PREMIER LEAGUE IS BACK!(いつもより声を張っています)
元気ですか。二週間ぶりのEPL。今回も待ったなあ。
さて、PLのGW12の相手はノッティンガム・フォレスト。アーセナルはアウェイ試合がつづいたため、ホーム試合はなんと10月末のリヴァプールぶり。ほとんど一ヶ月。ホームのファンたちもさぞかしノイジーに騒いでくれることだろう。
そして、フォレスト。エドゥの転職先(※フォレストを含むマルチクラブのオーナー企業)ということで、なんだか因縁のある相手になってしまった。彼らは今シーズンここまでは絶好調といってよく、11試合もプレイして、アーセナルと並ぶ19ポインツの5位につけている。なんてこった。
さすがに、シーズン前に彼らのこのポジションは誰も予想できてなかったんじゃないか。はっきりとした降格候補ではなかったものの、大半のメディアがボトムハーフでのフィニッシュを予想したくらいには低評価だった。そんな典型的ミッドテーブルクラブのひとつでしかなかった彼らが、いまこのポジションにいる。
アーセナルは、タイトルを狙うチームとしてはここまでの成績が悪すぎたので、ここから心機一転リスタートする必要があるが、フォレストはかなりタフな相手だ。だが幸いなことに、われらにはここから事態を好転できる材料が少なくない。
ふたたびトップを目指し、反撃ののろしをあげる試合。どうしたって勝たねばならない。
アルテタの試合前コメント「(250試合達成)とても感謝している」
昨日行われたミケル・アルテタの試合前記者会見。 AFC公式サイトより。
(IB後のケガ状況について……)
アルテタ:いくつかポジティヴなものがいる。そうじゃないものもいる。トロサールは大丈夫そうだ。彼は今朝もトレインしたし、調子はよさそうに見える。いまは彼がうまくセッションをこなせたか、ドクターとすべてをチェックしているところ。だから、問題ない。
(サカとライスは?……)
彼らも今日部分的にセッションをやった。彼らもとてもよい。
(ベン・ホワイトについて……)
ベンは数ヶ月(for months)アウトになるだろう。また違う部分の痛みで、これまでとは違っていたが、残念ながらこの数週間のあいだにわれわれも決断せねばならなかった。
ベンはつねにプッシュするとわれわれもわかっていたが、われわれが選手を守らねばならないポイントに達したことで、手術を決断した。彼もそれに同意し数ヶ月の離脱になる。
術後の彼がどうなるか、われわれも観ていかねばならない。シーズンの半分とか一年離脱になるとは思っていないが、それがどれくらいの期間になるかははっきりしたことは云えない。
(カラフィオーリ?……)
リッキーは今日トレインした。彼のリハブはとてもうまくいっている。彼は先週もフィジオたちとやれていたし、今週はチームとピッチでトレインしている。だから、彼はスクワッドに入るだろう。
(ティアニーとトミヤスは……)
キーランはまだ。彼はチームといくつかセッションを行ったが、まだ準備は整っていない。トミヤスも、まだちょっとかかる。
(ここ2週間ほどのキャンプのムードについて……)
それは、われわれが行ってきたすべてだと思う。われわれが試合に勝てなかったのは、相手がこちらより優秀だったからなのか? 明快な回答はノーである。それらの試合に勝つべきだった? イエスだ。わたしはチームの取り組みに満足しているか? イエス。しかし、ある部分では改善する必要がある。とくにボックスの守り方。
全体的に、わたしはたくさんのことを考えることができるが、理解しなければならないのは、選手の状態だ。それは電話で確認するしかできなかったし、彼らが戻ってきてから、昨日のスタッフや選手たちのエナジーはヤバかった。この仕事で、彼らといっしょにいるのは喜びだ。
彼らはここにいることを愛しているし、チームに戻って来ることを愛している。それがすぐにエナジーをもたらす。わたしがやるべきことはあまりない。
絵を描くことはつねによいものだ。自分たちが正しい道を歩んでいると確認できる。
(ペップ・グアルディオラがマンシティと新契約を結んだ……)
彼がそれが望んだのなら、そして間違いなくそうだと思うが、おめでとうを云うよ。わたしもやったことだ。彼の幸せがうれしい。
(それはアーセナルのタイトルへの野心にとりよいこと?……)
われわれができるのは自分たち次第のことだけであり、望むものをかなえるには最善を尽くさねばならない。だが、他者も同じことができる。それはわれわれが決めることではない。
(マネジャーとして250試合を達成する……)
非常に感謝している。とてもうれしい。わたしはその一分一秒を楽しんできた。なぜなら、毎日欠かさずともに働く仲間がいるし、自分がここにいることがいかに幸運かも理解しているから。求められているとも感じる。
わたしは、この組織で働いているひとたちに大いに誇りを感じ、彼らがいまクラブに感じていることを誇らしく思う。われわれがフットボールクラブとして、チームとして伝達することがある。
しかし、結局はすべて勝利だ。わたしはもっと望む。大きなトロフィがほしいし、いまはその途中だ。
