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【マッチレビュー】18/19EPL チェルシー vs アーセナル(18/Aug/18)まだまだポジティヴ

新任マネージャーで開幕2連敗というのはアーセナルで1986年ぶりということ。

あるパンディットが、アーセナルは最初の2試合で降格圏に沈む可能性があると指摘していたが、かろうじてGDで17位ということでほとんどそのとおりになった。

だが、試合後、ファンとしてさぞかしみじめな気持ちでいるかといえば、思ったほどではない。自分でも不思議なほどダメージを受けていない。

ひとつには、エメリのやりたいプレイの実現を目指して、選手たちがなんとか慣れないプレイスタイルにがんばって合わせようとしているのがよくわかったこと。そしてそのなかで、もっと悪い結果も予想できたチェルシーとの戦いで互角に渡り合ったこと。負けこそすれ、必ず明日につながると希望が持てる内容だった。

この試合を振り返っていこう。

Chelsea 3-2 Arsenal: Marcos Alonso scores late to give Chelsea victory



スターティングイレヴン

4-2-3-1

オバメヤン

イウォビ、エジル、ミキタリアン

ジャカ、グウェンドゥージ

モンレアル、ソクラティス、ムスタフィ、ベレリン

チェフ

※スクワッドの書き順変えてみた。

またラカゼットをベンチに置いた。代わりにFWで入ったのはイウォビ。そして、スタートする準備が出来ているとエメリ自身が語っていたトレイラもベンチ。CMはジャカとゲンドゥージのコンビ。

ラムジーをベンチに置いたのは意外だったが、シティ戦でワイドに置いたエジルが結果を出せなかったので、センターに移動。そのためにラムジーが追い出された。

ラムジーを下げたのはアウェイでより守備の安定性を優先した結果かもしれない。

マッチスタッツ

ボスの試合後のみことば

(2戦2敗です。これをどう評価しますか……)

エメリ:こんばんは。試合前に、目的のため、どの試合でもコンペティティブであるためにわれわれは進歩しなければならないこと、試合のなかで知り、あるいは学ぶことを話した。いま、それが起きている。

思うに、今日はチームが2-0で負けていたときでも、リアクションはとてもよかった。

ファーストハーフで、多くの得点チャンスを作ったが2-2にしかできなかったのはショックだった。得点のチャンスはもっとあったから。

セカンドハーフではチャンスは少なくなり、むしろチェルシーのほうに3点目のチャンスがあった。その理由で、バランスが必要だった。しかし結果はあのとおり。

われわれの進歩するためのプロセスはまだ続いている、守備でも攻撃でもバランスを取るため、若い選手たちのパスについても。試合の終わりには、結局22才のルーカスと19才のマテオのふたりがMFにいた。これは明解だが、われわれはこの試合に勝利する必要があった。試合に勝つ大きな責任を負っている。つぎのエミレーツでのウエスト・ハム戦でも続けていくよ。

(後半のパフォーマンスはどんなふうに感じましたか……)

まず。チームがチャンスをつくるのを見るとき、わたしは落ち着いている。ゴールでもノーゴールでも、やり続けなければならない。

たとえば今日、オーバ、うちのアタッカーたちは3回のチャンスで一度は外しているし、もしかしたらもっと少ないチャンスのときそれを決めていたかもしれない。そんなとき、わたしは攻撃と守備のバランスを求めたいんだ。なぜならわれわれはセカンドハーフにはチェルシーにもっと多く失点していたかもしれないし、正しいポジショニングでボールを持って試合をコントロールする必要があった。

思うに、セカンドハーフにはピッチ上でポジショニングを失ってしまって、深く下がりすぎてしまった。

(メスト・エジルはシステム上ではセンターってことでいんでしょうか……)

われわれには彼が必要だ。彼は彼のクオリティでわれわれを助けてくれたし、わたしは彼をどの試合でも競争力を持ってプッシュさせたい。メストには満足しているよ。だってハードワークしていたし。彼を変えようと決めたのは、中盤でもう少しプッシュすることが必要だと思ったからだ。チェルシーにボールを持ってやりたいようにさせたくなかった。

