hotいま読まれているエントリ

Arsenal, Arteta, Match, UEFA EL

【マッチプレビュー】20/21UEL QF 1stレグ アーセナル vs スラヴィア・プラーグ(8/Apr/2021)チェコのリーズ

こんにちは。

リヴァプール戦のショックから4日たっても、まだもやもやしている。わしはアーセナル依存症みたいなものだからしょうがない。アーセナルがハッピーじゃなければ、ぼくはハッピーになれないのだ。

しかし、悪い流れを変える機会はちゃんとやってくる。

UELもようやくクウォーターファイナル(ラスト8)へ。あと3チームスに勝てばタイトルだ。

アーセナルのファーストレグの相手は、スラヴィア・プラーグ(スラヴィア・プラハ)。ホームから始まる2レグス。

8チームスの名前を観れば、アーセナルは珍しくドロウで当たりを引いたとも云えるが、どんな相手にも苦戦するのがいまのアーセナル。ここで楽勝するなんてことはまったく期待できない。いつだって敵は自分たち自身なのだから当然だ。どんな相手だろうと苦労するに決まっているのである。

なんつって、懲りずにまた期待している自分もいてイヤになる。

また胃の痛い試合になるのか、あるいは見違えたパフォーマンスを見せるのか。

今晩の試合をプレヴューしてゆこう。



アルテタの試合前コメント「ティアニー不在で違うやり方を見つけなければならない」

昨日の試合前記者会見。オフィシャルサイトのトランスクリプトより。トピックで整理するために順番をだいぶ入れ替えた。

リヴァプール戦と批判

(リヴァプール戦のようにプレイすれば敗退する?……)

アルテタ:あんなふうにプレイすることなどわたしは考えたくない。どの試合もまったく違うものだし、わたしはこの試合では、チームが今年ほかの相手にやってきたようなレヴェルでプレイできると思いたい。そうすれば、われわれにはつぎのラウンドへ進むグレイトなチャンスがある。

(パフォーマンスの突然の乱高下に髪をむしりたくなる……)

イエス。かきむしる。わたしはその理由を見つけなければならないし、そうすればもうそんなことは起きない。

(ギャリー・ネヴィルとジェイミー・キャラガーによる何人かの選手への批判について……)

反応はしない。思うに、われわれはどんな意見も尊重しなければならないし、リヴァプールのようなプレイのあとでの批判があったならば、それは甘受せねばならない。あのプレイに対するものなら、批判は完全にふさわしいから。

だが、それにかかずらわっている暇はない。ピッチでのことを話すときだし、自分たちができることを示すときだ。ガスが満タンのときのわれわれなら、たくさんできることがある。

(ギャリー・ネヴィルのコメンツ……)

聞いてほしい。わたしはそれを読んでもいないし聞いてもいない。もちろん何を云われているかを知っておく必要はあるが。わたしが云っている唯一のことは、ギャリーだろうがジェイミーだろうがわれわれのことを話しているほかの誰でもいいが、リヴァプールのあと、われわれはそれをミュートしてパフォームしなければならないということ。われわれがやるべきはそれだけだ。

(どうしてああなった?……)

わたしは選手たちのハードワークやエシックは責められない。そうしたこともない。もっと効果的であろうがそうなかろうが、もっとジュエルズで勝とうが負けようが。彼らが走りたくなかったとかトライしたくなかったということではないのだ。

われわれには足りないエリアがある。不安定なエリアがある。しかしとてもとてもうまくやれるエリアもある。

わたしの要求は、ただ目標にたどり着くことであり、毎日欠かさずベストなレヴェルを出すこと。トレイニングだろうが試合だろうが中二日の試合だろうが、わたしはそれを観ている。そこには違いがない。

だからリヴァプールで起きたあれは、システムにとって大きなショックだったのだ。12月からトレイニングで見せていたのものがあったのに。しかしそれも旅の一部なんだろう。ときにはパンチされたり顔をひっぱたかれることが、現実に戻るにはいいことだったりする。

(トレイニングでは正しいリアクションが観られている?……)

完全にイエス。

(選手たちが進歩せねばならないエリアについて……)

繰り返すが、以前のパフォーマンスに戻ることだ。どのエリアでもそう。もっとうまくやらねばならない。どこをうまくやらねばならないかについては、具体的なことを話すつもりはない。結果を出す必要があるし、可能な限りベストなパフォーマンスを出す必要がある。なぜなら、それこそが自分たちが欲している結果を得られるものだから。ここからの6-7週でわたしが興味を持っているのはそれだけだ。