(これから250試合以上ある……)
それはエナジーであり、自分が大好きでやっていること。そこは間違いない。
(フォレストのフォームについて……)
彼らはとてもよい。とても安定している。とくに対戦相手がずっとタフだったのだから、Nuno [Espirito Santo] とコーチングスタッフの功績は大きい。
彼らは、自分たちの望む試合に導こうとマネジするはっきりとした意図を持っている。わたしは、彼らがやってきていることにとても感心している。
(アーセナルはホームで敗けていない……)
われわれはエミレーツでプレイするのが大好きだ。そこにはサポーターたちがつくる独特の雰囲気がある。
繰り返すように、わたしはチームを48時間みていて、明日試合に勝つことに自信を持っている。
(250試合のなかでもっとも大きな達成感は?……)
クラブを団結させたこと。100%。クラブにスピリットととてもはっきりしたDNAをもたらした。そして、ふたたびこのクラブとクラブのシャツをレペゼンできるようにした。それは、このレヴェルで選手からクラブで働く全員まで求められるもの。
(今後の目標はトロフィを加えること?……)
それだけじゃない。いまやっているたくさんのことを維持しなければならない。ときどきそれをかなえたとしても、それはすぐに落ちてしまう。だから維持なのだ。それが毎日欠かさず一貫してやるべきワーク。いまは、それが勝つことであり、つぎのステップになる。
(グアルディオラが新契約を結ぶことは想像できた?……)
正直しらなかった。かつて彼はそれをバルセロナでもやったし、バイエルンでもやったし、わたしがいたときのマンシティでも。それは彼の決断であり、彼もクラブで幸せそう。だからおめでとうだ。
(明日と今後6週間は極めて重要になる……)
勢いを築くことだ。結果を得て、連勝していく。それがふたたび必要なエナジーをつくる。われわれが行っているすべてのよきこととともに。
(最初の仕事で250試合達成したこと……)
もっと短かったかもしれないね! とくに、われわれがいまいるこのような世界で、わたしはとても感謝している。まず最初のわたしのことばは感謝だ。この仕事ができることは名誉であり、誰とそれをやり、なぜ自分はそれをやるのがそれほど大好きなのか。それは偶然ではない。わたしはとても幸運だと思うし、これからもつづけていきたい。
(この二ヶ月を振り返って……)
その計画をしたとき、自分のなかにあったスタートもフィニッシュもわかっている。それは旅だ。われわれは、みんなでいっしょのバスに乗り旅をしている。道は険しく、悪天候もあるし、なにかと起きる。
わたしのやるべきことは、いかにそれを運転するか。その旅路のなか、いかにほかのものたちに運転させるか。なぜなら、それは起きることだから。自分たちが毎試合で勝つほど無敵にでもならないかぎりは、それは必ず起きる。そしてそれを体験しなくてもよかったなら、それでよし。しかし、わたしのシーズンの予想ではそれは起きるはずだった。
実際起きたことは想像していた? ノーだ。しかし、わたしは困難があったときのチームとクラブのリアクションを愛す。
(ホワイトを数ヶ月失うこと……)
それは挑戦だ。それはわれわれがまったく予想もしていなかったことで、むしろDFラインの一貫性と起用性を話していたほど。その点でベンは、おそらくガビやウィロと並んでベストだった。だから、彼の不在はいたいが、それはしょうがない。われわれは、代替を見出さねばならない。
しかし、多くのよいこともある。なぜならデクランやブカヨが戻るし、ジュリアンも調子がいい。彼は前回の試合はプレイできなかった。レオもいい調子で戻り、リッキーも5-6週間ぶりに戻って来る。それは多い。いいニュースだ。
(ブカヨとデクランはイングランドでプレイしなかったことで調子がよい?……)
わたしは、選手がルーティーンで、プレイのリズムがあるほうがいい。彼らがそれをできなかったのは、ケガをしていたから。だから、われわれは彼にとってやれることはなんでもやろうとした。明日にベストコンディションでいてもらうために。
(さらなるケガを防ぐには……)
それについて話もしないことだ。わたしはふだんどおりがいい。だが繰り返すように、そうしたすべてで経験から大いに学びがある。
自分で自分を見つめるようになり、腹が立つ、そしてそこから抜け出さねばならない。いい訳をしている時間もない。
このチームはそのようにリアクトしなかった。だから、わたしはその困難を彼らと乗り越えてきた経験がとても素晴らしいと思う。なぜなら、多くのケイスは感情的にも対処が難しかったから。
(ドゥバイでのキャンプ後に改善された昨シーズンとの類似性がある?……)
あれはドゥバイのおかげじゃない。非常にシンプルなこと。それはつまり、自分ですべての試合を見直して、PLでのすべてのポジションを観て、彼らがなにをやっているか、自分たちのいまいる状況を理解しようとした。相手より自分たちがいかに優れいているかを観た。
わたしは、このチームがちょっとした一貫性、ちょっとしたふだんどおりを観てとても自信を持っている。だから、それはいずれ来るのだ。
