結果は1-1のドロウ。今回もタイトル争いに打撃。ぐはっ(吐血)。……がしかし、フルタイムの気分は不思議と悪くなかった。
リードしたあとの失点のしかた、とくに最後のチャンスを決められなかったことなど、アーセナルは非常に悔やまれる試合内容ではあったものの、全体的にはどちらが勝ってもおかしくないほどには接戦であり、アーセナルファンとしてはまことに残念ながらSBでドロウはフェアな結果だったと思える。CHEは今年われらが対戦した相手のなかでも、かなり強いほうだろう。
そのようなチーム相手にハードファイト。ほしい結果も得られなかったのはもちろん残念だが、いまやれるだけのことはやったという充実感みたいなものはある。それは、ここ最近のアーセナルの試合には感じなかった。キャプテンも復帰して、今後がむしろ楽しみになるような。
ここで2週間のIBに入るのは正直悪くない。この試合の前にアルテタは悪い流れのリセットの必要性を否定していたが、まだシーズンの3/4が残っているので、いいリセットの機会になる。
試合を振り返ろう。
Chelsea 1-1 Arsenal: Pedro Neto strikes after Gabriel Martinelli’s opener in Stamford Bridge draw
アルテタの試合後コメント「悪夢のような8週間だった。選手のフィットネスがなにより重要」
試合直後のアルテタのインタヴュー。AFC公式サイトより。箇条書きスタイルで。
- 結果にとても失望。しかし水曜(CLインテル)のようにチームが誇らしい。パフォーマンスを勝利につなげないと
- IB前の特別な日だった。チーム全体に自信があったのに、インテルのときのようにビッグパフォーマンスで勝てなかった
- リードしたあとの失点だったので失望。あれはスタンダードに程遠く、自分たちの責任
- だがチームは渇望を示した。チェルシーを支配し、多くの選手がゴールしようとした。ちょっとした差
- (試合の始めかた)いい部分と改善の余地ある部分を観ないと。チームのなかの能力、それと選手たちのフィジカルコンディション
- この8週間は、問題につぐ問題で悪夢みたいだった。そこだけがわたしの希望。われわれは今後勝っていくだろうし、そうする。最低限、一貫性のベイスラインが必要
- 優先すべきは選手のフィットネス。多くの選手が多くの問題でプレイしていない。彼らをフルコンディションにして、以前のエナジーを取り戻す
試合後の記者会見。AFC公式サイトより。
(結果について……)
アルテタ:結果に失望している。もっとふさわしい結果があったから。だが同時にチームを誇らしく思う。相手、ステディアム。彼らはここでどんな相手も倒してきたが、もちろん今日はそうならなかった。
だが、最初にゴールを奪うというもっとも難しいことをやったのに、あの失点でがっかり。自分たちの守備にしてはスタンダードから程遠いし、彼らのようなクオリティにあそこでスペイスと時間を与えてしまえば罰せられる。だから、あれは不運ではない。
しかし、最後にはチームは牙を見せた。彼らがどれだけ欲していたか、リスクを取り、完全なる覚悟をもって、チェルシーに困難をもたらした。とてもアグレッシヴだったし、3つのビッグチャンスもつくった。しかし、残念ながらボールをネットに入れることはできず。わたしは、われわれが勝ちにふさわしかったと思う。
(マーティン・オーデガードのパフォーマンス?……)
このリーグで6週間離脱していたあと、いきなりあれができる選手をわたしは知らない。彼は1日半、1つと半分のトレイニングしかしておらず。肉体的・精神的にチームとつながる彼のやりかたは、信じられなかった。
(リードした状況からポインツを落としている……)
まったく自分たちらしくない。だが、わたしはあの失点のしかたは自分たちを責めねばならないと思う。あれは、もっとうまくやるべきだったし、とくに2-3点も決めていないとき、あれはいけない。
(今日の結果をどう受け取る?……)
