アーセナルのMD37は、アウェイでクリスタル・パレスと。
すでにアーセナルのシーズンは実質終了していて、ファンの興味は夏のウィンドウに移りつつあるが、それでも来シーズンのことを思えば、ボスが云うようにシーズンを力強く終えることもたしかに重要だろう。とくにアウェイならなおさら。今シーズンはPL全般でアウェイ勝利が多いらしいが、アーセナルにとってもいつになくアウェイでポインツを稼いでいるシーズンだとか。
ところで、じつはいまアーセナルはPLで3連勝中であり。今回勝って4連勝となれば今シーズン初めてとなる。そしてこのつぎはブライトンなので、5連勝だってないとは云えない。なんという尻上がり。
まあ、ほんとうにそうなるとうれしい反面、今度は怒りがふつふつと湧いてくるわけだけれど。。なぜいま。。それはまあいいか。
あと、この試合は「リーグ戦アウェイ4連勝 with クリンシーツ」というクラブ記録がかかっているそうなので、それを知っていて観ると、単なる消化試合以上になるかもしれない。
今シーズンはほんとうにネガティヴ記録を量産していた印象があるが、たまにはポジティヴ記録もお願いしたいですね。
試合をプレヴューしてゆこう。
アルテタの試合前コメント「われわれは間違えた」
昨日の試合前プレスカンファレンス。オフィシャルサイトより。
パレス戦について
(直近のチームニュース……)
アルテタ:大きな変化はない。ダヴィ以外は全員フィットしていると思う。グラニトもどうか観る必要がある。あとはOkayだろう。
(チェルシー戦からの勢いを水曜にもたらしたい……)
イエス。PLではこの数週間はより安定してきている。それはとてもポジティヴなことだ。まだ2試合あるので、(ヨーロッパは)マスマチカリーには可能。できるだけいいものを得られるようトライしよう。
(われわれが勝つと上位チームスにプレッシャー……)
いまわれわれができることはそれだけ。自分たち次第ではなくなっている。しかし残り2試合でできることはある。何が起きるか。
(ヨーロッパへ行ければ成功したシーズンになる?……)
このクラブで成功したシーズンというのは、トロフィを手に入れることだと思う。
(パレスではファンが戻ってくるので、そこから得られるものがある……)
(パレスサポーターかどうかは)関係ない。ファンがいるのはすばらしい。われわれも最後の試合でファンが戻ってくるのはラッキーなことだろう。それが楽しみだし雰囲気もよくなるはず。あらためて、どういうプレイをしなきゃならないか。
(ロイ・ホジソンについて……)※今シーズンかぎりでパレスのマネジャー退任が発表されている。彼の最後のホームゲイム
彼は完全にレジェンドだ。彼がフットボール、英国フットボールでやってきたこと、人として、マネジャーとして。彼がいろいろなクラブスでやってきた仕事は、際立っていたと思う。これほどまでに長い期間やりつづけて、わたしのような若いコーチにはグレイトな事例だと思う。憧れのひとだ。
(ロイ・ホジソンのような長期のマネジャーをアーセナルでまた観ることになる?……)
それができるのは片手で足りると思う。だって彼がこのリーグでやってきたことがあるから。それは正直すごいことだ。
(シーズンを力強く終えることはチームにどういう影響がある?……)
勝利はいろいろな環境をつくりだす。信念をつくりだす。ランを始めたときに理解し始める。なぜこのランが起きているのかと。それは未来を築くにはいつでも役に立つ。
新シーズンは新シーズンであり、つぎのためにこのシーズンから勢いを得ても、必ずしも何が起きるかはわからない。しかし確かなことは、なぜそうしたことが起きたのか、パフォーマンスや結果を分析するのにとてもいい。とても重要なことは、つぎのシーズンに向けて必要な進歩をすることであり、どうしたらよくなるのか鍵になることを知ることだ。
ダヴィド・ルイスの退団
(ダヴィド・ルイスがシーズン終了後に退団の件……)
彼はフットボールですべてを勝ち取ってきた選手。人柄や選手としての彼を思えば、すべてそれにふさわしい。わたしは彼と18ヶ月一緒に働く特権を得た。とても楽しんだよ。われわれはとてもうまくやっていたし、いくつかのグレイトなときもあった。とても助けてくれた。ほんとうに感謝している。だからわたしは、彼にはただありがとうと云うよりない。これからもますますのご発展をお祈り申し上げたい。ダヴィは間違いなく、まだまだ選手としてやれるから。
