hotいま読まれているエントリ

Arsenal, News

アーセナルがUSツアーをキャンセル【21-22プリシーズン】

驚きのニュース。

アーセナルがプリシーズンのUSツアーをキャンセルすると公式に発表した。アメリカ遠征の参加者のなかで数名のCovid感染が発覚したためということ。

US trip off after positive COVID tests



アーセナルFCの声明「渡米断念は苦渋の決断」

明日渡米する予定のメンバーの中にCOVIDの陽性反応が少なからず認められたため、残念ながらフロリダカップへの参加を取りやめることにしました。

選手とスタッフの健康状態を考慮した上での苦渋の決断です。

プレシーズンの一環としてフロリダカップへの出場を楽しみにしていたアメリカのサポーターの皆様にとって、このような残念な結果になってしまったことを十分に理解しています。また、準備のために素晴らしい仕事をしてくださったフロリダカップの主催者や、大会参加のためのイベントを企画してくださったパートナー企業の皆様にもお詫び申し上げます。

現在、スタッフにはCOVIDの症状が出ていないことを確認しました。彼らは現在、自宅で隔離されています。

現在、新シーズンに向けた準備を進めるため、プレミアリーグの規定に沿って代替措置を講じています。

このような状況を皆様にご理解いただきたいと思います。

このUSツアーのおもな目的は経済的なものだったろうが、これはいろいろ痛すぎる。

なにしろ、渡米をまさに翌日に控えた直前だったのだから、とくにこの試合を楽しみにしていたアメリカのファンはがっかりしていることだろう。

ちなみに、AFCの発表では、クラブのなかの誰が感染したのかはあきらかにされていない。「among the planned party to travel to America」ということで、選手なのかスタッフなのかもわからない。

選手の場合は、いずれ発表されるかもしれない。

このニュースをブレイキングしたオーンステインも、陽性を示しているのは「small number of 」と書いているので、少なくとも感染者はひとりではないということ。

(ところでAFCの声明とオーンステインのニュースとで“small number of”と同じ表現をつかっているのは、やはりオーンステインにはクラブの声明そのものがリークされているということだろうか)

今回のこの件は、当地で対戦する予定だったインテル・ミラノが、Covid理由で(感染を恐れて)フロリダカップをキャンセルすると伝えられたあと、結局アメリカへ発ったというニュースのあとのできごとだったので、いまヨーロッパやアメリカがどういう状況か察せられる。もちろん、Covid感染の再拡大が急速に起きているという。脅威がより身近なものになっている。

このブログでは伝えていなかったかもしれないが、先日アーセナルでもロンドンコルニー(U-23)で感染者が出たため、一時施設を閉鎖してディープクリーンを行うというニュースがあったばかり。いま思えば、この伏線になっていたようなところがある。

一般の企業や団体・施設などと比べても、Covid感染対策には格段に気を使っているだろうと思われる、アーセナルのような大きなプロフットボールクラブでも感染を防げないくらいの状況。

ジャーナリストのチャールズ・ワッツは、USツアーがキャンセルになっても、感染していない選手たちは、今週、閉鎖後にあらためてオープンしているロンドンコルニーでトレインできるとアーセナルは考えていると伝えている

もしかしたら、感染対策のルール上渡米はできなかったが、ロンドンで近所のクラブとテストマッチをやったりするのかもしれない。

PLは大丈夫?

こうなると、PLが心配になってくる。

アーセナルの新シーズンは8/14のブレントフォードでスタートする予定になっているが、この調子で感染が急速に拡大していくと、いくら重傷者や死者が少ないとはいえ、また無観客試合を強いられるようなことになったりするのではないか。少なくともEUROのように、まるでCovidをないことみたいにして開催することはできまい。

だが、もしそうなればファンにもクラブにも大きな失望だろう。プリシーズンツアーどころではない。

EUROの観客たちはまさにお祭り騒ぎだったが、そもそもなぜあんなに極端に規制を緩和したのだろう(マスク義務とかアルコール禁止とかもっと慎重なアプローチもあったはず)。案の定、多くの感染者を出していて、その後のスポーツイヴェントには、少なからず悪い影響を与えていることだろう。

PLはなにとぞ、うまくやってくれることを望みたい。

 

おわる



PS

元アーセナルCEO、ACミランのアイヴァン・ガジーディス氏がのどのがん(咽喉癌?)と診断されたということ。56才。

Gazidis diagnosed with throat cancer

ミランの声明でもそこまで深刻ではないよう。

ぼくは今朝ジェフ・ベゾスのニュースを見てちょうど彼を思い出していたところだった。

心より早い回復をお祈り申し上げる。

※コメントくださるかたにお願い
プレヴューエントリでは、試合の結果がわかるようなコメントはお控えください
お互いリスペクトしあって楽しく使いましょう

One Commnet on “アーセナルがUSツアーをキャンセル【21-22プリシーズン】

  1. ま、メリットとして戦術を浸透させる時間を増やすこともできますしね。
    感染者には無事を祈ります🙏

Leave a Reply to Anonymous Cancel reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *