アルテタコメンツのポインツ
パーティについて
さすがに久しぶりの試合前プレス会見ということで、デッドラインデイに移籍が決まったトマス・パーティについて質問が集中している。
なかでも目を引くのはやはりデッドラインデイに起きたドラマ部分。最終日に予告なくいきなりぶっこ抜いたということで、アトレチコが立腹しているという噂もあり、当然アーセナルがどういうスタンスなのかは気になるところ。
それについて問われたボスは「しらんがな」と回答。いつもI don’t knowはおもしろおかしく訳そうと心がけているが、ここはしらんがな以上の訳は思いつかない。ありがとうボス。
パーティの獲得といえば、オーナーの資金提供があったという指摘があることは先日のブログでも書いたとおりだが、どうもこのプレス会見でもアルテタもそのことを認めたようである。オフィシャルサイトのトランスクリプトから漏れている?部分。『football.london』より。
アルテタ:ときどきことばにできないほどよいことがある。
たしかキミには(移籍ウィンドウが閉まる)前日か2日前くらいにそれについて訊かれたと思う。あなたはサポートされているか、オーナーシップと正しいつながりはあるかと。オーナーはスクワッドの補強をやろうとしてくれているかと。わたしはイエスと云った。そのことについてとてもとても確信しているとも。
(パーティの獲得)仮にもしそれが起きなくても、わたしは同じことを云っただろう。でも今回は彼らは見せてくれた。大きな資金で。自分たちはここにいてわれわれがやろうとしていることについてとてもコミットしているのだと。
そうかそうか。
KTについて
KTについては、チームメイトのCovid陽性で14日間の隔離となり、シティ戦への参加が危ぶまれたが、昨日の時点でアーセナルはKTの復帰にかなり楽観的だという報道が散見された。うまいことやるらしい。
ただ、復帰がギリギリとなればトレイニングセッションにも参加できていないはずで、シティでスタートから登場するかどうかは微妙なところかもしれない。
なお、ぼくは先日のエントリで各国FAなんかの隔離基準があいまいのように書いたのだけど、その後Redditなんかで議論を見ていたら、どうもFAではなく国の基準に従っているだけらしい。今回のKTならスコットランド? クリスチャーノ・ロナウドの感染がわかったとき、ポルトガルのスクワッドが全員隔離ならウォルヴズは試合できないじゃん(笑い)みたいに云われていたが結局そんなことになっていないのは、ポルトガルの基準がまた違うから。みたいな。
今回アルテタ発言のなかに、当局のルールや手続きについて言及している部分がいくつかあるが、それはきっとこのあたりの件(基準の違い)について言及しているのだと思われる。
それとKTといえば、少し前に『The Scotish Sun』が報じていたように、夏に一度Covidに感染していたという。今回アルテタはその点を問われ個人情報だと回答を拒否している。
Covidの抗体については、あるとかないとか云われている?ので、一度感染したからといって二度と感染しないわけでもないのだろう。
最近またフランスやイングランドで感染拡大がひどいことになってきたようだし、またPLが中止になんてなったらもう。でもいまの情勢を見ているとそれも絶対ないとも云えなさそうな。
エジルについて
今週はヴェンゲルさんが自伝本のパブツアーでどえらいメディア露出をしているのはご存知のとおりで、それこそ毎日のように違うメディアから彼のインタヴューが発表されていた。
ぼくも先日のエントリでそのうちのひとつ(BBC Sports)を紹介したが、やはりエジルについて訊かれることが多かったようである。
彼をRMから連れてきたヴェンゲルさんが、いまもエジルを買っていることについてはとくに驚きはない。が、興味深いのは、彼がアーセナルに影響力を及ぼしたくないからという理由で距離をとっていたはずなのに、結果的に彼のエジルを擁護する発言が、いまアーセナルがクラブとしてもっとも触れられたくない部分への指摘になってしまっているという点である。ひどい関与っぷりである(笑い)
先日デイヴィッド・オーンステインが伝えていたところによれば、エジルの契約にはやはり「出場給」があるということで、アーセナルが彼を干している理由はもうはっきりしてしまった。
また夏には彼に£8M程度のロイヤルティボーナスが支払われており、そこまでクラブが彼にかなり熱心に退団を進めていた理由のひとつでもあったということ。
要するにエジルを使わない理由は金であった。知ってたけども。
それだけアーセナルが金に困っているという話でもあるし、エジルがその金を投じてでも使いたい選手ではなくなってしまったということでもある。
残念だ。
ローンについて
国内のウィンドウは昨日までだった。
そして結局アーセナルはファーストチームから、最後の最後でローンに出る選手はいなかったという。
サリバも残ったし、ESRもネルソンも残った。
昨日ジェイムズ・ベンジが『football.london』で伝えていたところによると、サリバには、ブレントフォード、ワトフォードなどから本気の引き合いがあったようだ。だが、彼らはすでに新しいCBを補強しており、サリバにレギュラーのプレイタイムを約束できなかった。
またESRもモナコやフラムといったクラブからローンのオファーがあったらしい。
彼らは当面はPLではレギュラーでプレイはしないだろうし、ふさわしいクラブへローンで出せなかったことはおそらく想定外なのではないかと思われるが、例年に比べて1月がもうすぐという理由もあったかもしれない。いまあせってクラブを間違えるくらいならば1月にちゃんとプレイできるクラブを選んだほうがいいと。
しらんけども。
“Project Big Picture”について
例のリヴァプールとマンUのオーナーが主導して、ビッガークラブに有利なストラクチャをつくろうと目論んでいた件。
内容は詳しくはおググりいただきたいが、ぼくの観測範囲では多くのファンがブーイングをしていたし、それを伝えるメディアも懐疑的な論調が多かったように思う。
結局PLからその提案はお断りしますという声明が出て、ひとまず終わった。
いったい何だったんだビッグペクチョ。
PPVについて
これはぼくら日本人にはあまり関係ない話なので、こちらでは話題になっていなかったかもしれないが。
今シーズンのPLにPPV(pay per view)システムが導入されていて、1試合TVで観るのに£15かかるとかで。£15って2000円弱? やべえ。わしドコモユーザでDAZNが月に1000円とかだし。
こんなことをやっていればファンはイリーガルなストリーミングに流れてしまう。
アルテタの新契約
このままいけば、かなりいい契約を勝ち取れるのではないか。来シーズンCLに戻れることになったら、その多くはアルテタに負っているといっても過言ではないでしょう。
ウナイ・エメリよりはもらうべき。
チームニュース
これを書いている現時点ではまだTeamNewsは発表されていない。
トレイニング風景を観る限りでは、ムスタフィが戻っているようだ。
それと、こんなうれしいニュースも。
Turning the setback into the comeback.
💪 @g_martinelli01 pic.twitter.com/KW9CKZisLj
— Arsenal (@Arsenal) October 16, 2020
ボール蹴っとりますがな。。
年内復帰を目指すということで、まだ道のりは長いが、完全な状態で戻ってほしいものだ。
ところでチームに「ガビ」がふたりいる問題はどう解決できるんだろう。ガビがガビをガビって呼んだりしてるし。
予想ファースト11
当ブログの予想スターティング。
3-4-3
PEA、エンケティア、ウィリアン
AMN、ジャカ、パーティ、ベレリン
ガブリエル、ルイス、ホールディング
レノ
シティが相手では、やはり押し込まれる時間が多くなるだろうし、5-4-1(5-3-2)的にプレイせざるを得ないと思う。3CBが無難に思える。
もしKTがスタートするならLCBにKTが入って、ポゼッション時にはLB/LWBでプレイするとか?
パーティをスタートさせるかが一番の注目ポイント。ぼくは彼をプレイさせると予想した。インフォームのセバーヨスを使うために3CMにしたいところだが、この試合ではそれをやるとは思えない。中央にセバーヨス、ジャカ、パーティを入れて3-5-2。うーん。ないと思うけど。
トップはまたエンケティアを抜擢しそう。
アルテタが就任したばっかでスタンドから観戦したのってPLエヴァートン戦だけじゃなかったでしたっけ?エヴァートン戦の前はたしかにシティ戦ですけど、その時はまだリュングベリが暫定監督してて、アルテタはシティのアシスタントコーチとしてシティ側のベンチにいたような……?
KEB,KT,ESR,PG(:-<
決定力はウチが有利だと思うんで、ハイプレス合戦と組み立てが勝負だと思う。
シティはそういう部分ですごく質が高いから互角とまでは行かなくても、四分六分くらいの勝負にできれば。
僕はこの相手だったらパーティとセバーヨスとの2ボランチでもいいと思う。
攻守の切り替えに強い選手を多くしてガツガツやるということで。
どうもシティはポジションによってコンディションにバラつきがあるように見える。
後半どこかに緩い場所ができたら、そこにぺぺやジャカあたりを投入したら面白いと思う。