今朝目が覚めて、レノの発表来てるかなあとわくわくしながらArsenal公式アプリを開いてみると。オゥ……。”Jack Wilshere to leave”。ついにこのときが来てしまったか。
そしてスクロールすると”Bernd Leno to join”……。え、いま?
レノの獲得は昨日の時点で発表前夜なことは報じられていたのですでに知ってたってのもあるけど、ニューボーイに対してこのタイミングでお披露目とはなんという仕打ち。加計学園の会見くらいひどい。
さて、ワールドカップをほぼまるごとスルーしていたので、それも少しカバーしておきたい。最近のアーセナルニュース。
まずはもちろんおれたちのジャッキーの件から。
ジャック・ウィルシャー、17年のアーセナル人生に幕を閉じる
Thank you for everything, @JackWilshere – and all the best for the future#GoodLuckJack https://t.co/yVH6dvF93n
— Arsenal FC (@Arsenal) 2018年6月19日
本人もおもいでビデオをツイート。涙なしには見られない映像となっている。
— Jack Wilshere (@JackWilshere) 2018年6月19日
インスタにはフェアウェルメッセージ。
6月のおわりに契約が切れたとき、ぼくはアーセナル・フットボール・クラブを離れるよ。
クラブとは幾度もいろいろなことについて話し合ってきた。そしてとくに新監督、ウナイ・エメリとの最近のミーティングで、純粋にフットボール上の理由からクラブを去るしかないと感じた。
広く報道されていたように、ぼくとぼくの代理人は、エミレーツに残る新しい契約にサインできるかどうか、ずっとクラブと数ヶ月にわたり話し合いを続けてきた。
これらのディスカッションを通しても、ぼくの要望はずっとアーセナルのプレイヤーであり続けることだった。アーセナルでは17年間過ごしたし、いつもクラブの一員だと感じていた。そんな気持ちだったから、実際のところは最近はクラブでの将来にコミットするために報酬が下がることについても同意していたんだ。
でも新監督とのミーティングで、仮に減額して新契約にサインしても、プレイタイムがとても少なくなるとわかった。
みんなも理解してくれると思うけど、ぼくの人生やキャリアにおいてレギュラーでのファーストチーム・フットボールが必要だった。ミスター・エメリとのミーティングでは、アーセナルでそれが難しいと感じられた。
そのため、ピッチ上で自分のキャリアを築いていくためには、ほかのチャンスを求めるしか道はないと思った。
ぼくはアーセナルでインクレディブルな経験をしたし、一生の友だちにも出会った。クラブにいたことは永遠に忘れないだろう。あんな若い時分をデビューさせてくれて、チャンピオンズリーグでもプレイできたし、もちろん連続でふたつのFAカップも勝ち取った。語るには多すぎるハイライトがある。
ときが来たらちゃんと話しができる機会があるかもしれないが、とりあえずいまは17年間のすべてについてクラブのみんなに感謝したい。とくにアーセン・ヴェンゲルと彼のスタッフに。何年にもわたるすべてのチームメイトに。夢をかなえてくれたアカデミーのみんなに。もちろんいつもいい関係でいてくれたファンにも。ファンが示してくれた愛情や信頼に、本当の意味で報いることは決してできないだろう。ぼくやぼくの家族にもずっとよくしてくれたし、これからのみんなの幸せを祈るよ。ありがとう。
ミスター・エメリへの率直さと公平さに感謝とリスペクトを述べておきたい。そして、彼とチーム、クラブに素晴らしい未来があることをお祈りします。
ぼくはフィットしているし、シャープでストロングだと感じている。新しいシーズンに向けて、ピークコンディションでいるためにハードワークもできるだろう。
キャリアの次のステージを決めるまえに、時間をかけてオプションを検討しようと思う。
JW
泣ける。。泣けると書いて泣いてないことが多いけどこれは泣ける(泣いてない)。
17年は長いよなあ。ひとまずはお疲れさまである。
しかしもしまだ監督がヴェンゲルさんだったら、ジャックも残っていたかもしれないと考えると、数奇な運命を感じざるを得ない。だって彼の契約が切れるのが1年早かったら彼はまだアーセナルマンだったかもしれないのだ。
そしてぼくはエメリが選手に対して正直だったというところがとてもよかったと思う。
よく選手が話しが違うといってクラブやマネージャーに不平不満をぶつというのは、この世界でもたまに見かける光景である。もし困難な局面に際しても正直でいることが結局一番得になる。エメリヘッドコーチは賢明であった。
一部でエメリがジャックを追い出した的に考えているひとがいるようだけど、そんなことでエメリを責められるわけがない。レギュラーで使える選手は限られているわけで、むしろ「プランに入っている」みたいな不誠実なおためごかしでジャックをサブとしてキープしようなんて考えるほうがよっぽど尊敬できない。だからジャックだってエメリに感謝の意を表したのだ。
ジャックの次のステージ
現在までクリスタル・パレスやウエストハムなどさまざまなクラブが取りざたされている。
