ウナイ・エメリが驚きの発言。どよんどとしていた移籍ウィンドウから一転、ビッグサマーがやってくる?!
ICCバイエルン戦の試合前プレスカンファレンスになるのか、火曜の会見でエメリが語ったことが公式サイトにアップされていた。
それによれば、ちょっと聞き捨てならない発言が含まれていて……。
エメリの試合前コメント「3-4人の選手を獲得する」
火曜の試合前プレスカンファレンスより。今回はグラニト・ジャカが同席した模様。
ていうかICCのこと一切話してないけど。
(新しい選手が来ないことに困っている……)
エメリ:それはいま取り組んでいるところだ。われわれを助けてくれる新しい選手を見つけられるように。クラブともエドゥとも、何度もミーティングをしている。デンヴァーでは月曜にラウル、ジョッシュとスタン・クロンキとも。必要なポジションでクオリティのある選手とサインする明確なアイディアがある。
(移籍市場について……)
我慢と落ち着きをもって交渉をしている。なぜならビッグパフォーマンスでチームを助けられるような選手とサインしたいからだ。それに、チームにはすでにいい選手と若い選手がいて、いくつかのポジションを最高の選手で補強したい。ほんとうに、わたしがサポーターに云えるのは、われわれはとてもいいチームを持つことになるということ。あと数日で3-4人の選手が加わる。
(ジョッシュ・クロンキがファンに「興奮している(be excited)」と伝えました……)
イエス。われわれはビッグプレイヤーについて話しているし、われわれのチームといまのスクワッドについて考え始めている。チームにはとてもいい選手ととてもいい若い選手がいて、彼らがチームを助けるために進歩できるしビッグパフォーマンスを出せる。そしてまた別の選手がチームを助けにここに来る。
われわれが必要としているのはビッグパフォーマンスを出すためにそういった選手がここに来ること、そしてわれわれの目標はチームをほんとうに前進させることで、そのためにそれができる3-4人の選手たちが来ること。われわれの要求はとてもとても大きいので、最初はとてもビッグでとても高価な選手の獲得可能性について話してきていた。それがリストの最上位にいる選手だ。そしてそのあと、それができそうもないとなったので、つぎに行く。しかし、われわれがいつも考えているのは、とにかく彼らがわれわれのスクワッドを進歩させてくれることだ。
(ダニ・セヴァーロスについて……)
特定の選手については話したくない。しかしセヴァーリョスはとてもいい選手だよ。
いつになく具体的な(笑い)。とても高価な選手の獲得を目指していてそれがダメになったって、ザハしかいねえじゃねえかという。。頓挫したの認めちゃったよ。
数日のうちにアーセナルにやってくるという「3-4人」とは?
ここで一番注目すべきはもちろん「3-4人の選手が来る」発言。しかもここ数日で。
いまちまたでしきりに噂されている情報がたしかならば、それは、
- エヴェルトン・スアレス WG
- ダニ・セヴァーヨス CM
- ウィリアム・サリバ CB
- ティーラン・キアニー LB
- (ダニ・アウヴェス笑) RB
あたりとなる。まじか。。これ全員来たら想像以上のビッグサマーじゃね? もうムスティが残っても許してあげよ?(白目で)
ひとりづつ最新の進捗状況と獲得の信ぴょう性をチェックしてみよう。
今週中に決定? ブラジルの新星エヴェルトン・スアレス
いま一番騒がしいのは彼だろう。
グレミオのウインガー、Everton Soares。コパ・アメリカで大注目となったセレソンの23才。
本人がイングランドからオファーがあると認めた先週くらいからアーセナルに移籍する噂が盛り上がっていて、あれよあれよという間に移籍実現はほとんど時間の問題みたいな雰囲気になってきている。
今週中には決定という説もあるので、エメリがここ数日に3-4人が来ると云っているうちのひとりである可能性はかなり高そうに思える。
もうアーセナルのメディカルチームがブラジルに向かっているとか。ほんまかいな。
そして、これまでこの件にまつわる情報はFox Sports Brasilやブラジル人ジャーナリストなどブラジル発がほとんどだったが、昨日の時点でSky Sportsが報じたのがイングランドでの初ニュースだったらしい。
Arsenal interested in Gremio forward Everton Soares
彼が来ると、マルティネリにつづくブラジルコネクションとなり、現役セレソン、しかもこれからの選手が来るというのはインパクトが非常に大きい。
FoxSport and UOL:
Arsenal are believed to have agreed a deal to sign Everton, with club doctors said to be travelling to Brazil to conduct a medical with the player. The deal is worth an estimated €28m + €12m add-ons. pic.twitter.com/8QPzwqUQO2
— Reliquias Brasileiras🇧🇷 (@reliquiasbr) July 16, 2019
アーセナルはすでにエヴェルトンとのサインに合意していると見られており、クラブのドクターはメディカルチェックのためにブラジルに行っていると云われている。移籍金はおよそ€28M+12Mのアドオンとなる。
ザハより断然安い!
