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【Welcome】リヨンのMFナビル・フェキルおさらい【to Arsenal】

先日ESPNに「フェキルはジダンの後継者になれるのか?」という記事が来ていた。ラカゼットの相棒だったということでアーセナルが取るべき選手だともいわれているし、でもジダンとかに比べられるような選手だったっけ?と思いつつ、いっちょOLのAMFナビール・フェキル(Nabil Fekir/ナビール・フェキア)って誰エントリを書こうと思っていた矢先。昨日行われたリーグアン「リヨン vs モナコ」のハイライト動画を観て口をあんぐり。空いた口が塞がらなかった。DAZNでもしばらく観られると思うので、チェックしてみよう。※以下、この試合の得点ネタバレあるので注意

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翼くんと岬くん。フェキルとラカ。




今季絶好調、ナビール・フェキル

好調のモナコに対しOLの劣勢が予想されたなか2ゴール1アシストのフェキルは、WhoScored.comのレイティングでも10点満点で文句なしのMOM。もちろん94分に勝ち越しのフリーキックをぶち込んだのもフェキル。千両役者。レイティングを見るとトマス・レマールがダメダメだったんだな。

 

ナビール・フェキルのプロファイル

Nabil Fekir – Player Profile 17/18
1993年生まれの24才。フランス代表選手。国籍はアルジェリアとフランス。身長173cm。利き足は左。リーグアンのオリンピック・リヨンに所属。ポジションは攻撃ミッドフィルダー(No.10)のほか、CF、右ウイング。

彼はアルジェリア系でジダンやナスリと比較されることも多いようだ。アルジェリア系は優秀なフットボーラーを多数生んでいて、有名なアルジェリア系フランス人フットボーラーではほかに、ベンゼマやベン・アルファなどがいる。

リヨン生まれで物心ついたときからのリヨンサポーター。12才のときにリヨンのアカデミーに入団。2年後に力不足でアカデミーから放出されるが、その後に再契約。リヨンのローカルライバルであるセント・エチエンヌから熱心な誘いもあったが、リヨンのお声がかかるまで待ったというエピソードも。

リヨンとの契約が切れるのは2020年。

ナビール・フェキルの実績

リヨンではまだメジャータイトルはない。フランスU21で1キャップ、フランスのシニアでは2015年にデビュー。9試合出場で1得点。

代表の試合ではそのほとんどがフレンドリーマッチ(6試合)で、FIFAワールドカップ2018予選では3試合(17分)しか出場していない。

いわずもがな、現在のフランスチームの中盤の選手層はとんでもないことになっており、デシャンにはなかなか選んでもらえていないというのが現状である。が、今季の充実ぶり(リーグアン9試合で7得点4アシスト)からするとレギュラーにまた一歩近づいたともいえる。大きな怪我でもしない限りは来年のワールドカップメンバーに選ばれる可能性は高い。ロシアでブレイクするかもしれない選手のひとりだ。

ナビール・フェキルのプレイスタイル

※YouTubeは埋め込みで観られないようなのでリンクからYouTubeで観ましょう。

ボールキープがヤバい。これを見るとパスを出すよりも持ちたいタイプに見える。

今季ボルドー戦で見せた超ウルトラロングシュートで勝ドン。

 

おなじみのWhoScoredの選手キャラクター分析より。ストロングの緑がまぶしい。ドリブルが大好きでファウルをよくもらう。サンチェスに似ているが、自分でシュートを打つというよりはシュートを打たせるほうが好きなんだろうか。空中戦や守備は弱い。

来季サンチェスとエジルがいなくなり、前線のクリエイターがほしいアーセナルにとってはかなり魅力的な選手だ。

ナビール・フェキルとアーセナル

いまから3年ほど前、フェキルはアーセナルが獲得すべき選手としてたびたびメディアに取り上げられていたが、彼が15/16シーズンを怪我でまるまる棒に振ったことから、噂は下火になっていた(その年にアーセナルはアレクシス・サンチェスを獲得している)。

しかしこの今季の活躍ぶりとラカゼットがアーセナルで成功している(?)ことによって、ヴェンゲル監督がフェキルに、エジルあるいはサンチェスの後釜としてふたたび白羽の矢を立てたとしてもまったく不思議はない。むしろ、そうしないのはおかしいくらいだ。

ただし、ジダンがフェキルを高く評価しているということで、レアル・マドリッドが夏に彼の獲得を検討していたらしい。フェキル本人はバルセロナファンを公言しているが、マドリーの関心については「ジズーに呼ばれたら断れない」とまんざらでもない様子である。本気のマドリーが獲れない選手はいないだろう。フェキルが活躍すればするほどアーセナルから遠ざかる。この法則に名前をつけたい。

ぼくが初めてキリアン・エンバッペのことをアーセナルが取るべき選手であるとブログに書いたあと、あれよあれよという間にエンバッペが大ブレイクして、結局10代の選手にしては未曾有の高額移籍金で買われるような選手になってしまった。もしかしたらフェキルが今季このまま活躍を続けると、またしても100Mオーバーの移籍金が必要な選手になってしまうのかもしれない。

もしアーセナルがフェキルを獲得できるとすれば、ラカゼットの存在がキーになるに違いない。



おまけ

「ナビール・フェキル、リヨンのメッシ」BeINスポーツ。フランス語わかりたい。

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プレヴューエントリでは、試合の結果がわかるようなコメントはお控えください
お互いリスペクトしあって楽しく使いましょう

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