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European Super League(The Super League)発足で大騒ぎ。どうなるヨーロピアンフットボール

財政的要請

おなじみのフットボールファイナンス先生こと、SwissRamble氏。ビッグクラブにはなぜヨーロピアンスーパーリーグが必要なのか。

無観客試合などCovidの影響もあり、これらのクラブスが19-20シーズン(選手売却前)に被った損害は合計で£1.2bn。※ただしリヴァプールを除く(未決算)

とにかく金がないので、儲かることがやりたい。損失を埋めなければならない。

ヨーロピアンスーパーリーグへの批判

Wikipediaに戻って、このヨーロピアンスーパーリーグに対する批判について引用する。

欧州スーパーリーグの構想は、国内リーグやUEFAチャンピオンズリーグ、そして小規模クラブに壊滅的な影響を与える可能性があると指摘し、ファンや評論家から批判されています。

一部では、大規模クラブがより多くの資金とサッカーに対する支配権を求めて「権力の掌握」を行うだけだと見られています。

ドイツ代表でレアル・マドリード所属のMFトニ・クルースは、2020年の計画を批判し、「ビッグクラブと小規模クラブの格差はさらに広がるだろう。クルースの長年のチームメイトであるフィリップ・ラームは、スーパーリーグの可能性として「コスモポリタン」なラインナップを望んでおり、「しかし、イスタンブール、ワルシャワ、ブラティスラバの選手がユーロで活躍するように、ブルージュ、サンクトペテルブルク、アテネ、コペンハーゲン、プラハのチームを欧州リーグに参加させる方が良いのではないか」と意見を述べている。

2021年2月に開催されたFinancial TimesのBusiness of Footballサミットで、英国でUEFAチャンピオンズリーグの権利を持つBT Sportの責任者であるサイモン・グリーンは、スーパーリーグは「既存のリーグやチャンピオンズリーグが現時点で持っているほどの価値はないだろう」と注意を促した。

ニューヨーク・タイムズ紙による基本合意の報道を受けて、元マンチェスター・ユナイテッドのDFで、現在はサルフォード・シティの共同オーナーであるガリー・ネヴィルは、スーパーリーグの提案を激しく批判し、「嫌悪感を覚える」と述べ、イングランドFAに関係チームへの重いペナルティを求めた。

フランスのエマニュエル・マクロン大統領も、欧州スーパーリーグへの参加を拒否したフランスのクラブの姿勢を批判し、歓迎しました。

www.DeepL.com/Translator(無料版)で翻訳しました。

ここまでの情報だけでも、想像以上に各所で紛糾していることがわかる。

このエリート12クラブスがCL/ELのようなUEFAのコンペティション、さらに国内リーグからバンされたら、フットボール世界はいったいどうなってしまうのだろうか。ほんとうにそうなれば、もはや現在と同じではいられない。プロフットボールというスポーツそのものが、かなり大きな影響を受けるはず。

ある程度の落とし所はあるのだろうが、ここまでの各パーティで対立した問題になると、まったくの無傷でいられるとは思えない。

アーセナルのファンとして気がかりなことは、われらのクラブのオーナーであるスタン・クロンキがこの件に関して、中心人物のひとりとして重要な役割を担っているということ。

当事者以外からは全方向からブーイングがあるわけだが、その中心にアーセナルFCのオーナーがいる。

クラブのいちファンとして困惑せざるを得ない。

各所からの批判

FIFAからの批判

FIFAは、国際的なサッカー組織から外れ、前述の原則を尊重しない「欧州の閉鎖的な離脱リーグ」に反対の意を表明するだけである。

フレンチFA(FFF)からの批判

フランスからの参加クラブはゼロ。

ブンデスリーガからの批判

ジャーマニーからの参加クラブもゼロ。

ブンデスリーガCEO:DFLはESLのあらゆるコンセプトに反対する。

ギャリー・ネヴィルからの批判

激おこ。

バカリ・サニャからの批判

サニャ氏:もうわたしの知っているフットボールでなくなってしまう。もう観ないかもしれない。

イアン・ライトからの批判

ルーカス・ポドルスキからの批判

今日クレイジーなニュースで目覚めた! ぼくの信念を侮辱するものだ。フットボールとはハピネスであり、フリーダムであり、パッションであり、ファンであり。そしてみんなのものだ。ここに関与しているクラブを見るのはがっかりだ。これに戦おう!

