この試合は、今季アーセナルがトップ6相手にしたいい試合(リヴァプールとToT)とはフットボールのクオリティ的に比べられそうにないが、とにかくアーセナルが自分たちのやりたいプランを実行してそれを成功させたことが大きい。
ボールを持っても持たなくても、文字通りエメリは試合をコントロールした。
とくにボールの持たない時間がつづくなかで、らしくないコレクティヴな守備でしっかり試合を終わらせたこと。変わらぬ守備面での不安をずっと指摘されているいまのアーセナルにとって、とりわけポジティヴな兆しだと云える。
この試合に勝ったことが非常に劇的なのは、試合内容ではなく、このところずっとフォームを落としていたチームがリーグのトップ4フィニッシュに向けて瀬戸際にいたからだ。
アーセナルはここ8試合で3勝しかしていなかったのだから、今季の目標に向けて現時点で最大のライヴァルになるチームを相手にした勝利は大きい。復調のきっかけにふさわしい。
もし負ければ9ポインツ差がついて、今後の戦いにおいてチームの士気はかなり下がっていただろう。
この結果でトップ4まで3ポインツ差と縮まり、チェルシーに十分プレッシャーをかけられる位置についた。
レヴューエントリ前半のコメント集に引き続き、スタッツと論点エントリで試合を振り返ろう。
アーセナルのファースト11
今回はチェルシーの11人も確認したいのでフースコから拝借。
アーセナルのフォーメイションはダイヤモンド4-4-2(4-1-2-1-2)。
この2トップは、オバメヤンとラカゼットというふたりのストライカーがアーセナルに来て以来、多くのファンが見たかったフォーメイションでもある。
ここでバック4に2トップというハイリスクに思えるシステムをエメリが採用するとはぼくには予想できなかったが、結果的にこのシステム変更が功を奏した。
対するチェルシーは、ジョルジーニョをアンカーに置いてゲイムメイク、アザールを中央でフォルス9ロールをやらせるというこれまでのやり方をそのまま踏襲、とくにアーセナルをリスペクトした様子のない布陣。
より相手のシステムに適応しようとした意図のあるアーセナルのほうが、終始試合をコントロールしたのだから小気味いいことこの上ない。
マッチスタッツ
ポゼッションが低いほうがいい試合をやるというアーセナルあるある。この試合ホームサイドのポゼッションはわずか36%。
注目はもちろんSoTで、アーセナルの5に比べ、チェルシーはわずかに1。試合も決しつつあった82分にやっと1本枠内に飛んだという低調ぶり。
Chelsea’s first shot on target of the game…
82nd minute, courtesy of Marcos Alonso.#ARSCHE #bbcfootball https://t.co/SdEsogeW9W pic.twitter.com/3NhWDFeGgY
— Match of the Day (@BBCMOTD) January 19, 2019
xGでもチェルシーの低調ぶりがわかる。前半はアーセナルがかなり優勢に試合を進め、後半は守備に忙殺されながらもチェルシーに大きな得点チャンスをつくらせなかった。
Arsenal-Chelsea was a game of two halves, but not in the usual way. First half was all Arsenal, second half they were like a bully holding off a smaller kid by the forehead while he flails at the air between them pic.twitter.com/Zagjh7C8Pu
— Caley Graphics (@Caley_graphics) 19 January 2019
BTPによるランニングxG。開始から終了までチェルシーがアーセナルを上回ることはなかった。
終盤はほぼワンサイドのような雰囲気もありながら、ゴール前では固い守備でボールを跳ね返しつづけ、アーセナルはボールを持たずして試合をコントロールした。それこそ成熟したチームのなせる技である。
Arsenal vs Chelsea Running xG pic.twitter.com/3RKA5kLsPF
— Scott Willis (@oh_that_crab) January 20, 2019
試合の論点
ロンドンダービーでの好調。宿敵チェルシー戦での貴重な勝利
🏠 @Arsenal are unbeaten in 13 #PL London derby matches at home (W10 D3), winning the last 6 in a row pic.twitter.com/Th62Cd3Qem
— Premier League (@premierleague) 19 January 2019
アーセナルはホームでのPLロンドンダービー13試合に負けていない(W10 D3 L0)。6連勝中。
1 – Arsenal have won just one of their last 14 league games against Chelsea (D5 L8), with that win coming at the Emirates in September 2016 (3-0). Blues.
