今週ミッドウィークのPLは、この試合だけ。
もろもろの事情でこういう日程になったらしい。もろもろの事情ってやつはつねに困らせてくれるものだね。NLDみたいな試合の前に、両者の試合数が違いすぎるのは不公平にならんのか。
いっぽう昨日と今日は、われわれが免れたCLプレイオフをやっている。昨日の結果を観ると、ユヴェントスがガラタサライに敗けたり、PSGもいちおう勝っているがギリギリだったみたいだ。
そのなかで大きな話題はベンフィカとレアル。試合はアウェイのレアルが勝ったのだが、試合中にベンフィカの選手がVini Jrに人種差別発言をしたとかで、だいぶ騒ぎになっていた。
これ興味深いのが、アルゼンチン人がブラジル人に差別発言をしたという構図。彼らは、そもそもたいへんに仲が悪いという。それを云ったかどうかは定かではないが(※本人は否定)、云ってもおかしくないという関係性。いかにも誤解が生まれそうな舞台が整っている。
かつて、日本と韓国も似たようなことでトラブルになった(もしアレがいま起きたらもっとひどく炎上しそうだ)。世界中、多くの隣国同士でそういう複雑なコンテクストがある。
さて、アーセナル。一足早いMD27はウォルヴズとMolineux Stadiumで。
この試合で勝つと、アーセナルは一時的に2位シティに7ポインツ差をつけることになる。
今シーズンのウォルヴズは、19位に9ポインツ差という圧倒的最下位チーム。アーセナルはここは当然のように勝つ必要がある。
アルテタの試合前コメント「いまチームの感情面はとてもよい」
昨日のミケル・アルテタの試合前記者会見。AFC公式サイトより。
(カラフィオーリの様子……)
- 彼は大丈夫
- 今日もチームとトレインしていたし、気分もいい。明日はフィットしていることを願う
(ホワイトがウィガンで交代を余儀なくされた……)
- あれはちょっと疲れただけ
- あの試合で彼はたくさんのことをしていて、最後のほうでハムストリングに張りがあると感じた
- 彼は大丈夫
(オーデガードは?……)
- ノー
- ウォルヴズにはフィットしていない
- だが日曜にチームに戻る望みはかなりある
(その他のチームニュース……)
- カイも週末に戻る可能性がある。楽しみにしておこう
(ウィガンではどれほど内容と結果が必要だった?……)
- 明日も日曜も試合があるので、リセットのための時間はほとんどない。試合がつづいている
- だが、とてもよかった
- ウィガンに勝ったおかげでどのコンペティションにも残っている。とても力強いポジションだ
- あの試合で選手がもたらしたもの、あまりプレイしていない選手たちがプレイし、観せた姿勢。攻撃。とても素晴らしかった
(楽しむことができた……)
- いまのわれわわのポジションは特権で、それを受け入れる。なぜなら、自分たちで得たものだから
- ここまでの7.5ヶ月、とても長い時間だったが、毎日欠かさず正しいことをし、いまやっているレベルでパフォームしてきた。だからわれわれはそれを受け入れるべきだ
- 明日もまたとても難しい試合になるとわかっている
- 最近のわれわれとの試合では、彼らはいかにタフかを示してきた
- わたしは Rob(Edwards)をとてもよく知っている。とてもタフなテストになるだろう
(今年はリーグを勝てるという自信はどこから来る?……)
- 選手たちが毎日の取り組みで、わたしに自信を与えてくれる
- どのコンペティションでも最大の安心があり、自分たちのやってきたやりかたがあり、その都度挑戦があった。それが自信になっている。それがわれわれの準備のやりかただ
- 想像で自信を得るわけじゃない。わたしが見たもの、準備、選手がいかにそれを望んでいるかで自信を得る
- いまのわれわれは自分たちがいたい場所にいる。そこはたしか
(マンシティがすぐ後ろにいることはどれほど気になる? 選手たちは?……)
- わからない
- われわれは自分たちがやることしか気にしていないから。とくにこれからやるべきこと
- 明日、いかにしてウォルヴズを上回れるか。試合に勝てるか。それだけ
(今シーズンのウォルヴズについてどう思う?……)
- 彼らの多くの試合が惜しい
- そして彼はクラブがとても難しい時期にやってきた。わたしは、彼がクラブに感じていることがわかる
- 明日はとてもタフな試合になるが、自分たちがやっていることをやれば、試合に勝つビッグチャンスがある。そのためにも自信と意図をもってプレイする必要がある
(離脱中のメリーノをなるべくスクワッドの近くにいさせようとしている……)
- それがわれわれがチームとしてやりたいこと。選手や家族が必要なこと
- 長期のケガだから、彼はチームとずっといっしょにいて、MTGにも参加している
- そのあと、彼にはいろいろな期間がある。ケガの要求、身体の要求、こころの要求がある。そしてシーズン終了時にはチームに戻るはず
(チームのフルバックたちにピッチの高いエリアで求めることは?……)
- チームがどこでプレイしているかにもよる
- あなたの云うどのスペイスでも支配が必要。幅をとり、ペイスを使い、ポケットに入り
- そして、その機能がチームにあることは、じつにポジティヴだと思う
- われわれは、いまいる選手たちに合わせる。なぜなら、彼らには特定のスペイスでよりプレイしやすいという選手がいるから
- わたしは、われわれのフルバックたちが今シーズンやっていることは、別次元だと思う
(この試合をどれほど警戒している?……)
- PLではどの試合も難しいとわかっている
- しかし、シーズンの終盤になったときには、どの試合の重要性も知ることになり、それこそがやるべきこと
- いまチームはとてもいい感情の状態があると思う。明日の試合もとても楽しみにしている
- そのエナジー、その自信でプレイすること。今回も自分たちがやってきたことを継続するはず
(日曜に気持ちよく勝ってPLタイトル争いのサドルに戻れた……)
- (笑い)どのコンペティションにも残っているのは素晴らしい
- コンペティションからコンペティションでムードも変えられるし、どのコンペティションも大歓迎だ
(タイトル争いで逃げ切れる?……)
- それがわれわれのやりたいこと
- ここからさらに勝っていけば、さらにいい場所へ行ける
(メリーノの9やサカの10。選手たちを新しいポジションに適応させつづけるのがベスト?……)
- 選手の状況もある。やむを得ず強いられることもある
- だが、昨シーズンのミケルはNo.9にとてもよく適応した。それはカイとガビーが同時にいなかったから
- そしていまはMFに問題があり、選手たちが入ってきている
- ブカヨが入り、とてもよかった。彼の場合は、将来のために検討すべきことでもあった
- それが素晴らしいのは、選手たちが違う役割にあのように反応すること
(サカはNo.10を楽しんでいた?……)
- そうだと思う。彼に挑戦をもたらすすべてを楽しんでいる
- 彼が証明すべきことならなんでも。それはとてもポジティヴなことだと思う
(サカとマドゥエケの関係性……)
- 今朝もまたあったよ。彼らはジムでテストをしていて、全員が競っていた。そして、あのふたりはいつもどおりふざけていた
- それを観てとてもよかった。なぜなら、それが自然だから。お互いのことがとても好きで、いつもいっしょにいる。彼らはポジションを争ってもいるが、それはチームにとって恩恵になるし、彼ら自身にも恩恵がある
(彼らの個人的なケミストリーがピッチにポジティヴなインパクトをもたらす……)
- それはつねに起きている。スポーツをプレイするときでも、チームで仕事をするときでも、そういう環境にいればほしいものだ
- 毎朝顔も見飽きた誰かといっしょにいるのはいいものでしょう?(笑い)
- だから、彼らがいっしょにいることを楽しんでいて、仲良くしていることは、とても喜ばしいこと
(マドゥエケを連れてくるときはサカにも相談した?……)
- イエス。そうしたよ
- とくに彼をよく知るイングランドの選手たちと話した。アカデミーのころから彼を知ってる選手もいる
- 選手のこれまでのことを、彼といっしょの時間を過ごした選手やコーチから聴くのはとても重要だから
(ケガから復帰した選手たちがインパクトをもたらすための勇気や自信……)
- 以前を再現することはとても難しい。ケガだって繰り返したくない。とくに長期のケガだったとき
- それはトリッキーな領域だ。当然起きるべくして起きることもあれば、選手たちが周囲にいればいるほど、予想できないことも起きる
- わたしにとりベストなやりかたは、それをそうと気づかずにやってしまっていることだろう
