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【マッチレビュー】20/21EPL バーンリー vs アーセナル(6/Mar/2021)同じ展開に飽きた

限りなく敗けた気分。だが結果は引き分けである。

アウェイで1ポイントなら最悪ではない。という決り文句を書くのは正直飽きてしまった。

そりゃそうなんだけど、今回のような試合だと、たとえ1ポイントを得ても100点満点のテストで20点のような気分。当然100点を取るべきテストだったのだから、この落胆は大きい。

しかも、このやられかたよ。われらファンは何度同じような気分を味あわせられればよいのか。恨みたくもなる。

まったく気が進まない。だが、記録のためにこの試合を振り返っておこう。白装束で滝に打たれながら。

Xhaka error gifts Burnley point



アルテタの試合後コメント「明白なペナルティだった」

試合直後のインタヴュー。オフィシャルサイトより。

アルテタ:結果にはひどく失望している。しかしあれだけたくさんのビッグチャンスをつくりながら、1点以上得点できなかった。それが現実だ。

自分たちがああいったプレイをやり、そして相手にあんなふうにゴールを与えてしまい、これ以上ないほどあきらかな(ハンドボールで)レフェリーの決断が得られなければ、試合に勝つのは非常に難しくなる。

いいスタートをしたのだから、試合を終わらせてしまわねばならなかった。2-0あるいは3-0で試合は終わりだった。

ゴールで相手に希望を与えてしまった。われわれはああいう状況もトレインしていて、あんなことも起きうる。しかしわれわれはセカンドハーフの20-25分苦しんだ。相手の試合にさせてしまったから。

相手のプレイについてはチームで話もしていた。彼らはとてもうまくやる。すべてのゴールキック、セットピースでプレイを止め、ロングボールを放り込み、セカンドボールで勝負。彼らはほんとうにそういうプレイが上手だ。

最後の15分は自分たちのプレイになり始めた。いくつかのビッグチャンスもあったし、あきらかなペナルティもあった。だがそれをゴールにできなかった。

試合後プレスカンファレンスでのコメント。オフィシャルサイトより。

(チャンスをつくること……)

アルテタ:われわれはクリエイトした。しかし十分な得点ができなかった。相手にゴールを与えてしまい、得られるべき判定も得られなかった。これで試合に勝つのは難しい。

(最初の事案でペナルティが与えられるべきだった?……)

はっきりそう思う。議論の余地なんかない。もしあれがペナルティではないというのなら、このリーグでのペナルティとは何なのか、誰かが説明しなければならない。

(よく守ったバーンリーを褒める必要がある……)

われわれはオープンな状況でクリエイトした。1 v 1があり、ボックスのなかでカットバックスもあった。バーを叩き、ポストを叩いた。彼らのGKをすでに抜いていたのに、ショットがブロックされた。

しかし同時に、トップチームスのひとつになりたいのなら、楽にこの試合に勝っていなければならない。われわれはチャンスをつくりながらもそれをしなかった。それは相手にゴールを与えてしまったからであり、(ペナルティの)決断が必要だったからであり。それは得られなかった。

(あのボールコントロールのレヴェルで相手にゴールを与えてしまったことは、どれだけ不満?……)

イエス。だがフットボールではあれは起きる。ベルントはふだんからあの状況でホールディングMFを使おうとする。オーバのゴールだってベルント・レノから始まった。別のチャンスをつくられたときも、それはベルント・レノが長いボールを蹴る決断をしたところから始まった。オープンな状況ではセカンドボールのコントロールまではできない。

つまりそういうことだ。われわれはそういうプレイをしているのだし、わたしがやりたいプレイでもある。われわれはリスクを知っていなければならない。特定のエリアではどういうプレイをしなければならないルールがあるかということを。でも、そういうものだ。

(頻繁にチープに失点してしまうことをどう止める?……)

それについてはいつも話しており、もうやめようとしている。この数週間はそれをやっていた。個人でも進歩をしなければならないし、結局はピッチのうえでの決断になる。外から見れば簡単そうに見えるものだ。アウェイならそれほど簡単ではない。

だが、自分たちのやりたいプレイをしていて、誰かがミステイクをやらかしたとき、わたしはつねに彼らをサポートする。もし(そのミステイクで)隠れてしまい、もうプレイをしたくないというのなら、わたしはサポートはしない。

