UEL出場レギュレイション
まずEL出場に関するレギュレイションのおさらいだが、ぼくもよくわかっていなくて今回ちゃんと調べた。
結論からいうと、今シーズンのPLからは5~6位のチームが来シーズンのELに出場することが決まっている。そしてアーセナルがPLで6位以内でフィニッシュせず、またFAカップを取らなければ7位チームも出場できる。ややこしい。
詳しくはPL公式サイトのこちらをご覧いただきたい。CL/ELについて、PLのチームがどういった条件で出場権を得るか説明されている。
European qualification for UEFA competitions explained
以下がイングランドクラブのUEL出場条件。
- PLで5位のクラブはELグループステイジへ
- FAカップのウィナーはELグループステイジへ
- EFLカップ(カラバオカップ)ウィナーはEL2次予選へ
ただし。
- もしFAカップウィナーがPLのトップ5だった場合、PLでつぎに高位のチーム(※6位チーム)がELグループステイジへ。
- もしEFLカップウィナーがトップ5(あるいはaの状況が起きたときトップ6)だった場合、PLでつぎに高位のチーム(※6位チームまたは7位チーム)がELグループステイジへ。
となる。
カギになるのは国内カップ戦の優勝クラブ。
EFLカップはすでにPLで2位フィニッシュを決めているマンシティが取っているので、6位チームがELに出場するのはすでに決定。
FAカップについてはまだ優勝は決まっていないが、今週末に行われるセミファイナルに残っている4チームが、マンシティ、アーセナル、チェルシー、マンUで、アーセナル以外はトップ6以内でフィニッシュすることは確定している。したがってアーセナルが敗退すれば、7位のクラブもELに出場できる。
つまりわれわれの視点では、FAカップを取ればEL出場だし、FAカップ敗退しても、それによって7位フィニッシュでもEL出場に届くようになる。7位でもすべりこめるのは大きい。
20/21シーズンEL争い
前置きが長くなってしまった。
残り2試合の現時点で、EL出場の2枠(※5位のマンUは6位以内は確定)を争っているのは、以下の5チーム。
- ウォルヴズ (56)
- ToT (55)
- シェフU (54)
- アーセナル (53)
- バーンリー (51)
5チームが5ポインツ内でひしめくという混戦。ここから最大6ポインツの攻防。。何でも起きそうだ。
残り試合
そして残り2試合。
- ウォルヴズ (56) *GD 11 パレス(H)、チェルシー(A)
- ToT (55) *GD 11 レスター(H)、パレス(A)
- シェフU (54) *GD 3 エヴァトン(H)、セインツ(A)
- アーセナル (53) *GD 8 ヴィラ(A)、ワト(H)
- バーンリー (51) *GD -8 ノリッチ(A)、ブライトン(H)
これはアツい。。
EL3チームを占う。残り2チーム
マンU(あるいはチェルシー、レスター)は悪くてもELは決まっているので残りは2席。
アーセナルはもちろん、狙うは6位フィニッシュ。残り2試合は連勝がマストでポインツは59。
ヴィラは19位と降格圏におり、ワトフォードも17位と降格に片足突っ込んでいる。逆に考えると相手が死にものぐるいになるタイプの試合になるかもしれないが、ふつうに考えればポインツを落としてはいけない試合である。この2試合でポインツを落とすようなら、われらはELレヴェルにすら及ばないのだ。諦めよう。
このアーセナルがフィニッシュするだろう「59ポインツ」を基準に、各チームの残り試合を検討してみよう。
ライヴァルチームの“ポインツ59”
<ウォルヴズ>56pts GD +11
残り2試合で59まであと3ポインツ。今シーズン、すでにホームで5失点して敗けているチェルシー(A)がタフだが(しかも彼らはCLを争っている真っ最中)、パレス(H)ではポイントを稼ぎそう。
予想フィニッシュ:57~59ポインツ (パレス(H)には勝ち/分け、チェルシー(A)には敗け)
<トッナム>55pts GD +11
59まであと4ポインツ。CL争いをしているレスター(H)がトリッキー。彼らは直近5試合で2勝とフォームを落としているが、この試合に敗ければCL争いから脱落しかねない。パレスはホームでは4-0大勝しているが、苦手なアウェイ(4勝)。ポインツを落とす可能性はある。
今年St Totteringham’s Dayを祝うには、どちらかの試合は必ず敗けてもらわないと。ちょっと五寸釘買ってくるね。
予想フィニッシュ:56~59ポインツ (レスター(H)には分け/敗け、パレス(A)には勝ち/分け)
<シェフU>54pts GD +3
59まであと5ポインツ。エヴァトン(H)、サウサンプトン(A)。彼らのことはよくわからないが、今シーズン、エヴァトンにはアウェイで勝ち、セインツにはホームで敗けている。彼らのフィクスチャに比較的有利なところがあるとすれば、エヴァトンもセインツもPLに残留は決まっているし、ヨーロピアンの争いもない。相手のモチヴェイションは低い。2勝もあるかもしれない。
予想フィニッシュ:58~60ポインツ (エヴァトン(H)には勝ち/分け、セインツ(A)には勝ち/分け)
<アーセナル>53pts GD +8
相手はヴィラ(A)、ワトフォード(H)。当然2連勝がマストだ。絶対に負けられない戦いがそこにはある。ギャップが少ないので、最後はポインツが並んでGDの争いになる可能性もある。勝つだけでは十分ではない。大きな差をつけて勝ちたい。ただし、ホームながら最後のワトフォードには要注意。彼らはファイナルデイにも降格を争っている可能性がある。タマが問われるような展開にしてはいけない。
予想フィニッシュ:59ポインツ
<バーンリー>51pts GD -8
バーンリーにも数字のうえでは一応可能性はあるが、なかなか難しそうだ。ノリッチ(A)、ブライトン(H)とフィクスチャは比較的ラクなので、ここで2連勝してライヴァルチームが軒並みポインツを落とすような混戦になれば。
予想フィニッシュ:55~57ポインツ (ノリッチ(A)には勝ち/分け、ブライトン(H)には勝ち/分け)