ついに、おれたちが愛したGJが戻ってきた。ガブリエル・ジェイズースのハットトリック。ずっとフォームに悩んでいた彼はエミレーツで一年以上もゴールしていなかったそうで、それがこのケチャップドバドバ。豪快にフタを開けてくれやがった。
前半はこれまでの悪い試合を思い起こさせるようなけっこう心配な流れだったが、終わってみればいまのアーセナルにはとても実りのある試合だった。KTのサプライズ起用なんかもあった。
ひとまずは、いい雰囲気で試合を終えたのがうれしいじゃないか。われらとしては、ちょっと久しぶりのことだ。アルテタも5周年でめでたい。
試合を振り返ろう。
アルテタの試合後コメント「これからチームセレクションが悩みのタネになる」
試合直後のアルテタのインタヴュー。AFC公式サイトより。
アルテタ:いろんな意味でとてもうれしいよ。
ひとつはもちろんセミファイナル進出。勝ちたいコンペティションだ。あまりにナイーヴに失点したおかげで、試合の始まりはとても難しくなった。そして、そのあと前半のわれわれは、脅威をつくって勢いを継続することができず。変更を行ってプレイもやりかたも調整せねばならなかった。そこからマジな脅威になった。
そのうえ、ガビーにはビッグナイトになった。彼はずっとトライをつづけてきたし、自分本位でなくチームのためにやろうとしてきた漢だ。今日彼は3つの素晴らしい時間をつくり、チームが試合に勝つのを助けた。
キーランやラズ(スターリング)もあまりプレイ時間はないなか、彼らも自分が重要だと感じただろうし、正しくチームに貢献できると感じたはず。だからよい夜だ。
(オーデガードとサカが流れを変えた)イエス。チームにはなにか別のものが必要で、いくつかの交代をやり、それが間違いなく試合を変えた。それこそが、われわれがベンチから出てくる選手に望むものだ。試合にインパクトを与えるメンタリティを持ち、ことを起こす。彼らはとても役立った。
(エミレーツで16試合敗けなしで観客も盛り上がった)素晴らしい雰囲気だった。チームがエナジー、コミットメントをもたらすとき、そしてそれを3日ごとにやるとき、とてつもないものになる。わたしは、応援に非常に感謝する。とくに後半は、グラウンドのサポーターの熱気でパフォーマンスが上がった。
(KTの2023コミュニティ・シールドぶりの復帰)それがフットボールの美しさだが、ときにそれが堂々巡りになることもある。彼は長い長いケガのあと、ローンでチームを離れねばならず、そしてまたこのチームで信頼を勝ち取るための毎日があった。彼はチームを助けられるし、とても重要な存在になれる。今夜のようにチームにインパクトをもたらせる。
(週末にまたパレス)そのとおり。その試合に備えよう。いくらかの変化はあるだろうし、お互いに相手を倒そうとトライする。
試合後の記者会見。AFC公式サイトより。
(チームのパフォーマンスについて……)
アルテタ:とても満足。これでセミファイナルだ。試合はこちらの望まないかたちで始まったが、チームはそれに素晴らしく反応したと思う。大いにキャラクターを示し、流れをひっくり返そうという渇望があった。
前半は脅威が足らなかったし、2-3のビッグチャンスをつくってもゴールできず、後半にいくらか調整をすることになった。そして、また試合をつかみ、脅威になったように観えた。
(ジェズースに信頼が増している……)
彼のためにとてもうれしい。ゴールのない時間が長かったし、今日は3ゴール決めた。その3ゴールのタイプはどれもたくさんのアクションがあり、彼はそれに関与し、とてもシャープに観えた。
わたしは、それは彼にとって素晴らしいことだと思う。チームにとってもそう。彼のようなクオリティある選手に頼れるのだから。キーランも同じく。多くのチャンスを得ていない選手たちが、それをやるチャンスを活かした。
(スクワッドに勢いが戻ってきている……)
そうだね、もし勝てなければ、つぎで勝つことがとても重要になる。難しいときに勝つこと、違う状況、違うスターティング11も。彼らは、その勢いを掴み、カラを破ることができる。コミットし試合に勝つ。とても喜ばしい。土曜に向けてもとてもよかった。
(ジェズースは今シーズンのゲイムチェンジャーになれる?……)
そうだね、彼にはもたらせるものがある。クオリティがあり、クリエイトるすやりかたがある。彼の状況のつくりかたはとてもユニークだ。あのレヴェルのガビーは、もちろん大きな戦力になる。
(スターティング11を8人も変えた……)