われわれは下がりすぎてしまってプッシュが必要だったから、攻撃をし続けるためボールを奪うためにアーロンを入れた。

メストには満足している。彼については、今後も同じようにハードワークしてもらうつもりだ。彼がそれをできるようにサポートするし、毎日そうできるように要求する。現時点では、彼はよくやっているし、それに満足だよ。プロセスにおいて、彼はわたしがいいシーズンを送れると思っている選手のひとりだ。

(グラニト・ジャカを外した理由……)

これは戦術的な決定だよ。あとイエローカードもひとつもらっていたしね。イエローカードのリスクを冒したくなかったし、中盤のほかの選手にもチャンスを与えたかった。

(試合後にサリと握手しなかった件……)

いや、ドレッシングルームで待ってただけだよ。

(2試合やってみてどんな感じっすか……)

落ち着いてる。選手たちにも落ち着いてほしいし、仕事を続けてほしい。もっと進歩する必要があるのはわかっている。わたしたちのアイディアに適応するように選手たちをプッシュする必要があるのもわかっている。しかしわたしにとっては、初戦のシティでもたくさんのポジティヴなことがあった。現時点では彼らとは同じレベルにないことは明白だ。それでもチームはがんばったし、試合のなかでチャンスもつくった。若い選手たちにとってもこれはプロセスだ。彼らは試合ごとに成長してクオリティを見せているし、要求にも応えようとしている。

ジャカとエジルを外したことは試合後にもだいぶ注目されていた。

とくにジャカをハーフタイムで交代したことは、だいぶ世間を驚かせた。前半効いてないと見るや、この時間帯で早々にジャカを見限るなど、ヴェンゲル監督の時代ならよほどのことがなければ見られなかった采配だった。

クラブレジェンドのイアン・ライトは試合の翌日インスタにこんなふうにポストした。

イアン・ライト:昨日の負けにもたくさんのポジティヴがあった。ゲンドゥージと大胆なサブ。わたしはエメリのスタイルがチームに浸透するには時間がかかるといったけど……もしかしたら思ったより早くやっちまうかもしれない。応援してるぜ、やっちまえボス!

遅い時間までなかなか選手を交代させないヴェンゲルさんの采配にイライラしたことのあるファンは多いと思う。調子が悪そうな選手もよく残したりしたので、どうもパフォーマンス以外の部分を見ているとしか思えないときもあった。

だからこの交代はその効果以上にそれ自体が新鮮だった。たぶんアーセナルのファンであればあるほど新鮮に見えたはずである。

チェルシー vs アーセナルの論点

未完成なチーム同士の対戦

この試合は、前半と後半でかなり毛色の違った試合になった。前半はお互い積極的で、後半はお互いの悪い部分を修正してやや膠着した。

前半開始からはまずチェルシーが圧倒的に押して、アーセナルがそれを受けるという時間が続いた。

前半の序盤から中盤にかけアーセナルで完全に狙われていたのはハイラインの後ろの広大なスペース。チェルシーのパスの出しどころにプレスがかからない状態でディフェンスラインを高く上げるものだから、ペドロやウイリアンという快速のウインガーとパスの出し手たちにとっては、まさにカモネギでしかなかった。

チェルシーの後方には、ルイスやジョルジーニョといったロングパスの名手がいるので、この戦法はかなりの悪手だった。8分ペドロ、19分モラタのゴールのどちらもハイラインの裏を突かれたところから始まったもので、ほかにも得点こそ取られなかったが何度もハイラインを敷くCBの裏を狙われていたのは明らかだった。

これはシティ戦と同じく、アーセナルは拙いプレッシング+拙いディフェンスライン制御を逆手に取られたといえそうだ。

一方、中盤で主導権を握れないアーセナルも、ベレリンの右サイドからたびたびチャンスをつくり、いくつかのビッグチャンスもつくった。オバメヤンとミキタリアンのふたりの信じられないミスでふいにしてしまったが。4点取れる試合だったのに。