(筋肉系のケガをしたあとにはペイスが落ちることがある……)
- それはケガにもよる
- もしそれがハムストリングなら、最高スピードでやるべきところがちょっとハンドブレーキがかかる。なぜなら、不安だから。それはありうる
- あるいは脱臼してから距離あるシュートが怖くなり、パスにしてしまう
- それは脳のなかにある
- しかし、リハブだったり回復プロセスに関わったひとたちが安心を与えてくれる。選手が必要なドリル、エクササイズ、処置をする
- そして、彼らが戻ったときには試合の求めに応じて100%で行動できるようになる
(試合前のウォームアップでケガが増えている……)
- しかし、どれも状況がとても違う
- 最初はウィロで、リヴァプール戦のとき足首をひねった
- そしてそのあと、リッキーにふたつの事案があった。どちらもウォームアップで、どちらもとても似ていた
- そしてブカヨ。ミッドウィークのKairatをプレイしておらず、リーズ戦で起きた
- 彼がああいうことをやるのは非常にめずらしい。わたしが来てからのこの6年間で、一度か二度あったか
- だから、4回起きている。そして当然それは調査している。ウィロの件は、とても見慣れないものだった
- 選手が準備できているかどうか確かめたいし、ウォームアップはその機会でもある
- ブカヨもとてもランダムだった。これまで彼はウォームアップでそのような症状も兆候も観せたことがないのだから
- しかし、そうなってしまっている。われわれは学ぶ必要がある
(こうしたことが起きると試合へのアプローチを変えるかもしれない?……)
- イエス
- わたしは自分の身体のことは自分で感じられる。より意識する。なので、オフィスで誰かが入ってくる気配がすると「いや、結構」と云う(一同笑)
- だから、それはとてもトリッキーだ。なぜなら、リッキーとブカヨを変えたら、ゲイムプランやポジションを多く変えなければならなくなる。たくさんいろいろなことを変えるのに時間は2分しかない
- それでいいコーチになれるということ。なぜなら、‘what-if, what-if’で、試合直前になっても多くの‘what-if’があるから
- それは試合中にも起きる。だから、それに備えていなければならないということ
(馬鹿げた質問かもですが、ウォームアップというのはなんのために行うので?……)
- ことばを変えるべきかも。ゲットウォームとか?
- それは準備のためであり、精神的・肉体的にベストにするためで、チームメイトたちとつながるため。それがウォームアップ
- そして、身体にこれから試合だと伝えることでもある。アドレナリンが発生し、テストステロンが正しい場所にあり、競う準備ができる
(毎試合で規則正しいウォームアップを設定している?……)
- ノー。つまり、わたしも元選手で、われわれもセットとルーティーンを好むし、それが身体への語りかけかた。来るぞ来るぞと
- そして、それを変更することはときにトリッキー
- もしウォームアップをしなかったら何が起きるか、観てみるチャンスかもしれない
- HTでは、ほぼ15分間座って、その直後にはガス満タンで後半に入っていくのだから
- そうだね、今後そこは考えるかもしれない
(今回のウォルヴズ戦が急遽リスケされた件……)
- それが起きたこと。われわれにはどうにもできない
- われわれはプレイせざるを得ないし、明日の試合はとてもうれしいものだ
(サカは10ロールでプレイすることが増える?……)
- イエス。そのときのオプションにもよるが
- われわれはできるだけいいチームにならなければならない
- われわれには、さらなる機会があり、さらなるオプションがある。すばらしい
(ライスがMFとして洗練されてきている……)
- どの選手にも、われわれの目標があり、試合のなかで育てたいことがある。とくにチームにとても大きな価値をもたらすもの
- そしてそこがデクランのエリア。われわれもそれを継続したい
- 彼はどのアングル、どのポジションからでも脅威になれ、相手を苦しめられるから
会見の後半。
- Madueke: the last few months. When you get that run of games you’re more consistent.
