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ウィリアム・サリバはオリンピックを辞退しマルセイユへローン

おそらくはいまはもうロンドンに滞在しているであろうベンフィカのLBヌーノ・タヴァレスは、すでにリスボンでアーセナルのメディカルを終わらせていたそうで。

書類の手続きのあと、もろもろの撮影やインタヴューセッションを行って、来週早々に発表みたいな流れだろうか。

アーセナルのこの夏の最初のサインは、ヌーノ・タヴァレスになりそうである。

さて今回はウィリアム・サリバの件で進捗があったので、それをお伝えしよう。



ウィリアム・サリバはオリンピックを辞退&OMへローン

このブログでもフォロウしていたサリバが東京オリンピックのフランスNTに選ばれて、アーセナルのキャリアが絶望的に思われていた件。

ベン・ホワイト獲得はウィリアム・サリバのアーセナルライフ終了のおしらせ? | ARSENAL CHANGE EVERYTHING

このエントリのなかでも少し触れていたように、アーセナルは公式にはこのサリバのオリンピックスクワッドへの招集発表についてなんの反応もしていなかったので、もしかしたらほかのクラブと同様に招集を拒否する可能性はあったといえばあった。

そして結局、カマヴィンガやマラング・サーといった選手らとともにサリバも招集を辞退することに。

このニュースにアーセナルのファンは、これでサリバにもフェアなチャンス(プリシーズン)が与えられるのかと好反応もあったのだが、それもつかの間。

このニュースから6時間後にオーンステインがブレイキングしたのは、サリバのマルセイユへのローン移籍だった。

つまり?

サリバのオリンピック辞退はプリシーズンのためだろうが、それはアーセナルのプリシーズンではなくて、OMのプリシーズンだったという。

じつは、この一連の動きの前に(3日前)、サリバのエイジェントがアーセナルのオフィスを訪れていたというニュースがあった。おそらくはそこで話し合われた結果がオリンピックの辞退であり、マルセイユへのローン移籍なのだろうと想像される。

その時点でOMへのローン移籍が決まっていたならば、サリバのオリンピック辞退はOMの要求かもしれないし、あるいはサリバ本人の希望かもしれない。プリシーズンなしで新しいチームに加わることはリスクだろうし。

ちなみにOMにはふたりの盤石なCBがいて、ひとりはヴェテランのÁlvaro González、もうひとりはDuje Caleta-Carという、リヴァプールがKabakを取る前に狙っていたというタレントだそうで、サリバがここに入っていくのはけっこうキツイのではないかという説もある。なおさら、プリシーズンはほしいところだ。

※7/4追記

このエントリの翌日のGFFNのtweetsによれば、OMはDuje Caleta-Carを売りたがっていて、マネジャー(サンパオリ)は Alvaro Gonzalezも「アスレチックじゃない」という理由で満足していないということ。「盤石なCB」は訂正します。ごめんね。サリバはバック3のひとりでプレイするチャンスはあるっぽいっす。

サリバのアーセナルでの将来はやはり……

このローンが終了すると、アーセナルとの契約は残り2年(※1年延長OP説あり)。ファーストチームで一度もプレイすることなく、契約を3年消費するとは。。

クラブとしては残り契約2年の時点で選手の去就を決めるタイミングだが、そのときサリバがアーセナルと契約延長をしたがるかどうか。

本来、クラブの将来を担うと期待されるほどであれば、いま契約を延長してローンに出したがるものだろうが、そういう話も聞かない。

サリバのOMへのローンをブレイキングしたオーンステインは、サリバの将来については「現時点では予想できない」と述べている

(tweetへのリプライ)デイヴィッド、アーセナルは彼の契約を延長する計画なんてあるのかな? もし彼がロングタームのプランに入っていればだけど。彼をもっとプレイできるクラブに行かせることはメイクスセンスだし、つぎのシーズンにヨーロッパを得たときに彼が準備できているといい。

オーンステイン:「thinking」は「plans」とは違う。アーセナルは来シーズンが、彼やクラブにとってどうなるか見極めなければならない。とくに新しいCBが来そうなので。いまの時点で、ものごとがうまくいくかどうかを予想することは無理だね。契約延長については知らない。ごめんよ。