プライオリティは本人も述べているとおりレギュラーでプレイするということで、噂になっているクラブでレギュラーを確約できるクラブとなると、PLの中位クラブ、あるいはACミランあたりで、ユヴェントスはちょっと厳しいかもしれない。そして彼の高給を考えるとやはり移籍先はPLクラブに絞られそうだ。
悲しいのは、彼のような才能あふれる選手をフリーエージェントで獲得できるチャンスだというのに、ここまでユーヴェ以外のトップクラブがひとつも手を挙げていないこと。
数シーズン前には、グアルディオラがジャックへのあこがれを語ったことがあるが、皮肉なことに17/18シーズンの復調したジャックのパフォーマンスが彼の限界を見せてしまったのかもしれない。
彼はこの10年、キャリアの半分くらいの期間を怪我で離脱しており、元ボーイ・ワンダーはなかなか成熟しない、いわば「未完の大器」として認められてきたところがある。タレントは間違いない、しかしそれを発揮していない。という。
それがせっかくフィットして持てる実力を見せたところで、それがトップクラブを魅了するものではなかったと。しかももう26才とMFの選手としてはピーク年齢になってきており、いい訳も難しくなった。
これからどんなクラブが手を挙げ、彼が次のステージに選ぶかわからないが、できればより大きなクラブで彼の自尊心を満たせるクラブで活躍してもらいたいものだ。
チームメイトや元チームメイトたちからもメッセージが続々。
10番シャツはどうなる?
彼の退団でNo.10シャツはどうなるのか。
一時はエジルの契約更新の条件だったという噂もあったほど、エジルは10番に執着しているといわれている。果たしてエジルのスクワッドナンバーの変更はあるんだろうか?
ちなみに、先日redditでAMNが15番になったことで、彼のシャツをすでに購入していたファンへのオフィシャルショップの対応が話題になっていた。交換ではなく、購入したシャツはそのままで新しいNo.15のシャツを送られたという。いわゆる神対応。
もしエジルが同様の状況になれば、すでにエジルのシャツを買っている人の数はAMNの比にならないだろう。もしエジルがNo.10シャツをつけるようなことになったとき、今度はオフィシャルショップがどのような対応をするか。見ものである。
10番をもらって気を良くしたエジルが全員分のシャツをおごったりして。
アーセナルがベルント・レノを獲得
本来これがトップニュースなんだけどなあ。
Welcome to Arsenal, @Bernd_Leno – we’re delighted to have you here ????#HeyLeno pic.twitter.com/m4yT22I58V
— Arsenal FC (@Arsenal) 2018年6月19日
26才ドイツ人ゴールキーパーを獲得。ペトル・チェフに代わって、来季のファーストGKになると考えられている。
移籍金は22Mユーロ(19Mポンド)。今日の移籍市場では安価に感じられるが、それでもGKでは高額移籍の史上トップ10に入るらしい。
昨日先走ってウェルカムエントリを書いている。彼の経歴など、詳しくはこちらをご覧あれ。
【Welcome】ベルント・レノおさらい【to Arsenal】
ブンデスリーガNo.1ペナルティ・ストッパー。チェフがワースト・ペナルティ・ストッパーだからこれはおもしろい対比。
9 – Bernd Leno saved 9 penalties in @Bundesliga_EN, no other active goalkeeper more. Support. @Arsenal @bayer04fussball pic.twitter.com/bZ7K5zEzOn
— OptaFranz (@OptaFranz) 2018年6月19日
レヴァークーゼンの皆さんも優しくお見送り。
彼のこれからの活躍に期待しよう。
レーマンがアーセナルから退職。AFCがスタッフを一新
アーセナルが新しいコーチ人事を発表した。以前に報じられていたとおり、今回かなりのスタッフが整理の対象になった。
First-team coaching staff confirmed
公式サイトのスタッフ紹介は、公式のNEWSで報じられているのにまだ名前がない人物や詳しい経歴が入ってないひとがいるので、更新中のようだ。とりあえず退職するスタッフだけ抜いてあるのかもしれない。唯一の日本人スタッフTakahiro Yamamotoさんはいるゾ。
目を引くのがスティーブ・ボールドが残ったこととイエンス・レーマンがいないこと。彼とレーマンは、エメリ体制になってからクラブからオファーを受けていて、それに応えるかどうかが注目されていたところだ。
Dear #Arsenal Fans , I am sorry to leave the club after only one year again. It was a good experience working with the players as one of the assistant-coaches. But the attitude from our 2004-group is not needed there anymore.