(一貫性を見つけるためのカギは?……)
Availability.
(もうエラーの余地はまったく残されていない?……)
間違いなく小さくはなった。リヴァプールの結果の安定について見れば。際立った進歩と結果がある。
しかし、われわれはそこにいる。彼らと対戦して、われわれは彼らとくらべて自分たちの居場所を観た。それが大いに自信になった。
(ラファエル・ナダルの引退について……)
彼がいかに国とスポーツをレペゼンしていたか、それがわたしは誇らしい。テニスファンだろうがそうじゃなかろうが、誰にとっても、ひとりのアスリートとして、彼の行動や振る舞い、勝ちかた、そしてとくに敗けかた、人生における困難との向き合いかた、それはただもうインスピレイションだった。
わたしには、彼は特別な模範だ。なぜなら、わたしは彼を知っているし、彼の周囲のひとたちのことも知っているから。彼が自分のキャリアにどう適応し、合わせていかねばならなかったか、そして彼が達成したもの。彼はとんでもないひとだと思う。まるでロジャー(フェデラー)のように、彼もあのスポーツのなかで永遠にベストのひとりとしてありつづけるだろう。
(オーナーたちとの面会でUSに赴いた件……)
彼らといっしょに過ごす時間はいつもポジティヴ。移籍ウィンドウについて話す時間があったが、それと同時にクラブのことや、いまやっていることについての考え、クラブが向かっている方向、エドゥのことについても話した。
たくさんの話題があったが、繰り返すように彼らと過ごす時間は喜びだ。多くの学びがあるから。彼らはスポーツのなかでたくさんの経験があり、野心も感じる。とくにそこで会えば。彼らはとても遠くにいても、われわれと毎日とても近くにいて、とても成し遂げたいことがある。素晴らしい気分だ。
(アシスタントSDのJason Aytoの昇格について……)
彼はとても優秀。Jasonと彼のチーム全体。エドゥもわたしもかなり評価してきたが、舞台裏でのワークは彼らによって行われてきた。
その野心たるや、すごいものがある。彼のように、ある日起きたら違うオフィスへ行き違う仕事をするのは簡単なことじゃないが、人々の反応にはスピードがありみんながこう云う「OK、それでおしまいだ。その状況ならもうつぎへ行こう」。
その野心や決意、熱意、それは素晴らしいものがある。
(トミヤスの復帰までの時間設定はある?……)
ノー。彼はまだ数週間はかかるし、トレイニングも環境もすこしだけ変えている。なぜなら、想像できるように彼には非常にタフだから。
彼は、回復するためなら24時間ワークしたがる漢で、自分がフィットしていないことにひどく落ち込んでいる。だが、ほんとうに残念だ。
われわれは、彼をできるだけ早く復帰させるきっかけになるよう、最善をつくすつもりだ。しかし、われわれもがまんが必要。
(あなたはグアルディオラを超えたうえでPLタイトルがほしい?……)
世界にもこのリーグにもたくさんのベストマネジャーたちがいる。もう十分。そこは挑戦だ。このレヴェルでは。われわれはレヴェルをわかっているし、相手がどう準備し、相手を倒そうとしかけてくることがある。だから、自分たち自身を進歩させて勝とうとする環境にいられることが素晴らしい。
(オーデガードのコンディション?……)
彼は(チェルシーで)とてもよくやっていた。そして、あれは回復に長い時間をかけた結果だ。足首が反応し、身体のほかのエリアにも負荷がかかる。それは理想的ではなかったが、OKだった。
彼は1日半チームとトレインし、調子はよさそうだった。だから、それはとてもポジティヴ。
(オーデガードの不在でチームが失っていたものは?……)
彼はプレイできなかったが、われわれはいくつかの試合でたくさんのことを行い、それはとくにうまくいった。だが、マーティンがもたらすのは団結感だ。彼にはボールなしでも勝てるキャパシティがある。カリスマ、リーダーシップ。だから彼はキャプテンなのだ。
彼はみんなをもっとよくするインテリジェンスがあり、みんなをクリックさせる。そこは彼の独特なクオリティ。
(ドレッシングルームでもオーデガードにいてほしかった……)
その意味で彼はずっとそこにはいた。しかし、そこへ踏み込めば、フィールドでのある時間を体験することになる。それが彼をもっとやりやすくさせる。しかし、それはほかの選手がそれをやっていないとか、違うやりかたでそれができないというわけではない。
会見のつづき。
- mood of owners in last week’s meeting? interaction could not be more positive
- trust in you? I always felt it as I am very open and critical of myself
- owners balance of hands on and letting you do your job? need a mixture of pressure and support – it has its moments – sometimes need to feel uncomfortable. Temperature now? like Majorca in June.