— OptaJoe (@OptaJoe) 19 January 2019
アーセナルはPLチェルシー14試合でたったの1勝(W1 D5 L8)。最後に勝ったのは2016年9月。
これは試合前のツイートかな?
とはいえ、すべてのコンペティション直近10試合だと、チェルシーもアーセナルに2試合しか勝ってない。とくにカップ戦だけの成績だと、チェルシーがアーセナルに勝ったのは2013年10月まで遡る。
最近はとくにトップ6のなかでは相性は悪くなくて、意外に天敵ってほどでもないんだよね。
チェルシーの戦い方に疑問
試合後、マウリツィオ・サリの発言「この選手たちにやる気を出させるのは極めて困難」が大きく注目されていたが、この試合結果について選手たちのメンタリティにだけ責任を負わせることは、ボスとしてフェアな態度に思えなかった。
たしかにアーセナルの選手たちのほうがこの試合に対してより気持ちが入っていたように見えたし(ソクラティスやコラシナツのアツさよ……)、敗因に選手たちの気持ちを挙げることも間違いではないにせよ、試合後にはチェルシーの負けた理由はそれだけが問題ではなかったという指摘も多く見かけた。
一番の問題は、彼らがアーセナル対策をやらず、自分たちの得意なシステム・戦術を押し通そうとしたことだ。
今回アーセナルのダイヤモンド4-4-2は、2週間前のToTのチェルシー対策をそのままコピーしたと云われているが、すでに一度やられている対策に対する対策を講じないというのは、ボスのミステイクであり怠慢ではないだろうか。
エメリも試合後にコメントしていたように、チェルシーはCBとジョルジーニョでビルドアップしようという意図は見え見えで、しかも今季ジョルジーニョがチェルシーのビルドアップの中心になっていることは誰でも知っており、もちろん今回だって試合前から容易に想像できた。
エメリはToTがアリをつかってやったように、ラムジーをきっちりジョルジーニョにつけてこの得意のビルドアップを阻止。
さらに2トップがふたりのCBにハイプレス、ゲンドゥージとトレイラが両サイドでFBをマーク、アーセナルのこの積極的な作戦によって前半はチェルシーのパスミスを誘い高い位置でボールを奪うことに成功する。
Jorginho today v Jorginho in August. Hardly getting on the ball. When he does get it, it isn’t in such central areas.
Perfect use of Ramsey to cancel him out. (@StatsZone) pic.twitter.com/GhoP3YDEfR— Lewis (@LGAmbrose) 19 January 2019
TV中継では、チェルシーのCBがボールを持っているとき、アーセナルのバックラインがどういう動きをしていたかは見えなかったが、おそらくルイスのロングボールもかなり意識されていたはずだ。
シーズン序盤の試合であれだけやられたのだし今季のチェルシーを研究していれば、ハイラインの裏を意識するのは当然で、この試合でチェルシーがアーセナルのハイプレスに苦しんだのは、ルイスからロングボール1本でDFの裏を狙うようなやり方が警戒されていたからだろう。(今回それをやられたのは一度きりでペドロがきれいに抜けたが、あれはルイスの意表を突いたパス技術を褒めるべき)
そして、後半は一転してアーセナルが押し込まれる展開となったが、それも計画どおりに見えた。
90分ハイプレスがつづくわけがないのだし、守ってカウンターを狙う時間は必ず訪れることは想定されていたはずだ。
ここでもエメリはチェルシーの特長を前提にして守備戦術を練っており、ワイドを開けて中だけは人数をかけてブロックをつくった。
チェルシーはサイドやボックス外でいくらボールを持っても、ボックス内で攻撃の人数が足りておらず、あれだけ押し込みながら効果的な攻めがまったくできていなかった。まるで悪いときのアーセナルみたいである。
このように、エメリが二重にも三重にもチェルシー対策をしていたのに対し、サリはアーセナルに対してほとんど無策のように見えた。傲慢にもほどがある。
ぼくは、サリの選手たちを批判する発言はチェルシーの選手たちにとって今回ばかりは好意的に受け取られるような気がしない。
とくにエデン・アザールは孤軍奮闘という感じだったが、RMへの移籍が噂されるなか、サリのマネジメント能力に疑問を抱いてもおかしくないと思った。
それと今回の試合でのエンゴロ・カンテについて、BT Sportsの中継でリオ・ファーディナンドは「ワールドカップを取ってPLタイトルを異なる2チームで取ったような、世界最高のMFが平凡な選手になってしまっている」とサリの起用法について疑問を呈していた。
今シーズンはB2Bとして新境地を開拓なんて云われていたが、チームのフォームが落ちてくればこのざまである。怖いものだ。
