hotいま読まれているエントリ

Arsenal, Arteta

アーセナルの21-22シーズンレヴュー? 「ALL OR NOTHING」の内容を予習する

どうも。

去年のように、今年もアーセナルのシーズンレヴューのようなもの(去年はおもにアルテタのレヴューだったが)をやろうと思って、ゆっくり昨シーズンに起きたことについて考えをまとめていたんだけど、世間のいろんなアーセナルのシーズンレヴューを観ているうちに、だんだんと気持ちが萎えてきてしまった。

去年のエントリはいま読み返しても、アルテタについて書きたいことが山ほどあったし、われながら熱量もかなりあったと思う。あんな長文はなかなか書けない。が、今回は去年ほどたくさんの発見もないし、繰り返しになる感想も多くて、冗長なだけであんまりおもしろいエントリが書けそうにない気がしてきたのだ。このブログはいつも無駄に長いしな。

まあ、433やら、セットピースやら、ゴール前での決定力不足みたいな去年の重要なトピックは、新シーズンも折にふれて振り返っていくことになるだろうから、まったくのスルーとはならないはず。

そんなとき、例のアマゾンプライムのドキュメンタリシリーズ「All Or Nothing」アーセナル編のリリースを前に、twitterで昨シーズンのアーセナルで毎月なにが起きていたかをまとめていたひとがいて、それがすごくおもしろかったので、それを紹介して21-22シーズンのレヴューのようなものにかえようかと思った次第。



アマゾンプライムヴィデオ「ARSENAL: ALL OR NOTHING」はこうなる?! 21-22シーズン振り返り

元ネタはこちら。まず、tweets主にビッグリスペクトを。楽しんでくれたかたは彼をフォロウしよう。

では、Here we go.

21-22シーズンに向けてのコンテキスト

このシーズンが始まる前は、アーセナルファンのあいだでは「トップ6なら、いいシーズン」という雰囲気があった。

以下が、シーズン開始前の状況であり、「エキスパートたち」の意見。

  • BBCフットボールのアナリスト/バンディット20名のすべてが、アーセナルのトップ4外を予想
  • BBCフットボールの有名人Phil McNulty(※チーフライター)にいたっては、アーセナルの7位フィニッシュを予想
  • アーセナルは、PLタイトルと降格が50/1と同じオッズ
  • ジェイミー・キャラガー「今シーズンのアーセナルは誰も恐れないと思う。わたしは今シーズンのアーセナルが怖い」
  • ギャリー・ネヴィル「マンUでのオレではないが、アーセナルに方向性とプランがあるのか、わたしには理解できない」
  • マーティン・キーオン「アーセナルは、ベンジャミン・ホワイトとサインするかわりに、Joachim AndersenとJannick Vestergaardのふたりを取るべきだった」
  • ダレン・ベント「アーセナルがニューカッスルに£25Mでジョー・ウィロックを売ったのは<最悪の決断>だ」

8月

PLのオープニング試合ではCovidが問題に。ラカ、オーバ、エンケティア、ガブリエルとパーティがCovid/ケガでアウト。

アーセナルは最初の3試合で3連敗(67年ぶり)。ブレントフォード(A)、チェルシー(H)、シティ(A)。これによりPLテーブルで最下位。ゼロポインツとゼロゴールズ。

以下、8月末でのメディアの反応。

  • ブックメイカーたちはアルテタの解任オッズを最高に設定(11/4)
  • ジェイミー・オハラ「アルテタがアーセナルの最大の問題」
  • マーティン・キーオン「アルテタは降格圏で<巨大なプレッシャー>にある」
  • レイ・パーラー「アーセナルの将来が心配」
  • クリス・サットン「(仮にアルテタが解任されたとして)果たしてブレンダン・ロジャースがアーセナルに行きたがるか?」
  • ダニー・ミルズ「(アルテタは)ほとんど戦術的アマチュア」
  • ファンの一部が、アルテタの解任を呼びかけ……