ファングループ、メディア・ジャーナリストからの批判

AST(Arsenal Supportes Trust):まったくクロンキらしい。ファンは全員これに対抗する必要がある。そうしなければフットボールは死ぬ。

AST:相談もなにもない。クラブはわれわれからのチャレンジを恐れて、今週のファンズフォーラムをキャンセルすらした。その後にアメリカから決定されたのだ。

FSE(Football Supportes Europe):FSEは、非合法で不公平な独立した #スーパーリーグ を創設する計画に全面的に反対します。一握りの裕福なクラブがゲームを台無しにするのを阻止するために、運営組織は今すぐ行動しなければなりません。

Daniel Storey(ライター):欧州スーパーリーグの話は、本当に厳しいものです。サポーターには、クラブがブランド・ロイヤルティを高めるための感情的な脅迫の手段として、自分たちを大切にしていると主張したときに、この言葉を思い出してほしいと思う。マーケティングのスローガンが何を意味するかは別にして、彼らはあなたのことを気にしていません。

REDaction Gooners:ジャーマンクラブスが参加していないのは偶然なんかじゃない。彼らにはファンによるオーナーシップがある。だから決断にもファンをないがしろにできない。

AST:スポーツ団体としてのアーセナルは死んだ(オフィシャルサイトのアナウンスに)。

Arseblog:クラブを憎んではいけない。オーナーを憎むべき。

gunnerblog:彼らはアーセナルが9位だってわかってんの?

Amy Lawrence:閉鎖的なヨーロッパの離脱リーグのアイデアの背後にあるすべての衝動は、とてもくさい。それは反スポーツ、反フェアプレー、反競争、ナンセンスです。うう。

Freddie Paxton(ジャーナリスト):アーセナルは55人の人員削減を行うと同時に、この不気味なエリート主義の商業カルトに参加するための£350Mの支払いについて話し合った。恥ずべきこと。

 

きりなし。

アーセン・ヴェンゲルの予言

これについてはまた今度くわしく。

たしかにヴェンゲルさんは結構前からこれに言及していたよね。



この件は、いまいろいろなことが進行している真っ最中という感じなので、さらに新しいこと、詳しいこと、興味深いことがわかったら、このブログに書こう。

どうなることやら。

おわり

※コメントくださるかたにお願い
プレヴューエントリでは、試合の結果がわかるようなコメントはお控えください
お互いリスペクトしあって楽しく使いましょう

8 Comments on “European Super League(The Super League)発足で大騒ぎ。どうなるヨーロピアンフットボール

  1. 来シーズンのヨーロッパが確約されないのは、正に自分たちの責任なんで、それも受け入れて前に進もうとしてたのに、唐突ですね。
    なんか一つの試合で一喜一憂してるのがバカバカしくなりますね。
    チャンピオンは、勝ち取るものじゃないのでしょうか。

  2. UEFAがわけわからん過密日程推し進めてたのは事実なわけで、今回の件がそれを改めるきっかけになればいいですが…。

    ぶっちゃけどんなに綺麗事を並べても、お互い一番は金が目当てってとこに変わりはないので、強欲だーとかの言い合いは意味が無いと思ってます。

    しかし、ビッグクラブを追い出して困るのはUEFA側なので、何らかの譲歩は必要でしょうね。ペレスはビジネスマンとしては優秀だなーと思いました。人としては好きになれませんが。

    このままCLの改革案がそのまま通るorスーパーリーグが強行される、どちらもはフットボール界にとってはデメリットがでかいので、いい妥協点を見つけてくれることを祈ってます。