バック4+2トップの有効性
I think one of the reasons the full-backs haven’t featured as prominently for Chelsea is that they’re scared of leaving the centre-backs 2v2. Of course, Arsenal have been energetic in shutting down the flanks, the strikers splitting, and Torreira, Guendouzi protecting their sides
— Arsenal Column (@ArsenalColumn) 19 January 2019
チェルシーのフルバックが全然目立たなかった主な理由は、CBのところで2 v 2にしたくなかったからだろう。もちろんアーセナルはトレイラとゲンドゥージがサイドを守ったり、精力的に両サイドの上がりを封じたんだけど。
今回アーセナルのハイリスクと思われるフォーメイション・戦術がかなりうまくハマった。
とくに2CBながら、バックからのビルドアップで苦労する場面はあまりなく、前半はとくにロングボールに逃げずともCBのふたりはFBを使ってわりとやすやすとボールをつないでいた。逆に3CBのときよりもスムースに思えたくらいだ。チェルシーが組織だったプレッシングやインテンシティに欠けていたという理由もあるだろう。
それにしてもこの一見ハイリスクなシステムにも関わらず攻守がうまくまわったことが興味深く思えた。まさに攻撃は最大の防御を地で行く作戦だったのだから。
おそらく2トップ+バック4(2CB)だと、多くのひとが前掛かりすぎて守備のバランスが悪すぎると考えたり、もしくはダイヤモンドではワイドが足らないとか考える。
しかし、今回はそういったこのフォーメイションであらかじめ危惧されるような展開にはほとんどなっていなかった。
両FBを同時に上げなかったとか、今回このシステムが奏功した理由はいくつもあるのだろうが、一見するとリスクが高いとかリスクを回避しようとしているように見えるシステムが逆の結果になったりもする。もちろん今回のエメリのビッグチーム相手のハイリスクなシステムは意図したとおりのものだろう。
ぼくのようなフットボール戦術の素人からすると、これはかなりおもしろい。なんだかうまく云えないけど。
このブログでもシステムや戦術のエントリでいろいろなコメントをもらったりして、あーでもないこーでもないみたいなやりとりはとても楽しいんだけど、システムと対戦相手と選手のキャラクタだけでなくメンタリティやフィットネスやもろもろの要素があって、このシステムだからいいとかダメとかは単純に云えないってのがおもしろいと思う。
この試合はとくにそう感じた。
エジルの居場所のない戦術
今回起用が注目されたエジル。
さすがに18人のスクワッドに入ったし、エメリも(ケガ人がなければ)試合に出していたかもしれなかったとほのめかしているようだが、あのフォーメイションのなかでエジルが担えるポジションは残念ながら一切なかった。
まずラムジーのハードワークがこの試合でどれだけ効いていたか。
彼が2トップの背後で攻守に活発に動きつづけたことは、この勝利の大きな要因となっていることは疑いがない。
ぼくはボールがないときにラムジーがジョルジーニョをマンマークしている動きを見ながら、これはエジルではとても代替できないと改めて感じたものだ。
あれこそエメリがNo.10プレイヤーに求めるプレイで、エメリにとってはときに発揮される天才性よりもよほど重要なものなんだろう。今回ばかりはそれが痛いほどわかった。
そして、2トップの守備での献身。彼らが後ろまで戻って守備に参加するシーンはたびたび見られた。
戻るどころかタックルできれいにボールを奪うようなことまであったのだから恐れ入った(PEAがせっかく奪ったボールをジャカがもたもたしているあいだに奪われてしまったことには思わずため息が出ちゃったなあ)。
ぼくらがこの試合で見た彼らの献身的なパフォーマンスは、「(自分のポジションでなくても)チームを助ける」という彼らのメンタリティそのもので、ファンがエジルについてもっとも不満を抱く部分でもある。
エジルのそれが見せかけだけのランやカヴァリングだとまでは云わないが、足りないものは足りない。
これは気持ちというより能力の問題でもあるから、その理由で彼を責めるのは筋が違うのかもしれない。
しかしいずれにせよ、エメリが彼を使いたがらない理由がはっきりとわかるチームパフォーマンスだとぼくは思った。
セットピースにうるさいことに定評のあるエメリ
以前エメリについてフアン・マタがそんなコメントをしていた。ウーナイはかなりセットピースにこだわるコーチだと。
マタ:ウナイほどセットピースにこだわるマネージャーはいないね。毎回戦う相手によって戦術を変えるんだ。頻繁に新しいアイディアを持ち込んできたよ。
ぼくらはよく驚かされたものだ。だってそれはあまりにも複雑でかなりの集中を要するものだったんだ。毎回違うんだから覚えるだけで必死。
この試合でもショートコーナーを何度もやり、セットピースの工夫が見られた。
とくにコシエルニの得点シーンはかなり興味深かった。試合後には肩に偶然当たったみたいな注目のされ方をしているが、あのフリーキックはエメリのセットピースに対する入念さが伺えるものだ。
細かく見直してみると。
1,ジャカが左足で蹴るモーション、同時にラムジーがニアのスペイスへラン。
2、ラムジーが壁の前を走り込みつつ(誰も釣られない)、ジャカがスルーしたボールをトレイラが右足で(ボールの軌道が変わるのでDFは向かう場所が変わる)。中央でこのときボールに向かって手前を走り出すラカゼット(誰も釣られない)。
3、ゴール前の密集地帯から少し離れて止まるオバメヤンとラムジー(カンテだけはPEAを見ているのはさすが)。壁を連れてゴール前一番危険な場所に走るコシエルニひとりにみごとに釣られる5人。トレイラからのクロスはファーで待っているコラシナツへ。コラシナツはきれいにヘッダーでパパへレイオフ。
4、ボックス際でドフリーのソクラティスに慌てたチェルシー。このとき完全にボールウォッチャー。詰めようとして一瞬コシエルニの存在を忘れる。パパからゴール前にドンピシャの浮き玉クロス。
5、肩でミッションコンプリート。
最後はソクラティスからコシエルニのクロスでフィニッシュまでいったが、この場面ではボックス内でラムジーもPEAも放してしまっているので、もしコシエルニにボールがいかなくてもチェルシーの危険度はマックスだった。
この数秒間にいったいいくつの指示ある動きがあっただろうか。キッカーの手前で成り行きを見守っているベレリンにすら効果があった。
エメリのセットピース炸裂。気持ちよかったろうな。
文句なしMOTMコシエルニのパフォーマンス
🎶 Ain’t nobody, like Koscielny 🎶
🌟 Introducing the #ARSCHE man of the match… pic.twitter.com/PhIAiLRiOo
— Arsenal FC (@Arsenal) 19 January 2019
断固たるものがあったね。
ぼくが観た中継では、終盤に「またコシエルニのブロック」「ここもまたコシエルニ」「まただコシエルニ(笑い)」って最後のほうがもう笑いが出ていた。
ことごとくゴール前でシュートやクロスをブロックしていて、ボックス内での存在感は100点満点だった。
年齢を重ねてフィジカルやスピードは落ちても、ポジショニングの感覚は衰えない。
ハイラインで守るような試合にはもしかしたら向いていないかもしれないが、こういう試合ならまだまだ輝ける。
来シーズンはどうするつもりだろう。
Shots On Target In Tonights Game
🔴 Laurent Koscielny (2)
🔵 Chelsea (1) pic.twitter.com/5EldBg9VoS
— Premier League Stat Man ⚽️ (@EPLStatman) 19 January 2019
Laurent Koscielny: the first Arsenal defender to score 20 @premierleague goals ⚽️
Which has been your favourite so far? 🤔 pic.twitter.com/bYw6rdN2Fa
— Arsenal FC (@Arsenal) 20 January 2019
アーセナルのDFとして初めて20得点到達。歴史をつくった。
ベレリンの大けが
やっちまった。復帰したばかりなのにヒドすぎる。
この試合でもケガをするまではかなりよいパフォーマンスを見せていただけに悲しい。
現時点でまだ詳細は発表されていないが、シーズン・エンダーはおろか1年離脱レヴェルのヒドいケガだという噂も。あの痛がりようでは十分ありえそうだ。なんてこった。
エメリは試合後の会見でRBを補強するつもりはないとコメントしているが、ベレリンがいないだけでアーセナルの右サイドの戦力はだだ下がりになる。
おそらくベレリンのつぎはAMNがファーストオプションになるだろうが、あとはリヒトシュタイナーかジェンキンソン。頭痛すぎる。
夏まで持つだろうか。
ラカゼットにオバメヤン、ラムジー、トレイラ、ソクラティス、コラシナツ、なんだか語り足りないような気もするがひとまず終わろう。
この試合について気づいたことなどあったらコメントください。語りましょう。
つぎの試合は、これまたビッグマッチ。FAカップのマンUだ。土曜の早朝。
トップ6に2連勝するようなら、かなり盛り上がるに違いない。スールシャールで上り調子のマンUだが、ホームだし可能性は十分ある。
以上。
末筆ながらおめでとう。COYG!
いつも読み応えがあるので楽しみにしてます。
私もほぼ同じ心持ちで、朝イチDAZNでした。笑
NLDほどスカッとしていないのはやはりベレリンです。でも今は勝った事実を噛み締めたい。
COYG
キャプテン、パパコンビの気迫かなりしびれました。オレたちのツートップ、ディフェンス頑張りすぎだしうますぎ。ラカゼットってほんとにうまいよな。交代するときのチームへの激励とか、来シーズンはキャプテン間違いなし。
ベジェリンは辛すぎですよ、本人もこの試合はかなり手応えあったはずで、これから巻き返しと決意していたはず…。早く帰ってきてくれ。
この試合を見終わって気付いたことは、一度もひやひやしなかったってこと。クリーンシートは前に2回くらいあったしこれまでに勝った試合でもいつだってちょー簡単にゴール決められて何度もひやひやシーンがあったけど、この試合は最後までそれがなかった。チェルシーが迷走中だったとしてもすごいね。
スパーズとチェルシーに勝ちましたね、どちらもエジル抜きで。複雑だけど進むしかない。待ってろユナイテッド!
COYG
リアルタイムで視聴し、センター試験に寝坊しましたw
おいw
チーム全体が色々ネガティブな中、まさかの快勝、最高です。
個人的には、ホールディングがいない今、3バックより、4バックでトレイラとFBのバランスを調整する方が守れるような気がします。
極論かもしれませんが、得点は今のメンバーであればチームの士気さえ高ければ、なんとかなると思います。
守備のバランスを見つけ、モチベーションを上げる、エメリに期待するのはこれですね。
ここからシーズン終了までまだまだドラマがありそうで、楽しみのような不安のような気持ちてをす。
SBが上がりすぎてサイドがスカスカ、そのスペースを埋めようと3バックにしたわけで。
もうSBは普通にバランスとったらええやんか、と。
ナイルズにサイドを抉る走力はないし、コラシナツが時々上がるくらいの方が効果的のような。
サッリは自分のやり方に自信があるんだろうなあ、と思う。
相手に合わせなくても自分のやり方をやれば勝てると。ベンゲルさんみたい。
そこをハメられたわけで、トーナメントに弱いのはこういう所かも。やった、ELも勝てそうだ!
アーセナルはホームと、今年に限ってはロンドンのライバルに対するテンションは高いけど、そのテンションを維持するには笑気ガスパーティでもやらないとできないんだろうなあと(不謹慎)。
2トップもこの守備をできるのは年間数試合くらいで、続ければ得点は下がるし、怪我も増えるだろう。
ラムジーはもっと早く明確な役割を与えてくれる監督に出会うべきだった。少し残念。
昨シーズンはELが優勝候補はアトレティコだったので、獲れない可能性はある程度理解していたのですが、今シーズンはチェルシー、ユナイテッドの好調、トテナムとのポイント差考えるとELベスト8辺りで考え所になりそうです、2トップは魅力的ですが、どちらかの怪我がめちゃくちゃ怖い。
ラムジーのチェックはミキでも出来るのでしょうか?