リアルタイムで見逃して、朝起きてから視聴した。
いい試合だったね。われらにとってというだけでなく、中立のひとも観ていて退屈しないやつ。つねに一進一退の攻防という感じで、どちらのチームからも結果に期待が持てそうな。0-0で終わってもおかしくなかった。
だから最終的な2-0というスコアは、ちょっとフェアじゃないような気がしないでもない。いや、でもやっぱりフェアか。最後にあのふたりが出てきて試合を決めたのも、あのようなクオリティがベンチにいたから。大きなスクワッドでよかった。
試合を振り返ろう。
アルテタの試合後コメント「スターターよりフィニッシャーが重要になる」
試合直後のアルテタのインタヴュー。AFC公式サイトより。
アルテタ:(2試合サブになっていたふたりが違いをつくった)それはわれわれがつねに話していることだ。フィニッシャーたち(※試合を終える選手)が、試合にインパクトを出せねばならないと。ガビとレオは、サブから入りチームに違いをつくった。
彼らは際立っており、チーム全体もそうだった。多くの時間で、彼らはとてもいいレベルだった。
ああいうアクションで、あれほどクリニカルに試合に勝たせてくれる誰かがいるというのは、まったくもってわれわれが必要としていたことだった。なぜなら、脅威はいろいろなやりかた、いろいろな選手からもたらされるものだから。わたしはそれにとても満足している。
ガビとレオがつながり、彼らも自分たちがとてもとても重要だと感じたということ。そのことをよく話している。それがいずれ必要になってくると。
ピエロが入って残り5分プレイし、クリスティアンも同じ。彼らにはベストな5分間だった。それこそがスクワッドのなかに必要なスピリット。もし全員がそのレベルにいるなら、われわれはたくさんの試合に勝つはずだ。
(アーセナルはこれでCLでスペインのチームに6連勝)とてもうれしい。ここはフットボールをプレイするには最高の場所。雰囲気もわたしが知るなかでベストのひとつだった。
この試合は難しくなるとわかっていたから、試合に勝つ権利を得なければならなかった。試合を通してこちらがどんどん支配的になり、脅威になっていったと思う。
だから、全体的にとてもよかった。これから家族とも会うつもりなので、それも楽しみにしている。ファンも楽しんでくれるといいね。彼らは今回も素晴らしかった。
試合後の記者会見。AFC公式サイトより。
(今日の試合について……)
- フットボールをプレイするにはなんと素晴らしい場所。最高の雰囲気のひとつといわざるを得ない
- 最初の20-25分はとてもタフになるとわかっていた
- とてもインテンスで、たくさんのダイレクトプレイがあり、デュエルがある
- そしてそのあとはこちらがよくなっていった
- 後半のわれわれはとても支配的になり、より脅威になっていった
- 最後はフィニッシャーたち。彼らが試合に勝つためのインパクトをもたらした。うれしい
(サブの選手たちにはなんと伝えた?……)
- 少なくとも(スターターと)同じように重要、あるいはもっと重要と
- 今シーズン、フィニッシャー(試合を終える選手)がより重要になるという話はこれまでもしていた。ときどきはスターターよりも重要になる
- われわれはそこで試合を変えられる。とくにインテンスにプレイしていて、ややそれが落ち始めたとき
- だから、わたしはそれが観られてとても満足している
- ピエロが入り6分間プレイした。クリスティアンも同じ。それが全員から観たい姿勢
(ガブリエル・マルティネリについて……)
- 完全にそれにふさわしい
- わたしはガビが好きだ。彼の姿勢、コミットメント、ポジティヴィティ。チームのために彼がやろうとしていること
- クラブのなかでは、われわれは彼のすべてのクオリティを高く評価している。彼はチームにもたらす
- 彼があのふたつのアクションでとても重要だったことが、わたしはとてもうれしい
(チームがマルティネリに集まってゴールを祝った……)
- (๑•̀ㅂ•́)و✧
- だからわたしは毎日をとても楽しんでいる。彼らとワークし、チームの一員になる
