EPL第3節の対戦相手はいつもバカのように殴り合うリヴァプール。アンフィールドスタジアムでのアウェイマッチ。中立のファンにはこんなに面白いサッカーの試合もないはず。アーセナルにとっては早くも難敵の登場である。
この試合ではサスペンション明けのコシエルニと、怪我から回復のアレクシス・サンチェスが復帰の予定。
最新の報道では、ヴェンゲルは相変わらずサンチェスを放出する気はないが、ボードのほうは最終日までに適切なオファーがあれば受け入れたい意向らしい。おれはPSGに売って奴らをフィナンシャル・フェアプレイでUCLから追い出すというのが結構面白いんじゃないかと思っているのだがどうだろう。200Mのネイマール、エンバッペ、サンチェス全員がUCLからバン。なんて美しいんだ。
放出といえば、先日のエントリで伝えたように突如ムスタフィにインテル移籍の噂が出てきた。プレス会見でボスがその噂を否定しなかったことで、一気に信憑性を帯びたかたちだ。ガブリエルに続いてムスタフィまで売ったとして、代わりはどうするんだろうか。まさかカラム・チェン……。
レマールは来ない、Ox、ムスタフィは放出、イウォビをローン、それはいいとして(よくない)、ファーストチームの選手の代わりはいったいどうするつもりなんだろう。ここしばらくはあまり話しが出ていないが、リヤド・マレズには結局行くのか。意表をついてファン・ダイクに行くのか。「別れたら次の人」というくらいだし、さっさと次に動かないとね。
17/18EPL リヴァプールvsアーセナル 予想スターティング
当ブログのアーセナル予想スターティング(前回までの的中率72%)。
3-4-2-1
GK チェフ
CB モンレアル、コシエルニ、ムスタフィ
MF コラシナツ、ラムジー、ジャカ、ベレリン
FW サンチェス、ラカゼット、エジル
ポイントはチェンバレンを入れるかどうかだが、相手が相手だしチェンバレンは使わない予想。公式サイトでは戦前のトレーニングには出ていたようだが、ベンチにも入っていなければ放出は確定だろう。
おれの注目選手:エジル
ESPNではおなじみの戦術エキスパートのマイケル・コックス氏がこの試合について「エジルがリヴァプールのプレスに対応できるかがキーになる」という旨の記事を寄せている。
Liverpool’s press vs. Mesut Ozil might be key to Sunday’s clash with Arsenal
たしかにリヴァプール(クロップ)といえば高い位置からのプレスをかけるチームであるし、とくにビッグゲームで輝けないといわれているエジルが、それにどう対処するかは見どころではある。
もちろん、いま新契約にサインを渋っている選手のなかで唯一サインしそうなのがエジルだ。契約更新となれば最高給の選手となるはずであり、ある意味アーセナルの将来を任せるのだから、そろそろ活躍してくれよという気にはなっている。
そして、リヴァプールにしてみればアーセナル随一のチャンスメイカーであるエジルをまずは潰そうとしてくるに決まっている。彼が輝くためには彼を孤立させないようにサポートも欠かせない。前線のパートナーであるサンチェスはもちろん、EPLの対リヴァプールでは初登場となるラカゼットが真っ赤に染まったアンフィールドでどのようなプレイを見せるかこちらも目が離せない。
ここ8回の対戦で平均得点数が3.8だという両者の対決。どんだけ点を取るんだという感じであるが、アーセナルとしてはとにかく失点をしないことに集中せねばならないのはいうまでもない。失点しなければ負けないのだ。
コウチーニョとララーナを欠くリヴァプール。対するアーセナルはなんだかんだ、いまいるメンツではベストメンバーで臨むことに。アウェイとはいえ絶対に勝たなければならない試合だ。もし負けようものなら、エミレーツスタジアム上空にまた#WENGEROUTの飛行機が飛ぶのは避けられない。
以前からいつも結構当たるなあと思っているWhoScored.comの予想は3-2でリヴァプール勝利。ぼくはもちろんアーセナルは絶対勝てと思っているが、その予想が点数も含めてかなりリアルで、正直にいえば下り調子のアーセナルがアウェイで勝つというイメージがまったく持てないでいる。
マッチデータ
リヴァプールはホームでめっぽう強い。EPL28戦中26試合負けなし(28試合で2敗)。
リヴァプールはEPL6戦中5試合のクリーンシートという堅守。
リヴァプールはアーセナル戦で8試合中7試合で2.5ゴール以上取っているアーセナルキラー。
(WhoScored.comより)