- Liverpool’s start and depth of PL? so much quality in a lot of teams and we have all had different schedules and difficulties – see where we all are after 20/5 games and then evaluate again
- Not about expectations? Can’t get dragged into emotions so early in the season and then earn right to win
- Interesting to see how people react around the club when results not perfect
- Season start now? no! but I understand this is a special period going into Christmas and we need to build momentum
- David Coote? no comment
- Players show their teeth? Are they angry with start? Expectations are higher as you can see in our celebrations
- Chelsea disappointment? goal was unacceptable
- I can’t manage expectations- i can only promote them – now it is about delivering – anything else is !!!
- Planning for future in US meetings? we reflected and discussed next 24 and 36 months
- Edu gone – Sporting Director role important? I am very mich involved as we need the right person to take us to a different level
- Zinchenko in form for Ukraine? we really need the best version of himself
以上
グアルディオラの新契約
ペップ・グアルディオラがマンシティと新契約(~2025年+1年OP?)を結んだことが直近の大きなニュースになっていて、当然師弟関係にあるミケルにも質問はされるだろう。
その新契約について、なんとクラブが降格したときの契約破棄条項が含まれないそうで、現在FFP違反を問われて裁判中というクラブに、来年以降もしなにかあってもペップは一蓮托生を選択したらしい。これは単なる噂じゃなく本人も認めているというのがウケる。「もし降格しても、わたしは残る」。
“If we get relegated, I will be here”
Pep Guardiola when asked about Manchester City’s FFP charges after committing his future to the club until 2026 🗣 pic.twitter.com/Dpie2Mjhov
— Sky Sports Premier League (@SkySportsPL) November 22, 2024
これは、クラブにとっては慰留に成功したということだろうが、本人はどういう気持ちなんだろう。今シーズンで辞めることも検討してたのに、いまさらクラブ愛?
まあ、ただ実際クラブが降格したらどうなるかわからないよね。契約があったって違約金を払うクラブがあれば、関係者が納得すればいくらでも転職はできるんだから。さすがに、ペップ・グアルディオラが英4部リーグ(リーグ2)で仕事はしないだろ。PLに復帰するまで最短で3年。新契約の期間も終わってる。それとも、チャンピオンシップで1年くらいなら我慢するのか。115件だなんだとこれだけ騒いで、チャンピオンシップ降格でお茶を濁すみたいな処分がありそうで困る。エヴァトンもフォレストも怒っちゃう。
シティの処分が下されるのが、ますます楽しみになった。
An incredible milestone ❤️
Tomorrow’s game against Nottingham Forest marks Mikel Arteta’s 250th in charge of The Arsenal 👇
— Arsenal (@Arsenal) November 22, 2024