昨日は1日すっかりメンタルをやられましてな。廃人のように過ごしました。『忘却バッテリー』の新刊(6)で笑いが止まらなくなるという謎の現象まで起きましたね。
試合前は「敗けても大きなダメイジはない」とか書いたんだけど、まあフットボールのクオリティからして落ち着くべきところに来たという「10位」というテーブルその他結果はともかく、クラブ、チーム、ファンベイス、アーセナルFC全体に与える心理的なダメイジは全然軽微ではなかった。。
かつて敗けたことのないブライトンにホームで敗け。これでアーセナルは9試合連続勝ちなし(※すべてのコンペティションで)となり、このフォームは1977年以来42年ぶりという。まったくの惨劇。下には下があるものだ。
サブを入れたとたんに失点するみたいな展開にならなきゃいいなと、FLが来たときは思ったのだけど、まったくそのとおりになってしまった。
試合後のメディアやファンの反応では、怒りの矛先はもうマネージャーとか選手とか現場というよりは、AFCのオーナーシップやボードのヴィジョンのなさやクラブ運営のまずさに向けられているようなところがある。
ヴェンゲルさんの末期で紛糾し、エメリをELレヴェルの無能だと吊し上げ、いまユングバーグに感じるこの圧倒的無力感。ファンはここ3年ずっとアーセナルFCに翻弄されているが、ほんとうはもっとうまくできたのではないのか。この悪いサイクルとしか云いようのない状況を生み出しているのは、そもそも誰か。問われている。この件は長くなりそうだから、また別の機会に書こう。
さて今回もまた苦痛な作業ながら試合を振り返る。需要なさそうなエントリだなあ(笑い)。
Arsenal 1-2 Brighton: Maupay seals victory for Seagulls
ユングバーグの試合後コメント「チームはプレッシャーでナーヴァスになっている」
試合後のプレスカンファレンスより。試合直後のインタヴューでもそうだったけど、わりとさばさばしていた。要約にて。
- (敗けたこと)ホームでの敗戦に失望。ファーストハーフに本領発揮できなかったのが大きい。とても受け身だった。HTに話して戦術的な変更を加えたところ突然チームになった。20分プッシュして得点し勝てると思ったが。それを試合全体でやらねばならなかった
- (ムードの変え方)それが難しいところ。チームはとても自信を失っている。FHはボールを怖がっていて、ただそこに立っているみたいだった。勝って自信を得なければならない。SHの20分はとてもよかった
- (観客の前でナーヴァスに)それはフットボーラーに影響しうる。選手クオリティは関係ない。人間だもの。プレッシャーを感じるものだ
- (守備トランジション)得点したら試合をコントロールできるのだからオープンにしすぎてはいけない。そこを変える必要がある
- (仕事はどんだけ)マネージャーが解任され自信もないとなればイージーだとはとても云えない。ノリッチではスタートはとてもよく、今日はSHの最初がよかった。われわれはカウンターでやられるか、サイドをやられるか。受け入れがたいがこつこつやるしかない
- (テーブルについて)結果でわれわれの置かれている状況は変わらないが、早く変えたい
- (トップ4とのギャップ)わかっている。できることはワークすることだけだ
- (クラブはパーマネントのマネージャーを指名すべきか)クラブ次第。なにをやりたいか。わたしが口を出せることではないし、わたしはこのクラブを愛している。必要なことはなんでも手助けをする
- (オバメヤンが一時的にいなくなった件)ぶっちゃけわからない。急に出ていって3分後に戻ってきた。彼に訊いたらいいのでは。でももしそれがおかしなことだと思っても、もう何もできない
オバメヤンはトイレに行ったとか。なんでやねん。
ベレリンのコメント「ことばが出ない」
Heccy Bの試合後インタヴュー。
ベレリン:なんと云ったらいいのかわからない。何をやってもうまくいかないという感じはしてる。チームはベストを尽くしたと思うし、とくにSHではチャンスもつくった。
選手全員がボールを追った。うまく守った。しかし得点するのになんでそんなにたくさんのチャンスが必要なのかという感じだし、相手には少ないチャンスで決められてしまう。
云うのが難しいというのか、ちょっとことばを失っている。
ピッチからは、ぼくらが今週どれだけハードにワークしてきたか。全員が100%で、コーチももちろん同じ。みんなが勝ちたいとピッチに立った。
シャツのためにすべての選手がベストを尽くしたいと思っている。しかしときどき、わからないけど、なんていうか、エナジーがみなぎっているときゴールが取り消されて……受け入れがたい。
ぼくらはやっていくしかない。100%でやりつづけなければならないし、結果は付いてくるはずだ。
映像見てないけど、なんかコメントから悲壮感が漂っておる。
いくらなんでも知った名前の選手が一人もいないブライトンに負けるなんて思ってませんでしたが、負けましたねあっけなく。試合後のエジルの態度なんかみても、フレディには荷が重いでしょうね。
なんでこんなことになったのか、おれたちの愛したアーセナルはこんなんじゃない。
こんなときだからこそ、チームを奮い立たせてくれるシニア選手に期待したいですが、そんな人もいない。ラカゼットくらいかな。
現実をみたら、今のままではもうどこにも勝てないのかも。切り替えるなら猛烈なモデルチェンジが必要。悲しいけどオーバ、エジル、ジャカ、パパ、ムスタフィあたりは来シーズンにはいないんだからもう頼らず、エンケティアを戻してラカゼットを中心にヤングガナーで挑んでもらいたい。フレディもユースでのいいイメージを共有できるアカデミーのメンバーの方がやりやすいでしょうし、どうせ残留争いするなら将来性のある選手だけでやってほしい。
今のアーセナルはフロント、監督、選手、ファンが全部バラバラ
ジャカ事変でチームにトドメを刺してしまった
あれ以降メンタル面でも落ち込んでる
アストンビラ戦のような10人でも逆転できるようなメンタリティは既に失われて、本当に降格しそうな勢いだ
もうマルティネッリがスタメンでいいんじゃないか
何も考えずボールを追いかけ回してくれそうだし…
実際のところ、勝ち点を稼ぐならアラダイスが一番かもね
ぺぺエジルジャカグェンドウジは使わず、オーバとラカゼット任せの442タテポン古典イングリッシュサッカー
ブロック守備をガチガチに教育して、ルイスソクラテスでも守れるように
アラダイス(笑)に監督させるなら、ムヒタリアンはレンタルバックでベジェリンと組ませて、もう片方は守備もハードワークできるならサカでもネルソンでもマルティネッリでも良いんじゃないだろうか
2トップ+1のカウンターとセットプレーだけが得点チャンス
それでも今よりずっと勝ちそうだ
更新ありがとうございます。
後半の選手交代後、やっぱりこのチームは5-4くらいで勝つことが期待された選手構成で、自信を失うとよりそのメンタル面が結果に反映されやすいチームなんだろうなと感じました。
エジルを使いたいために、トレイラをあのポジションでピッチに立たせたり。
オバメヤンをサイドに置いてまで、前線からプレスをかけ、守備の起点にしたり。
守備の面でやりたい事は多く伝わってきましたが、ウィロック、ラカゼットが不調でなかなかそれが攻撃に生かせていませんでした。
リヴァプール相手にオープンプレイから得点させなかったし、ファンダイクいなければ得点出来てただろといういい状態のブライトン相手に負けるのは全く予想外ではなかったです。
FLが望む現代的なフットボールが出来るよう、冬の移籍市場で多くの動きがあることを願います。
「うわ、楽しむどこじゃねー!」w
ペペのベンチスタートは完全にFLのミスだったと思う。(KTはコンディションかも)
オーバのウイング起用はそこまで悪くはないけど、手数がかかりすぎて逆サイドのスペースがなくなってしまう。
噂に聞くU-23の頃とは真逆の方向性だ。
思うにもっと押し込むゲームプランだったんだろう。
でないと走力に限界のあるエジルや、中に絞らないと意味がないオーバをウイングで使うはずがない。
しかし、見込み違いだった。
根本的な解決策は、DFラインを高くすることだと思う。
そのために前節はスピードとテクニックのあるムスタフィを使ったが、縮み上がって何も出来なかった。
現状ではソクラテス→ホールディング(ケガが治れば)くらいか。
それとラカ・オーバ・エジルの3人のうち1~2人はベンチに下げたほうがいいと思う。
左右にはピュアウインガーか、走れるプレーメーカー。
前線は限界までプレスバックし、DFラインは限界まで高くガツガツと前へ。それがリュングベリ本来の方向性のはずだ。
いずれにせよ、あれだけDFラインが低い中で奪うにはメチャクチャ走らざるを得ず、固定メンバーでは保たない。
連動性のないプレス=相手にスペースと時間をプレゼントする事なんで練習で出来ないもんをやるもんじゃない。なのにやってしまうのはカオス状態だから。思考停止して動物的に動いてただガムシャラに頑張るっていうスポーツあるある。
アンチェロッティの名前があがってますがこの時期ならベストでしょう。
記事お疲れ様です!