- 彼らはお互いをしっかりと観ていて、お互いのベストを引き出したいと思っている
- ガビが毎日のワークでやっているようなことは、彼らも認識している
- 誰でも苦しむときはあるし、それがわかっていてチームが彼ともつながる。あれは彼にも大いに意味があったと思う
(ガビには証明すべきことがある?……)
- わたしは彼ならあのようにリアクトするとわかっていた。彼はレベルを上げるし、彼ならそうする
- 彼にはあのようなメンタリティがあり、つねに学び成長したがっている選手。自分にもとても厳しい
- あれが彼に自信を与えることになると願う。彼はすごいプレイをしたのだから
(ズビメンディのパフォーマンス……)
- ズビはいつものように超安定していた
- わたしは彼が試合のテンポをコントロールしたと思う
- 試合が進むにつれて、よりよくなっていたのは、彼がスペイスや相手の弱みを理解していったからだろう
- 彼だけでなくMF全体がよかった。より小さなスペイスをみつけるようになった
(アスレティック・ビルバオについて……)
- 彼らはとてもハードワーキング。とてもタフ。やることがとてもはっきりしている
- 彼らには難しい問題を解決するためのアイデンティティや解決策をもたらすコーチがいる
- だから、われわれも前半には苦しまされた
- 後半になると、彼らは多少フィジカリーに落ちたと思う。そこでこちらがより安定してボールを持てるようになった
- われわれは、よりいっしょに動くようになり、それが相手についていくのを難しくした
- 彼らにはかなり苦しまされた。あのすごい雰囲気で、あのチームならどんな相手とも競えるだろう
(サブから入って36秒後。マルティネリのゴールは自分のアシストだと思う?……)
- ああいうのが必要だからうれしかったが
- 感情的には選手をベンチに置くのはつねに難しい
- わたしも彼らがこのコンペティションでどれほどプレイしたいか知っているし、彼らにとっての意味もわかる
- ラインナップを発表するときは、つねに多くの選手の失望がある
- しかし、そうした経験があり、わたしがベンチを観て、彼を観る。そして彼の目が準備万端だという。レオも同じ
- 彼らは自信をもってプレイし、チームともよくつながっている。それはとてもいいこと
- これは今シーズン、たくさん役に立つことがあると思う
(選手たちをサブスティチューションじゃなくフィニッシャーと呼んでいる件……)
- イエス。わたしはそうしている
- わたしがそれを気に入っているのは、選手たちをほかのことばで表したくないから
- 試合が進むにつれて、そうした時間で彼らがより重要になってくる。だから、そうした時間が間違いなくわれわれのシーズンを決めることになる
(グラウンドの雰囲気……)
- とてもよかった。あの雰囲気が大好きだ。触発ということばを使いたい
- あの人々のつながり、情熱、試合、チーム、素晴らしい
- あの選手たちに伝達されるエナジー。だから、わたしはとても難しい試合になるとわかっていたんだ
(選手たちの気持ちをマネジすること……)
- わたしはとてもはっきりしている。彼らはわたしが彼らをどう思っているか知っているので、彼らもわかっている。わたしがベンチに選手を置かねばならないとき、あるいはスクワッドから外さねばならないとき。しかし、わたしもキツい
- そこから始まり、わたしにできる唯一のことをやる。自分の仕事だ
- わたしは試合に勝つ可能性を高めるために決断をせねばならない
- そして彼らもわたしがする決断の唯一の根拠がわかっている。ときには正しく、ときには間違う。それでも彼らもそこにいなければならない
- そして彼らも、われわれが一定のスタンダードを維持したいことがわかっている
- 彼らはとても柔軟だ。試合中だけでなくトレイニングセッションでも。彼らがつくる雰囲気、どれほど彼らがお互いを気遣っているか
- だから、すべてのことが決定的になるし、全員がいずれプレイすることになる
(メリーノとヨクレスの頭のケガ……)
- 彼らはみんな大丈夫
以上