- Squeaky bum time: I have to think about that. It’s good to know what sir Alex thought.
- Time to enjoy: it’s the way we’re going to approach it. Best way to go.
- Havertz injury luck: last game at home he was good, post game he had certain symptoms. He’s done almost nothing in 11 months. We really need to manage him.
- Fan harassment: I try to be respectful but there are certain things we need to respect. Certain people don’t do it for the wrong reasons. I prefer to talk about the other incredible people.
- Security: hopefully something changes. It cannot continue like this.
- Clear week next week: we’re going to change a few things. Something different, I’ll let you know after.
- How much do you ask players: certain guidelines but it’s their life. You can’t always tell them what to do.
- Reaction: there are ways to leave this moment. The emirates atmosphere has been really good.
以上
会見後半では、昨日話題になっていた例の動画についてのやりとりも。
(いま、あなたがサインをせがむファンに嫌がらせを受けるフッテイジが出回っていますね。家族もいっしょでした。あのときどう感じていた? がっかり?……)
わたしは、つねにとてもリスペクトフルであろうとしているよ。サインも写真もできるだけ応じたい。それも自分たちの役割だと思うから。
でも尊重すべきセキュリティの面もある。とくに、なかにはああいうことをよくない理由からするひともいるから。あのときは、わたしの妻もいて、メディアのなかのわたしたちはまったくアンフェアだ。
でもそれだけだ。わたしは、ちゃんと来てくれる素晴らしい皆さんと話すほうがいい。彼らはそういう接触がしたいし、わたしはみんながわたしが喜んでそれに応じることを知っていると思う。
しかし、そういう場合や状況じゃないこともある。そうなれば、自分たちを守ってくれるひとが必要だ。もしそこで応じず、車のなかで動けないとき、とても居心地も悪い。
(セキュリティについては変化がほしい?……)
変わってほしいよ。こんなのことはつづけられないから。
あまり観ていて気持ちのよくない動画だから、ここには貼らないけど。きっともう観ているひともいるだろう。ウィガン戦のあとのものらしい。
渋滞か信号で止まっている車には運転するミケルと助手席の妻。後部座席には子どもたちもいたという説も。そこに、アーセナルのシャツをもったファンらしきものが車に近づいてしきりに窓をたたき、サインをねだるという。応じないミケル。彼は「自分の息子のためにプリーズ」と訴えていたようだ。その様子を撮影していたものが、アルテタはファンにひどい対応をしたとシェアしたという。
どう? わしは、こんなの応じなくて当然だと思うが。これは車道でのできごとで、まず危険だし、そこで時間をとればうしろの車にも迷惑がかかる。それに、ファンだと云われても不特定多数の誰かなんてわからない。ましてや夜。家族もいれば危険にさらせないのは当然だろう。英国の治安はけっして良くはないのだから。
アーセナルファンのあいだでは、これはまたあらたなアルテタに対するネガティヴキャンペーンだと憤りがあるが、今回ばかりはアルテタに同情するアンチアーセナルファンも多く見かけた。「おれはアーセナルもアルテタも大嫌いだが、これはしょうがない」みたいなやつ。
このサインをねだる男が持っていたシャツがXLだったという話もあり、息子のためなどではなく、eBay目的のサインだったんじゃないかとも。そういう出品が多いらしい。
アルテタも選手も安全第一でお願いしたい。
Mikel and the players have been instructed by club security not to roll down windows or open doors when fans approach them. It’s a massive security risk. The players and Mikel regularly sign shirts for fans before games.
— AFCAMDEN (@AFCAMDEN) February 16, 2026
クラブからは、ファンが来ても車のドアも窓も開けちゃだめと云われているというので、そもそもアルテタに選択肢はなかったともいえる。