ぺぺが投入されて十分ほどは見てて少し面白かったと思います。スタジアムのバイブスもここ最近で一番のように感じましたが、被シュート一本でズルズル下がってしまいましたね・・・
ウィロックとエジルの共存が難しく、トレイラにも焦りが見えたように思えます。ユングベリに残された時間があといくらほどかわかりませんが、彼のイズムを一つでも多く残して欲しいと思います。
多くのサポーターがエジルとトレイラを使えと抗議して使いだしたらこの結果、エジル自体に問題がある訳では無いけど、ジャカやグェンドゥージは未来だった訳で、ジャカは来シーズン在籍しているかは分からないけれど忠誠心のあるグェンドゥージを干し出したのはますます混乱してきた気がする。
リュンベリは老害化しているアタッカー三人を同時起用してチームの輪を乱さない様に必死なのかな?
エメリ時代でも最後まで応援していたので後任なんかは考えず、今監督のリュングベリを全力で応援したい。
ドンラウールがSDやってる限りクラブの方向性なんて出そうも無さそうなのが辛いところです
バランス悪かったベンゲル最終年からミスリン招聘で少しずつよくなると思ったら更迭させて、強化方針が今年は無茶苦茶
次期監督選びもコネ重視で行くとなると浮上は厳しいかなと
前半ハイプレスに行くとかわされてしまうと選手たちが判断したのか、ハイプレスしない方が勝てると判断したのか、それにしても一度もハイプレスやろうともしないとはどういうことなのか。ノリッジではそれが出来ていたのに、ブライトンがつないでくるチームだとしても効果はあったのではないでしょうか
リュングベリはハーフタイムに修正したといっていたけど遅すぎる、サイドラインに立ってもっと前から行けって指示できたのではないかと疑問です。クロップなら間違いなくそれをやってた。今勝つためにこのクラブに必要な監督ってそういう試合中に暑苦しいぐらいの監督だと思う。
と思ってたけど普通にプレスしてました、失礼しました
プレスに行ってないわけじゃないけど、DFラインがあそこまで低いと距離が長すぎますよね。
CBが2人ともスピード不足な上に、左がコラシだと裏までカバーしなきゃならないし。
それとウイングの守備が悪くてサイドで劣勢になり、DMFが外につりだされてよけいに中央のスペースが空いてしまったと思います。
あれはCBが可哀想ですよ。ウイングの人選ミスじゃないでしょうか。
やってるサッカーがユースとトップで違いすぎて、これじゃ若手がユースの時のようなパフォーマンスを見せるのは難しいと思います。
クラブ全体のフィロソフィーに一貫性が見えないです…。
この一年で、選手、監督よりもフロントに問題があることが顕在化してきましたから、早めに対処しないとビッグクラブに戻れなくなるのでは。
ジャカやエジルの問題に焦点を絞っても根本的な解決は出来ない(2人ともそう長くはクラブにいないはず)ので、ひとまず現場はFLに任せてフロントの浄化を優先して欲しいです。
といっても組織の上層部は身内には甘いのが常なので、あまり期待はできませんが…。
良かった点(先に書いておかないと)
・ジャカへのブーイングは感じられなかった。
・後半のはじめはエミレーツが一体となり、アンフィールドのように少しだけ感じた。
・個々の選手は目の前のボール、球際には厳しく行こうとしていた。(連動とか距離感、プレスバック速度は別)
・攻める時に人数を掛ければ、一応ゴール前にクロスや並行パスは入る。(精度や意思共有は別)
悪かった点
・相手が強かった。上で別の方も書いているように、リヴァポ相手にもブライトンはいい勝負してた。
・「ブライトンの構えたブロックでの守備力 > アーセナルの遅攻での攻撃力」だし、
「ブライトンのボールの運び+パスコース作りの速度 > 腰高アーセナルの守備戻り速度」だった。
-> これだとベジェリンがいうとおり、こっちは手間ひまかけてチャンス作っても決まらないのに相手はかんたんに決まる、と言いたくなるよね。
・間延びした3ライン。プレスに行く位置と食らいつく度合いは要トレーニング。
-> 個人的には、よく言われる”奪われてから5秒だけマジ追い”+”自陣の中程からのコンパクトにしてのプレス”が意思共有しやすく、プレスバック意識が染み込むのでは?と愚考する。速攻に移りやすいし。
ユングベリ・マジックはなかったけど、個々人はガッツ出してた、と思う。
勝ち点のためには、モウリーニョのインテルのように、オーバ、ペペ、サカの3人で速攻だけするのが良いのかなぁ。