夏の移籍:タヴァーレス、サンビ・ロコンガ、ホワイトにつづいて、オーデガード、ラムズデイル、トミヤスが加入。

以下、移籍ウィンドウのクローズ後に「エキスパートたち」が述べたこと。

  • ギャリー・ネヴィル「アーセナルの移籍戦略が理解できない。意味がわからない」
  • マイカ・リチャーズ「彼らは二流(second-tier)の選手を買っている。わたしがいまのアーセナルに思うのは、彼らがいかにドツボにはまっているかということ。パニックバイまでやっている。リスペクトしないわけではないが、ラムズデイルはキャリアで三回チームを降格させている。残念ながらこうした選手はアルテタの仕事には高くつくだろう。彼は結果を得られないだろうから」
  • ポール・マーソン「アルテタはオーデガードとサインするというミステイクをやっている。彼の仕事はすぐに危なくなりかねない。オーデガードがもしほんとうにアーセナルとサインしたかったのなら、ローン終了後にはすぐサインしたはずだ。彼はアーセナルには加入したくなかったんだ。たったの2ゴールズしかしていない! これはミスだと思う。さらなる愚鈍な契約だ。ほかのPLチームはどこも彼にいかなかった。ラムズデイルだってそう。彼は2シーズンズで125失点しているのだぞ!」
  • ドン・ハッチンソン「アーセナルは、ラムズデイルではなく、Jesse Lingardに金をつかうべきだった」
  • ティム・シャーウッド「(獲得した選手は)アーセナルを進歩させない」

9月/10月

アルテタは、コーチたちやアナリストたちといっしょに、オフィスをトレイニングピッチが見えるロンドンコルニーの中心に引っ越し。

ドレッシングルームが改装され、トレイニンググラウンドも改良。施設のエントランスにはアーセン・ヴェンゲルの大きな写真が設置された(※選手たちが壁面のAWとハイファイヴしてトレイニングに向かうという)

スクワッド団結・派閥解消のため、自発的な昼食会を開催。ESRの新しいダイエットと自宅シェフが話題に。

そして……

10試合無敗。

  • 1-0 ノリッチ(H)
  • 3-1 スパーズ(H) 34分で3-0というアイコニックな試合になる。※ジャカが右膝ケガで3ヶ月の重症
  • 1-1 パレス(H) ラスト数分でラカゼットのイコライザー
  • 2-0 レスター(A) ラムズデイルのフリーキックセイヴ

11月/12月

ワトフォード(H)、ニューカッスル(H)に勝利のあと、リヴァプール、マンU、エヴァトンにアウェイ3連敗。リヴァプールではアルテタとクロップがタッチラインでバトル。

ファンの一部がアルテタアウトを要求。

連続の規律違反により、オバメヤンがキャプテンシーを剥奪される。

サウサンプトン(H)、WHU(H)での勝利でアーセナルは4位へ(14ヶ月ぶり)。

大量得点を記録。1-4(リーズ)、5-1(サンダランド)、0-5(ノリッチ)。

サンダランド(カラバオカップ)では、チャーリー・パティーノがデビュー&ゴール。

1月

アルテタがCovid感染。「AirPodsアルバート」がアルテタの代役に。

マンシティ(H)に惜敗。アーセナルは善戦も、レフェリーの疑惑の判定(オーデガードのペナルティ与えず/ジャカのレッドカード)がアダに。

オバメヤン・エルネニー・パーティ、ぺぺがAFCONへ。

リヴァプールの「Covidゲイト」。エミレーツでの試合数日前に13人の偽陽性で試合延期。

リヴァプールの偽陽性について『The Athletic』の調査でわかったことは、以下。

  • リヴァプールはラテラルフロウ検査で全員陰性(通常どおりの検査)
  • その後にリヴァプールは、PCR検査をPrenetics社に送付(通常どおりの検査)
  • さらにその後リヴァプールは「万全を期して」PCR検査をBioGradという研究所に送付(これは、クロップとクラブドクターの要請で結果がより早期にわかることを期待)
  • そしてリヴァプールは、PCR検査の結果が判明する前にアーセナルとの試合とトレイニングセンターの閉鎖を要請
  • BioGradの結果は、選手13人とスタッフ12人のCovid陽性だった
  • リヴァプールの試合延期要請が認められる
  • Prenetics社の結果は、試合延期が決まる前に戻されたが(陽性は1名のみだった)、このことは試合が正式に延期されるまで、リヴァプール/EFLからも公表されず
  • BioGradと彼らのCEOは、いまだにThe Athleticからの度重なる取材依頼を拒否

また、アーセナルのファンたちが発見した「興味深い」事実も。

  • ケニー・ダルグリッシュの娘は、BioGradのコマーシャルマネジャーである
  • Rick Parry(EFLのチェアマンで、BioGradの不正確な/Preneticsの正確な検査結果を知りながら試合延期を認めた人物)は、リヴァプールの元CEOであり、リヴァプールのファンを公言している
  • PCR検査でその人数が偽陽性と判定される確率は、0.0000000000003%以下
  • この事案に対し、The Athletic以外どのメディアも報じず

