さて19-20EPLも残り3試合。
リスタートからの10試合なんてあっという間だったね。まあ一ヶ月もたっていないのだから当然か。
PLからのEL出場については(※7位フィニッシュ)、まだ完全に望みがなくなったわけではないがかなり難しい。正直なところ、ぼかあNLDで敗けてからすっかり意気消沈してしまった。
もちろんわれわれがこの状況にいるのは、いまに始まったことではなく、ウーナイ・エムリ時代も含めたここに至るまでの今シーズンの結果の集大成であり、いまさらひとつの試合を取り上げてどうこう云ったところで仕方がないのだけれど、やはりNLDだっただけに失望は大きかった。
そして今回の相手はリヴァプール。ホームとはいえ、事実上いま世界一強いチームを相手に、いまのアーセナルがポイントを稼げると思えるほど楽観的ではない。
今回ここでわれらが順当に敗け、シェフUが勝てば(レスターAなので勝てるかは微妙だろうが)残り2試合で追いつけないポインツ差がつく。つまりそこでPLはゲイムオーヴァーである。
ふう。
おっとこれからプレヴューを書こうというのに悲観的になりすぎてもいけませんな。
アーセナルがここで最凶チームに引導を渡されるのか、それとも崖っぷちであがきを見せるのか。この試合をざっくりと占ってまいろう。
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アルテタの試合前コメント「リヴァプールはとてもスマートだった」
昨日行われた試合前プレスカンファレンス。オフィシャルサイトのトランスクリプトより。※今回も箇条書き
- (NLDのあとでどんなチームをピックアップする……)あんな試合内容だったし、タフだった。彼らは失望していた。しかし準備はできている。この数日の試合が自分たちの未来についてどれだけ重要か彼らは理解している。
- (リヴァプールのセレクションは週末のFAカップの影響を受ける?……)選手の回復具合による。PLの2日半ごとみたいなスケジュールのなか、何人かの選手はたくさんプレイしている。今日明日でチェックする。
- (守備の弱点を特定しようとしている……)集団ゲイムだが、そのなかには個人ゲイムもたくさんある。個人エラーもフットボールのうちだ。それが見えないときも起きている。失点になればハイライトされる。解決すべきことだが、わたしはそれにさほど心配していない。短期では対処が難しいが、重要なことはそれにどうリアクトするか。学ぶか。
- (ファンがいないとどう違う……)違う試合だ。多くのときで観客が影響する。ホームでは観客が許さない振る舞いがある。ふさわしい振る舞いが要求される。安全な環境でファンには戻ってもらいたい。
- (ファイナンシャルフェアプレイについて……)今回の結果(※シティのCLバン回避)に疑いの余地はない。彼らは完全にCL出場に値する。なぜなら彼らがピッチでやってきたことに疑問がないから。レギュレイションによって彼らは何も悪いことをやっていなかったことがわかった。
- (NLDではポゼッションできた……)わたしはポゼッションにはそれほどこだわっていない。相手のボックスをどう攻撃するかであり、得点状況をつくりだすか、支配して、どれだけ早くボールを奪い返すか、どう相手のゴールに近づくか。これは、最大のライヴァルのひとつ、またアウェイでの試合に対して、われわれがどれだけそれをやれるようになったかを物語っている。パーソナリティとチームのやりたいこと、それがわれわれのアイデンティティの大きな部分を占める。
- (ユルゲン・クロップがクラブ構築のお手本……)イエア。彼らがやったことはものすごい。もちろん彼らも最初の2年はスクワッド、新しいカルチャー、コーチに合うゲイムモデルの再構築に費やしていただろう。そこから必要な選手を補強しはじめた。とてもスマートだったと思う。わたしの意見だが、財政的にも彼らは大きな支援があり、クラブを根本的に変えるような大きな契約をした。
- (リヴァプールがいまも記録的ポインツを追っている件……)彼らの直近の試合を見ても、彼らがそれを成し遂げるだろうことがわかる。シティでの結果もあったが(※4-0敗け)、試合を見返せばまったく違っていた可能性だってある。おそらく彼らにも問答無用のものがあり、それは彼らのどの試合でも見ることができる。