(リーグからのヨーロピアンフットボールはこれで現実味がなくなった?……)

現時点ではかなり難しい。自分たちがやりたいプレイでどんな試合だって勝てると、わたしが感じていることもほんとうだ。しかし同時に、キミが以前に云ったように、もし相手に与えつづけてしまうなら、当然ゲイムは一筋縄ではいかない。これはわたしの意見だが、そここそがわれわれの最大の進歩の余地だ。何でも起きる。

以上。

明白なハンボー。あれは誰だって怒るよ。

チェンバースのコメント「正直、ほろ苦い」

2019年12月以来というPLでのスタート。「彼はとてもよかった」とアルテタも高評価したカラム・チェインバースの試合後インタヴュー。オフィシャルサイトより。

CC:ぶっちゃけホロ苦である。チームに戻れたことはグレイトだった。PLはすごく久しぶりだった。だから個人的にはうれしい。だが、今日の結果は望んだものではなかった。

もっといい結果がぼくらにふさわしかったと思う。最後までプッシュしたし、別の日なら何点か入っていただろう。だからすごくがっかり。これにどうリアクトし、つぎの試合に臨むかだ。

試合の大部分でぼくらは自分たちのやりたいプレイをしていた。こういう場所に来れば、相手のプレイに引きずり込まれたくはない。彼らはああいうプレイがとても得意だから。だから自分たちの印をつけたことが重要だった。自分たちのスタイルでプレイすることを。結果が得られなかったことが残念だ。

VAR判定についてショーン・ダイチ「今日はわれわれにVARが正しく使われた」

今回、利益を得ることになったVARについて相手ボスがどうコメントしているか。『BBC Sport』より。

ダイチ:(エリック・ピータースが)腕を持ち上げたとは思わない。故意だったとはまったく思わない。

(つぎの事案で)レフェリーがミリセコンドでレッドカードを出したが、あそここそVARの出番だ。そこは合理化する必要があることは理解しているが、あそここそ必要だった。

みんなわれわれとアーセナルの歴史は知っているだろう。最後の瞬間のゴールやハンドボールズを。今回はわれわれにVARが正しく使われた。

バーンリーと判定でもめたのっていつだろ? 思い出せない。

※コメントくださるかたにお願い
プレヴューエントリでは、試合の結果がわかるようなコメントはお控えください
お互いリスペクトしあって楽しく使いましょう

12 Comments on “【マッチレビュー】20/21EPL バーンリー vs アーセナル(6/Mar/2021)同じ展開に飽きた

  1. 更新お疲れさまです。
    ジャカのやらかしで意気消沈したのか、相手のチェックが早かったのか、後半はなんだか点入りそうにないと思ったらそのまま終わってしまいました。そして今季何度目かという審判のアレ。ひたすら残念です。アーセナルが攻めきれなかった事を差し引いても、進歩がないアマチュアみたいな審判には本当にうんざり。どうにかする方法はないのか…

  2. レノが言ってるようにあれがアーセナルのサッカーだからこそ、自分でボールをもらいに来てるのに次のプレーを考えてないなんて事は許されないと思う。

    ジャカが「これもフットボールだ」と言ってたのには失望した。
    どうやらあれがミスだと思ってるらしいけど、問題は判断をミスったわけでもキックをミスったわけでもなく、ファーストタッチの時点で「判断してない」事だと思う。

    僕は入団以来ずっとジャカが中心になるチームを夢見てきたけど、本人があれで満足してるようでは無理かもしれん。
    あれがジャカにとってのフットボールなら、強いチームの中心にはふさわしくない。
    僕はジャカに出て行けとも死ねとも思わないが、「考えるのをやめるつもりならアーセナルを去るか、死んでからゆっくりやってくれ」とは思う。心から。

  3. 全くそのとおり。
    もう飽きましたね。この展開。
    ジャカ問題は、彼がチームにいる間は永遠に続くんですよね。たしかに最近はかなりいいプレイの方が多かったと思いますが、それでもシーズンに何度か必ず致命的な何かをやらかす。
    アカデミーからこのポジションのサカ的な選手が現れませんかね。