(ダヴィド・ルイスのキャラクター?……)
彼の人となりを知り、背景を知り、ブラジルで育ったことを知り、ここにたどり着くまでやってきたことを知り。それはすごいこと。それから、彼にはいろいろなことが起きたのだということを理解する。能力、クオリティあるいは決意というだけでなく、たくさんの要素があった。
わたしは彼からの学びをとても楽しんだよ。彼はチームにはいつも役立っていたし、悲しみもある。選手たちとの感情的なつながりもあるから。
まずわれわれは、選手から最大限引き出すことをしなければならない。つぎに人間だ。そうしたステイジに入っていけば、タフだし痛い。なぜならその関係はなくなってしまい、毎日彼に会うこともなくなるのだから。彼にはありがとうを云わねばならない。
(ダヴィド・ルイスの退団を決めたのは誰なので?……)
この数ヶ月はとてもオープンに話をしていた。われわれはすでにCovid禍やペイカッツといった課題があるなかで、彼の契約を延長するというとても難しい決断をしなければならなかった。そしてなんとか彼と1年契約を延長し、彼はベストを尽くしてくれた。わたしも彼を助けようとできるだけトライした。クラブもそう。
いくつかの会話のなかで、いまそうするのがベストだと決めた。
(ダヴィド・ルイスの退団……)
ダヴィとわたしでいくらか話したあとだった。いろいろな状況について話をして、先日には最終的な結論に達した。
ウィリアム・サリバ
(ウィリアム・サリバがダヴィド・ルイスのリプレイスメントになるのか、あるいはほかの誰かを取るのか?……)
夏にわかる。リプレイスメントの可能性。ウィリアムはわれわれの選手であることは間違いない。それがわれわれがすぐに下す決断だ。
(ウィリアム・サリバはこれでチャンスを得られる?……)
繰り返すが、腰を落ち着けるのは、シーズンが終わってからだ。まだ競争のなかにいる。スクワッドのどのメンバーについても、腰を落ち着けて役割を議論することになる。彼らがその役割をどう果たせるのか。彼はわれわれの選手であり、ここに戻ってくることは間違いない。その後に、その選手に与えられるだろう役割に基づいて、決断をしていくことになる。
(ウィリアム・サリバはほかの選手よりもローンが必要だったので?……)
イエス。シーズン当初にわたしが望んだ。チームには8人のセントラルDFsがいて、それは前代未聞だった。だが、彼のローンにあたり、われわれは正しいとき、正しいクラブ、正しい合意をすることができなかった。そしてわたしの意見だが、その4-5ヶ月を正しく使おうとした。彼をここにキープすると決めたときから、12月まで彼の最大限を引き出そうとした。そしていま彼は難しい年を経て、必要な数の試合でプレイした。
(サリバの成長はトラックできていたので?……)
もちろん。それをやるグレイトな人材もいるし。Ben Knapper(※ローンマネジャー)が彼と常時つながっている。彼もローン選手を評価するひとりだ。われわれはコーチングスタッフとして、当然彼の成長をフォロウしているし、試合も観ているし、彼と連絡を取り合っている。
ここの選手なのに対面で会えないことは理想的ではないが、可能な限りトライしようとしている。
ウィリアンの移籍の噂
(ウィリアンについて……)
まず、われわれがサインしたのは、すごいタレントの選手であり、このリーグでも証明されているタレントとパフォーマンスレヴェルであり。今シーズンは難しかったし、わたしが完全に責任を負う。なぜなら彼のベストを引き出すのはわたしに責任があるから。そういうときもいくらかはあったが、以前の彼のレヴェルではなかった。
それは、未来に向けて正しい決断をするための、われわれが選手とエドゥ、ボードとオーナーシップとともにする個人的評価である。
(彼はアーセナルに残るので?……)
どの選手にも契約がある。それは来シーズンもここにいる可能性がかなり高いということだ。
退団希望のハリー・ケインについて
(ハリー・ケインについて……)※トッナムから移籍希望(笑い)
わたしはふた通りに苦痛を感じる。選手としてとマネジャーとして。思うに、英国フットボールは彼のようなタレント、クオリティある選手がいることを誇るべき。それに彼の一貫性。このリーグで彼が何年にも渡りやってきたことはすごいと思う。NTには頼れる選手がいるということだし、どんなチーム相手にも競えるということ。彼はどんなときでも試合に勝てるから。すごいことだ。