- (自分のいまの仕事はリヴァプールに来たときのクロップと似ているか……)あと4年後にその質問をしてくれたら。だが、そのためにはどれだけの正しい決断が必要で、どれだけのサポートがクラブや周囲の人たちからあるか。どれだけファンとのつながりをつくりだせるか。つまりそれこそフットボールなのだけれど。いまの状況は4年前とは違っていて、クラブを再構築するにも限界がある。だが、そこにわれわれが見なければならないものがあるのは確かだし、彼らがやってきたことは大いに参考になる。
- (ヨーロピアンフットボールがないことはクラブのファイナンスにどれほどの影響を及ぼすか……)それがあれば財政が助かるのは間違いない。だからわれわれはシーズンが終わるまでがんばっている。その後には、自分たちを評価し、リクルートで何ができるか、既存選手を維持できるか、いまのクラブのストラクチャを維持できるか。そこから前進できるかを見ていく。
- (マンシティのためにリヴァプールでは選手を温存する……)重要な試合に向けてエナジーとモメンタムを持つことはとても重要。今日明日で選手を評価する。ここでも土曜でも可能なかぎり最強のチームを出す。見なきゃならないのは回復具合。
- (エミ・マルティネスのフォームと彼にどれだけ驚かされたか……)エミのキャラクターとGKとしての能力に疑問を持ったことはない。毎日の彼のトレインや振る舞いはとてもすごい。彼がやることについてはクエッションマークはあった。なぜなら、PLの経験はほとんどなかったし、連戦にどう対処できるかもわからなかった。そして彼は準備ができているという以上のことを見せている。彼はポジションを勝ち取り、いまとてもうまくやっているし、大いに自信も得ている。とくにキーモウメンツでとてもチームを助けている。それを続ける必要がある。これはマラソンだ。
- (スケジュールについて……)11試合プレイしてアドヴァンテッジがあるのは、スパーズ戦のたった1試合。残りの試合は少なくともわれわれより24/36/48時間は多く休めた。しかし選手たちはよくやっている。われわれは不満を云わない。なぜなら問題になっていないからだ。(何かを云ったところで)変わらないだろうし。
- (明日の試合は0-0にはなりそうもない……)どんな試合になるかはわからないね! もちろんフロントの選手たちを見ればゴールは生まれるだろう。しかしフットボールは予測できないものだ。
- (今シーズン、メスト・エジルがふたたびプレイすることはあるので?……)メストの状況はこれまでと同じ。
- (リヴァプールと同じようにこの4年でタイトルを競えるようになっている?……)フットボールで4年は語りたくない(長さ)。不可能だ。トレンド、動き、方向を見ないと。そしていつでも進歩していること。
- (オックスレイド・チェンバレンと彼の移籍が正しいものだった……)いまそれを云うのは簡単。だがすべての状況を理解しなければならない。当時彼がキャリアのなかで何をしたかったのかわたしは知らない。クラブとどのような関係になり、どのような交渉があったのかも。われわれは、彼が成長できるし可能性も見出していたというのはわかる。彼はすごいクラブを選び、そこで何年にも渡りチャレンジしたかったのだろう。われわれはそれを受け入れなければならないし、彼の健闘を祈る。彼はとてもいい選手でもあるし、ここではファンやスタッフ、選手たちにもとても愛されていたと思う。
- (ファンはエジルが今シーズンにまたプレイするか訝しんでいる……)わからない。いまのところ状況は変わっていない。何が起きるか見ないと。
ローテイションについて質問がいくつかあるあたり、PLはもう絶望でFAカップに勝負をかけるという見方がけっこうあるんだな。※週末のFAカップ、シティはこのあと中二日。
まあ勝つ見込みの大変に少ないこの試合にベストメンバーを消耗させるのはあまり得策ではないのはたしか。でもアルテタがそういうロテイションをやるような気は全然しない。どちらかといえば、この試合でベストの11人が消耗あるいはケガなどして敗戦、心身ともにズタズタになってシティ、というほうがありえそうな。。あらやだまた悲観的。
シティのFFPの件については、さすがに古巣とあって完全擁護体制。まあそういうコメントになるか。
でも、ピッチのOnとOffで何も問題はなかったというが、Onのほうは、ルール無用の桁外れの補強ありきで成立しているってことが問題なのだから、何も問題なかったというのは擁護になってない。
ちまたでは「FFPは死んだ」とか云われているが、今回みたいなことはこれからも起きるわけではないという人もいる。今後どうなるんすかね。シティみたいな上級クラブだけが許されるの? 下級国民はテンピンでも捕まるの? 正義はどこにあるの?