オーンステインは元のtweetで、彼のことを“still part of long-term thinking”というふうに書いていて、サリバはいまも長期の考えの一部であるとほのめかしているが、それは“long-term plans”とは違うと云っている。なんだか苦しいエクスキューズみたいである。要するにその意向は「プラン」ほど確固としたものではないと云いたいのだろう。オーンステインはクラブの広報担当と云われるくらいで、なにかとクラブの側に立ってものごとを見ているふしがあるが、そのことがよくわかる反応に思える。

いずれにせよクラブが予想できない未来について選手になにかを伝えることができるはずもなく、結局選手は不安を抱えたまま。いまの流れで契約延長は難しいだろう。

PLクラブへローンできなかったのか

オーンステインによれば、サリバにはヨーロッパの各国から興味があり、最後はマルセイユ、リール、ニューカッスルで検討されたが、結局OMへ行くことになった。

ローン先にOMが選ばれた理由は、選手の希望があったということだが、プレイタイムの保証のような説得もあったのかもしれない。

ぼくはここでOMが選ばれたことは非常に残念に思える。

その理由のひとつは、サリバがフランスでどれだけ活躍しようとも“PL proven”にはなれないからだ。

いまアーセナルがPLで実績のある選手、PL provenな選手を求めるようになっている件については、このブログでも先日少し書いたとおりで、その点においては、このローンはなんの貢献もしない。1年後のサリバもまだPLで証明されていない選手である。

つまりこのタイミングでのサリバのリーグアン行きは、彼のアーセナルでの将来性のなさをよりいっそう印象づける。

それと、もうひとつは、彼をなるべく高く売りたいのならこの1年で価値を上げる必要があるが、PLクラブで実績をつくったほうがよほど価値は上がっただろうから。少なくとも世界でもっとも潤沢な予算を持っているPLクラブスの注目は集まる。PL provenを軽視してきたのアーセナルだけで、ほかのPLクラブはみんなそれを重視している。

もちろんニューカッスルのようなPLクラブが買取オプションもなしで、ローン選手にCBのレギュラーを保証するなんてことはかなり難しいだろうから、最初から現実味はあまりなかったかもしれないが。

残念だ。

マルセイユといえば、マテオ・ゲンドゥージもマルセイユ行きが濃厚のようで、このままいけば来シーズンふたりはチームメイツ。

仲良くやってほしい。

 

おわる



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11 Comments on “ウィリアム・サリバはオリンピックを辞退しマルセイユへローン

  1. お疲れ様です。
    彼はきっと、
    ゲンドゥージと二人で、アルテタの悪口言いながら酒を飲むのでしょうね。
    しかし、この何年かの移籍で、最も酷い経緯になりそうですね。

  2. サリバの扱いについては、ただのファンである自分ですら怒りを覚えるのだから
    本人においてをや、ですよねぇ。
    この件はクラブのダークサイドの働きによるものだと思ってるんですが
    アルテタの関与が小さいものであることを祈ります。。(嫌いになりたくないから)

  3. 何がしたいのかさっぱり分からん。
    少なくともフロントが有能でないことはわかったが。

  4. ローンやとプレシーズンはマルセイユになるんかな?まだ完了してないと言ってるし、プレシーズンやってからOM合流もあるんじゃない?
    なんならやっぱローン止めたっていうロブホパターンも。
    確か、1年目は前所属先との約束でのローン。2年目の去年はCBの人数が多い中でプレシーズン悪くてローンなので、過去2年のローンはやむなし。だからプレシーズンはアーセナルだと思うけどなぁ。是非そうであって欲しい!

  5. サリバ、このままだと23年夏か24年夏にフリーで出て行くのが確定でしょうね。

  6. レンタルで経験を積ませる、ということが所属クラブでのキャリアの終わりを意味してるケースが多いような気がする
    スミスロウも「今年もレンタルで」という意見が一年前にも多かったろう(私は違う、スミスロウは活躍すると思ってたとか言うクソ野郎は死んでください)
    マブロパノスはブンデスで悪くない結果を出した
    ムヒタリアンはレンタルしたローマで活躍した、アーセナルにいなかった点が取れるAMFだったがすでにさよならだった
    チェンバース、エルネニーもアーセナルでの未来はないと思われていたが、怪我人などの影響で今では残さざるをえなくなっている
    層が薄いのか、厚いのかさっぱりわからない
    アーセナルは層が薄いのに人が余っているような選択を数年している
    まだ上位(4位まで)のクラブならいい、それも笑って許せる
    8位→8位のチームなんだよなあ
    移籍でいい選手を取ってくるスタメン豪華主義はいいけども
    欧州のないシーズン、チェルシーは同じようなスタメンだけ豪華主義で、スケジュールの有利さを生かしてPLで度々好成績をあげたが、今シーズン4位に入れなければアルテタの首を切るしかない

  7. サリバはなんかしたんでしょうね、えらい人の気にさわるよおなことを。
    いいヤツのよおに見えてましたが、なんかあるのでしょおね。
    ホワイトもなんかエバートンにふっかけられてるとか、やっぱ8位ってやばいっすね。
    今のアーセナルに来たい選手って、よっぽどなのかも。レスターはバンバン決めてるし。悔しいけどこれが現実。勝って証明するしかない。

  8. なんか近年稀に見る扱いの悪さですよね。。
    Joel Campbell 以来?
    サリバ実はワークパーミットとれてない的な(苦笑)

    Mavropanos は正直わかる
    前スカウト部長、前監督の好みが反映されてるプロファイルだし、プレーヤーだし。
    ローンで出して買い取ってもらう。わかる。
    ただサリバはまったくチャンス与えられないレベルの選手? ってのが不満あるし、
    高額な移籍金を払えなそうなフランスにローンするより、イングランド国内で、ディビジョン下げてでもすればいいのに、、
    (サリバ本人がホームシック的にフランス戻りたがってるのかもだけど、、)

    うーん、ホワイトはアルテタ好みドンピシャだろうけど、シティじゃないんだからDFラインそれぞれに莫大な金かけて全部メンツかえるってのは。。
    ストーンズ買って、ラポルテ買ってエリックガルシア青田買いして、アケも買って、ディアス買って大ヒットってのはアーセナルでは、、
    いやまあクロエンケがそんぐらい出す勢いならいいんだけどさ。

    すいませんネガティブな意見で。。
    チェンさんが不思議と書いてたサリバのオリンピック参加問題は結局オリンピック(マルセイユ)には参加するってことか

    1. オリンピックでもマルセイユの方とはうまいオチがついちゃったね

      シーズン前の期待値で言えばウィリアンは高く、スミスロウがここまで活躍するとは思われていなかったと思う
      一昨年で言えばペペの期待値に比べ、サカやマルティネッリは低かったと思う
      エルネニーがなぜか安定感をもたらした試合もあったり
      ネルソンやエンティケアのように合わなかった例もあるけれど、アルテタの理想とする戦術、選手のイメージがあるとしても、それを遂行できる選手はアルテタの予想にない場合もあり得るんじゃないかなあ
      選手の成長の結果もアルテタはコントロール出きると思ってるのかしらん
      グェンドウジですらまだどんな選手になるか予想できないはず(素行の改善が難しそうなので切る選択は当然あり)
      まだ二十歳そこそこの選手なんだから使ってみないとわからないと思うけど、サリバに限らずね

  9. 更新ありがとうございます!

    アーセナルは自分たちを野心的なクラブと言っているけど、野心的なクラブとかにスーパーリーグ等に列挙するクラブと肩を並べるなら商業ベースが下手くそすぎると感じます。商業だけじゃなくて、売り方や買い方、特に売り手に回った時。

    エバトンに行ったナンチャら君は、うまく売れたけどそのあとが後手後手すぎる気がする。

    この売る買うをうまいことやらないもんですかね。

    サリバも結局なんだかよくわからないですしね。

  10. やっぱりシティっぽい補強の方向性なのかなあ。
    問題は資金がもつのかっていう事で、特にベンホワイトの次の補強だと思う。(明確なプランがあるなら、僕はCBの補強自体を否定しようとは思わない)

    CBのプログレッッションを強化するのはビルドアップの強化のためだと思われ、その先には「プレーメーカーの獲得→4-3-3にしてレジスタの省略」という話なんじゃないかと思う。

    しかしベンホワイトに5000万ポンドかけて、その後マディソンあたりに行ける資金があるかどうかが問題だ。こればっかりはどう見ても赤字の投資なので、ジョシュあたりに聞かないと分からない。

    昨シーズンの超低レベルなPLの混戦を見れば、少しでも野心のあるチームは4位を狙って積極策に出るだろう。その中でライバルたちを出し抜くには、「CBの次」の補強こそ重要じゃないかと思う。

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