これはもうWelcome to Gunners。サンバのリズムが聞こえてくるようだ。。
ダニ・セバーリョスのローン
もうひとつ、SNSなどでアーセナル行きが決まりそうだという雰囲気があるのは、RMのCMダニ・セバーロス。1年ローンでの獲得。
じつは彼についてはこのブログでRMに移籍する前にアーセナルが取るべき選手として取り上げたことがある。
【NEXT】ベティスのMFセンセーションことダニ・セバーロスって誰?【ファブレガス】 | ARSENAL CHANGE EVERYTHING
なんかよくわからずに書いているが、白状するといまも彼のプレイをほとんど見たことがないのでよくわかっていない。
結局彼はベティスからRMに移籍して2年、満足なプレイタイムが得られず、ジダンのプラン外となっていると。
トトナムも彼のローンを望んでいると云われ、一時期はポールポジションだと云われていたようだが、いつのまにかアーセナルがポールポジションにいるようである。
El Arsenal, a la espera de la respuesta definitiva del Real Madrid por Ceballos
『Marca』によればアーセナルはすでに選手サラリーの€3MでRMにローンのオファーをしていて、彼らの返答を待っている状態だという。この日本でも有名なMarca、スペインではRMの広報的メディアとも呼ばれているそうで、アーセナル界隈ではクソメディアの烙印を押されているが、RM情報は信頼できると。
ローンなら本人の希望はアーセナル。ロンドンがいいし、アーセナルがいいし、エメリがいい。そういう理由らしい。ええ話や。
セバーヨス本人は、あくまでRMでポジションを取るのが夢ということで1年ローンでRMに戻りたい考えているようだ。そのため買取オプションはつけないということ。よかよか。1年後のことなんか誰にもわからんし。彼がノースロンドンに残りたがっても驚かない。
これは来るっ。
ウィリアム・サリバのその後
サリバについて、AFCとの契約締結直前の土壇場でトトナムの横槍が入ったという件は先日このブログでもお伝えしたとおり。
#Arsenal s’est aligné sur l’offre de #Tottenham pour #Saliba avoisinant 30M€ hors bonus ! Saint Étienne temporise désormais pour faire monter les enchères entre Arsenal et Tottenham et savoir la priorité de Saliba ! #RMCsport
— Mohamed Bouhafsi (@mohamedbouhafsi) July 15, 2019
結局、ToTはアーセナルが総額および分割/後払いで提示していた€30Mを、ボーナス条件なしで提示したという。そして、サンテティエンヌは決断を一時中止しサリバに対してオークションの構えと。
アーセナルはこのToTが提示した条件にマッチするオファーを準備しているというニュースもあったが、一時はアーセナルと合意していたと考えるとまたドイヒーな話である。
一方、いまアーセナルのファンに大人気なのがジャーナリストのKike Marin。彼は幾度もサリバ本人のプライオリティはアーセナルだと主張している。
Saliba prefers #Arsenal for a long time! The problem is $aint Étienne…
— Kike Marin** (@Kike_Marin_) July 15, 2019