サブのことを「フィニッシャーズ」と呼ぶのはラグビー文化らしい。サブというか、サブを含めて最後にピッチに残っているチームか。
ガビ・マルティネリの試合後コメント「裏のスペイスを狙おうとしていた」
最近はずっとファンの批判的な目にさらされてきた漢。いきなりG1 A1で勝利の立役者に。MOTM。試合後のインタビュー。AFC公式サイトより。
GM:結果にとても満足。ゴールもアシストも。ここで試合に勝つのはとても難しい。チームがとてもうまくやったと思う。とくに後半。POTMに選ばれたのもすごくうれしいよ。
ぼくが入ったとき、裏を狙おうとしていた。あれはぼくが入ってすぐだった。どこにスペイスがあるか見つけようとしていた。ベンチでは、裏にどでかいスペイスがあるという話はしていたんだ。そしてレオがぼくを観て、彼から素晴らしいボールが来た。あとはボールをネットに入れるだけだった。
2点めは、前にいた相手を抜こうとしてボックスのなかのスペイスを観た。そして向こうもボールを奪おうとしてきた。ぼくはレオを見つけて、あとは彼がやってくれた。
彼らはとてもいいチームでナイスなファンがいる。雰囲気も素晴らしかった。ぼくらも試合の一部はコントロールできたと思う。
彼らはホームでプレイしているし、彼らもまたよくやっていた。でも、ぼくらのほうがクリニカルで勝つにふさわしかったと思う。重要なことは試合に勝つことだから。
アーセナルでプレイしているなら、つねに勝ちに行く。だからこのコンペティションを勝利で始められたことがうれしい。
ぼくらはこのバッジを胸につけているとき、それがいかに大きいかわかっている。ファミリーがある。ぼくらはビッグクラブであり、どの試合も勝ちたい。
ジュリアン・ティンバーの試合後コメント「ふたりは素晴らしいことをやった」
今回も超頼れるRB。ジュリティンの試合後インタビュー。AFC公式サイトより。
JT:(守備の安定)それはディフェンスだけじゃない。ダヴィドとチーム全体のおかげでもある。ぼくらには素晴らしい守備への努力があると思う。スタンダードがとても高く、それは素晴らしいこと。その一員でいることが誇らしい。
それは去年にも観られたように、すべてのポイントが重要になる。ここで3ポインツで始められたことは素晴らしい。このあとは休んで、回復する。日曜にはまたビッグゲイムがあるから。自分たちのステディアムで試合することを楽しみにしている。
(サブのふたりがゴール)彼らもうれしそうだったし、すごいことをやった。ぼくらには深いスクワッド、素晴らしいスクワッドがあると思う。選手が入ってきたとき、彼らがこんなふうに違いをつくれる。これは今シーズンはかなり助かりそうだ。
最初のCL勝利。それがとても重要。もちろん、ここは簡単ではなかった。タフな試合だった。それでも3ポインツだ。マルティネリとトロサールの大きな功績を云わねばならないね。彼らは素晴らしいことをやった。
Ernesto Valverdeの試合後コメント「マルティネリのゴールが痛かった」
ビルバオボス。勝ったので。UCL公式サイトより。
EV:とても対等な試合だった。彼らが個人デュエルでとても強いということは知っていたし、そこはわれわれも取り組んでいたことだった。
われわれはできるだけ高くプレスしようとした。とても緊張感ある試合で、プレイがつながらないこともあった。だからチャンスをつくることに集中した。
マルティネリの動きにしてやられた。あのゴールは痛かった。彼らには強さがあり、われわれは疲れを感じていた。
われわれはピッチでも自分たちが何者であるか示した。あのような雰囲気のなかファンに勝利を与えられなかったのが残念だ。あの雰囲気はすごかった。自分たちの思い通りにいけばつねに結果はほしいものだ。だが、これがCL。
われわれがいるのはトップレベルのコンペティション。そこは受け入れないと。こうした類のチームにも立ち向かい、対等にプレイすることこそが問題だ。今日は、彼らのほうがクリニカルだった。だが、わたしはこのチームはとても高いレベルでもプレイできると信じている。
アーセナルと対等だと感じていたというのは、けっこう率直な感想ではないかな。強がりでもないと思う。