ブレントフォード強かったね。結果からは想像できないくらい苦戦を強いられたと思う。
あとマイク・ディーンね。VAR紳士が脇で控えているっていうのに微妙なシーンでもセカンド・オピニオンを聞いてみようなんて気はいっさいなし。傲慢だねえ。例のイウォビへのファールは取るレフェリーがいたっておかしくないものだった。
でも勝ったんだよ。
Arsenal 3-1 Brentford: Danny Welbeck double fires Gunners through
なんとこれで公式戦6連勝。あれ? おれたちってけっこう強い?
✅ West Ham
✅ Cardiff
✅ Newcastle
✅ Vorskla
✅ Everton
✅ BrentfordSix in a row. Let’s keep those Ws coming 😎 pic.twitter.com/WN6AOQ0lEV
— Arsenal FC (@Arsenal) 26 September 2018
クリンシートが1試合しかないだって? そんな無粋なことはいますぐ忘れるんだ。
スターティングイレヴン
予想はだいぶ外してしまった。
ダウトだったミキタリアンを使ってくるとは思わなんだ。ラムジーとかラカゼとかベンチにも入ると思わなかった。
誰も出ないw pic.twitter.com/lOO1VOIo1w
— Mr. Arsenal Chan (‘3’)/” (@NewArsenalShirt) 26 September 2018
全員出たw
マッチスタッツ
これホームだと考えると、わりと複雑。この数字だけならほぼ互角に見える。
しかしxG的には、わりと圧倒していた。まあ苦戦はしていたけれど、大きなチャンスを何度か外してるしな。
ボスの試合後のみことば
(今夜のパフォーマンスと結果……)
エメリ:イエス。満足だ。今日はいい試合だったと思う。いい90分で、戦術的にも個人的にも取り組み続けている。責任と自信。結果も重要だったので、今日の90分で起きたことは継続と成長を見るうえでとてもよかった。
(ブレントフォードは強敵……)
プリシーズンに戦った相手でそのときは2-1で負けたんだ。チャンピオンシップでの彼らを分析して、いいチームと選手がいることはわかっていた。とても組織されていて攻撃でも戦術的にとてもよかった。フリーキックも取られたし、攻撃局面では異なったオプションでたくさんのチャンスをつくった。われわれは彼らを尊敬しつつ、ピッチでアイディアを表現していきたかった。ファーストハーフがとてもよかった。ボックスに近づくようなたくさんのチャンスをつくらせなかったし、ボールを奪うためによくプレスできていた。ビルドアップにおけるポジショニングではたくさんのことを要求している。GKから始まり、最初は簡単じゃなかった。しかしこれでつぎの試合に向けてチームも個人も自信がついたと思う。
(ダニー・ウェルベック……)
個人の面ではとても満足している。彼はクオリティをもたらしてくれた。毎日のコミットメントがある。ダニー・ウェルベックはこのコミットメントで、プレイするときには今日のようにいつもいいパフォーマンスをしてくれる。われわれが望むチームへの貢献をしてくれたと思う。今日のようなパフォーマンスなら、つぎの試合でもファースト11に入るチャンスがある。
(ウェルベックの契約切れと彼の重要性の高まり……)
わたしたちが個人について語るときは3つのことがある。クラブ、選手、それとチームだ。わたしはチームに集中している。彼らの契約が最終年に入っていることは知っているし、クラブとも交渉が続いているはずだ。しかし、わたしにとって、集中しているのは試合ごとのパフォーマンスといつものトレイニングセッションだけだ。選手のパフォーマンスとコミットメントへの要求はとても高く、ダニー・ウェルベックのシチュエイションもクラブや選手にとってそのうちのひとつだ。
(ダニーには残ってほしいですか……)
わたしはダニー・ウェルベックにとても満足している。