(オバメヤンについて……)

われわれはスクワッドのすべての選手に頼っている。彼らがベストを出し、全力を尽くし、このクラブで要求されるレヴェルでパフォームすること。

(オーバはもっといいプレイをし始めなければならない?……)

チーム全体だと思う。わたしも含めて。リヴァプールでやったときよりはもっといいパフォーマンスをしないと。それはたしかだ。

スラヴィア・プラーグとUEL

(スラヴィア・プラーグについて……)

とても強いチームだ。彼らはリーグでは無敗。彼らがどのようにボールを持つか。ここ数年で最高レヴェルで競っているし、いつでも試合に入っていてそれをとても難しいものにする。とてもコンペティティヴで勇敢で、とてもダイレクトで決意があり、試合を通して問題をもたらすチームだ。彼らは決して諦めないし、いつもトップアティチュードがある。だから彼らは試合に勝てる。とてもいいチーム。

(今シーズン、スラヴィア・プラーグとほかの相手との違いについて……)

とても具体的で、とてもクリエイティヴ。それと、あまりほかのチームには観られない珍しいことをやる。わたしなら彼らをとても勇敢なチームだと表現する。

(目にとまった選手はいる?……)

わたしは彼らのコレクティヴなパフォーマンスをハイライトしたい。もちろん、彼らにもとてもいい個人はいるし、ここ数年は何人かとてもいい選手を輩出してもいる。マーケットは彼らに注目しているよ。とてもいいチームだから。われわれも彼らにはとても興味深い選手がいることは知っている。

(UELはオールオアナッシング?……)

このコンペティションはオールオアナッシングだよ。なぜなら勝負は勝つか敗けるかしかないのだから。セミファイナルズに進みたいし、この試合がどれだけ重要かわかっている。

(PLを通したCL出場のチャンスはもうない……)

数字的に不可能になるまでだ。そこまではファイトせねばならない。ほかのやり方はない。自分たちのリーグでの立場には現実的になる必要はあるし、限りなく難しい。だが、数字のうえでは可能性はある。だから諦めない。

(つぎのラウンドへ進めると考えている?……)

とても難しい相手だ。彼らがどうやってここまで来たか観れば、彼らは完全にそれに値した。彼らはとても具体的で効果的なやり方がある。これはチャレンジになるのは間違いない。

KTのケガとチームニュース

(KTのケガ?……)

まず彼には手術は必要ないということは確認せねばならない。それは必要そうではない。もしそうなら、タイムフレイムは4-6週間くらいになりそうだ。

あれはもっと悪くもなりえた。あのアクションは恐ろしかったから。だが、彼はいまはいい感じでダメッジもそれほど悪くはなかった。結局、試合後にわれわれが危惧したほどではなかったっぽいので、悪いニュースというわけではない。

(KTは今シーズンまたプレイできる?……)

わからない。キーランがどう感じるか、反応するか、日毎に見ていくしかない。チームとトレイニングできるようになってきたら、そしてそのときのわれわれの位置や本人の調子。そこから判断する。

(キーラン不在で攻撃するためにどう変更をしていく?……)

イエス。いくらかの調整が必要になる。彼のクオリティーズは独特であり、たくさんのコマを動かさない限りはスクワッドのなかに彼のクオリティーズをもったものはいない。トレインする時間もないなかでそれをやるのは、少し危険ではある。しかし、そのギャップを埋めるためには異なったやり方を見つけていかねばならないし、同じように効果的になれるようにせねばならない。

(ティアニーはEUROでもプレイできる?……)

繰り返すが、このあとの数週間で事態がどう変わっていくかに依る。彼はシーズンが終わる前にチームでプレイしたがっているし、EUROでも当然国を代表してプレイしたがっている。

(マーティン・オーデガードは木曜にプレイできる?……)

今日彼がどうか見ていく。彼はNTでケガをしてから、この2-3日もケガをしていた。リヴァプールでの試合から、何人かの選手をチェックしているところ。だから今日は全員の状態をチェックする日になる。誰が明日プレイできるか。

(サカ、ESR、ジャカについて……)

今日彼らはチームとフルにトレイニングするはず。状態を見る。

(ウィリアンのファーストシーズンと彼自身はどう感じているか……)

高いパフォーマンスレヴェルにたどり着けていると思う。彼のポテンシャルはかなり大きいから。彼はチームに貢献することが必要で、彼がピッチで自分を表現するために、チームを安定させる必要がある。

最近われわれがいいヴァージョンの彼を見ていることは事実であり、彼がプレイするときの貢献はとてもポジティヴになっている。だから、あと2ヶ月、チームのパフォーマンスのためにも彼のフォームが決定的になっていくだろう。

サカをレフトバックに戻す? LB問題

(ブカヨをLBで検討するか、あるいはそれはアンバランスか?……)

それが現実だ。何かを変えなければならないし、違う攻撃のやり方を見つけねばならない。同時に、守備のときのストラクチャとトランジションのときは安定していなければならない。それが快適にできる選手でなければならない。

そのポジション(LB)がスクワッドのなかで弱点だということはわかっていた。キーランをリプレイスできるものはいない。だから別の解決策を見つけねばならない。

(なぜに1月に誰も取らなかったので?……)

あのウィンドウですべてをすることはできなかった。われわれはコラシナツをローンに出すことを決めた。それが判断だった。

(バック3はもうやらないのか、それともまた検討する?……)

チームは必要なときには適応する柔軟性を持たねばならない。ときにそれは相手次第であり、ときに自分たちの選手のクオリティへの適応になる。ときに相手がわれわれのやることを予想できていないこともある。だからそれをやるにはたくさんのやり方があり、われわれは柔軟でなければならない。

ボカ・ジュニアーズへの移籍希望を明らかにしたトレイラ

(ルーカス・トレイラとは連絡を取っている?……)

もちろん彼とは連絡している。彼と話して、彼がどれだけ困難なときにいるかもわかっている。彼はとても母親に愛着があったし、家族にもそう。彼にはキツいときだ。感情的にも彼にはたくさんのことが去来しているだろう。そんなときは、何か決断をするようなときではない。

(トレイラは南米に戻りたがっている……)

理解している。彼がどれだけ感情的になっているかも。おそらく彼は、彼の家族の近くにいなければならないという責任と必要性を感じているのだろう。しかし、いまは何かを決めるときではないし、その決断はほかのパーティーズも含めて決められるべきものだ。いまは何も変わらない。(ボカに行きたい発言)それはただのインタヴューのなかでのコメンツだ。どうなるか見てみよう。

(選手の要求とクラブの財政のあいだのバランスへの打撃になっている……)

それはいたってふつうのことだよ。なぜなら、選手というのは彼らのキャリアのなかで感情的にいろいろなステイジを通り抜けていくものだから。そうしたことは起きるし、われわれはそれに対処せねばならない。海外から選手をリクルートすれば、新しい文化・ことば・ものごとのやり方への適応に苦しむこともある。リスクはある。だから、そのリスクをマネジしなきゃならないし、正しいときに正しい判断をしなきゃならない。

以上。

さすがにリヴァプール戦のあとということで、そのことに関するやりとりが多い。

※コメントくださるかたにお願い
プレヴューエントリでは、試合の結果がわかるようなコメントはお控えください
お互いリスペクトしあって楽しく使いましょう

One Commnet on “【マッチプレビュー】20/21UEL QF 1stレグ アーセナル vs スラヴィア・プラーグ(8/Apr/2021)チェコのリーズ

  1. これは難しいところかなあ。。。

    僕は3バックもアリかなあと思う。ESRとウーデゴーアがベストでないなら。
    先日のエントリーで、「バランスの悪いチームからベストを引き出す」話が出てたけど、3バックはその意味では理にかなってたと思う。
    低い位置でボールを回すからプレス耐性は高いし、ウイングの位置が高いからサイドに持ち出したら一気に勝負に行けた。

    ここ数試合を見てると、このチームは90分間速い判断を持続できた事が一度もない。どころか、スイッチの切れた時間帯が2月以降どんどん長くなってる。
    僕にはこのチームには(必死にやろうとはしてるが)その能力がないように見える。この条件下でもあるし
    またシーズンも終盤で、もうチームを育ててる時間はない。

    僕は結果を出すことを最優先して、チームに課すハードルを少し下げるべきだと思う。
    例えば3バックのような。
    非常にブサイクではあるけど、やるなら僕は支持する。

Leave a Reply to 再建中 Cancel reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *