新契約の内容について

公表されている契約期間は3年で、これで34才になる2024年までアーセナルの選手となった。この期間、加齢による衰えが来ないことを祈ろう。

給与については、もろもろの情報では£250kpw。基本サラリーなのか、インセンティヴを含めてなのか詳細は不明。350kじゃなくてよかった。

週給£250kだと年俸で£13M。3年総額で£39M。シーズン20得点以上が約束されるようなストライカーは到底この金額では取れない。

新契約サインまでの経緯

なぜに発表をここまで引っ張ったのかはちと謎である。

多くのファンが待っていただろう14日の14:14に発表だったらまだ納得できたが、とくにタイミングにこだわったようにも見えず。

結局オバメヤンは最終的にふたつのクラブ（オーンステインらによればバルサとインテル）のオファーを断ったとされているが、それと発表が遅れたことが関係あるのかどうかはよくわからない。

ライティとのインタヴューのなかで、オバメヤンはアーセナルとの契約延長をこの1年ずっと検討していたと話していた。ということはつまり、残り契約2年の段階でアーセナルが本格的に契約延長を交渉し始めたのは間違いがない。そしてそのときに彼がサインしなかったのは、やはりほかのクラブへの移籍を考えていたからだろう。

また、本人はアーセナルに残ることを決めたのはアルテタに説得されたことが大きい（「レガシーにならないか？」）と話しており、アルテタのマネージャーとしての、あるいはコミュニケイターとしての手腕を裏付けるものとして美談のように語られている。が、それも大きな理由のひとつだとはいえ、個人的にはもっと大きな理由は最終的にほかのクラブから満足できるオファーが届かなかったことではないかと思っている。

そういうことが起きた背景には、やはりフットボール世界におけるCovid-19による財政状況悪化の影響があり、われわれが彼のようなスター選手をここで失わずに済んだということは、コロナヴァイラスも悪影響ばかりではなかったということだろう。

2020年夏の進捗

さあこれでこの夏最大の案件のひとつが片付いた。

• ウィリアン
• ガブリエル
• セバーヨス
• オバメヤン
• （パーテイ）
• （アワー）

ビッグサマー到来かな？

さよならエミマル

それと忘れちゃならないのが、同日おれたちのエミ・マルティネスがファンにフェアウェルメッセイジを送ったことで、移籍を認めたこと。

Gracias ❤️ https://t.co/z42xfOR22j

— Emiliano Martínez (@emimartinezz1) September 15, 2020

結局コミュニティシールドが最後のプレイになってしまった。

ヴィラが支払う移籍金は£20Mと云われる。財政難のわれわれには大きな大きな補強資金だ。

半年前までせいぜい£5M程度の移籍金しか見込めなかったGKがこの間の目覚ましい活躍でそこまでになったというのは、われわれは彼に二重に助けられているということ。

11年間のあいだ、ガナーズに忠誠を尽くした漢のこれからに幸あれ。

おまけ

ぼくのタイムラインではバメやんが⏳をtweetしたあとにバロガンも同じように⏳をtweetしたので「これはまさかのダブル発表！？」とつい興奮してしまった。

まあその後にはなんもなかったんですけども。

なんなん？

今回はオバメヤン本人だけでなく、ファン全員にあらためておめでとうだ。

だって、われらはずっとチームのスタープレイヤーとのネゴシエイションで失敗続きだったのだから。かつてのことは思い出したくもない。

ただただ見たいのは選手のロイヤルティ。おれたちが心から愛するクラブを心から愛してくれる選手がいる。最高でしょ？

ここから数年のチーム再生の象徴になるような、スタートになるような、まったくすばらしい契約延長。

「アーセナルがこんなに生まれ変わるなんて、あのときはまだ誰も信じてなかったんだよなあ」と、2-3年後にはCLファイナルあたりで云いたいっすね。

では明るい未来を祝して

COYG!!!

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