いまノリにノッているストライカー、アーセナルのアレクサンドル・ラカゼット。
おもにCFで起用され攻撃をリードするだけでなくチームプレイにも貢献、今シーズンは序盤ですでに5ゴール+3アシストと9連勝の立役者といっても過言ではない活躍を見せている。
一年目はけがの影響もあり思ったようなパフォーマンスは見せられなかったが、いまは2シーズンで60ゴールをぶち込んできたフランス時代のフォームを取り戻しつつあるように見える。
ヘッドコーチのウーナイ・エメリが、奇しくもノースロンドンでともに仕事をする仲間になったいま、パリ・サンジェルマン時代に彼をライヴァルクラブのリヨンから引き抜こうと画策していたことがあったことを明かしている。
Arsenal boss Unai Emery wanted Alexandre Lacazette at Paris Saint-Germain
「ラカゼットはPSGにほしかった」by エメリ
エメリがラカゼットについて語った。
エメリ:彼ら(カヴァーニ、ネイマール、エンバッペといったPSGのストライカーたち)は違うタイプの選手だよ。比べるのは難しい。
でもたとえば、わたしがPSGに行ったときラカゼットとの契約を考えていた。
彼のクオリティとプレイスタイルはPSGでも歓迎されるものだった。それにそこで働いているひとたちはみんなわたしにこういったんだ「あいつはPSGでだってプレイできる」ってね。
彼はリヨンにいたから会話するのも難しかったし、PSGがリヨンの選手とサインするなんてもってのほか、逆もしかりだよ。だから彼はオプションだったんだ。
(現在の活躍について)
わたしたちはよくラカについて話している。
彼にとって去年はプレミアリーグの最初のシーズンだった。フレンチリーグと違うだけじゃなく、ポジションやリズムの難しさもあった。メンタリティの問題ではない。彼にはとてもいいメンタリティがあり、ほとんど得点に結びつけてしまうチャンスをつくるのも得意だった。彼はとても効果的だったね。
でも彼にはわたしたちのチームやプレミアリーグ、そのリズムへの適応を続けてもらう必要がある。われわれは彼が今年もう一段階上に行くと見ているよ。
現状にはとても満足している。しかしあえていまわたしが彼に伝えることがあるとしたら「毎日、歩みを止めるな」だ。
トレイニングでも試合でも止まってはいけない。ベストパフォーマンスを探し続けるんだ。試合でただそうしようとするだけじゃなく、90分どの瞬間もだ。そして彼はいまそれをやってる最中だ。
ほんとにアーセナルのいまのストライカー陣には期待しかねえ。
やっぱりおれはバメヤンとラカの2トップがいいなあ。
ラカゼットはレスター戦に出場すればアーセナルで通算50試合出場
レスター戦を前に、公式サイトでは試合の5つの見所のひとつにラカゼットの50試合出場を挙げている。
#ARSLEI: Five things to look out for
インフォームな漢、アレクサンドル・ラカゼットが月曜の夜に起用されれば、ガナーズのプレイヤーとして50試合目の出場となる。
彼はこれまで49試合中38試合でスタートし、すべてのコンペティションで22ゴールを上げてきた。
2017夏にリヨンからクラブ史上最高額で加入し、昨シーズンこのカードで初めて起用されて以来、ガナーズで彼よりも多く得点した選手はいない。
この27才はシーズン最初の3試合はベンチからのスタートになったが、その後5試合でスタートから起用されている。そしてアーセナルは獲得できる最大のポインツを稼いだ。
事実、ラカゼットは彼がスタートしたプレミアリーグの8試合すべてに勝ったし、昨シーズンを振り返れば、この時点で7得点していた。
試合までまだ少し時間があるけど、そこまでで何か特別なことが起きない限りはスタートするでしょうな。
いま一番信頼できるCFだね。
ラカゼットがこのままトップフォームでシーズンを過ごすようなら、アーセナルのトップ4フィニッシュは夢じゃなくなるだろう。
逆にいえば、彼くらい影響力のあるストライカーがいなければプレミアリーグではトップクラブになれないんだな。
でももし万が一、この先彼のフォームが落ちるようなことがあっても、彼の代わりにはオバメヤンがいるとか。どんなビッグクラブだよ。