ところでこのゲンドゥージのベレリンへのパスはしびれた。このシーンは明らかにこの試合のハイライトのひとつである。このパスだけでご飯が何杯でもおかわりできる。

※ところで、このシーン、リプレイで見れば完全にベレリンのオフサイドなのだけど、日本の実況解説はなぜあからさまなオフサイドやオンサイドの誤審を指摘しないんだろうか? 放送法とかでそれをいっちゃダメなルールでもあるの? 向こうだとリプレイを何度も流して”clearly on/off side”とか”stupid decision”とかふつうにコメンタリが指摘するけど。誰か無学なおれに教えてください。まさかの忖度?

この時間アーセナルは、右はベレリンから、左はイウォビからたびたびチャンスをつくった。ワイドプレイヤーが深くえぐってグラウンダーでマイナスのクロスという同じ形でチャンスを何度もつくる。そこはエメリよりもさらに就任してからの時間が短いサリのチェルシーのディフェンスの脆さがあった。

後半に入ると、チェルシーもサイドのスペースをケアするようになり、前半のように攻め入ることはできなくなった。アーセナルが引いてチェルシーが一方的に攻撃するという感じで、ぼくはエメリがアウェイで1ポイントを目指して、ある程度意図的に引き気味で試合を進めるつもりだったのかと思ったら、試合後のコメントからするとそうでもなかったみたいだ。まあたしかにもっとプッシュしろとしきりにジェスチャーをしていた。

引きすぎたアーセナルは、4-4-2でしっかり守備ブロックをつくって対抗したものの、本調子でもないアザールに後略され、結局1点を守れず3点目を奪われ万事休す。その後ラムジーの惜しいチャンスなどもあったものの、前半のビッグチャンスをふいにしたツケを支払った格好で、また負けてしまった。

試合が大きく動いた前半はとくに、お互いにチーム組織の未完成な部分をうまく利用した。終わってみれば勝敗を分けたのは、アタッカーの決定力だったということになりそうだ。

ちなみにこの試合、Opta的には、xGでアーセナルがチェルシーを上回っていたようで、ホームでのシティ戦よりは鬼門のアウェイでよほど接戦だったといえる。内容からいえばせいぜいドローが妥当な結果だったろう。チェルシーとアウェイでドローはわれらにしてみれば勝ちにも等しい。惜しいことをした。

中盤で主導権を握れないことが敗因?

スタッツ的にも勝敗を分けたのは決定力といって間違いはないが、個人的にはこの試合の趨勢のキモは中盤での主導権争いだっと思う。それをチェルシーに終始握られたことが劣勢の原因ではないだろうか。ポゼッション志向のチームにとっては、中盤で後手に回っては手足を縛られながらプレイするようなものである。ゴール前に釘付けにされたバルセロナとか。すげえ弱そう。

この日のアーセナルのCMは、ジャカとゲンドゥージのふたり。ここにもちろんNo.10に入ったエジルが絡んでほしかったわけだが、ゲンドゥージが孤軍奮闘するのみでジャカとエジルはまったく存在感を示せず。チェルシーの選手たちに中盤を制圧されてしまった。

とくにカンテは、ジョルジーニョがレジスタにいることでB2B的な自由を与えられていたようで、何度もボックス内に侵入していた。惜しいヘディングシュートもあった。カンテのヘディングシュートて。

ジャカとエジルは90分プレイすることなく交代させられてしまったわけだが、彼らはアーセナルのパフォーマンスの中心であるどころか、今季キャプテンに任命されているので、チームの中心そのものでもあった。事態は深刻である。

彼らが開幕シティ戦に続いてチェルシー戦という重要な試合でもワースト級のパフォーマンスしか発揮できなかった(エジルのパス本数は15本)。これはいったいどういうことか。