— Jens Lehmann (@jenslehmann) 2018年6月19日
レーマン:親愛なるアーセナルのファンへ。たった1年でクラブを去ることになってすまない。アシスタントコーチのひとりとして選手たちと仕事ができたことはいい経験だったよ。でも2004グループのアティチュードはもう必要とされてない
なんかモヤッとくるな。円満退社じゃなかったみたいだ。リュングベリがU23コーチに就任しているから、インヴィンシブルズが必要ないってことにはならないはずなんだけどな。
このレーマンの件でちょっとクスっとくるのが、ベルント・レノがアーセナルで初めてのインタビューでアーセナルについて訊かれ3人の選手の名前を口にしているのだが、それがアンリ、レーマン、フレブ(※シュツットガルトからアーセナルという経歴)だったこと。レーマンが「おれはもう必要とされてない」とコメントしたよりによってこのタイミングで。AFC撮影部のみなさんも思わず苦笑いが出たんじゃないだろうか。
エメリのスタッフに話しを戻すと、ボールドはエメリの腹心であるJuan Carlos Carcedoとともに、アシスタント・ヘッドコーチを務めるという。
またヴェンゲル時代にはいなかった(?)、Data/Video Analystというスタッフがいることも興味深い。ヴィクトル・マナス(Victor Manas)というひとがそれに携わる。USBメモリに目一杯データを入れてくれるひとだ。選手に嫌われなきゃいいけど。。
ルーカス・トレイラ続報
????Sampdoria’s President: “Torreira left us for €30m…the money will be used to strengthen the squad.” [live on sportitalia]
— Arsènic™ (@MrArsenicTM) 2018年6月19日
サンプドリアのプレジデント「トレイラはわれわれに30Mユーロもの大金を残してくれたよ。お金はスクワッドの強化のために大事に使わせていただくつもりだ」
うん。大事に使っていただきたい。
ジャックの退団発表は、トレイラにとっては後押しでしかない。あとはいつ発表になるかに注視しておこう。
エヴェル・バネガに興味か
すでにいくつかのメディアで指摘されていたように、エメリはかつてヴァレンシア、セヴィーリャでエメリの下プレイしたエヴェル・バネガの獲得を望んでいるという。
Unai Emery wants Argentina midfielder Ever Banega. He could be acquired for ????12m. Emery worked with Banega at Valencia and Sevilla and is very keen. Others doubt his ability to stand the PL pace though. #arsenal #afc #allchange
— Matt Scott (@Matt5cott) 2018年6月19日
もっともこのツイートに対しては、別のジャーナリスト?から、バネガ本人も代理人もこの件を承知してしないと疑義が呈されている。
Banega & his direct agents know nothing about this mate, neither do Sevilla. Seems it’s a FIFA intermediary who’s offering him out atm & Arsenal not been contacted. If we were going for a MF from Sevilla it would be N’Zonzi.