クラブの投資について語るアルテタ「補強がなければライヴァルとのギャップが開く」
さて、会見のあとにもまたアルテタコメンツ。だいぶ重要なことを語っている。『Telegraph』より。
アルテタ:もしCLに出場せずこう云ったとする。「OK、投資はできないね。だってそれをやる金がないのだからしょうがない」。しかし、その間もほかのクラブは投資している。そうなれば、ギャップはもっと大きくなるだろう。
もしクラブがリスクをかけて投資するとして、そこで目標にたどり着けなければどうなるか? つまりステイジによっては決断が必要になる。このギャップを縮めて近づいていきたいのか、あるいはいまいるところにとどまるのか。
(ヨーロッパなしでの補強)われわれにはすばらしい歴史があり、美しい街、ストラクチャがあり、選手たちを魅了するプレイスタイルがある。いまわたしがこう云うのは、わたし自身がマーケットに近いところにいて人と話すからさ。たくさんの選手がアーセナルでプレイしたがっている。
(アリソン、VVD、ファビーニョらリヴァプールの補強)彼らが個人エラーやセットピースでどれだけ失点したか。またチームの背骨を劇的に変えたこと。クイックフィクスだった。ワールズベストのDF、ワールズベストのGK、ワールズベストのホールディングMF。それを素早くやった。マンシティではラポルトが入ったときにそれが起きた。
(VVDのようなサインをしたい)イエス。あれこそチームが築いていかねばならなぬものだと思う。
(夏の退団)そうは思わないが、可能性がないとは云わない。わからない。フットボールでは何でも起きるしね。
いやあ、いいこと云うね。「つべこべ云わずに金をつかえ」と。クラブは腹をくくって決断しろと。ヘッドコーチの立場なら当然の要求だろう。
金があろうがなかろうが、リスクをかけて補強をしなければライヴァルに差をつけられるばかり。アルテタは、補強がなければ「ここにとどまる」と云っているが、どんどん競争力の増すPLでは、進歩がなければもはや現状維持すら難しくなっている。それはELすら逃しそうになっている今シーズンではっきりした。
たくさんの選手がアーセナルでプレイしたがっているというくだりは、全面的には同意できないが。。ACミランのエグゼクティヴがいま同じことを云ったら「ん?」てなる。ガジちゃんは元気なんですかね。
自分的には残りの試合でこんなメンバーも見たいですね(30分以上)
サカ オーバ ペペ
KT AMN ウィロック セドリック
ホールディング ルイス ムスタフィ
マルティネス
とか、AMNのところにトレイラでWBをセドリックとAMN。なんなら左WBのセドリックも。
あとはこの試合なら前半はネルソン使ってペペかサカを休ませるのもいいとも。
別に試合を捨てるとかでなく、前半に我慢の部分が出たとしても後半に勝負をかける。
そういうやり方もあると思うんだけどアルテタはやりそうにないかなぁ(笑)
疲れありつつもスタートからベストメンでぶつかって、勝負決めきれず、交代のカードも切りにくいとかなるくらいならこういうことして欲しいとも思う(笑)
が、まぁ真っ向からぶつかるのもいいか。
確かにゴールを期待したいですね。
ペペに相手DFを抜き去ってのゴールとか見せてもらいたい。
アルテタからすれば、このメンバーでどないせいっちゅうねん!?てことですか。彼は厳しい事言いつつずっと選手を擁護してますけど、やっぱりあのプレイではなあ…と。
プレミアでアヤックスのような夢を見るのはなかなか難しい。そもそもCL出場権獲るのも激戦ですしね。
エジルは…出なくていいです。準備できたからって出てこられてももはや困る。
エジルを売れずナイルズを売らなきゃいけないとか、ホント嫌になる。
リバポ戦、エミマルがいつかのデヘアのように無双してる間にオーバのゴールで奇跡の逃げ切り!という展開を期待してます。