今日の結果をどうこうすることはできない。わたしが祈るのは、IBのあとにあチームがフィジカリーに完璧になっていること。起用できフィットしていること。なぜなら、この8週間はまったくもって悪夢だったのだから。
問題に次ぐ問題、プレイできないというだけでなく、ある時間しかプレイできないとか、ある日しかプレイできないとか、トレインできないとか。
だから、わたしはそれを要求している。チームには渇望があり、勝ちたがっている、そこにはなんの疑問もないのだから。そして、それはいずれ来る。われわれに必要なことは、もっと安定できるようになること。
(チームのパフォーマンスは正しい方向に進んでいる?……)
今日は勝つことだった。いかにパフォームし、インテルでやったように100%上回ること。わたしはあの試合を2度見返して、それを確信した。今日はもっといい結果がふさわしかった。だがこれもフットボール。差はとても小さいので、相手に何も渡してはならない。
(ブカヨとデクランのフィットネス?……)
よくは観えない。ふたりとも試合をつづけられなかった。だから、もちろんそれはいいニュースではない。
(彼らは代表チームへ行く?……)
交代したふたり? わたしは彼らはフィットするとは思わない。だってもしそうなら交代させなかったのだから。
(トップとの差を縮めるためには何が必要?……)
勝って勝って勝つこと。相手は勝つことをやめないのだから。それこそがわれわれがやらねばならないこと。
(すべての状況にチームは踏ん張らねばならなかった?……)
ひどいとき、牙を見せ、どれだけそれを欲しているか見せねばならない。それがディズニーランドなら簡単だ。となりにいるみんながキミがどれだけ美しいかを伝えてくれるから。
悪いときや困難なときは、みんなが疑問を呈してくる。そういうとき、わたしはひとを観たくなる。そういうとき、わたしはいつも周囲を見渡す。誰がその役割をかって出るのか、イエスなのかノーなのか。
(代表招集についてマーティンとはもう話した?……)
選手とはまだ話していない。彼とは話すだろうし、そうしたらわたしの意向は伝えるよ。
(ゴールを決めるための正しい方程式を見つけること……)
われわれはチャンスを決められなかったし、それ以外のときでは、われわれはボックス内でことを起こす覚悟がなかった。われわれは、ただそれが起きればいいなと望むだけだった。フットボールではそこがかなり違いになる。
間違いなくチームは正しい方向を向いている。チームがそれをやらなかったのは、なぜならインテル・ミラン相手に、今日われわれがやったようなことをしたチームを観たことがないから。だから、われわれはそれを勝利に変えなければならない。
直訳でなにを云っているのかよくわからないことがある。だがredditなどでファン反応を観たときにMikelが云っている意味がわからないというポストはしばしば目撃するので、そのままにする。もちろんぼくの誤訳のこともあるのでそのときはすまない。
ダヴィド・ラヤの試合後コメント「チームのキャラクターを示した」
今回も安定したパフォーマンス。失点は彼の責任は問えない。GKの試合後インタビュー。AFC公式サイトより。箇条書きで。
- ぼくらにもっといい結果がふさわしかった
- チームはとてもいいキャラクターを示した。とくに試合の最初から勝ちに向かっていった。いくつもチャンスをつくり、ゴールが認められず、そしてゴールした
- チームのキャラクターというのは難しいところに現れる。調子のいいチェルシー相手にそれを示したことが重要
- もちろんがっかり。でも試合に勝てないこともある。今日起きたことを確認すること
- ぼくらは失点したあともゴールに向かっていった。たくさんチャンスをつくりプッシュした
- (オーデガード復帰)ぼくらはマーティンがチームにとってどれほど大事かわかっている。ピッチ上だけでなくピッチ外も。彼がチームを動かし、エッジを与える。彼はピッチ上で彼にできることを示した。彼の復帰はとてもうれしい
- もっとも重要なのはつぎの試合。一歩づつ、試合ごと、トレイニングごとにやっていくしかない。先のことは考えるにはまだ長過ぎる