトあったので、ぜひ取り上げてほしかった!です。