Squawka選出のEPL week1のワーストイレヴン。アーセナルから3人。元ガナーを含めると5人(笑)

新戦術には若い選手ほど順応が早い説

ぼくが考えたのは、完成された選手であればあるほど、新しく馴染みのないプレイスタイルへの適応に時間がかかるということ。逆に若く経験の浅い選手ほど、それをインストールすることが簡単になる。

証拠のひとつはマテオ・ゲンドゥージの活躍である。チームメイトたちが皆あたらしい戦術に適応することへのチャレンジやトライを口にしているのに対し、彼は開幕以来ビッグチーム相手でも水を得た魚のような目覚ましい活躍を見せている。プリシーズンでも印象的な動きを見せていたが、本番でここまでやれるとは誰も想像していなかったはず。

このスタッツを見てほしい。ちょっと普通じゃない。あの中盤で94%のパス精度とか。カンテもマレズもリーグ2からEPLに来てブレイクした選手らしいが、ゲンドゥージが彼らに続くリーグ2最高の掘り出し物といわれる日も遠くない。

初戦でもこの第二戦でも彼は明らかに現在のアーセナルの攻守における中心選手であり、パス、ポジショニング、味方のフォロー等々、エメリの要求に応える高いパフォーマンスを維持している選手だ。彼がチームのなかで最年少ということは果たして偶然か?

若い選手が躍動という意味では、この試合で今季リーグ初出場したイウォビもアーセナルのなかではMOTM級のパフォーマンスだった。この日の彼はドリブルも冴えていたし、守っては最終ラインまで戻り左サイドの守備を固め、攻撃ではたびたびチェルシーの左サイドを混乱に落としいれた。またオバメヤンやミキタリアンというシニアプレイヤーが凡ミスをするなかでキッチリと得点も決めた(ひとつゴール前のミスもあったけど)。

慣れない環境が個人プレイにも影響

ぼくはチェルシーの勝ち越し点の起点となった、ラカゼットのパスミスを見たときにこう思った。

絶好のカウンターチャンスでパスミスをやったとき、ラカゼットがすぐとなりにいたフリーのオバメヤンが見えていなかったのは、ふだんの彼からすればとても奇妙に思えたが、彼らにしてみれば慣れないプレイスタイルでプレイしていることのプレッシャーや疲労といったものが視野を狭めているんじゃないだろうか。そしてそれは明らかに調子を落としているジャカにもエジルにもいえるんじゃないだろうか。

エメリが言及していたように、エジルは守備面ではこの試合でもだいぶハードワークしていた。前からがんばってボールを追いかけ続けた。彼らしくもなく。

が、攻撃に転じたとき、ボールを受けた時点で全力スプリントのあとだったとしたら、狭いスペースでの瞬時の判断力やパスの精度が落ちるのは当然なのではないか。いままでの彼のプレイスタイルを考えれば、ボールを受けた時点では今よりもっと次の動作への準備が出来ていたはず。いまはその余裕がまるでない。終始ハードワークを要求されているし、休む暇がない。

ただでさえルールが多く、細かく指示される動きやチームとしてのプレイに慣れる以前に、要するにみんな見た目以上にいっぱいいっぱいで、自分の得意なプレイが出来ていない。そういう状態なんじゃないだろうか。だからふだんやらないミスをやる。

もちろん選手本人のクオリティも関わる問題だが、エジルあたりにはとくにそれを感じる。

敗戦にもポジティブになれる理由はペップ・シティの一年目にあり?