    1. 自分はこの新コンペティションを見てみたい

      フットボール界の資金、選手がここに参加するクラブに集中すれば、よりハイレベルなゲームを提供してくれるかもしれないからね

      もちろんそれによる弊害があるのも分かってはいるけれど、一フットボールファンとしては興味がある

  3. これまで散々UEFAから煮え湯を飲まされてきたビッグクラブのオーナー陣が結託して、実力行使に出たという感じですね。
    あくまでも現時点では、交渉の端緒をクラブサイド優位に開くためのブラフのような気もします。(とはいえ、JPモルガンがそんな一銭にもならないことに首突っ込むかは疑問ですが…)
    しかし、少し気になるのは、UEFAやFIFAなどの統括団体のステートメントが予想以上に激烈というか、ほとんど発狂に近い表現であることです。
    最悪は、交渉に至る前段階で決裂する可能性も出てきたかなと思います。
    アーセナルが現状取り得る選択肢は、他の12クラブと歩調を合わせてUEFAにプレッシャーを掛け続けるしかないかな、と。クロエンケが主導側に名前を連ねている時点で、今更引く選択は無理でしょう。
    いずれにせよ、仮にスーパーリーグが現実のものになるのだとすれば、これはひとまず乗らざるを得ない。創設メンバーとしてのインセンティブを手にできなければ、すなわちエリートクラブからの凋落を意味すると思います。

  4. 色々な意見があっていいと思うんですが、個人的には、正直にいうと、特にこの対戦に全く、興味がわきません。悪しき前例にならないよう、徹底的な双方の潰しあいが行われるのかもしれませんが、本当にファン不在の議論だなあ。恐らく放映権も高く売るから、高いお金払ってみなければならなくなるのだろうけど、ファンをバカにしているなあ。ドイツの反応、というか、ファンありきで地域に根付いているあのやり方が健全な気がします。最終的には譲歩が引き出されて、これらのクラブへの配分を協会側が見直すことで決着がつくのだろうか。なんだかカタルーニャ独立運動とかと一緒な既視感が。

  5. 正直かなり前から議論がある/対立かあると報道されてたことだし、そこまで過剰な反応はないかな?
    参加クラブも前からと特にかわりなしだし。

    まあチケットあんだけ値上げしといて立派なスタジアム持ってるのに、観客集められないんだもんな。
    放映権/スポンサーfee をさらなる飛躍させるには何らかのアクションが必要なことは明白だし。

    アーセナルとしては正直有難いものだと思うけど、、
    個人としては単年/短期なら楽しいけど、それが今後ずっとというのはなー
    戦力差による停滞、他リーグとかの移籍トラブルとか頻発しそうだし

  6. ペレスはじめとしたスーパーリーグ陣営は妥協点を探ってるようにも見えますね。実現するなら問題なし。反発あっても、この12チーム除外したらCLや国内リーグの魅力が格段に下がるのは火を見るより明らかですしね。

    結局CLの改革案と似たようなもので、ビッグクラブなしに今後のサッカーの発展は考えられませんもんね。

    ただ個人的には賛成しないなぁ。今のフォーマットでは強弱のバランスがあって、ノックアウトラウンドの抽選の妙もある。スーパーリーグだと、うちはほぼ全部格上だから、勝てんの?って感じで見なきゃならないのがきつい(笑)

    まぁ真面目に考えると、スーパーリーグが実現したらスカッドの大刷新が図れるからワクワクする要素もあるでしょうけどね。

  7. 国内リーグの賛同を得られてないっていうのが無茶だと思う。
    国内リーグがないと持続的にやれないのは分かってて、「国内リーグはそのまま参加」という前提なのに、反対されたまま見切り発車してる。

    また試合の質を大義名分にしてるようだけど、その割には過密日程が前提になってる。
    プラン通り国内リーグと共存なら、試合数はUEFAの新CL構想よりもさらに多いはず。

    正直、僕は誰が運営するリーグでも構わない。
    しかしサッカーがこれだけフィジカルになってる中で、ペレスもUEFAも示し合わせたように日程の議論だけはしない。空論という他ない。

    この競技の魅力を高めてきたのはビッグクラブ?それともUEFAの言う、グローバルとかいう小理屈?バカげてる。
    実際にプレーの質を限界まで高めてきたのは、実務者である選手・監督・スタッフだ。
    そして彼らは完全にカヤの外にいる。それが事実だと思う。

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