FAカップ初戦のノッティンガム・フォレスト(A)に、衝撃の1-0敗け。#NoMoreRedキャンペインで全身ホワイトのキット。NTが35分で交代。

カラバオカップのセミファイナルでは1stレグのリヴァプール(A)で0-0。ジャカがレッドカード。

アーセナルは、Covidとケガでファーストチームのスクワッドが10人になり、NLDを延期。ギャリー・ネヴィル、ジェイミー・キャラガー、アントニオ・コンテが発狂。それについてアルテタ「わたしはあらゆる手を尽くしてクラブを守る(I will defend this club with teeth and nails)」

カラバオカップのリヴァプール2ndレグは、ホームで2-0敗け。パーティが退場(彼はAFCONから6時間早く戻ってきていた)。

スクワッドはミッドシーズンキャンプでドゥバイへ。

バーンリー(H)に敗け0-0分け、アーセナルはPLで6位に。

冬の移籍:AMNがローマへローン。マリがウディネーゼへローン。コラシナツとチェンバースが移籍。ヴラホヴィッチの獲得に失敗。MLSから、トラスティとターナーを獲得(ローンバック)。オバメヤンがデッドラインデイにバルセロナへ。理由は「家族に会いに」。一時は交渉不成立も、その後にバルサ移籍完了。

2月

ラカゼットの劇的ウィナーでウォルヴズ(A)1-0勝利。この試合ではマルティネリが奇妙なダブルイエローで退場。アーセナルはこれで6試合で4枚めのレッドカード。アルテタは、つづけて受けているおかしな判定に対し、PLに説明を求めると述べる。

アーセナルはアウェイ勝利のセレブレイションで、大げさすぎるとウォルヴズの選手とメディアに叱られる。

スパーズがシティを破り、4位を5チームスが争う展開に。6ポインツのなかに、アーセナル、マンU、スパーズ、WHU、ウォルヴズがひしめく。

ラカゼットの劇的ウィナーでウォルヴズ(H)に2-1勝利。

ロシアがウクライナへ侵攻。

チェルシーオーナーのアブラモヴィッチがUK政府より制裁を受ける。

3月

ワトフォード(A)に3-2勝利。

アーセナルはマンUより1ポイント上回り、未消化試合が3つも多かったにも関わらず、ギャリー・ネヴィル「マンUはアーセナルより上位でフィニッシュする」。

レスター(H)に2-0勝利。リヴァプール(H)に2-0敗け。ヴィラ(A)に1-0勝利(GKレノの貢献)。

4月

パーティとKTが、ケガで残りシーズン絶望に。

アーセナルは3連敗。パレス(A)3-0、ブライトン(H)1-2、サウサンプトン(A)1-0。

ラカゼットがCovid感染、エンケティアがシーズン最初のPLスタート。

スパーズもブライトン、ブレントフォードにポインツを落とす。

4位争いがアーセナルとスパーズに絞られる。

アルテタがクラブから新契約をオファーされる。

アーセナルは10日間に、チェルシー(A)、マンU(H)、WHU(A)と対戦する正念場を迎える。

チェルシー(A)4-2勝利。サカがペナルティでゴール。

マンU(H)3-1勝利。ジャカが汚名返上のスクリーマー。アンリとベルカンプがドレッシングルームを訪れる。

WHU(A)2-1勝利。ホールディングとガブリエルがゴール。

5月

Louis Dunford作曲の「ノースロンドンフォーエヴァー」。

アルテタが新契約にサイン。2024/25シーズンまで。

スパーズがリヴァプールにドロウ。アーセナルがリーズ(H)に勝利。

そしてシーズンを決めるNLD(A)。

アーセナルは、4位確保のチャンスがありながら、0-3敗け。ホールディングがレッドカード、セドリックのソフトなペナルティ。試合後、レフェリーに不満を隠さないアルテタ「もしわたしが思っていることを云えば、半年はサスペンションになる」。

つづけてニューカッスル(A)に2-0敗け。ついにトップ4が自分たち次第ではなくなる。ジャカが「準備できていない選手は家にいろ」とチームメイツを批判。

最終戦のエヴァトン(H)5-0勝利。ホロ苦なシーズン最終日に。


以上。

なんてシーズンだったのか。なんてローラーコースターだったのか。なんてチームだ。このドキュメンタリは、センセイショナルになるに違いない。待ちきれない!

