昨日アルテタがクラブのインタヴューでKTとESRについて語っていた。
それと、その前にもこのブログでスルーされていたボスインタヴューもあったので、記録のためにもまとめてカヴァしておこう。
まずは4日前のヌーノとバロガン、オコンコについて語ったインタヴューから。
ヌーノ、バロガン、オコンコについて語るアルテタ
このインタヴューは映像からすると、スコットランドでレンジャーズ戦を前にしてプリシーズンの意義やサカについて語っていたインタヴューと同じ素材のようで、分けてウェブサイトにアップされたもののようだ。だからおよそ一週間くらい前のコメントになるはず。
21-22プリシーズンとサカを語るミケル・アルテタ | ARSENAL CHANGE EVERYTHING
オフィシャルサイトより。
(ミケル、プリシーズンはもちろん若い選手たちには名前をアピールチャンスになります。誰がもっとも印象的だった?)
アルテタ:誰かの名前をひとり挙げたくはない。彼ら全員にとても満足している。彼らは間違いなくとてもよい。
われわれはたくさんの若い選手について語るが、ほんとうに重要なものは、シニア選手だ。彼らが模範になり、若い選手たちの成長にとっていい環境をつくっている。彼らがスクワッドのなかで場所をつくり、若い選手たちに自分を表現させたり、居心地をよくさせている。彼ら自身にも。だから若い選手が慣れていくことを助けているとてもいいロールモデルがある。
彼らはそれを楽しんでいると思うよ。それはマネジャーとしてわたしにとってももっとも重要なことで、彼らはここに来て、ここにいられる機会を楽しんでいる。
彼らは学ぶことができ、自分たちがどれだけよいのかわれわれに示すことができ、ミステイクスすらもできる。そういうことをするときなんだ。わたしは彼らがここにいることがうれしいよ。
オコンコとバロガンについて
(アーサー・オコンコとフォラリン・バロガンというふたりの若い選手たちがファーストチームスクワッドに入ってきました。彼らのような若い選手にとってこのステップはどれほど重要?)
すごく重要。小さな一歩だが、ファーストチームでレギュラーになろうとする大きな一歩だ。これは、彼らに課されたつぎのステップに比べれば小さな一歩に過ぎない。まずは彼らは理解せねばならない。ハードワークはまだ終わっていないんだ(にやり)。
ハードワークというのはこれから始まるものであり、期待されることもこれから始まる。彼らはそのメンタリティを持ち、ポテンシャルを持っている。だからわれわれは彼らがチャンスをつかめると信じている。
(アーサーとバロガンについてもう少し教えてください。彼らのクオリティーズとはなんでしょう。また今シーズンの彼らに期待していることは?)
ふたりとも全然違うが、現時点では非常に似ている。彼らはふたりともアカデミーのレヴェルを超えてきたということ。そこはもう彼らの場所じゃない。だからわれわれは彼らのためにファーストチームにスペイスをつくらねばならなかった。彼らがわれわれが望むような成長ができるために。
彼らは正しい年齢であり、スクワッドのなかに場所もできた。クラブに残り、ファーストチームのレギュラーになるためにファイトしたいという渇望を示した。それがわたしが話したい彼らのおもなクオリティーズである。個人がどうこうというよりも。
ヌーノ・タヴァーレス
(もうひとりのニューフェイスがヌーノ・タヴァーレス。彼はどんなクオリティーズをチームに加えてくれる?)
われわれはもっと力強さがほしかった。とくにレフトバックのポジションで。そしてしばらく前にわれわれはヌーノを特定した。まあそれをやったのはスカウティング部門だけども。彼らがわれわれがスクワッドで要求するクオリティーズを持つタレントを特定するというすばらしい仕事をしてくれた。年齢も、財政的にもわれわれが買える選手。
彼のことはライヴで観られるはず(※このインタヴューはレンジャーズ戦前)。でもこのボーイはすでにとてもインプレッシヴで、繰り返すように、彼はわれわれが築いていこうとしているものにとって、正しいプロファイルを持った選手だ。
(最後にヌーノはまだ21才。たくさんのポテンシャルがあります。この夏は、彼のようなプロファイルの選手を探しているのでしょうか?)
それ(若さ)もプロファイルズのひとつだ。しかしわれわれは、よきミクスチャも必要としている。チームのなかには、シニア選手も必要だし、違うタイプのリーダーシップや違うクオリティーズを持った選手も必要。みんながお互いに補完しあえること。結局は、チームとしてのまとまりということ。
だからわれわれが必要としているのは、まとまりであり、成長でき、適応でき、必要なときに試合を変えたり守ったりできる、違うタイプのクオリティーズを提供するもの。それこそがわれわれが築こうとしているものだ。
以上。
ヌーノはこのあと、いきなりゴールしてしまうのだから、アルテタもさぞかしご満悦だったことだろう。
オコンコとバロガンについては、もうファーストチームに昇格したということが前提で話されているが、公式にはまだなんの発表もしていないはず(※オフィシャルサイトのチームのページでオコンコはサードGKに入っているが、バロガンの名前はない)。
GKには、今後いろいろ動きがありそうなので、新シーズンにオコンコがサードに入るのは確定として、バロガンはどうなのだろう。
バロガンのチャンス?
ご存知のように、ここ数日のアーセナル界隈では、チェルシーのタミー・エイブラハム獲得がしきりに噂されていて、ラカゼットかエンケティアが売れればアーセナルは彼に動くと云われている(ロマーノによればシリアスな興味があると)。
またラカゼットもここまで本気オファーがなく、最近はますますクラブに残る可能性が高まっているような報道で、バロガンのチャンスというのがわりと不透明に思えるのだ。
CFとしてプレイできるガビ・マルティネリもいる現状を思えば、ローン移籍でレギュラーでのプレイタイムを得るほうが彼の成長のためにもよいと思うのだが、チャンスが限られてもなお、バロガンはチームに残りたいのだろうか。
オバメヤンもラカゼットもクラブでの将来はもう見えているし、彼もクラブと長期契約を結んで将来を誓った。ここでファーストチームでのプレイをあせって経験を犠牲にすることはあまりいい選択のように思えないのだが。非常に重要な年齢なのだからなおさらである。
毎回読ませて頂いてます。確かに今シーズンも入れ替えのある勝負のシーズンですが、オバメ・ラカという二大巨頭が去った後のチームからが本当の意味で進化のシーズンになるってのは非常に腑に落ちました。
オバメ、ラカは色んなインタビューに名前あがってきてる感じからすると、凄いロッカールームの雰囲気作ってるし、若手にはいい兄貴分してる=いいシニア選手 の印象です。
ただやっぱり熱いキャプテン/リーダー は観たい/チームに必要だと思いますよね
(ジャカみたい熱さじゃなくて近年だとメルテザッカーやアルテタ、フラミニみたいな周りを巻き込む熱さ)
KTにはぜひぜひそうなって欲しいですね!
あと誰かカソルラみたいなパーソナリティの選手!ずっと笑顔で太陽みたいな(笑)
ラテン系のマリ、ブラジルコンビは結構生真面目な感じがするんで、ヌーノあたりに期待しときます!