イアン・ライトもそうだし、多くのファンも開幕2連敗という敗戦にも関わらずエメリのアーセナルにポジティブな印象を受けているのは、ズバリ、現在のアーセナルが、グアルディオラのシティのファーストシーズンを彷彿とさせるからではないだろうか。

もしグアルディオラのシティのファーストシーズンがなかったとしたら(彼が1年目からスーパーチームをつくっていたら)、われらも現在のエメリのアーセナルにだいぶ悲観的になっていた可能性はある。

グアルディオラのシティのファーストシーズンはぼくが知っている範囲でも、バルセロナやバイエルンでやっていたようなマネージャーの理想とするプレイを選手が実現できておらず、とにかくちぐはぐでいびつな印象があった。

とくにバックからのビルドアップについては、いまのアーセナルの状況とそっくりである。選手がそれに慣れておらず、パスミスから自らピンチを招いても、頑なにそれにこだわる様子はぼくのような部外者からはまるで本末転倒のように思えた。

そのような期間を経て、その後にシティがどうなったかは誰でも知っている。

シティは結局大きな補強でそれを乗り越えたところがあるので、おそらくアーセナルが追随することは難しい。それでもエメリがアーセナルを正しい方向に導いていると信じるには十分な前例だと思う。

試合後のコメント

アレックス・イウォビ

(試合について……)

イウォビ:中立のファンには楽しめたかもしれないが、ぼくらやアーセナルのファンには受け入れがたい試合だ。とくに2-0からカムバックしたあとではね。ぼくらが望んだ結果ではないし、それについては忘れて、ポジティブな面にフォーカスしたい。

(次の試合に向けて進歩させなきゃならないのはどこでしょう……)

明らかに最初はデンジャラスなところに入っていけたし、それはよかったと思う。でもチャンスは決めないと。チェルシーみたいな相手にはあのチャンスを決めないと勝てない。引き続きチャンスをつくれるように続けていくし、できれば次の試合でもそうしたいね。

(ウナイのコーチング……)

とてもいいよ。見ればわかるとおり、みんな受け入れているよ。インテンシティがすごいし、要求は多い。でも楽しんでいる。いま残念ながら結果は出ていないけど、戦い続けることを約束するし、結果を出せるように全力を尽くすつもりだ。

(こういうかたちでシーズンが始まったフラストレーションについて……)

もちろんのっけから相手が強敵でフラストレーションがたまる。しかしぼくらはそんなことにかまっちゃいられない。なんとか対処しなきゃだし、シーズンを戦い続ける。前進あるのみだね。

(シティ戦の敗戦から進歩はありましたか……)

ちょっと不安定な始まりだったけど、2-2にすることでキャラクターを示した。ぼくらはアンラッキーで、ディフェンスをタイトにすることで結果を得るべきだった。前進あるのみだね。

(新しいコーチでしかも強敵とこんな早く戦うことのタフさについて……)

別に難しいというわけじゃない。彼のいうことを聴いて要求に応えるまでだ。彼のいうことをよく聴いて、よくトレイニングする。それで結果が出ればいいなと思うよ。

ソクラティス・パパスタソプーロス

(負けちゃいました……)

ソクラティス:難しい試合だった。うまく試合に入っていけなかった。最初の20分は自分たちのプレイを全然できなかった。盛り返してきたと思ったら、たくさんミスをしてしまった。それでもなんとか2点入れたけど。結局、試合に勝つためのゴールが遠かった。ぼくらは得点できず、相手にされて、そして負けた。

(ディフェンスのミスが高くついたですかね……)

ファーストハーフはチーム全体でうまく守れなかった。彼らにとってはこちらのハーフに侵入して得点することはとてもイージーだったろう。その後にはこちらのプレイもよくなってきて中盤でたくさんボールを奪えたし、チャンスもつくった。結局試合に負けてしまったので、ぼくらはもっと得点をする必要があったってことだ。次は進歩しないといけない。

(安定にはまだ時間がかかるんでしょうか……)

もちろん。難しいのは、たくさんのことを変えているからだ。自分たちのトレイニングを改善せねばならないし、守り方、攻め方も。チャンスをつくったら得点をしなきゃならない。そして次の試合ではポイントを取らねばならないね。