8エピソーズのシリーズは、おそらく8月の半ばか下旬にはリリースされるはず。

以上。グッドジョブ。

 

さて、いまさらながら、アーセナルの21-22シーズンはどうでしたかね。

このシーズンが(も)、フォームがまったく安定せず、ローラーコースターだったのはたしかだとは思う。いいときと悪いときを行ったり来たり。

ぼくもこのブログで、悪ければ批判して、疑問を呈して、よければ浮かれて、未来を信じて、と振り回された。いつものことか。

このまとめでも、評論家たちの先見性のない?コメントを批判的にまとめているけど(実際のドキュメンタリでも使われそうな気もする)、まあそう思わざるを得ないところはあるよなと。自分のブログで、自分の意見をいつも表明しているぼくなんかは思う。

場当たり的/短絡的なコメントにならないためには、もっと視野を広くする必要があるんだろうが、でもいつも当たり障りない意見だと、それはそれでちょっとつまらんかなとも思う。まあぼくもそこは、自分なりに、以前よりはだいぶバランスを心がけるようにはしているけれど。

そういえば、昨シーズン序盤のアーセナルの下馬評のなかで、アーセナルのファンからもっとも非難されていたのは、Sky SportsのリポーターKaveh Solhekolによるトミヤス評だろうと思うが(彼はライトバックですらないのに、代理人のひとりがアーセナルにねじこんだと発言)、このまとめにはそれが抜けているようだ。

当初アーセナルが「無名選手・二流選手を取った」のように移籍戦略を疑問視されて、その後に彼らが自身の活躍で名誉挽回するという胸がアツくなる展開では、もっとも象徴的だった件のひとつ。格好のエピソードだから、この件はぜひ本編には入っていてほしい。

 

あと、このまとめでは、リヴァプールの偽陽性の件にやけに力が入っている(笑い)。ぼくもこの事案について、くわしくは知らなかった部分があって勉強になった。だが、ほかのクラブのスキャンダルがアーセナルFCのドキュメンタリにどこまで盛り込まれるか。トップを争っていたライヴァル関係とかならまだしも。

ところで、この事案のときも思っていたのは、彼らはそこまでして無理くりアーセナルとの試合を延期したとして、そこからなにを得たんだろう? どうして不正まがいのことまでして延期したかったのか。アーセナルみたいにケガで人数が足りていなかったとかあったんだっけ? 彼らがどういう理由で試合を延期したかったのか。この件ではそこがいまいちよくわからず、なるほど~とならないので、なんだか気持ちが悪い。The Athleticの記事を探せばわかるかもしれんが、他クラブのことになるととたんにめんどい。事情を知っているかたは、コメントでぼくにこっそり教えてください。

 

さあ、All Or Nothingアーセナル編は、果たしておもしろいのかどうか。いまは、素材も撮り終えてまさに編集中だろうか。

正座して待とう。服は着ているぞ。

 

おわり



※コメントくださるかたにお願い
プレヴューエントリでは、試合の結果がわかるようなコメントはお控えください
お互いリスペクトしあって楽しく使いましょう

6 Comments on “アーセナルの21-22シーズンレヴュー? 「ALL OR NOTHING」の内容を予習する

  1. 元のツイートが間違えてるかもしれませんが、事実と違うことが多すぎます
    1月のシティ戦で退場したのはジャカじゃなくてガブリエルだし、バーンリーに負けてないし、 ラカゼットの劇的ゴールで勝ったのはホームのウルブズ戦で2-1だし、凄い適当で残念

    1. 確認したら元のtweetsは間違えてなくて、わかりやすく補助したつもりのおれのアレンジ部分で間違えた。修正。
      すごい適当でごめんね。

  2. シーズン前のギャリー・ネヴィル
    「マンUでのオレではないが、アーセナルに方向性とプランがあるのか、わたしには理解できない」
    8月のギャリー・ネヴィル
    「アーセナルの移籍戦略が理解できない。意味がわからない」

    マンUのレジェンドの彼には、マンUだけを見ていて欲しい・・・

  3. リバプールを執拗に追及する割に自分たちの姑息な延期には寛容なんですね。即座にルールが改正されている以上、アーセナルのやったことが脱法ハーブみたいな法の抜け穴の悪用なのは明らかなのにね。
    それで当時居なかったソンにPK取られ退場に追い込まれ止めの一撃をくらいメンタルにもスカッドにもダメージを受けてTOP4逃したんだから、スパーズも今は感謝してるでしょう。正義が勝ってよかったです。
    まあこれからも審判のせいにしたりこれでも成功だって気持ちを偽ったりしながらEL目標に頑張って下さい。
    AoN楽しみにしてます!

    1. これはこれは、わざわざ挨拶回りご苦労様です。お忙しいだろうに、熱心な御方だ。
      アーセナルの日本での人気と裏腹に、おたくらお便所暴力団の方々は行き場がないようで。
      1つ言わせていただくと、おたくらには興味がないので消え失せていただけますかね。便所に群がるハエのようだ。

      1. 負け惜しみが過ぎ過ぎて愛おしさすら感じられる、本blogに常駐の警備員氏。
        現実世界で自宅警備員ながら、ネット世界でも警備員とは中々辛い人生を歩まれるお方だ。。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *