昨日あたりから、契約更新を渋るアーセナルMF、アレックス・オックスレイド・チェンバレンの獲得競争にチェルシーが参戦としきりに報道されている。
それらの報道によればOxはもうアーセナルと契約更新するつもりはないとアーセナルに伝えているということで、チェンボそんなに辞めたいのかよとがっかりしているアーセナルファンも多いことだろう。
そんななか、7/22のArseblogニュースによれば、そういった選手が契約を更新するつもりがないであるとか、チェルシーが獲得を熱望しているといった「情報」をせっせとリークしているのは、Oxの代理人であるアイディ・ウォード(Aidy Ward)本人であるという。
Arseblog News – the Arsenal news site
代理人が移籍マーケット期間中にクラブとの交渉で優位に立つ目的で、選手の移籍情報(ガセネタ)を故意にメディアに漏らすというやり方は、この世界の常套手段であると考えられている。要するに、そのニュースが世間に流れることが契約交渉において小さくない影響を与えるということで、それを狙ったものだ。
こういった乱暴な手段も辞さない「敏腕」代理人としては、ポグバやイブラヒモビッチを顧客に持つミノ・ライオラや、クリスティアーノ・ロナウドの代理人であるジョルジュ・メンデスといったアーセン・ヴェンゲルが取引を拒むような極悪代理人が思い浮かぶが、このチェンボの代理人であるアイディ・ウォードもマンシティへの移籍に関して物議を醸したラヒーム・スターリングの代理人として、厄介なタイプの代理人であると評価されている人物らしい。
アイディ・ウォードは要注意代理人
Who is Raheem Sterling’s agent Aidy Ward?
2年前(2015)のミラーの記事であるが、このウォードが代理人を務めるウェストブロムのサイード・ベライーノの契約交渉中に、彼が所属クラブに怒っていて契約更新するつもりはないという風評をつくるというやり方が、まさにスターリングがリヴァプールからマンシティに移籍したときと同じ手法であると指摘している。
チェンボには自分にとってベストな選択をしてほしい
チェンボはまだ若い。23才と聞くと改めて彼の若さを思い知るが、だからこそ、もっとも近くにいる大人である代理人に騙されるようなことがあってほしくない。代理人にとって最もメリットがあるのは選手を大きな移籍金で別のクラブに移籍させることであるということを知ってもらって(だから移籍を煽るのだ)、冷静に将来を見据えて自分にとってもっとも得がある選択をしてほしいと思う。
もちろんアーセナルで成功することが彼のベストな選択であると信じているのはいうまでもない。