— Dean (@ArsenalNexus) 2018年6月19日
現在セヴィーリャでプレイするバネガ。比較的安価(12Mユーロ)で獲得でき、気心がしれているとはいえ、サブの選手でもエルネニーやAMNといった選手が控えているのに、果たしていまのアーセナルにさらなるCMが必要なのか。引き続き動向を見守りたい。
ワールドカップ途中経過
さて、遅ればせながらワールドカップの話題。
昨日H組の試合が行われ、グループステージの初戦をすべて終えたところで、ここまでのガナーたちの活躍をざっくり振り返ろう。
Mohamed Elneny Egypt (0 – 1) Uruguay
Alex Iwobi Croatia (2 – 0 ) Nigeria
Joel Campbell Costa Rica (0 – 1) Serbia
Mesut Ozil Germany (0 – 1) Mexico
Stephan Lichtsteiner, Granit Xhaka Brazil (1 – 1) Switzerland
Danny Welbeck Tunisia 1 – 2 England
David Ospina Colombia 1 – 2 Japan
なんという敗色。
7試合で、W1 D1 L5。しかも1勝したイングランドではウェルベックはベンチ。誰も勝ってない(笑い)。
ちなみにエルネニーのエジプトはすでに2戦目が行われロシアに敗れた模様。グループ敗退が決定した。
驚いたのはドイツの負けだろう。優勝候補がまさかメキシコに敗れるとは誰も思っていなかったはず。そして、エジルは失点に思いっきり絡んでちょっとした笑いものになってしまった。
でもぼくは彼が自陣ゴール前まで戻ったという事実だけでも許してあげるべきではないかと思う。だってエジルなんだから。あんなシーンはアーセナルではめったに見ることはできない。
コロンビアも日本に負けて、ユーヤ・オオサコの2点目のヘッダーを防げなかったオスピナが非難されている。かわいそうに。あれくらいで非難されてたらカワシマは今頃どうなっているか。
しかし日本はまぐれで勝っちゃってサッカー協会の問題とかうやむやになりそうなことだけはいやだね。日本人なのに素直に喜べないおれがいますよ。
ガナーがワールドカップでなかなか勝てないことは寂しいけど、グループステージで敗退してくれればチームへの合流も早まるということで、悪いことばかりじゃない。
「エルネニーが20人いるチーム。いいよね」by アーセン・ヴェンゲル
さいごは心温まる話題。
おれたちの元ボス、ヴェンゲル氏が今回のワールドカップではbeIN SPORTSでTVパンディットをやっているのはご存知のとおり。改めて素晴らしい解説者ぶりを披露しているということ。
そのTV中継のあとに、すでに現役引退しているエジプトのストライカー、ミド(なんか懐かしい名前だなあ)がヴェンゲル氏とのおしゃべりした内容についてtwitterで明らかにした。
Wenger: A team with 20 players like Elneny does not need a coach
ミド:今日ヴェンゲルにエルネニーについて尋ねたんだよ。彼の答えはエジプト人として誇らしかったなあ。エルネニーはみんなから愛されて、いつも笑顔で、選手20人が全員彼みたいだったらよかったのにっていってたよ!
もし20人がエルネニーみたいだったらコーチすらいらないだってさ。
彼はピッチ上でいつでも近くにいて、攻撃のビルドアップを簡単にするんだ
全員エルネニー。うむ。結構強そうだ。全員エジル、全員オバメヤン、全員コラシナツ、全員オスピナ、全員ナチョ・モンレアル。さあ最強は誰だ。
以上。
微妙にずれるが20人同じ人を用意できるなら、20人のディアビで。そしたらなんとか1シーズン「ディアビ」という存在を起用しつづけられるはず。
ウィルシャーは本当にemotionalなメッセージを常に送ってくれるなあ・・ シュチェスニみたいにイングランド以外のクラブに移籍して活躍、それでもアーセナルへの愛情を示し続けてくる存在になってくれれば嬉しいけど・・
やっぱプレミア残るだろうなあ・・・
エメリは賢明の判断を下しましたね。
No.10が誰になるのか。ジャックは国外クラブに行ってほしいというのが本音だけど、無理かあ。
レーマンもういなくなるんですね。ボールドが残るとは。
ぜひ、キーパーの育成ができて、守備の構築や怪我人が少ないアーセナルに変わってほしいところです。
ジャック退団決まりましたね。。
号泣。。(泣いてない)
散々ぱら抜かせて頂いてるドルトムントがジャック獲得に動いていたら、凄く面白いなぁと思いますが、、無いですかね。
来期の#10 、メストかグラニトかアーロンか。
楽しみです!!