それがチームにふさわしいし、彼らにもよいと思ったから。結果によっては正解にも不正解にもなりうるが、あまりプレイしてなかった選手がプレイするにふさわしいとわたしは考えた。彼らはその姿勢、振る舞い、トレインで得るものがあり、プレイすればその価値があると感じる。だから、わたしはそれにとても満足している。
(今シーズン、ジェズースがもたらせるのはどのレヴェル?……)
これからは一貫性が問題だ。このスパークが彼に大いに自信を与えるのは間違いないし、彼だけでなくチームにもそう。われわれは試合を変えることを彼に頼れる。それをわれわれが手に入れる必要がある。彼にもっと時間を与え、チャンスを与える必要がある。なぜなら、ああいう勢いがあるときには、それを続けさせることが大切だから。
(オーデガードとサカはチームにどれほど決定的?……)
彼らはふたりのベストプレイヤー。だが、チームも頼れる。多くの個人に頼れる。チームをパフォームさせ、試合を変え、チームにインパクトをもたらす。もちろん、ベンチからインパクトをもたらしたことも。とてもよかった。
(ティアニーの交代の理由……)
足がつったから(ケガではない)。
(ティアニーをウィンドウとして活用……)
彼は自分の強みでプレイしていた。それは、われわれも引き続き学ぶべきものだ。なぜなら、たくさんの情報があり、ときにはことばでは伝わらないものだから。どこでならもっと快適に感じられるか。彼にはもっとフィットできる場所がある。
(今夜のオーデガード……)
素晴らしかった。よいレスポンスがあり、あれこそわれわれが彼から望むすべてのもの。われわれがレヴェルを上げねばならないとき、それがチームにインパクトを与える。
(ジェズースのゴールで今後セレクションで悩むことに……)
どうなるか観てみよう。今夜を楽しんでから、あらためて考えることにするよ。
ドアをノックしてくる選手がいるのはよいことで、おれのほうがふさわしいんだとチームに告げている。うれしい悲鳴だ。
ガブリエル・ジェズースの試合後コメント「ゴールのプレッシャーがあった」
ハットトリックの大活躍。文句なしのMOTM。試合後インタビュー。AFC公式サイトより。
GJ:素晴らしい気分。前半はベストじゃなかったけど、後半には仕事をした。よりクリエイトするようになり、よりボールを持ちつづけ、回しつづけた。そして、マーティンがふたつの素晴らしいボールをくれて、Bもそう。ぼくはフィニッシュできた。
(オーデガードとサカ)マーティンのクオリティは素晴らしい。彼はああいうゴールの前にボールをパスできるタイプの選手。ぼくは彼にこう伝えていたんだ「マーティン、キミのクオリティはわかってる。ぼくが裏に入るから、もしオープンならそこにいる。観ないでもいい。そして彼は素晴らしいボールを裏にくれた。
Bもそうだし、今日はみんなベストを尽くそうとしていたと思う。たくさん変更したときは難しいものだし、ぼくらはふだんからたくさんの試合でプレイしていないし、ちょっとトリッキーではあったから。最後には試合に勝てた。
(GKと1 v 1のとき思ったこと)ぼくはCLモナコでふたつビッグチャンスをミスしていたが、あれは今日よりも難しかった。もちろん、あれはゴールできずがっかりした。しかし、ぼくはそれでも気持ちをはっきり強くもつ必要がある。
毎日のワークでコーチのHusseinがこう云っていた。「ほらガビー、キミにはクオリティがあるじゃないか。あとは落ち着くだけさ。そうすればゴールは決まる」。それがぼくが今日やったこと。またゴールを取れてよかったよ。ぼくはナンバー9であり、つねにゴールのプレッシャーもあるから。それは挑戦なんだ。
(週末のPLパレス)ぼくだけじゃなく、みんなが楽しみにしていると思う。彼らには、フロントもミドルもバックもかなりクオリティがあるから、ぼくらはそれと競わなきゃならない。もちろん試合に勝つつもり。
彼らは強いから、今日みたいに簡単じゃないのはわかっている。さらなる戦争だ。試合に勝たねばならない。
(家族に捧げる勝利)特別な時間だった。ぼくは今日ゴールのプレッシャーがあって、試合前に娘を抱いてピッチに入っていったときもそうだった。彼女がぼくに力と笑顔をくれた。すべてを。そして、家族といっしょにゴールを祝うことができた。このゴールはもうひとりの赤ちゃんに捧げよう。
Only Jesus.
Gooners, it’s time to vote for tonight’s POTM…
Over to you 🗳️
— Arsenal (@Arsenal) December 18, 2024