(ウェルベックがまだPLでプレイしていないこと、彼の最近のパフォーマンスでそれも変わるか……)
イエスだね。試合は選手にとってとても重要だ。彼らはそこでわたしたちやサポーターに価値を見せることができる。今晩は、どの選手もとてもよかったしダニー・ウェルベックもだ。彼は2ゴールでチームを助けた。土曜日のPLでは、彼もまたわたしが試すかもしれない選手だ。しかし、ベンチにいたほかの選手も使いたいと思っている。チームを助けてくれるような選手たちをね。
(エミール・スミス・ロウと彼のクラブでの将来……)
彼は成長している。彼はアカデミーで成長してプリシーズンと今日も、がんばってプレイしていた。彼は責任を取ること、自信をつけることを続けていく必要がある。ボールを持ったときの落ち着きでも成長していく必要がある。彼はセカンドハーフには、ボックスに侵入していくとてもいいチャンスがあった。得点のビッグチャンスをつくる面でも進歩してほしいと思う。しかし、これはプロセスだし、みんながんばって今日はいい試合をしたと思う。
ボスはこの日のパフォーマンスにだいぶ満足しているようですな。
まあたしかにゲンドゥージの不用意なアレさえなければ、クリンシートの可能性はあった。
さてウェルベックの契約の件が突っ込まれた。彼も今季限りで契約切れの選手。
しかしエメリが選手の契約について訊かれたときは、いつもそれはクラブと選手の問題で「自分の仕事じゃない」という姿勢を崩さないよね。これ組織のなかでのポジションとか役割を明確化しているという意味ではわりと大切なことだと思うんだな。
雇われのマネージャーとか現場のヘッドコーチは、クラブにウェルベックやモンレアルやラムジーを退団させないでくれと要望する立場だってことははっきりさせておかないと。
ヴェンゲルさんのときはマネージャー(コーチ)とクラブ(GM)が一体化しているみたいで、なんだか不健全に思えたものだ。
ところで、試合後のインタヴューでは、例のロウとビアホフがエジルに会いに来たという件でコメントがあった。
(ヨアヒム・ロウがメスト・エジルに面会しようとするのをあなたが妨げたとかいわれてます……)
エメリ:ニュースは読んでないけど、なんかいわれているっていうのは聞いてるよ。誰がいってるのか知らないけど、わたしがメストを彼に会わせなかったって? そんなの嘘に決まってるでしょうが。メストをロウに会わせなかったなんてあるわけがない。真実じゃないよ。
何回”It’s not true”をいうんだという(笑い)。しかしくだらないゴシップだったねえこれ。おもしろかったけど。
ダニー・ウェルベックのコメント
この日の殊勲者、CF起用で2ゴールとエメリの期待に応えたウェルベックのヒーロー・インタヴュー。
(2得点です……)
ウェルベック:ゴールはうれしいよ。でも自分がうれしいというより、いいチームを相手にしていいパフォーマンスでつぎのラウンドに進めたことのほうが重要だね。
(ブレントフォードの後半のパフォーマンス……)
彼らの分析はしていたんだ。だから彼らがとてもいいチームだということはわかっていた。相手にとって難しいフットボールをする。だから正しいプレッシング、ボールをインターセプトすることを確かめる必要があった。ファーストハーフに2ゴール取ったけど、セカンドハーフは彼らがよりうまくボールを扱うようになって、難しくなった。結果が得られてよかったよ。
(アーセナルの2点目ですけど……)
最後まで上手にボールを運べたね。グレイトだった。あれこそがぼくらがやりたいスタイルで、毎試合やりたい。
(これを続けたいっすね……)
これは新しい挑戦でぼくらがうまくやりたいことだ。試合ごとにそれをやるが、いまは土曜のPLワトフォード戦を見据えている。現時点ではそこに集中しているが、どの試合も重要だよ。
(エミール・スミス・ロウはどうでしょう……)
彼はグレイトだね。トレイニングでいつも見ているけど、U23でもたくさんのグレイトなパフォーマンスを見せてきた。彼の才能がわかるし、もっと彼のたくさんの才能を出せるようにアドヴァイスしたり、みんなが彼を歓迎している。ファーストチームでもっとたくさんプレイすることができることを願ってるよ。
