約一週間前の記事と出遅れた。
この夏にアーセナルからドイツのホッフェンハイムにローン移籍したということで、ドイツリーグの公式サイトがリース・ネルソンについての紹介記事を掲載している。
Reiss Nelson: Who is Hoffenheim’s Arsenal-owned loan signing? | bundesliga.com
同じイングランドのユースNTにいるということで、一足先にドイツに渡ったBVBのジェイドゥン・サンチョや、また若くしてアーセナルからドイツに渡り(奇しくも同じホッフェンハイムでプレイ)大いにキャリアアップしているセルジ・グナブリが引き合いに出されている。
リース・ネルソン個人についてはこのブログでも何度も取り上げているが、アーセナルで頭角を現してから約1年がたち、プロファイルもアップデートされているということで、こちらをざっくり紹介しよう。
ホッフェンハイムに来たリース・ネルソンとはどんな選手なのか
リース・ネルソンのプロファイル
- Reiss Nelson
- 年齢:18才
- クラブ:ホッフェンハイム(アーセナルからローン)
- ポジション:ウインガー
- 国:イングランド(U-19で9試合、3ゴール)
- シャツナンバー:9
キースタッツ
ミレニアムには21日早かった1999年の12月生まれ。ネルソンの年齢が意味していることは、彼はナーゲルスマンが求めていた理想的なカテゴリの選手であること。若くハングリー。
ネルソンはイングランドのアーセナルで名を成し、とくにU23チーム、38試合で17ゴールと11アシストを記録。17/18シーズンでは、アーセナルのファーストチームにも入っていった。得点はなかったものの16試合出場。
おもに右のMFでプレイ。ネルソンはUELのグループステージで印象的なパフォーマンスを見せた。5’7″(約170cm)のネルソンは彼の親しい友人であるボルシア・ドルトムントのサンチョのように、小柄なことを武器にしている。
セルジ・グナブリのようなプレイ
ネルソンは比べるべき選手が難しい選手だ。彼は高いレヴェルでなんでもできるからだ。彼のペイスは電撃的で、とくに彼が特異なドリブル能力を見せるときには。しかし、彼はアウトサイドでだけ輝くウインガーではない。ネルソンは、ピッチではインサイドに切り込み、予測不可能なパスのスキルを使う。またスルーボールや自分が敵の背後に走り込むためにリンクアッププレイもできる。
彼のエンドプロダクトはまだ安定していないが、彼の年齢では、トップレヴェルのブンデスリーガクラブで技に磨きをかけることができるだろう。
ナーゲルスマンにとってはエキサイティンなプロスペクトであり、ホッフェンハイムとネルソン本人にとってもまたそうだ。
リース少年の育ちかた
ネルソンは、フットボールが日常の一部だというサウスロンドンで育った。
ネルソン「うちから近いフットボールピッチによく行ってた。暗くなるまでプレイしていたよ。年上たちとプレイするのは気持ち的にも強くなれたね。だって彼らは自分より大きかったし強かったから。彼らとやり合わなければならない。お手本はないよ。だからファウルをしないようにしてた。なんでもアリの場所だから早く成長できる」
コメンツ
マーティン・キーオン「彼はネイマールのような本物のトッププレイヤーと比べられるようなタッチをよく見せていた。17才という年齢で、少年がその能力を持っているというのは末恐ろしいね。彼は素晴らしいタレントに見える」
リース・ネルソン「ぼくはすべて、100%を捧げている。それには家族の存在がとても重要だった。ぼくはいつももっとうまくなろう、成長しようとがんばっている。あともうちょっとなんだ。フィニッシュするときのタッチとか」
アーセン・ヴェンゲル「彼はドリブルできること、敵をかわせることを示してきた。そしてチャンスにも動じない」
以上。
シャツナンバーが「9」とかレギュラーで使う気マンマンに思えるが果たして。
イングランドでは若手のプレイタイムが憂慮されている
イングランド人の若手の海外挑戦といえば、ちょうどBBC Sportsに今日こんな記事が来ていた。
Getting game time – the biggest threat to England’s future
AMNもスクワッドにいたU-17のワールドカップで優勝するなど、イングランドのユース年代がいま最高潮にアゲアゲなのはご存知のとおりだが、自国リーグで若い選手たちがプレイする機会があまりないことが将来的にイングランドNTにも影響するのではないかと、いままた改めて憂慮されているという。
この記事では、いかにイングランドの若手がプレミアリーグで出場機会を得ていないかが指摘されている。
また、今季ここまでプレミアリーグの4試合でイングランド人の出場がもっとも少なかったのはアーセナルらしい。ダントツの最下位である。
詳しくは記事をお読みいただくとして、解決策のひとつとして若手の海外挑戦が挙げられている。
ネルソンにとっては、イングランド人の若手でさらにアーセナルの選手ということで、海外へ出ていくことには二重にメリットがあるかもしれない。
今シーズンのホッフェンハイム。チェックだね。
DAZNでブンデス観れなくなったのが痛い…
あ、そうそう。大して観てなかったけど、これから観られなくなると思うとわりとがっかりしますわね。
いつのまにか期待の若手ドラゴミール君が移籍してました。イケメンだった分ショックが大きいです😭😭😭
彼はペルージャに行ってしまいましたね。
ああいう顔がお好きなら、きっとドビュッシーも好きだったでしょうね。