二週間というインターナショナルブレイクを挟んでイングリッシュプレミアリーグが再開。アーセナルのEPL第8節はワトフォードとのアウェイマッチ。現在アーセナルは5位、ワトフォードは8位、ポイント差は1しかない。アーセナルは勝てばトップ4に入る可能性があるが、負けるとかなり順位を下げる可能性がある。
17/18EPL ワトフォード vs アーセナル予想スターティン
3-4-2-1
GK チェフ
CB モンレアル、コシエルニ、ホールディング
MF コラシナツ、ラムジー、ジャカ、ベレリン
FW ウェルベック、ラカゼット、エジル
こんなところか。
事前のボスのプレス会見によると、サンチェスは木曜日にロンドンに戻ったばかり、コラシナツはヒップに少し怪我(要テスト)、エジルとウェルベックは通常のトレーニングに戻っているとのこと。ウェルベックは予想よりも回復が早かったらしい。たまにはそういうこともある。
コシエルニは復帰にいい兆候が見られるということでおそらく今日テストをしているはず。
ドイツチームでいやな怪我の仕方をして長期離脱も懸念されたムスタフィは、4~6週間の離脱となるそうだ。ちなみにボスはムスタフィの怪我については「そもそもすでに予選突破したドイツが彼を起用する必要がなかった」とお冠の様子。まあ雇っているのはクラブだし腹は立つでしょうな。
ナイジェリアを予選突破させたイウォビやいまが絶好調だというウィルシャーは、スターティングに入ってくるかもしれない。インターナショナルブレイク明けということで、とくにウィルシャーにはチャンスがあるような気もする。
契約延長したチェンバースはまだ怪我のようだ。
サンチェスのメンタルの落ち具合
チリがワールドカップ本大会出場を逃したことで、サンチェスのメンタルが心配されている。ボスは、同じく予選落ちのラムジーとともに、彼らは強いメンタルを持っていると、アーセナルでのプレイへの影響には心配していないようだが、まるっきり影響がないとはいえないだろう。ふたりともチームの中心人物ではあるが、ウェールズよりもチリのほうが国民の落胆は大きそうな気はする。国民の期待を一身に受けながら失敗した責任は重い。
サンチェスはマンシティに移籍出来なかったことでシーズンが開幕しても心ここにあらずといった様子で、依然として気持ちの入れ替えが出来ていないように思う。そこへ来てよりによってワールドカップを逃すというヘマがさらなる追い打ちとなり、今後のサンチェスがアーセナルでどういった振る舞いを見せるのか注目である。
個人的には、そもそも気もそぞろだった彼にアーセナルでがんばらない口実を与えるような気がして、あまり彼のメンタルのことを騒がないでほしいなとは思う。
エジルの契約問題
今週はエジルの契約についていくつかの報道があった。
まず、エジルの代理人がエジルの状況について語ったというもの。代理人によれば、エジルはあと2~3年はプレミアリーグでプレイしたいという希望を持っている、そしてアーセナルとの契約交渉はポジティブな方向に進んでいるという。この代理人の談話、突然に来たので何か裏がありそうだなと思っていた。
そしてボスはこの話が報道されたあとのコメントで、この冬の移籍市場でサンチェスやエジルを売るというオプションもなくはないと認めたということが大きく報道された。このあたりにエジル側とアーセナルで駆け引きがあるように感じたのは深読みのしすぎだろうか。
なんのことはない、これはエジル側がアーセナルに対する態度を軟化させたというサインではないだろうか。週給300kじゃなくても契約更新しちゃうかも?とかいって。そして、アーセナルのほうではそうかといってとくに今以上譲歩するつもりもなく。なんなら1月に移籍してもらっていいんでみたいな。
これって、マンUやインテルといったエジルに関心のあるといわれているクラブが、アーセナル以上の高待遇を用意しそうにないということがわかっちゃったんじゃないかね。
この期に及んで「プレミアリーグでプレイしたい」と、決してアーセナルでとはいわないことでいまだに交渉を有利に進めようとしているのがせこいな。すべて憶測だけど、だせえ話である。こんな選手をわれわれは心の底から愛せるのか。
ワトフォードについて
ワトフォードについては残念ながらよく知らない。気になる選手もいない。調べる気もない。済まない。
ところで驚いていることがあって、それはぼくがかなり予想が当たると思っているWhoScored.comがホームチームのワトフォードに勝ち(2-1)を予想しているということ。これは結構ビックリした。
今季彼らはそんなに調子いいのか、あるいはアーセナル相手にはめっぽう強いとか? まったくそんな印象がないんだが。
ワトフォードの今季のフォームは以下。EPLではホームで0勝2分1敗。アウェイで3勝1分0敗。アウェイでいい成績を残しているが、今回は彼らの苦手なホームだ。
アーセナルとの過去の対戦6試合でアーセナルの勝率は66%。まあ最高に相性がいい相手とはいえないかもしれない。だが、直近10試合の対戦ではワトフォードはアーセナルを無失点で抑えたことはないという。もろもろ考慮してもワトフォードの勝ち予想はちょっと納得がいかない。
アーセナルにネガティブなデータといえば、今季EPLアウェイマッチで勝っていないだけでなく得点をまったくできていないこと(0勝2敗1分)。今季最初のアウェイ勝利になるといいんだけど。
※追記(2017.10.14)
ワトフォードにはエチエン・カプー(日本語ではエティエンヌ・カプエ)という元ToTの選手がいるそうで、アーセナルをぶっ潰さないとと息巻いている。
カプー:ワトフォードはオフェンシブなプレイスタイルになったんだ。リヴァプールから3点取ったしウェストブロムからも2点取った。トップ10フィニッシュを狙えるよ。アーセナル? スパーズには2年いたけど初日から「あいつらは敵である」と叩き込まれたよ。アッハッハ。アーセナルなら何度でも倒したいかって当たり前じゃないか。ぼくにはスパーズの血が流れているんだから。
ブーイングされろ。