ミッキーもスミス・ロウについて訊かれて、プレイするに値すると彼のパフォーマンスを称賛していた。愛されてるな。
ウェルベックはこれで、今季3つのコンペティションすべてで得点した最初のPL選手となったそうな。あとチームのトップスコアラー(ラカゼットとタイ)。
アーセナル vs ブレントフォードの論点
アーセナルのスクワッド・デプス
ウェルベックがこの試合で結果を出したこと(プレッシングをサボらないとかゴール以外での貢献もたくさんあったよね)。ラカゼとバメヤンの後塵を拝し、FWとしてのペッキングオーダーは3番めに落ちてしまいながら、6戦で4ゴールとノッている。アーセナルはストライカーがみんな調子いいということになる。この試合ではエンケティアの出番がないのがちょっと残念だった。
また、AMにはラムジー、エジルを筆頭にミキタリアンにイウォビに加えて、スミス・ロウも順当に頭角を現してきた。
CMもふたつの席をジャカ、トレイラ、ゲンドゥージ、エルネニーで争い、そのつぎにはAMN、ウィロックもいる。
DFも、LBのモンレアルの重労働が気になってきたところでちょうどコラシナツとAMNが復帰してくる。
CBが唯一、ソクラティスとマヴロパノスの離脱でやや心配があるが、ホールディングがこの試合のような安定したパフォーマンスを見せてくれるならさほどシリアスな問題でもないかもしれない。
というように、けが人が少ないとはいえないが、各ポジションで概ねふたり以上の競争があり、現時点ではまずまずの厚みがある戦力といえるのではないだろうか。
泡食ってコクランを呼び戻すみたいな状況とは遠い。プレミアリーグとカップ戦でローテーションもできるし、よかったよかった。
プレッシングの練度は上がったか?
どうだろう。
この試合、中立のファンが見ればおそらくはブレントフォードのほうがプレッシングが上手だったと思うのではないだろうか。
アーセナルもプレスからけっこうボールを奪っていたけど、アーセナルのバックからのビルドアップはかなり邪魔されていた。
彼らのGKとDFラインへのプレスはとても組織だっていて、せっかくレノがプレイしているのでチェフにはない足元の技術を存分に見せてほしかったが(期待しすぎの例)、ロングボールを蹴るシーンばかりだったのはいささか失望した。
レノといえばこのシーン。試合始まっていきなりだからね。
Could have been embarassing for Leno #ARSBRE #AFC pic.twitter.com/NNHztPkRSo
— RÖY (@19AJR) 26 September 2018
チェフからポジションを奪おうという気持ちで焦っちゃったのかな?
でも、この日の前の選手たちはとてもハードワークしていたのが印象的だった。スミス・ロウはかなりがんばっていたね。後半ちょっとバテてしまったけれど。
スミス・ロウのティング・デビュー
惜しいチャンスが何度かあったので、ゴールほしかったなあ。あるいは少なくとも味方のチャンスにつなげてほしかった。
彼はシニアレヴェルで初スターティン。彼はこの日のマッチデイ・プログラムにもインタヴューが掲載されていたようで、目玉選手だった。客席がけっこう埋まっていたのはそのせいかも?
スミス・ロウ:ヴォルスクラ戦のあと、父さんと車で帰ろうとすると、たくさんのファンが写真やサインをもらうために外に並んでいたっけ。
父さんに窓を開けるようにいわれたんだ。お返しする義務があるよって。できるだけたくさんサインを書いて一緒に写真を撮った。
ファンのみんながどれだけぼくらの助けになってるか彼らが理解しているかわからないけど、みんなにサポートしてもらえることはほんとに感謝してるんだ。
ええ子やのう。ぼかあキミを自分の息子みたいに感じているよ(キモい)。
“I know what it’s like to be an Arsenal fan. I’ve supported the club my whole life.”