  4. ジャカは次のプレーの判断が遅いし自分のタイミングでしかプレイ出来ない、入団以来変わってない
    彼を外す機会は何度もあったと思いますけどアルテタにはシーズン終了後きっちり考えて欲しい

  5. ジャカは今シーズンは問題になってないけど
    キープ力のなさ、判断の悪さに起因するファウルもらってごまかすプレーも多すぎ
    これが失点につながってないのは本当に偶々だと思う
    トータルで観て、ジャカのエラーのワースト記録は運が悪くてこうなったってことでは全く無い

  6. 最近は失点したあとにリカバリーを見せてくれていたので期待していたのですが・・・得点が本当に増えませんね。仰る通りペペの投入時期が遅すぎたし、オーデガードとラカの交代もちょっと不明でした。もっと攻めダルマになって1点取りに行く必死さが見たかった。応援しているけど、現実的にはもう今年はELにかけるしかないかと思っています。PLは来年以降も考えると、もっと若手にチャンスを与えてほしいなあ。そういうスカッド全体をまとめる柔軟性が、アルテタには若干かけている感じがします。アーセナルの中盤というのは、足元両方使えて、得点力も創造性も献身性もキープ力も、世界最高レベルのMFじゃなきゃいけないと思うのですけど。もしくはトレイラが普通にいてくれていたほうが、ジャカもローテできてよかったんじゃないだろうか。うーん。とりあえず木曜ですね。COYG

  7. あのシーン、今まではレノからのパスはワンタッチで捌くルールになっていたと感じてたのだけど、トラップしてグラウンダーのパスコースを消してしまったのがミスと感じました。
    あってはならないミスだけど、サッカーはミスのゲーム。
    2点目を取れないのが問題なんだよなぁ。後半はずっと重かったし。最後の攻勢のどれかひとつでも入ってればよかったけど、もっと早い時間からバウンスバックして点取れるようにならなければ、ですね。

  8. 敵のプレスを剥がそうとする、積極的にアタッキングサードに侵入する、ダイレクトプレーを狙う、こんな攻撃的なMFがみたいですな

  9. ショーン・ダイチの言う「歴史」の一つはコシェルニーのハンドゴールかなぁ。

    この試合は大変にガッカリしましたが、おっしゃる通りウンザリするクロス頼みのフットボールではないので 今後に期待ですね。

  10. チェンさんの予想通りのスタメンだったら何の問題もなく勝てたかもともいう感想も。
    ジャカのミスは痛かったけどやはり得点をもっと取るべきだったし判定のこともあるかもしれないけどミスの1失点をものともしないくらいの強さは欲しかったですねこの試合は。
    それに失点の前からビルドアップで苦労する場面は出始めていて、相手のプレスが最近の相手より深くまで来るというのもあたけど、チェンバースのポジショニングも大いに苦労する要因になっていたような気がします。攻撃において極端にボールに絡めていない印象。ボールを預けられる場面でもそうされなかったこともけっこうあった。ボールを持てばパスのスピードは面白いものもあったけど。
    あとウィリアンも個人的には良くなかった。最初の得点くらいまではそれなりだったかもですが。攻め上がった時にサイドのレーンに固執する傾向だったりで内側のレーンや相手ブロックの間で受けるということをする姿勢がなかった。体力的にまだとりあえず形だけそれっぽい位置にいるくらいにしか動けていないことも多い印象。KT自体の調子も良くなかったですけどちょっと噛み合ってなかった。

    勝利を最優先するならこの2人(チェンバース、ウィリアン)は早く代えて欲しかったですね個人的には。まぁこの試合はジャカが最初からずっと調子が悪かったりで代えた方が良さげな場所が多くて難しかったでしょうけど。
    でもオーデガードの代わりにラカの投入を見てローテーション優先なのかなという印象も。体力的な交代だけどESRいなかったしトップ下の選手が他にいなかった風にしか見えなかった。EL優先なのかなと。
    チェンバースの攻撃、少なくともビルドアップでのポジショニングなどは改善しないと今後も苦労しそうな不安。今後の改善に注目します。

  11. アホばっかりで残念。
    ジャカが勝たせた試合の方が多い。
    それに、攻撃の芽を摘む回数が多いのも、危ないシーンでファールをもらって落ち着かせるのもジャカ

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