(ハリー・ケインをアーセナルが買うことはある?……)
彼がスパーズを去るかどうかも知らない。あそこにいるんじゃないの。
(ケインのような選手が取れるのにそれをする財力がアーセナルにないことが悲しい?……)
知らん。たくさんのIFがありすぎる。もし彼が退団したいのなら、自分にとってベストな決断をするだろうさ。
その他
(マネジャーとしてボードレヴェルの透明性はどれほど重要?……)
それが何かと考えるに、それは正直さだと思う。たぶんわたしは以前正直になりすぎてしまった。だから、もしわたしが何かが見えない、あるいは疑いがあったとしたら、わたしはそれを云う。いまわたしにはなんの疑いもないけれど。
オーナーシップからはとてもクリアなことを云われている。とてもクリアな方向性がある。何をやりたいかがとても明解である。クエッションマークは皆無だ。
(トップ6に対してはいい結果を出すようになったが、苦しむことになったのは11月のプアフォームのおかげ……)
11月のフォームは決定的だった。クリスマス後にどれだけ一貫性があったとしても。望んだ目標に到達するには十分じゃなかった。ただわたしはそれだけのせいにはしない。なぜならクラブではたくさんのことが起きたし、ときに起きうるほかの要素もあったと思っている。ボールがネットに入ったり入らなかったりする、あるいは決断、とても小さなマージンだ。
起きたことのすべてについて、自分たちがいまどこにいるのか、どこにいられたのかを分析すれば、それはさほど遠くない。だが、十分ではなかったのは確かだ。
(忙しい夏になりそう……)
イエス。可能性のある移籍についてや、誰が退団するのかについて、すべての質問に応えねばならないなら、何時間もここにいなきゃならないだろう。
わたしに云えることは自分たちがやりたいことはわかっているし、実行する明解なプランもある。
たくさんの決断があることはほんとうだ。たくさんのローン選手がいるし、そのなかには戻ってくる選手もいる。そしてわれわれはステップバイステップで観て、優先順位に集中する。何ができるか観てみよう。
(来シーズンには何に取り組まねばならない?……)
わたしはいまについて考えたい。来週くらいにはシーズンが終わるが、確かなことはいくつかのことについては間違いを犯したということ。いまはまだ終わっていないが、それについては100%そうだと云える。
どうやってわたしは、自分自身がよりよい決断をするようになれるか。選手たちのベストを引き出せるか。このクラブ、持てるリソースからどうベストを引き出せるか。わたしは長い時間考え、どこを変えるべきか特定しようとしている。
それから、そういった変更をどうやって行うか、タイムフレイムをどうするか、いまあるすべての基礎と一緒に考えたい。クラブを進化させ、すべてをやりたいやり方でやる。
わたしは選手とともにワークし、生み出すためにプリシーズンがほしい。わたしはとてもクリエイティヴな人間だから、ここへ来てからはずっと、とてもつくりだしたいし、進化させたいと思っている。やらねばならないことは、とても難しい決断であってもやってきた。
しかし、わたしはもっと、もっと、もっと、やり始めたい。なぜならわれわれがやるべきことのキャパシティはすごいから。わたしはそのことにとてもワクワクしていて、クラブの未来にとってこのたくさんの変化のときは大きなチャンスだと観ている。
(フットボールの「ピカソ風」になるということ?……)
そんなこと云ってないよ! わたしはクリエイトすることが大好きで、これまでもたくさんのことを変更して、いいことがあった。だがやるべきことはまだたくさんある。キャッチアップすることはたくさんある。しかしわれわれのポテンシャルはすごい。なぜならわたしはクラブの野心を観ているし、われわれがそういうタイプの野心を持てば、それを達成するにはかなりのマージンになるはずだから。
(ベルント・レノの未来……)
彼もまた契約がある選手。彼の契約の長さからすれば、たくさんの憶測はあるものだ。まだ2年あるし、ここに属している。
以上。
ピカソってなんだ。“creative”から連想したってこと? 小学生か(笑い)。
ピカソのくだりは「青の時代」があって(シティとかチェルシーとか)その次のってモメンタムじゃ無いすかね。知らんけど。
COYG