マリン:だからサリバ本人はずっとアーセナルに行きたいんだって! 問題は金の亡者ティエンヌ。。
金の亡者ティエンヌ。。何というティエンヌ。。
一時は絶望的な気持ちになったものだが、この話がほんとうでサリバがアーセナルを優先したいのならまだ希望はありそうだ。
この件では、ASSEはどちらかといえばアーセナルにそこまで強くは出られないと思われる。彼らにだって、仁義ということばの意味くらいはわかるだろう。あとは契約書だけというところまで話は進んでいたということは、少なくとも両クラブで合意は済んでいたのだから、それを覆そうとした行いは重い。企業間であれ、これはもう倫理観の問題である(断言)。
CBがいまどうしてもほしいアーセナルが、泣く泣く1年ローンバックの条件を飲もうとしていたのだ。
サリバがアーセナルを選ぶというのなら、これは期待していいのではないだろうか(騙されやすさ)。
追記
Info PVfr #Mercato : William Saliba part pour Arsenal contre 40 millions d’euros ! – https://t.co/5WOLTSsCO2 – Foot – ASSE – Actualité – https://t.co/Kgwav1Rurj #ASSE pic.twitter.com/4YqJmkniDy
— Peuple-Vert.fr © (@peuplevert) July 17, 2019
最新情報。フレンチメディアによれば、ウィリアム・サリバのアーセナル行きは決まったぽいみたいな。
アーセナルが最終的に提示した条件は€33Mにボーナス7Mの総額€40Mに、さらにASSEに20%のセルオンクロース(将来売却したときの配当金)までつけるという。これに1年のローンバックが付くのだから、実際とんでもなく破格の条件である。
それもこれも土壇場でトトナムの横槍が入ったからということで、彼らはサリバを獲得できなくてもアーセナルを苦しめることができたのだから本望だろう。でもひとこと云わせてほしい。
m9(^Д^)プギャー。
サリバは今日ASSEのトレイニングに参加せず、アメリカに向かったとか。そこまでいわれると嘘くさい。
キーラン・ティアニーのその後
先日アーセナルがティアニーにオファーしたというスコットランドリーグ記録となる£25Mは「総額」で、じつは£18M+7Mアドオンだったというリーク情報が流れていた。
事実、セルティックはこのアーセナルのオファーをティアニーの価値にマッチしないと拒否。アーセナルはさらなるオファーを出せねばならない状況になっている。
そのサード・オファーはまだ出ていないはずだけれど、どうも今日(昨日)ニール・レノンが弱気発言をしていたようだ。
彼のケガはどこかのクラブのメディカルテストを不合格になるほどではないとしつつ、もしかしたら本人は新しいチャレンジを望んでいるかもしれないと認めていると。
ここでもサリバと同じように、選手本人はアーセナルへの移籍を望んでいるものの、クラブがどうにか対価を回収しようとしていることが移籍実現のネックになっている。そういう構図が見える。
ナポリがアーセナルよりもいいオファーを提示するという噂もあるが、どうもナポリはミランなど同様、財政的に厳しい状況で、一説にはアーセナルよりもよほど厳しいのだという。イタリアンクラブは競合相手と考えなくてもいいのかもしれない。
いずれにせよ、現時点でもアーセナルのオファーはセルティックが希望しているという£25Mまではそう遠くないように思える。
もしティアニーがアーセナルを選ぶというのなら、これは期待していいのではないだろうか(リプライズ)。
フリーエイジェントのダニ・アウヴェス。希望はアーセナル?
世界最高のRBももう36才。でもいまだにPSGはおろかブラジルNTでもレギュラーでプレイしてるってのがすごい。
フリーになった彼には、アーセナルのほかにToTやシティらが興味を持っているという。
心温まるニュース。昨日の『The Sun』。
Alves willing to take a pay cut to join Arsenal but still wants £200k-a-week
アウヴェスはPLクラブへの移籍が希望で、ウナイ・エメリがいるアーセナルに行くためならペイカットも飲もうと。ただし£200kpwを要求しますというもの。飯噴いたわ。
しかし、よく考えるとこの£200k、それほど常識はずれでもないかもしれない。
仮に38才まで2年契約で計算すると、£200kpwは年俸にして約£10M。2年で£20Mのコストだ。
たとえば最高に彼をリスペクトしたとして£100kpwのサラリーを払うとする。するとサラリーは2年で£10M。移籍金で£10Mかけるのと同じ総コストだ。
世界最高のRBを£10Mで獲得できる機会はそうそうない。という考え方もできなくはない。しかも、若返りを図っているアーセナルにとっては若い選手のメンターになれる存在は重要で、逆にコストの安い大ヴェテランという存在も魅力的だ。
まあほんとに来るとは思えないが、ガブリエル・マルティネーリ、エヴェルトン・スアレス、(もしかしたらマルコム)、このあたりのアーセナルにおける急速なブラジル濃度の高まりという潮流のなか、ダニ・アウヴェスというファイナルウェポン(書いていて意味がわからない)が絶対に来ないとは云えない。
エドゥが一役買うことがあるのか否か。続報を待たれよ。
ということで、あんなに意気消沈していたおれたちの移籍ウィンドウはいつの間にかカーニヴァルの様相を呈してきている。
今週はなかなか楽しめるかもしれない。
以上
移籍ニュースはこのブログ、およびツイッターでフォローしていくのでチェックしてください。
アーセナル系ジャーナリストに動き
さて、ジャーナリストの去就という若干マニアックなニュースながら、移籍ニュースのついでに。
A bit poignant, personally, as it’s my last piece for the Guardian and the Observer. For 23 years there I have thanked my lucky stars, worked with brilliant people I like enormously and had a blast. I couldn’t be more grateful for all of it.
— Amy Lawrence (@amylawrence71) July 12, 2019
先日、数々のアーセナル本の著者でジャーナリストのエイミー・ロウレンスが23年間勤めた『The Guardian』(と『The Observer』)を離れるということを本人が発表していたが、それに追随したわけでもないだろうが、今度はおなじみ『BBC Sports』のデイヴィッド・オーンステインがBBCを辞めることになったという。本人からのアナウンスはまだないようだが、多くのアーセナルファンが以下のツイートを信じているようだ。
New: I understand the BBC’s top football journalist @bbcsport_david has resigned from the BBC.
Per two sources, Ornstein joining US-sporting website The Athletic. Huge signing.
— Mark Di Stefano 🤙🏻 (@MarkDiStef) July 16, 2019
オーンステインはこのあと、アメリカ資本のサブスクリプションメディア『The Athletic』に移籍するのだということ。このThe Athleticには、リヴァプール系の著名ライターなども移籍をしたりしているそうで、そういった各クラブの有名ジャーナリストをヘッドハンティングしているのかもしれない。もしかしてエイミー氏も??
サブスクということは、これまでわれわれが無料で見てきたオーンステインの記事などはもう見ることができなくなるのだろうか。それは残念。
これがほんとうならそのうち本人からもアナウンスがあることだろう。その際にはまたこのブログでお伝えしよう。
おわり
エバートンとセバーロスの動画をYouTubeで見ましたが、どっちもマジでやばいくらいうますぎとゆう。特にエバートンなんか笑いとゆうかニタニタが出るほどでどうみてもザハよりうまいし。てゆーかザハって誰だっけ(テノヒラクルー)。ラカオバエバの3トップがかみあうのなら、馴れ合いサンバチームでも全く問題なし。
セバもパスドリブルシュートどれをとってもすばらしすぎで、うちにきたらスタメン間違いなし。こんな選手を戦力外扱いってレアルってほんと意味不明です。
サリバティアニーはトットと競合って、おれたちがあんなチームに人気で負けるわけないし。
ダニさんはセビージャとパリでエメリといっしょだったっぽいですが、仲良くやってくれてたのなら来るでしょ。
このスカッド実現したら、プレミア制覇も見えたね。COYG
BBCにもセバージョス来たね。でも流石に中盤もCBも人員過多やなぁ。んで肝心のオーニーはお隣のトリッピアーのアトレティコ行きを報じてるけどそんなん誰も興味ないから早よグーナーに喜びをくれ。