シュコドラン・ムスタフィ

ムスタフィ:彼(エメリ)は本当に自分のやりたいことがわかっているよ。どうやってプレイしたいか。

彼は「これがおれのクラブ、おれのルール」なんて誇示するためになんでも変えようとしているわけじゃない。

ほとんどの時間は小さなディテールで占められている。左か右、彼が選手をどのように動かしたいか、1、2メートル修正するだけだ。

それが重要なのは、今日の試合では、ディテールが試合を決めるからだね。

まだ彼が来てから数週間だけど、すでにたくさんのことを変えたよ。

ヘンリク・ミキタリアン

ミキタリアン:失敗なくして成功はない。もちろんうまくプレイしなきゃいけないし、トライもしないと。トライするなら、何をやろうとしていても何でもできるんだ。

もしトライしないなら、それはもうフットボールをプレイしているとはいえない。だからぼくらはたくさんミスをする。だってトライしているんだから。

次の試合ではもっといい結果が出ると思っているし、いいフットボールをするよ。

あまりいいスタートをできなかった。2失点して。でもその後に自分たちを取り戻した。自分たちを信じて、彼らよりいいプレイをし始めた。

2点取って同点にした。10分で2点だ。そして試合を決めるもう2点を決めるチャンスがあった。でも決められなかった。

セカンドハーフは難しくなった。なぜならぼくらは少し疲れてしまっていたし、得点のチャンスもつくれなかった。

最後には彼らが3点目を入れて、ぼくらが追いつくには厳しくなった。ぼくらは全力を尽くした。チームメイトたちには感謝したい。

この敗戦はみんなそうとう悔しかったろうな。ベレリンは悔しくて泣いていた。こういうシーンを見ると、選手が毎日どれだけハードにやっているかがわかる。

その悔しさがキミを漢にするんやで。それにしてもジルーさんの優しさ。トゥンク。

地獄の2連戦のあとは、10月末までの8試合すべて下位クラブが相手となる。8連勝すれば、上位行けるんじゃね?

おれは期待している。COYG

おまけ

やはりシティ(グアルディオラ)の補強費が目立つ。

おまけ2

どっちがどっちかわからねえ!



※コメントくださるかたにお願い
プレヴューエントリでは、試合の結果がわかるようなコメントはお控えください
お互いリスペクトしあって楽しく使いましょう

4 Comments on “【マッチレビュー】18/19EPL チェルシー vs アーセナル(18/Aug/18)まだまだポジティヴ

  1. いやー惜しかった!
    最近のチェルシーには苦手意識がないからイケると思ったんですけどね。
    交代には驚きましたが、適切な判断だと感じました。

    まあのんびりチームの成長を待ちましょう。

  2. こんにちは。
    開幕2連敗は痛いですが、昨シーズンはアウェイでぼろぼろだった弱メンタル軍団がチェルシー相手に先制されて2点返せたところが少し嬉しかったです。

  3. 更新、首を長くしまくって待ってました。
    フワッとパスが簡単に通りまくる前半は、8点とられるのでは、と不安でしかたなかったですが、点が決まり始めると目が覚めました。
    何時間でも見ていたいと思ったのは、何年ぶりかと思うくらいに。
    オーバやミキが合わせるだけのシュートを決めていれば、前半で片手だったのに。
    これはいわゆる選手のネダンノ差なのかと悲しく思ってましたが、この記事を読んで納得できました。みんな疲れてたんだな。
    最初の2試合が上位チームで0ポイント。
    どこが相手でもうまくいかなかったかもと思うと、いい巡り合わせだったのかも。
    赤いなんたらはブライなんたらに負けてたし。
    もっと目が覚める試合が見たい。
    COYG

  4. 初コメです
    開幕二連敗ですが、未来と希望しか見えないです
    攻守において、規律と組織を感じますし
    目指す方向が間違ってないと確信出来た二試合でした
    前プレでシティからボールを奪ったシーン
    チェルシー戦でゲンドゥージのパスからベジェリンが外から中へ向かって裏抜けしたシーン
    それ見て確信しました
    相当強くなりますよ
    あとは経営陣、サポーター、選手が我慢出来るか

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