❤️ @emilesmithrowe_ pic.twitter.com/AlfjQcUgPw
— Arsenal FC (@Arsenal) 26 September 2018
彼にはハードワーカー+クリエイターというモダンなMFを目指してほしいね。DFラインまで相手をしっかり捕まえてたのはなかなかしびれたよ。
この試合については以上。
ラムジーの契約延長とオジルのフォームの落ち込みの件
ラムジーの契約延長を諦めた?
こんなゴシップがあり。
Aaron Ramsey looks sure to leave Arsenal after contract saga’s latest twist
クラブとラムジーの契約延長交渉は膠着したまま、アーセナルはいま以上のオファーをラムジーに出すつもりはないという。
ゴシップとはいいながらも、この記事を書いているのはアーセナル情報Tier3のMirrorのジョン・クロスということで、取るに足らないガセだというわけでもないようだ。
もっとも、エジルのときだってマンUで決まりというようなゴシップは何度も出ていて結局アーセナルと契約を更新したという直近の前例があるので、この情報を信じていいのかどうかはわからない。
ただ、夏に残り契約が一年を切った時点ではクラブの立場のほうが弱くなっていることは間違いなく、今後新契約が成立するということはAFCの妥協/譲歩を意味することになると思う。それはそれで複雑というか。
いずれにせよフリー移籍は最悪のオプション。1月にははっきりするだろう。それまでこういったゴシップは今後もたくさん出てくるに違いない。みんなで踊ろう。
エジルのフォームの落ち込み
xGunners: Mesut Özil is marginalized
エジルがエメリのシステムで居場所の確保に失敗しているというブログエントリ。
オーサーは7amkickoff氏に代わりArseblogのBy Numbersエントリを書いているスコット・ウィリスさん。
タッチの場所も過去3シーズンに比べ、5ヤード(約4.5メートル)下がっているとのこと。
エメリがヘッド・コーチに就任して以来の急落。影響度の低下はデータにはっきり出ている。激落ちくんである。
詳細は元エントリをご覧いただきたいが、落ち込んでいるどころか、どちらもわりとチーム内でもワースト寄りみたいなスタッツになっている。
エジルのフォームが落ちているのはシステムのせい? マーソン「エジルはミルナーに学ぶべき」
数日前にアップしたこちらのエントリにもらったコメントで、ダヴィド・シルヴァもちょうどエジルみたいな存在だったということで、マネージャーが選手の長所を残したまま再生させた例ということを教えてもらった。
エジルのバッドフォームを誰よりも憂いているのは、エメリであるはずだ。
エメリがエジルを再生させるのか、再生させるための策はあるのか。あるいは、どこかの時点で諦めるのか。注目していきたい。
もし今後ラムジーとエジルが両方いなくなるような事態になると、これまたけっこうな大改造になる。
でも絶対そんなこと起きないともいえない情勢になりつつあるのかもしれない。
以上
つぎの試合はあさって土曜日の日本時間23:00キックオフ、プレミアリーグのワトフォード(H)。
彼らは現在リーグ4位と絶好調。ここしばらくの格下相手の連戦のなかではもっとも強敵かもしれない。勝てばひっくり返る。勝たないと。COYG
超おまけ
When Wenger meets Arsenal players and ex-players pic.twitter.com/DlhFfYOdl6
— P™ (@Cechque) 26 September 2018
「ヴェンゲルと元選手たちとの再会」
これ最近のネタ動画のなかでは最高にウケた。さいごのポール・マーソン。。ループから抜け出せないというかこの動画汎用性高すぎ。。
ちなみにナイルズがネルソンに比べてそっけない反応なのはママさんが理由じゃね?という考察も。笑える。